大会開幕から一夜明けた4月2日(木)。青山SCの皆と分かれ、宿舎を後にしたSHUTAとRYUTOは、この日の大会会場であるGIRONA県Silsへ。
この日の対戦相手はマドリードから来たLagunaというチームです。この日もベンチスタートとなった2人。試合は、昨日とほぼ同じような展開。やや実力的に上のLagunaに対し、Racingも体を張った粘り強さで対抗します。
Racingは良くも悪くも10番のエース、マルク頼み。あとは攻撃の糸口が見当たりません。そんなマルクは、一人でゴリゴリに突き進むタイプ。技術もあり、Racingでは絶対的な存在です。が、一人だけではキツい。2トップを組む巨漢のハコボは、体を張ったプレーは出来ても、運動量に難があります。
そんな中、またしても相手に先制点を奪われてしまいます。
そして、再び後半から、昨日と同様、RYUTOとSHUTAの登場です。
昨日と同じポジションを担当した2人。日本では大柄なRYUTOですが、スペインでは、そうでもありません。がっしりとした相手の選手に真っ向からぶつかれば、吹っ飛ばされてしまいます。それでも、懸命に走り、守備で味方に貢献しようとする姿勢は好感が持てます。自分を「技術が無い」と自覚するRYUTO。自分のやれる精一杯の事をやろうと献身的に走ります。
一方、パスさばきには自信のあるSHUTA。相変わらず、日本とは違い、隙を見せれば吹っ飛ばされるような激しいタックルで潰される空間の中、相手のハードなディフェンスに苦しみながらも、シンプルで素早いボールさばきで徐々に適応しようという姿勢を見せて行きます。
チームも何度かチャンスを掴むも、決定力に欠け、0−1で終了。残念ながら、2連敗となってしまいました。しかし、昨日よりもチームとして良い戦いぶりだっただけに、観客のRacing応援団からは試合後、暖かい拍手が送られていました!
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