大会会場のPalamós(パラモス)は、バルセロナより海岸線を北東に車で1時間半程上がったところにあるビーチ沿いのリゾートの街。夏は暖かさ、海を求めて、北から多くのヨーロッパ人を始めとする、観光客が押し寄せて来ます。しかし、まだ今は4月上旬。あと2ヶ月もすれば、熱気ムンムンとなるであろうこの街。しかし、MIC期間中も、それと同じくらいに街は賑わいを見せ、多くの観戦者が訪れています。朝晩は10度前後とまだまだ冷えるものの、日中は20度近くまで上がる暖かな春模様。さぁ、大会3日目、この日から、負けたら終わりのトーナメント戦に入ります。結果こそ出ていないものの、何よりも、子供達の表情や、戦う姿勢は試合を追う毎に、明らかな変化、進化がみられます。これこそが、子供達の素晴らしさ!必要なものを体で感じ取り、それに適応しようとしている姿は、はっきりと見て取れます。頑張れ!青山SC!!!
グループリーグを3・4位となったチーム同士で行われる下位トーナメント。この日の相手は、同じく別のグループで4位となった地元スペインのチーム、OAK House Schoolです。
試合前、青山SC唯一の新小6で、チームを引っぱり、最も体を張ってプレーしていたハルヤが足に違和感を覚えた為、GKを務める事に。チームにとっては痛いニュースです。
《下位トーナメント第1戦 vs OAK House School 》
【情熱DAIKIのレポート】
「下位トーナメントに入った青山SC小学生チーム。1回戦の相手はカタルーニャ州のチーム、OAK HOUSE SCHOOL。なんとしてでも勝利が欲しい小学生チーム。相手ボールのキックオフで試合は始まった。前半開始2分、コーナーキックをヘディングで合わされ、早くも1点を失ってしまう。前半6分にはフリーキックのチャンスを相手にカットされ、カウンターを食らい失点。 0−2となった前半10分、ダイチがループシュートを放つ。ボールはキーパーの頭上をこえ、入ったかと思いきや、ディフェンダーがハンドで阻止。 PKを獲得。これをジャスティンがきっちり左隅に決め、1−2とする。その5分後には、ユウキの前線へのフィードにジャスティンが真ん中で受け、素早くシュートするが、相手ディフェンダーの足に当たってしまう。徐々にリズムを掴み同点に追いつきたいとこだったが、前半終了直前にクロスを押しこまれ失点。 1−3で前半を折り返す。 後半開始早々、FKで失点。青山SCも前線のタイヨウにボールが集まり始め、チャンスを生み出す。ファーストタッチで相手をかわし、シュートまで持って行くシーンが何度かあったが、決めきることができず。ジャスティンも必死にゴールを狙うが、ゴールを奪うことはできず。試合は1−9で終了。 4試合で大会を退くことになってしまった。
結果だけ見れば、0勝という悔しい結果だったが、この4¥4試合で、試合を重ねるごとに子供たちが戦う姿勢を見せてくれた。その姿勢に、試合中相手サポーターから拍手されたり、試合後にmuy bien!と声をかけてもらえたりと、外国人の心を動かすプレーを見せてくれたことも事実だ。この悔しさをバネに日本でトレーニングに励み、またスペイン の地で外国人チーム相手に勝利する姿を見せてもらいたい!Animo 青山SC!!!」
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