2019年 7月19日(金)
DAY 7 (14)
キャンプ5日目
キャンプもいよいよ終盤戦、ビジャレアル到着後、一夜明けたこの日、選手寮に宿泊したキャンプ参加者達は、ビジャレアルCFの総合練習場にて、午前のトレーニング。Puigcerdáと違い、グラウンドの数には困らない為、各カテゴリー、それぞれのピッチに分かれてトレーニングを行いました。
しかし、下界は暑い!日中22〜23度と過ごしやすかったPuigcerdáに比べ、ビジャレアルは30度を越す真夏日。ピッチ上の体感温度は、間違いなく、それ以上です。
2011年のプレ・ベンハミンと2009-10年のベンハミンは、ウォーミングアップの後、合同で3チームに分かれてのゲームを行いました。年上が混ざると、なかなか活躍するのは難しいものの、イッキ、ユウキ、タカトのプレ・ベンハミン3人トリオは、それぞれに頑張っていました。特に、この日輝きを放っていたのはタカト。この年齢は色んなポジションを経験させるべきと言われていますが、タカトは普段、日本ではよくディフェンスを任されるようで、お兄ちゃん達相手でも、鋭い動きでボール奪取を連発、守備能力の高さを発揮していました。そして、鋭いドリブルや、攻撃のスイッチを入れる縦パスを入れるなど、実戦の中で、効果的なプレーを繰り出していました。ゴール前で決定的なチャンスを迎えるも、枠を外してしまったのはご愛嬌か!
また、ベンハミンのメンバーとして同じフィールドに立ったイチタは、ゴールに繋がるシーンで、パスワークに絡み、喜びを露わにしていました。
お隣の7人制ピッチでプレーしたのは2007-08年のアレビン。パス交換、1対1からの攻守の切替えのメニューをこなした後、最後はゲームで締めくくりました。1対1のトレーニングではパッとしなかったトシユミですが、最後のゲームでは中盤でボールを運ぶシーンを何度か見せ、存在感を出していました。一方、タケルは、左ウイングの位置でプレー、カットインを試みたシーンではボールをロストするも、その後にすぐ様ボールを追って、相手の攻撃を遅らせる攻守の切替えの速さとインテンシティを見せてくれました。こうして、時折、体の大きさを生かして迫力あるプレーを見せるタケル。しかし、これが時折というのが難点。もっとコンスタントに、全力プレーを出せれば、もっと君は怖い存在になれる筈だ。
一方、お兄ちゃん組に目を移しましょう。
奥の人工芝のグラウンドでトレーニングをしていた2005-06年のインファンティル。ウォーミングアップではロンドを行い、続いてはセンターラインに大きいゴールを設置しての横長のハーフコートゲーム。暑さと、連日のトレーニングによる披露の蓄積か、全体的にベルメーリョ6人衆の動きは精細を欠いていました。明日の最終日の奮起に期待しましょう。
反対側の反面を使ってトレーニングしていたのが2003-04年のカデテ組。ロンドの後、フリーマンを加えてのボールポゼッションからゴールを奪うトレーニング。その後、ハーフコートゲームが行われました。ここでは、タカヒロはセンターバックの位置からビシバシと鋭いパスを後方から供給し、コーナーキックでは上がって行って、ヘディングで競り勝ち、ゴールに迫る惜しいシーンも見られました。参加者の中で最年長のタカ。すっかりスペインのリズムに適応し、日々、色んな事を吸収している様子です。
トレーニング後は、ビジャレアルのホームスタジアム、エスタディオ・セラミカを見学、ボカディージョで腹ごしらをしてから、隣町Benicassimにあるアクアパークへ。日本には無い大迫力の波のプールや、ウォータースライダーで、疲れを癒し、皆、つかの間のひと時を満喫していました!
最後は、ビジャレアルのトップチームの練習見学。
スペイン代表に返り咲いたサンティ・カソルラや、コロンビア代表FWバッカ等、世界的なプレーヤーも含め、プロの選手達の練習ぶりを見学、皆、その迫力に見入っていました!
さぁ、明日はいよいよ、ビジャレアル・キャンプの最終日です!
P.S.
夕食前のアナとカルラのアクティビティでは、スペイン風ドッジボールが行われ、そこでは、トシユミが大活躍!”オメェすげーじゃん!”と周りのスペイン人達から褒められ、さながらヒーローになっていました!
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