El Diario de AOZORA y SHUTA ~ SHUTA、リーガデビュー！！！ ~

　早くも、SHUTAにとってのリーガデビュー戦の日がやって来ました。

　所属チームのFundación HermesのJuvenil Aの選手として評価されたSHUTAですが、学生ビザを取得していない為、Juvenil Aが在籍するJuvenil リーガ２部では出場出来ない為、この日はJuvenil Bの選手として、３部リーグを戦います。

　３部リーグのスケジュール表は こちら

 

【MGFニュース】

Juvenil Liga Preferente grupo 4

 

リーガ第２１節、敵地に乗り込んでSANT IGNASIと対戦したAOZORA、SHUTA擁するFundación Hermesは、狭いピッチ独特の攻防に手こずりながらも、終盤に２点を決め、０－２で勝利を収めました。

１－４－１－４－１でスタートしたFundación Hermes。この日リーガデビュー戦となったSHUTAは、１トップ、そして、同じくニューカマーで、この日が３試合目となるAOZORAは、左サイドでそれぞれ先発出場を果たします。この日のグラウンドは通常のフルコートの７０％ほどの独特に小さなフィールドで、スペースが無く、ボールを繋ぎたいFundación Hermesも、この日は自分達のスタイルを封印するしかありません。お互いにセイフティーな蹴り合いの攻防が続く展開が試合の大半を占める事になります。

そんな中、求められるのは、空中戦での攻防であったり、ボディーコンタクトであったり、ルーズボールに対する球際の攻防。距離感が近い為、相手の寄せが必然的に速くなり、なかなか個々が自分達の思うようにやらせてもらえない展開が続きます。

小柄なSHUTAは、巨漢の相手センターバックに挟まれ、そうした蹴り合いの攻防によって空中を飛んで来るボールを競り合いで制するのは難しいながらも、相手に体をぶつけ、粘り強く戦おうとする姿が見られます。監督のナンドからは、「SHUTA、裏のスペースへ抜け出せ！」と何度も指示が飛びます。スピードが売りのSHUTA。序盤は引いて受けようとする姿が見られたものの、相手センターバックを引き連れてしまい、狭い中盤が余計狭くなる悪循環を生んでいた為、そうした指示でしたが、それでもなかなか、後方から良いフィードが飛んで来ず、SHUTAのスピードを活かすような形に持ち込めません。それでも、何度かバイタルエリアに侵入し、シュートを放つシーンが見られたものの、決める事が出来ません。守備面では、ファーストディフェンダーとして、相手にプレッシャーをしっかりと掛け続けていました。出場は前半のみとなりましたが、デビュー戦の緊張の中、また、味方との息も合わず、言葉の問題もあり、難しいシチュエーションの中、SHUTAなりに奮闘したと言えるのでは無いでしょうか。これから、まだまだ改善の余地はあるものの、取り敢えず今日の出来は６．

　一方、左サイドの位置に入ったAOZORAは、後半途中まで出場しました。足元の技術に自信があり、ドリブルが得意なAOZORA。しかしながら、この日は狭いピッチの中で、相手の寄せが速く、体ごとぶつけてくるような守備をするスペイン人達を相手に、AOZORAは殆ど自分のプレーをさせてもらえません。何度か、的を得たプレーを繰り出したものの、ドリブルやパスを引っかけて相手ボールにしてしまう事も多々ありました。この試合で自分の持ち味を発揮するのが難しい中、それでも試合展開、状況に合わせたプレーにシフトチェンジ出来なかったのも課題。この日の出来は４．

 

SHUTA「グランドが狭かったのでロングボール主体だったのでなかなか思うように行かなかった。でもそういう中でも自分のプレーを出して行かないとこの先通用しないと思う。もっともっとストロングポイントを出して行かないとダメだと感じました。 全体的には守備が軽くキーパーに救われたシーンが多かった。早いうちに得点出来ていれば試合を楽に進められたかもしれない。 そういう点では自分は決定機があったので決めなければいけなかったと感じました。」

 

AOZORA「こっちに来て三試合目ということで、内容もそうだけど結果を出そうと思っていた。 でも結果をだすことはできず個人の出来としても全くだった。 まず試合に入り込むことが出来ていない。シンプルにもっと戦わないといけない。そしてチームメイトからもまだ信頼されていない。普段から積極的にコミュニケーションをとって、練習からアピールして試合で結果を出していって信頼を勝ち取っていくしかない。 あと日本とは感覚も全然違う。それに早く慣れて、どうやって自分の良さを出して行くか。どうやってチームの結果、個人の結果に繋げて行くか考えていかないといけない。 今は上手くボールをはたきながら、前線で1対1で仕掛けられる場面をできるだけ多く作り出したいと思っている。 そうすれば勝つ自信はあるから。 幸いにも今日もチャンスを貰えたのでそのチャンスを活かしたい。」