僅か2週間の滞在も、後半の1週間に突入したヨオン。今週は、Sant AndreuのJuvenil Bを中心に、トレーニングをする事が出来ました。そこでの印象は、荒野に放たれた子猫ちゃん。荒くれ者の狼の中で、迷える子羊のように映りました。折角、海を渡ってチャレンジしに来たのですから、“俺がヨオンだ!”と言わんばかりに、確かな足跡を残して欲しいもの。プレーが良い子ちゃん過ぎで、上品過ぎでは、荒くれ者の猛者達には通用しません。しかも、Sant AndreuのJuvenil Bは、1~5部まであるユースの中で、3部リーグ所属。上には上がまだまだ存在するのです。
ヨオン「これぐらいのチームでも、日本と比べて、相当上手いし、強い。具体的には、球際やボディーコンタクトが強いし、ダイナミックで、ワンタッチプレーも上手い。ゴールへの執念と言うか、1プレー1プレーの“熱”も違う。日本だと、シュートを外しても、“ドンマイ”って慰め合うけど、こっちでは、“それ外すか!”と厳しい声を掛けあう。そっちの方がいいのかなと感じた。日本では、ドリブルからのシュートが得意な形だけど、ここでは、殆ど自分のやりたい事をやらせてもらえなかった。通用したと感じた部分は殆ど無いのが正直なところ。一つ一つ、全ての部分でレベルアップしないと、世界は遠いと感じた。」
と率直な意見を語ってくれました。“こんな感じでいい”と思っていた事が、今では、“これじゃまずい”と感じるようになったヨオン。それこそが、遥々海を渡って来た甲斐があったという事でしょう。
このほろ苦い経験をバネにして、今後、更なる成長、飛躍して行って欲しいと思います。
ヨオン、君が子猫から狼に変貌した時、また会おうぜ!!!
P.S. いつか、こんな車をかあちゃんに買ってあげられるようになれよ!!!
コメント