明治大学サッカー部のSHOTAROとRYOHEIのスペイン・バルセロナフットボール留学も、いよいよ最後の週に突入です。最初は長く感じられた4週間も、徐々に現地のやり方に慣れ、適応して来るにつれ、時の流れもアッと言う間に感じて来た様子で、「ホント、アッと言う間でした。もっと居たい!っていうか、こっちに住みたいです!まじ、楽しい!」とコメントから、充実した日々を送れている様子が伺えました。
これまで、明大の選手達が練習参加したCornella(4部)、L'Hospitalet(3部)、Sant Andreu(3部)等に比べ、今回のBadalona(3部)は、紅白戦やミニゲームを練習に多く取り入れている印象で、本人達も実戦形式の練習を楽しんでいる様子でした。
ゲームでは、SHOTAROは普段、明治でプレーしているボランチでは無く、左サイドバックにすっかり定着しています。正確な技術をベースに、得意の左足のキックを武器に、卒無くポジションをこなしています。
一方、RYOHEIは普段の明治と同じサイドハーフをやったり、時にはボランチで起用されています。フィジカルに自信を持つ彼は、屈強なスペイン人相手でも、対等以上に渡り合っています。
練習後、本人達に、“3部でもやれるか!?”と質問してみると、「公式戦をやってみないと分からないですけど、練習では十分やれる感触はあります。」と力強く語っていました。
もっとも、実際、獲得云々の話に進む場合、言葉の通じないリスクを持つ外国人である日本人の獲得に際しては、クラブ側は慎重になります。少なくとも、「何とか付いて行けます」レベルの選手では、まず獲ってくれないでしょう。同じレベルのスペイン人と日本人のどちらを獲るかと言えば、間違いなく言葉の通じるスペイン人を獲るのが常識です。ならば、「こいつが入れば、間違いなくチームは強くなる。」と思わせる程、チームで5本の指に入る主力級の実力を示さなければ、実際に獲る獲らないと言う話には発展しません。
「このレベルなら何とか付いて行ける」レベルから、「こいつが入れば、間違いなくチームはパワーアップする」と思われるレベルには、大きな差があります。2人には、是非、後者のコメントが出て来るぐらいのパフォーマンスを出せる選手に成長して行って欲しいと思います。
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