作陽高校サッカー部のスペイン遠征3日目は、この日も週末の日曜日という事で、目で学ぶ日。
午前中に、まずはバルセロナの名物、サグラダ・ファミリアを見学し、その異様なまでの壮大な建造物に驚くところからスタートします。続いて、バルサのイニエスタも御用達のバルにて昼食を取ったのち、隣町のCornellá市まで公共交通機関を利用して移動、同世代の公式戦を観戦です。
試合はユースの2部リーグ、UE Cornellá vs RCD EspanyolのユースBチーム同士の対決。
順位はUE Cornelláが2位でこの試合に勝てばバルサを抜いて首位に立とうという試合。一方、EspanyolはユースBチームをユース1年生で構成している為、現在リーグ7位とやや苦戦中。しかし、この試合はユース1年生ながら、ユースの2〜3年と混ざってユースAで普段プレーしている選手を下ろしてくるなど、臨戦態勢を整えて来ました。
試合は、ハードワークが売りのUE Cornelláが、Espanyolに対し厳しく前からプレスを掛け、Espanyolが1トップの9番ダニをターゲットに逃れると言う展開。しかし、その狙いを知るUE Cornelláも、ロシアU19代表のロマンとパウのセンターバックコンビを中心に厳しくダニを追い込み、好きなようにはさせまいとします。お互いを知り尽くした上で、相手の長所を消す展開の中、両チーム共に、中々決定機を掴めないものの、時折、UE Cornelláが激しいプレスで相手のミスを誘発し、そこからチャンスを掴みます。拮抗した展開の中、先制点を奪ったのはアウェイのRCD Espanyol。カウンター攻撃から左サイドを綺麗に崩し、中央に折り返したグラウンダーのクロスに1トップの9番ダニが綺麗に合わせてゴール。
しかし、UE Cornelláもコーナーキックの折り返しから去年までRCD Espanyolでプレーしていたパウが意地のゴールを決めて同点、前半を折り返します。
UE Cornelláは同点ゴールを決めたパウと、日本人のRYUYAの小柄な両ウイングがスピードとテクニックを生かしてチャンスを構築しようとするも、勝ち越しゴールを奪ったのはまたもやRCD Espanyol。先制ゴールと同じような鋭い左サイドの崩しから、最後はやはりダニ。
結局、その後、ホームの意地をみせようと奮闘するUE Cornelláを尻目に、ダニが2アシストと全4ゴールに絡む活躍をみせ、2−4でRCD Espanyolが勝利を収めました。
作陽の選手達は、同世代の好ゲームを堪能しました!
そして、夜はこの日のメインイベント!
憧れのカンプノウでのバルサ戦の観戦です!この日の相手は強豪バレンシア!
試合はバレンシアが先制する展開も、終わってみればメッシの2ゴールなどでバルサが4−2と勝利、皆んな、カンプノウでのスペクタクルと飛び交ったゴールに熱狂し、興奮の中、この日を締めくくる事となりました。
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