グループリーグ第2戦、京都サンガの対戦相手はイングランドの名門Everton。共に初戦を落としているだけに、決勝トーナメント進出へ向け、生き残りを懸けて、是が非でも勝ち点3が欲しい両チームの戦いとなった。
試合は、体格に勝るEvertonは、高さとフィジカルを生かし、がっちりと守って、前線のスピードとパワーのあるストライカータイプの10番を起点にカウンターを狙う戦い方に対し、サンガは前線から積極的にボールを奪いに行き、ボールポゼッションを高めながらチャンスを伺う展開。徐々に自分達のペースを握り始めたサンガは、そこからチャンスを創出していくも、なかなかゴールを割ることが出来ない。そんな中、相手10番の個人の突破からPKを奪われ、これを決められて先制点を許してしまう。
1点を追うサンガは後半、積極的に前へ進もうと仕掛ける中で、PKを奪い返すことに成功し、10番のキャプテン田中がきっちりと決めて、同点に追いつくことに成功する。
しかし、その後、中盤でボールを奪ったEvertonがショートカウンターから勝ち越しゴールを決め、再び1−2で敗れる結果となってしまった。
中盤では相手よりも質の高いプレーぶりを見せながらも、両ゴール前では相手よりもゴールを奪えず、また相手に多くゴールを与えてしまい、敗れる形となってしまった。典型的な日本チームの姿を見る事となったが、ここから、如何にして、両ゴール前での勝負強さ、決定力、また、粘り強い守備、相手の攻撃を跳ね返す力をレベルアップさせ、厳しい試合を勝ち切るチームになって行くのか、このハードな環境での経験を生かし、次なる成長へしっかりと繋げる事が重要だ。
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