いよいよキャンプ初日を迎えたSHOTA、TAKUMI、FUKIの3人。期待と不安が入れ混じる中、
サイドバックのFUKIは、 攻撃メインのトレーニングでアピールするのが難しかったが、 がむしゃらに奮闘。 左利きのSHOTAはパンチ力のあるシュートと、 高い技術でアピール。TAKUMIも、 最初こそ緊張感があったが、徐々に安定したプレーを見せ、 スペイン人選手とのコンビプレーも見せていた。
昨年に引き続き、2年連続ロンドンからの参加となったHIRO(2006年生)。彼は既にこのキャンプ3週目に突入しています! 昨年は、ゴールキーパーとしての参加だったHIROは、 今年はフィールドプレーヤーとしての参加。 この1年間で技術をつけてスペインに帰ってきたものの、 少しウエイトアップしてしまったか、身体にキレが感じられず。 その為、相手をかわすも、追いつかれるシーンがよく見られた。 スペイン語が話せないHIROだが、オープンな性格で、 みんなの人気者に。常にピッチ内では、「リチャード!(イングリッシュネーム)」「ヒロ! 」という声が聞こえてくる。
バルセロナで長期チャレンジを続けるTAKERU(2003年生)も、 2年連続での参加。 昨シーズンのキャンプでは前半戦で得点王になっているだけあって、 今回もグループでの中心としてプレー。キャンプも2週目に入り、 すでに溶け込んでいる様子。プレー面でも、 言葉の壁は少なくなり、声を出しての要求や、指示するシーンも。 確かな技術を持っているだけに、炎天下の中、疲れに負けず、 どれだけ高いパフォーマンスを見せ続けられるかが、 今キャンプの鍵となりそうだ。
午後のメニューは、2つに分かれてのトーナメント。
アレビン(U12)の1年目(2006年生まれ)までは1対1のトーナメント。 アレビンの2年目以降 (2005年生まれ)は、 4チームに分かれての7人制でのトーナメント。
チーム分けは、TAKERU(ドイツ)、TAKUMI(ドイツ) 、SHOTA(スペイン)、FUKI(ヨーロッパ)となった。
スペイン人特有のゆるいリズムで始まったゲーム。 日本人の悪い癖である、相手に合わしてしまう所が出てしまう。 一番最初に登場したSHOTA。ゴール前で決定機を迎えるも、 簡単なシュートを外してしまう。 逆にスペイン生活に慣れたTAKERU、 ゴール前でややエゴイスティックなプレーでゴールを奪う。 早くもチームメイトから信頼を得ているようだった。 TAKUMI、FUKIも技術レベルに大きな差はないものの、 遠慮がちなプレーが多く、アピールには程遠いゲームとなった。 TAKERUの2ゴールのみとなった初日のトーナメント。 今後の爆発に期待だ。
一方、HIROは、1対1バトル。キャンプも3週間目を迎え、やや 疲れが出ているようだった。切り返しでシュート体制になるも、 肝心なシュートが力不足で枠をとらえることができず。しかし、 終始笑顔で楽しみながらプレーするHIROらしさも見られた。
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