決勝トーナメント進出が難しくなったRYUTO、SHUTA擁するRacing de Sarriá。しかし、グループリーグ3位のチームも、成績によっては決勝トーナメントへ進む道が開かれます。ここまでの2試合は0−1、0−1と大崩れしていないだけに、何とか一矢を報いたいところ。
しかし、グループリーグ最後の相手は、グループ最強にして、優勝候補の一角、Villarrealです。がしかし、何とこの試合に嬉しいサプライズ!ウリ監督は、頑張り屋のRYUTOを先発起用します。
これまでの2試合、得点は奪えないものの、非常に粘り強い守備で最小限の失点に食い留めていたRacing。しかし、その牙城は脆くも崩れさる事となります。コーナーキックであっさりと先制されると。そこからはサイドを起点としたスピーディーな展開からクロスを中央で次々とRacingゴールにぶち込んで行くVillarreal。いつものように、RYUTOはハードワークでチームに貢献しようとするも、格が違いました。後半頭から投入されたSHUTAは、一試合毎に適応し、味方に対して声を出し、物怖じせずにプレーし、そして自分のプレーも発揮出来て来ています。そして、その上昇ベクトルは、Villarrealを前にしても、それほど緩まなかったように映ります。「普段日本ではそれ程、守備を求められて来なかったけど、ここではやらないとマズいと思った。」と話すSHUTA。言葉が通じない環境の中、自分で必要なものを感じ取り、実行する賢さが、彼にはありました。端から見れば、僅かな変化にしか見えなかったものの、SHUTAにとっては、大きな進化が見て取れました。
試合は結局、0−9で完敗。Racing de Sarriáは、3戦全敗でグループリーグ4位となり、明日から始まる下位トーナメントに進む事が決まりました。
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