今日もガンガンに強い日差しを浴びながら、少年達は元気にボールを追いかけます。いつものように、午前中にがっつりと2部練習を行い、そして皆が楽しみにしているプールでリラックス!昼食後は、開幕式が行われたフットサルコートでの様々なアクティビティー。フリーキックゲームやボレーシュートゲーム、1対1チャンピオンシップなどが繰り広げられています。
そして、午後は大会2日目。第2節の戦いが行われます。
まずはAlevin2003年大会に出場しているSHUTO。対戦相手はJaguares 2003(ジャガー/豹)です。今大会の目標を「優勝!」と掲げたSHUTO。それだけに、連敗をする訳には行きません。SHUTOはベンチからキックオフを見守る事になります。試合は開始すぐにToros Negrosが先制点を奪われる嫌なスタート。その後も着実に加点を許し、いつの間にか3点のビハインド。ここで乗りに乗ってる男SHUTOが投入されます。昨日の勢いを駆って、得点を期待したいとこでしたが、辛口Julio曰く、「今日は全然ダメ。」 なかなかボールが回って来ないからか、ピッチ上でイライラした姿が目立ちます。 このまま前半終了。後半開始から前へ前へと攻めるToros Negros。すると、味方のロングシュートが2回も決まり(いずれもスーパゴール!)、1点差に迫ります。ここで再び、SHUTO登場です。8番DAVIDの折り返しを、昨日と同様にゴール前で待ち構えるSHUTO。しかし、絶好の同点ゴールのチャンスを空振ってしまい、チャンスを逃してしまいます。その後、逆に2点決められ勝負有り。2-5で敗れ、2連敗となってしまいました。
さぁ、続いてはAlevin2002年大会。
KAIとRIKUにとってはデビュー戦となります。この日の相手はPortugal 2002です。
共にベンチスタートとなったこの試合、2人が揃って登場したのは、20分ハーフの前半15分の頃でした。スコアボードは2-2の状況です。1-2-3-1のKAIは右ハーフ、RIKUは1トップで出場します。すぐさまリードを奪われるも、同点ゴールを決めたのは、RIKU!!!サイドから前方に送り込まれたボールに対し、猛然と突っ込むRIKU。GKも飛び出し、Portugalのディフェンダーも懸命にボールを追いかけます。3人ほぼ同時のタイミングでボールに追いつき、ペナルティーエリアのやや外でRIKUはGKと相手ディフェンダーにサンドイッチで潰される形になります。しかし、体が強いRIKUは、その衝突後、誰よりもこぼれ球に速く反応し、バウンドしているルーズボールに頭から飛び込んでボールをゴールに流し込みます。
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
屈強さと一瞬のスピードと言うRIKUらしさを活かしたゴールで、早速、RIKUは大会第1号を上げる事に成功します!!!
続いて、センターリングをゴール前で受けたRIKUはトーキック気味に蹴り込んだシュートが、GKの股の下を抜けてコロコロとゴールに吸い込まれそうになるも、懸命に戻ったディフェンダーがクリアー。しかし、これは外に弾き出し切れず、オウンゴール。殆どRIKUのゴールと言っても良いぐらいですが、記録上はオウンゴールとなりました。幸先の良いスタートを切ったRIKU。その後も、強さとスピードを活かし、世界の球際の激しさにも負けじと対抗し続けます。得てして球際が緩いと言われがちな日本人少年の中で、RIKUにはあまり、この言葉は当てはまらないようです。
一方、課題はバイタルエリアで1対1になった時のフェイントやドリブルの技術。相手にしっかりと対峙されて構えられると、相手のゴールを陥れる怖さが途端に激減してしまいます。あとは、効果的にスペースを活用し、味方からもっと頻繁にボールを受けられるようになれば、もっとゴールチャンスは増えて来るでしょう。
一方、KAIは分析家スタッフDAVIDによれば、「チーム名の狼と言うよりは、子猫ちゃんだった。」とやや辛い評価。球際の攻防、相手のシュートをブロックする際、浮き球の競り合い、そうした闘わなければならない場面で、逃げ腰のプレーが多い。フットボールは問答無用のバトルです。ボディコンタクトばりばりの戦闘です。小柄で体格的に不利なのは致し方ないとしても、気持ちでは決して負けてはいけません。闘う気持ちが無ければ、フットボールの世界で勝つことは出来ません。普段は優しい好青年で良いとしても、ピッチに立ったら、途端に“鬼”に変貌しなければなりません。そんなKAIは、ボディーコンタクトを伴うシーン、特に体を張ったディフェンス面での仕事が足りません。サイドハーフなら、もっとディフェンスにも貢献する必要があります。
しかし、KAIにはキラリと光る部分もあります。基本技術はしっかりとしており、シンプルにさばくプレー、フォワードへのスルーパスなどはとても良いものを持っています。コーナーキックからは一時リードを奪う勝ち越しのアシストも蹴り込みました。そういう良い部分を持っているだけに、フットボーラーとしての根幹となる上述のファイティングスピリットを、何が何でも身に付けて欲しいと思います。もちろん、それが難しい事は分かっています。相手は屈強なスペイン人、南米人、ロシア人達等で、彼らのアグレッシブなプレーは、平和な日本人社会で育つ日本人少年達には、荒々しい荒野の荒くれ者に映る事でしょう。そんな中で、勇気を出して戦う事は、容易な事ではありません。しかし、少年は、短期間で変わる事が出来ます。KAIにも、この大会中に、勝つ為に、良いプレーをする為に、チームに貢献する為に必要な事は何なのかを、感じ取って欲しいと思います。
試合は何と、白熱するシーソーゲームの末、終了間際に勝ち越し点を奪ったPortugalが9-10で勝利を収めました。まさに激闘でした。
さぁ、この日の最後はInfantil2001大会に出場中のREIです。この日の相手はSelección 2001。
連敗はしたくないREI擁するToros Negros。REIは、今日もスタメンでの出場です。試合は開始から点の取り合いで白熱する面白い展開です。先制点を許すも、Toros Negrosは直ぐに同点に追いつく。REIは、昨日よりも球際で戦っている様子が伺えましたが、まだまだ世界標準にすら達していません。スピードで行ける部分もあるのですが、小柄なREIは、体を入れられると直ぐに負けてしまいます。如何にスペースを有効に使ってボールを受ける事が出来るか、如何に自分のスピードを活かせる形でボールを貰えるか。そういう部分が改善されれば、もっともっと良いプレーが出来ると思います。前半は3対2と1点リードされる形でハーフタイムへ突入。暑い中、皆しっかりと給水をします。後半は5対2までリードを広げられ、勝負有りかと思いきや、Toros Negrosも粘り強く反撃して1点差まで迫ります。すると、REIにもゴールチャンス!個人技で二人をかわしてシュートするも、ボールは無情にもゴールポスト直撃!同点ゴールのチャンスを逃してしまいます。Toros Negrosの反撃もここまで。逆に3点追加されて万事休す。8対4でToros Negrosは敗れ、2連敗となってしまいました。
植松さんが言われる通りだと思います。
残りの試合で理解して気づいてくれたらいいのですが‥‥‥。
あと少し!ビシバシお願いします。笑
投稿情報: REIママ | 2013/07/27 10:31
優勝出来るように
頑張って😊👍
投稿情報: YUTA | 2013/07/27 13:03