さぁ、彼らの10日間に渡る挑戦も、いよいよ最後です。この日は、エスパニョールのカンテラ(下部組織)での最後のトレーニングとなりました。
今回、2人は、同年代のスペイン人のトップクラスにまみれ、何を感じ取ったのでしょうか!?
通用するはずのドリブルで抜けない。ボールポゼションのトレーニングで、動いてもらって素早く良いポジションにいる味方にボールを出せない。つまり、素早いリズムのパス交換に入っていけない。相手の厳しいディフェンスを上手くかわせない。パワーが違う。シュート力が違う。。。などなど。
とにかく、今まで、“これで良し”と思っていたものが、所変われば全くと言っていいほど通用しない事を痛感したはず。
スペイン人の子供達は、とにかく全力でボールを奪いに来るし、技術、体、頭、あらゆるものを使って、状況を打開してくる。一つ一つの練習が、まるで試合のようなテンションで行われる。特に、試合形式の練習では、彼らはスイッチを入れ、手が付けられなくなって来る。
守備も攻撃も、練習の時から試合と同じ、強度、激しさで競い合い、ぶつかり合わなければ、試合で通用するスキルは身に付かない。
スペインに来て、通用するはずの武器が通用しなかったのは、そこに原因がある。
2人は、この体験を機に、更に一歩高みを目指して今後、頑張ってくれるはずです。
「足りないもの見つけた。」
「もっと頑張らなきゃいけないと感じた。」
そうした思い、感覚こそが、スペインから持ち帰る最高のお土産となるでしょう。
頑張れ!SHU&KOYA!!!
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