第2クール第4日目。
暑い中、連日続いたトレーニングもこの日はオフ。気分転換として、この日は 午前中、宿舎近くの湖とプールでキャンプ参加者と交流を深め、 午後はスペインでちょっとしたブームのスペイン版テニス” パデル ” を体験、参加者全員で競い合った。
晴天に恵まれたこの日、皆んな、サッカーを忘れ、アクティビティーに満喫していた。
ひろな
パデルでは始めから経験者と思わせるプレーを連発していた。 上手すぎるため、周りの子たちからは嫉妬も込めて「 スポッチャマン」と呼ばれていた。
常に落ち着いており、あまり感情を出さないが、 今日はパデルで優勝したから、満足そうに喜んでいた。 怪我でサッカーを充実してプレーが出来てなかったが、 このスペインでのキャンプを楽しんでくれることは、 こちら側も嬉しい。
HARU
日本人と常に一緒にいるHARUは、なかなか他の外国人の子たちとのコミュニケーションにハードルを感じている様子。 話し始めれば会話を展開するHARUだけに、チャレンジの精神で、折角出会った異国の地の仲間とも打ち解けあって欲しいものだ。
明日はキャンプ最終日、このキャンプはサッカー以外に、 スペインなど他の国の文化を体験することも目的の一つ。 出来るだけチャレンジを!
KAI
パデルはもちろん、テニス自体未経験だったKAI。だが、 パデルにセンスの一端を見せ、強いボールを頻繁に打ち返し、チームを 準優勝に導いた。日本人、外国人隔てなく、周りの子たちと平等に会話をするKAI。 謙虚なこの好青年を、誰もが慕っている。 スペイン語の取得に関しても勤勉に取り組んでいる。 明日でキャンプが終わるが、この経験を生かし、語学もこのまま継続して欲しいものだ。
YUSEI
普段は大人しい性格だが、パデルでは時々、熱くなるシーンもあった。内に秘めたる この熱いハートを、サッカーでももっと生かして欲しい。 食事時には宿舎のスペイン人の叔母さんに、 学びたてのスペイン語を使ってみるなど、 新しいチャレンジが見れた。少しずつだが、 スペイン語への意欲が見えてきた。
KOSEI
スペイン語やスペインでの生活について、 色々と質問して来るようになったKOSEI。中学を出たらスペインチャレンジも視野に入れている彼は、徐々にその意識を強く持ち始めたようだ。帰国してからも、スペイン語への取り組みを続ければ、いざ本格挑戦しに来た時に、必ずやそれが有利に働くだろう。
プールでは、年少の遊び相手になって兄貴的な存在となっていた。
SHOGO
普段は日本人以外と話す機会が少ないが、 この日は年下のブルガリア人やロシア人参加者と話をしていた。 明日はキャンプ最終日だが、 この調子でもっと外国人選手ともコミュニケーションを取って欲しいものだ 。
色々な事に少しづつ興味が湧いて来ているようで、 スペインの有名な曲を質問し、 それを聞きながら口ずさんでいた。
KAYATO
パデルでは持ち前の負けん気で、 ロシア人やブルガリア人の同年代の参加者に応戦。 結果は敗れ、悔しさが滲み出ていたものの、勝負への強いこだわりは、今後の彼の成長を後押ししてくれる事だろう。
プールでは第一クールから参加しているアフリカ人と中国人と 無邪気に遊んで満喫していた。
DAN
今日も気ままに日本人や他の外国人の子たちとコミュニケーション を取っており、ボキャブラリーの成長があった。最年少の部類に入るDANは、あれを無くした、 これを無くしたと周囲を巻き込むお騒がせぶりを見せる一面を見せるが、お兄ちゃん達に助けられ、揉まれながら、日々を送っている。
TSUKASA
パデルは初めてだったが、サッカーと同じくパンチ力を見せていた。
多くの子たちが休み時間は携帯をいじる中、TSUKASAは読書に時間を使うなど、周囲の規範になっている。 起床時間も常に早く、一定で、規則正しい生活、ストイックな姿勢は、彼の大きな長所だろう。
YAKUMO
シャイと思われがちなYAKUMOだが、午前中、湖では地元の若いスペイン女性に「 Hola」と声を掛け、ナンパな一面性を出していた!笑。徐々に本性を表して来たか! スペインの生活に慣れ、もっと本領を発揮してくれば、フットボール的にも、私生活の部分でも、実はもっとこの国で大暴れ出来る素材かもしれない。
今日のスペイン語の特訓では、YAKUMOが一番に取り組んでいて、 語学に対して高い意欲を示していた。
RYOGA
パデルではサッカーと同様、常に考えてプレーし、 チャンスとなると前に出てスマッシュを放っていた。 繊細で器用な一面を持つRYOGAは、 初心者にもかかわらず、サーブでカーブなどを成功させたりして、 スペイン人コーチを驚かせていた。
会話はあまりしないが、 暗記力は誰よりも優れ、 サッカーや他の事でも知的な面を見せていた。
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