この日はRUIにとっての2度目のエスパニョールリーグ。
Joan Carles監督の下、25分ハーフの試合、2試合に出場です。
1試合目、RUIは前半途中から1-2-3-1の左サイドハーフで出場、一度下がり、後半途中から1-3-1-2の2トップの右でプレーしました。
相変わらず、声が無く、また、球際の攻防でもひ弱さを露呈してしまいます。それでも、時折得意の左足を使ったボールさばきで好プレーを繰り出します。
しかし、相手が激しく詰め寄って来た際には、なかなかそれをかわすことが出来ません。
そんな中、2トップの右でプレーしていた際、味方からのボールが足元に渡ると、カットインしながら相手ディフェンダーをかわして得意の左足でシュート!しかし、力んだのか、そのシュートを思いっきり引っかけてしまい、かわした相手ディフェンダーに当ててしまいます。ゴール至近距離からの決定的なシーンだっただけに、ここはしっかりと決めたかった所。
試合は自力に勝る相手に0-6で完敗となりました。
続く第二試合、ここでも、途中出場で左サイドに入り、終盤は1-2-3-1の1トップを務める事になりました。最初の試合よりも、周囲のレベルが上がった事もあり、desmarque(マークを外してボールをもらう動き)をすると、そこにボールが入ってくる為、ボールに多く絡む事が出来たRUI。そこから、無難にパスを味方に繋ぐ事は出来ていたのですが、欲を言えば、自分で積極的に仕掛けるシーンが欲しかったところ。遥々海を渡って異国の地に修行に来たわけですから、無難にプレーしていても意義が半減してしてしまいます。
また、相変わらず、球際の攻防に弱い。相手が殆ど年上で、体格的に大きく、体のぶつかり合いに怖さが出てしまうのかもしれませんが、そこを勇気を持って挑めるかどうかは、とても大きな要素です。現に、相手チームのRUIよりも小さな小兵アドベル君は、果敢で、尚且つテクニカルなプレーで、チームを牽引、ハットトリックを決めていたのには驚かされました。彼は、いずれ、スクールからカンテラ(下部組織)に引き抜かれて行くかもしれません。
そんな中、1トップに入っていた時に、味方から縦へのロングフィードを相手ディフェンダーが被ってしまい、RUIが抜け出る形に!飛び出してくるGKを見ながら、左足でチョンと浮かせたボールは、無人のゴールへ、、、、
と思いきや、無情にもボールはゴールの外へ転がって行きました。これも先ほどの試合同様、決定的なチャンス。こういうチャンスをしっかりものにする冷静さと技術をこれから磨いていく必要があります。
試合後、「なんか色々と上手く行かなかった。」と語るRUI。その色々な事を一つ一つ振り返り、反省し、次の練習への取り組みに繋げて行って欲しいと思います。
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