YOSHIKIとHIROKIの明大コンビの挑戦も、早くも3週目が終わろうとしています。ここで、2人には、一つの心配な事があります。それは、負荷の問題です。日本では、1か月あまりの長いオフが明け、プレシーズンが立ち上がって1週間が経過したタイミングで、2人はバルセロナにやって来ました。当然、2人の心境としては、来る関東リーグ開幕に向けて、体をどんどん作って行きたい時期。
しかしながら、こちらスペインはシーズン真っ只中。そして、現在練習参加しているL’Hospitalet(オスピタレット)は、Segunda Bと言う3部リーグに相当するリーグで、2部昇格へのプレーオフに進出する為の4位以内を目指して奮闘しています。この日まで、オスピ(L’Hospitaletの愛称)は4位。しかも、1位とは僅か勝ち点差3で、1試合未消化試合がある為、真剣に、2部昇格のチャンスがあるのです。そして、ここ最近も1月6日以降、負け知らずでここ最近も3連勝中。好調なチーム状況の中、Miguel Álvarez(ミゲル・アルバレス)監督の練習メニューは、明らかに“プレシーズンの体を作るメニュー”では無く、チームのコンディションを整える”為のもの。「明大のトレーニングを10としたら、オスピは週中の負荷が高い日でも7ぐらい。」と語る2人。「試合が出来ないのもキツイ。試合がしたい。試合勘を掴みたい。」そう言って、2人は足りない負荷を補うように、午後の空いた時間に走るようにしています。
一方、「やっぱりレベルは高い。一つ一つのパス、トラップが、当たり前のように上手い。パススピードも速い。ちょっと日本では味わえないようなフィーリングを、こっちで体感する事が出来ている。」
「シュートの形を皆持っている。スペースの使い方だったり体の使い方だったり、一瞬の隙を逃さないって言うか、強引さと言うか、ゴールへの嗅覚は、本当に刺激になりますね。」
「練習では十分にやれるけど、公式戦となるとコイツらスイッチが入るので、あのガチンコの空間の中で、自分がどれだけやれるかと言うのは、分からない。」
と言うように、徹底的に体を苛めたい時期としては、負荷に物足りなさと不安を感じている一方、脳みそと感触では、大いなる刺激を受けている様子。
「逆にこの試合への“飢え”とここで味わった“感覚”と“アイデア”を、日本に持ち帰って発揮したいし、そういう意味では楽しみ。」
と2人は現在の心境を語ってくれました。
さぁ、2人の体験もあと1週間、1日1日を大切に、色んな事を吸収して欲しいと思います。
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