さぁ、いよいよ、HYUGAとIBUKIにとって、強豪クラブSant Andreuでのラストトレーニングの日がやって参りました。
この日、HYUGAはAlevin Cと言う同学年の1軍でのトレーニング。マーカーを使ってのアップや、ロンド(鳥かご)を経て、対人練習へ。そこでは、屈強かつ粘り強いスペイン人達のディフェンスの前に、HYUGAのドリブルは幾度と無く阻まれていました。日本では通用していたはずのドリブルが、何故かここでは上手く通じない。それは、対峙する彼らスペイン人のディフェンスの激しさ、厳しさが違うから。世界では、彼らを相手に、通用するプレーを磨き上げなければいけません。その為には、バレバレのドリブルのみのプレーでは、簡単に潰されてしまう中、時にはパスも駆使し、相手ディフェンダーを迷わせなければなりません。また、ドリブルの際も、容易に相手に体を入れられないよう、もっと隙の無いドリブルに磨きを掛けなければなりません。3週間が経った最後の最後までも、フットボール大国スペインの洗礼を、HYUGAは浴びる事となりました。この悔しい感触を日本にも持ち帰って、意識高く取り組む事が出来れば、きっとHYUGAはステップアップする事が出来るでしょう。
一方のIBUKIはAlevin Iと言う同学年の3軍との練習となりました。IBUKIは3週間で、様々なチームで練習をやらせてもらいましたが、どこのチームとやっても全力で 取り組んでいたような気がします。持ち前の明るい性格でそこら中に友達が出来ていたのも頼もしい!フットボールの部分では、スピードや前からプレスなど、非常に良いものを持っているので、日本でもそれを継続して行く事が大切です。課題は、試合を通しての細かいポジショニングや、強いスペ イン人を相手にしても勝てるように、強い体を作ることでしょうか。スペイン人に負けず劣らず、肉を食べよう!
この日の練習では、紅白戦の際、1トップに入ったIBUKIは、どうしてもボールをもらいたいが為に下がって来てしまい、中盤の団子形成に一役買っていました。引いてもらう事が悪いとは言いませんが、FWらしく、ディフェンスとの駆け引きの中で、裏のスペースでもらったり、ディフェンスラインの間でもらったりと、より攻撃的なオフの動きを身に付けて欲しいと思います。
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