
キャンプ第3日目
第2クールのキャンプ初日となったこの日、先週とは打って変わり、今日は午前中から晴天に恵まれた。前夜に第2クールからキャンプに参加する5名が合流。
全員緊張した面持ちのため、RCDエスパニョールのカンテラのスペイン人コーチ達が、「シャイだな」と一言。キャンプ最終日までは参加者全員が打ち解けて欲しいものです。
午前中、低学年のメニューは、ドリブルからパスを出し、受けた人がシュート。1vs1。フリーマンを使った3vs3のミニゲームなど、様々なテーマに取り組んだ。高学年はポジションを変えながらパスを回し、最後に受けた選手がシュート、対人、1vs1の勝負トレーニング。
午後は、参加者全員2人1組でチームを作り、2vs2のミニゲームで競い合った。
KAI
第一クールから参加しているため、練習にも慣れてきている。第二クールからキャンプに参加している選手に気を使い、練習中やそれ以外の時間帯でも声をかけてくれていた。
他の外国人の子たちと卓球をしたり、先週よりも外国人との距離が近くなったように見える。
KOSEI
相手のいないドリブルの練習で敵をイメージしながら素早く運んでプレーしていた。シュートの面では両足共にインパクトしていて、良いアピールをしていた。もう少し味方のポジショニングを瞬時に確認しながらプレー出来たら、更に成長出来る。
宿のプールなどの遊び場では少年らしくはしゃいでいる姿がみれた。スペインでの生活をすっかり満喫している様子。
YUSEI
指導者の話に聞く耳を持ち、他の子たちよりタッチやドリブルなどの課題へ取り組む姿が見られた。両足を誰よりも意識してプレーしていたため、伸びしろは沢山ある。
中国人の子と午後の練習でパートナーになり、その後打ち解けて、宿でも積極的に英語での会話とボディーランゲージで相互理解する様、努力をしていた。
SHOGO
リラックスしてプレーしており、無駄なプレーが減り、場面場面でより的確なプレーを選択するようになって来ている。午後のミニゲームでも、午前中の練習の成果を発揮。日本人選手の課題は、その瞬間、何をすべきかという事を絶えず考え、判断する考える力。そこが課題として常に指摘されるSHOGOは、テクニックのある単なるストリートパフォーマーから、試合で良い仕事をするフットボーラーへ少しずつ歩みを向け始めている。
第一クールからキャンプに参加しているため、食事や休憩時間の時でも積極的にコミュニケーションを図るようになって来ていて、一週間前とは大違い。
KAYATO
午前中のミニゲームで、難しいルールが設定されて戸惑っていたが、修正能力が大分付いたため、後のプレーでの適応力が見れた。午後のミニゲームでも、年長のパートナーと共にボールに絡んでいた。自分より大きな相手に対しても忍耐強く闘ったり、持ち前のジュニア大和魂を見せつけていた。
食事ではよく主食を残し、他のデザートやお菓子を食べている様が見られる。大きく、強い選手になる為にも、栄養面も頑張らないと!
DAN
ウォーミングアップでボールが顔面に当たってしまい、少しダウンしたが、持ち前の負けん気で練習に参加。午後のミニゲームでもボールを奪いに行く姿勢を見せていた。今日は誰よりも泣いていたが、負けん気のおかげもあって、ドリブルや判断などの素質を彼なりに磨けている。
宿では外国人と水風船を飛ばしあったりして楽しんでいた。英語力が日々上達している様に見える。
TSUKASA
第二クールからの参加者で最年長のため、練習中は積極的にコミュニケーションを取っていた。また、1vs1では力強いシュートで度々ゴールを奪い、午後のミニゲームでも年少のパートナーを引っ張ていた。
生活面でも持ち前の英会話でスペイン人、ロシア人、ブルガリア人の参加者と積極的に対話していた。
YAKUMO
1vs1の練習では鋭い突破を披露して、周囲を驚かし、午後のミニゲームでは自身の長所を生かしたプレーで、年下のブルガリア人パートナーをけん引し、キャンプ初日としてはまずまずのスタート。
ややシャイな性格のため、宿舎での休憩時間では話す回数が少ないが、キャンプの終盤では明るく参加者と会話しているところが見たい。
RYUGA
体の線が細い分、考えてプレーしているのが印象的。繊細なプレーは彼の魅力的な長所に見えた。午後のミニゲームでも豊富な運動量で積極的にゴールに迫っていた。
サッカー以外でもロシア人やブルガリア人とテレビゲームをして、コミュニケーションを取る姿勢を見せていた。
HARU
初日の練習のため、コミュニケーションに関して不慣れな点が見えたが、シンプルで効率の良いプレーをしていた。ポジティブにプレーに取り組んでいる様子がみれた。
休憩時間では、最初は言葉数が少なかったが、スペイン人と一緒に音楽を聞いたりと、コミュニケーションをとる姿勢を見せていた。
HIRONA
初めての海外での練習となり、午前中は戸惑っていたが、午後のミニゲームはより積極的に参加。パートナーである年下のスペイン人と共にボールに絡み、攻守ともに良いプレーを見せた。
生活でも、少し戸惑っているためか、キャンプ参加者と話す回数は少ないので、日に日にコミュニケーション能力が成長していくことを願っている。
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