MGF 現地レポート

Plan Marcet 2010 Semana Santa 3

3月31日

Plan Marcet も3日目に突入しました。

本日のレポートを行っていきたいと思います。

まずは、RIKUのゲームから。

VS Masnouとの試合では、3-1-2の左バックとして出場。
守備面では体を張ったプレーで、積極的にチームに貢献します。しかしながら、監督の判断によって途中交代を強いられます。オーバーラップによる攻撃参加の少なさが、交代の原因か??が、しかし、RIKUが抜けた直後、勝っていたチームは逆転を許してしまいます。せっかく勝っていたのに、メンバー交代によって逆転されてしまったことにイライラ模様のRIKU。悔しさがにじみます。

後半途中から、再びピッチに送り込まれると、今度はトップ下のポジションでプレーします。負けていることと、前半の交代の悔しさをばねに奮闘します。後半、得たフリーキックを直接蹴り込み1ゴール!!

試合は、5-7で敗戦してしまいましたが、フリーキックを決めれたことには満足感が得られたようです。

RIKU「明日は、最後の試合になるので、全力でアピールしたい!!」

とのことでした。

続いて、TAKU

今日の試合は、3-1-2の右のFWとして、出場します。積極的なしかけで相手をドリブルでかわしていきます。課題のシュートも積極的に放っていました。TAKUの中に、ゴールへの意識という気持ちが芽生えているのでしょう。しかしながら、シュートのタイミング、精度という部分にさらに磨きをかけていくことが大事という課題にもぶつかっているようです。また、チームにもよく溶け込み、声もたくさん出るようになってきました。信頼を勝ち取ったTAKUに仲間からもボールが集まります。そして、課題のディフェンス面でも、意識は生まれているものの、まだ相手を追いかけるしつこさという点においては、磨きをかけていく必要がありそうです。

試合は残念ながら1-2で敗北。

TAKU「がんばって声が出せるようになってきたし、パスが結構回ってくるようになってきた。フェイントを使ったドリブルで相手を抜けるようにがんばりたい」とのことでした。

そして、SHOKEI

どうやらチームがうまくいかないようで少しイライラ模様。いかにチームとしてまとまっていくかという部分に課題を感じたそうです。

SHOKEI「明日は、チームがもっとうまくまとまるように努力していきたい。」とのコメントでした。

ということで、明日は、いよいよ最終日。

それぞれの選手たちが課題をもって、この大会の集大成として挑みます。

それでは、また明日！

Hasta luego!

Adios!

By Yuya Takaji & Isamu Okada

Plan Marcet 2010 Semana Santa 2

Hola! Muy buenos dias!

3月20日　Plan Marce2日目に突入しました!

それでは、今日も行ってみましょう！

まずは、TAKUから。

本日のTAKUは、MASNOUとの対戦。

7人制で3-1-2の2トップの右としてプレーします。前半は出場機会がなく、悔しい思いをしていましたが、ついに後半出番がやってきます。

ボールを受ける動きだしのタイミング、そして要求の声があり、味方からパスもTAKUに集まります。ボールを受け、何度かシュートを放つも、ことごとくキーパーにセーブされてしまいます。シュート精度という新たな課題が浮き彫りになりました。どの年代を見ていても、決定力という部分に差を感じるこのごろ。育成年代からの改善が必要とされそうです。また、周りにいる仲間たちを見て、研究してもらいたいと思います。

一方、ディフェンスでは、目立った動きができません。課題としているディフェンス面。まずは、相手を追いかける。ボールに食らいついていくというしつこさ、執念をこの1週間で感じてほしいと思います。

試合は、4-3で勝利。TAKU自身も1アシストを上げ、チームに貢献しました。

続いてRIKU。

こちらは、3-1-2の中盤で、こちらも後半からの出場。昨日に引き続き、そしてTAKUとは対照的にディフェンス面で身体を張ったプレーを見せます。その激しいプレスが称えられてか、その日の目立った選手にRIKUの写真が張り出されます。

RIKUのもとに、ボールも集まり、ドリブルでしかけるシーンも多々ありましたが、シュートを打つタイミングが遅く、ディフェンスにボールを奪われるシーンが目立ちました。また、こちらも昨日の課題。パス&ゴーという部分で、の課題がそのまま残りました。

チームは、3-5でDavidのチームに敗戦。敗戦ながらも1アシストは評価に値するでしょう。しかしながら、どこでドリブルでしかけ、どこでパスをするのかという状況判断をする必要がありそうです。

そして、SHOKEI。

3-1-2のFWとして出場。前線でボールを受けるため、中央、右とスペースを見つけボールを受ける工夫を入れます。また、仕掛けるときと、はたく時の判断も満足のいく程度にできていたようです。しかし、相手を背負ったときに、なかなか仕事がさせてもらえません。体の小さなSHOKEIの課題の一つとして、くさびの受け方、背負った時の一工夫が必要になりそうです。

ディフェンスもまだまだまばらで、激しく行けるときと軽い時の両方が見られました。FWとして、一発でボールにいってしまうということは、あってはならないことです。ボールを奪えなくとも、コースを限定してしっかりと相手にプレッシャーを与える。それを意識し、プレーしてもらいたいと思います。

チームは3-5で敗戦。ゴールを決めるられるようにがんばりたいということを次なる目標にしました。何度か抜けたシーンもありましたが、そこをファールで止められたことを悔しく感じたSHOKEI。倒れずに、強引に突破する強さ、キレを身につけてもらいたいと思います。

最後はRYUYA。

こちらは、3-1-2の左のFWとして後半から出場。

ここまで、リーグでは得点を10得点の大台に乗せたRYUYAもこちらPlan Marcetに参加しています。

足の調子も良くなり、試合に参加します。

それでは、また明日。

Hasta manana!

By Yuya Takaji & Isamu Okada

Plan Marce 2010 Semana Santa

Hola!

さぁ、RIKU＆TAKUの挑戦も第2章へと突入してまいりました!

Espanyolのカンテラ・スクールで過ごした1週間から、場所をバルセロナの丘方面へと場所を移し、Plan Marceに挑戦します。こちらのPlan MarceはBlog購読者の方には、もうおなじみの名前かもしれませんが、昨年夏にもInternational  Cupでたくさんの少年たちが挑戦した場所です。

そのサッカー漬けの生活を題して、「修行」ともこちらでは読んでおります。

そんな修行に入ったRIKU＆TAKU並びに、バルセロナから参加組のSHOKEI＆RYUYAの様子も伝えて行きたいと思います。

さて、始まった初日、3月29日。

朝7時過ぎには、エスパニョール寮を出て、修行に向かった少年4人組。

＜TAKU＞

ゲームでは、８人制の３－１－３のフォーメーションでＦＷの右ポジションをプレーします。

エスパニョールのスクールでも3人の中で一番得点を挙げたのが、TAKU。エスパニョールで得た自信をそのまま修行の地、Plan Marceでも活かし始めます。中盤からのボールを前線で呼び込み、右サイドからドリブルで相手ＤＦを交すと、そのままゴールへ突進!そして、シュート!!　

Goooooool de Taku!!!!

まだまだTAKUの活躍は、終わりません。

その後も右サイドから同じようなパターンでドリブルで交し、ゴール前へパスを出し、ゴールだけではないことをアピール。終わってみれば、1ゴール、2アシストという結果を残します。

しかしながら、結果とは別に、課題も浮き彫りになります。点を取ってからは味方からのパスも結構 回ってきていましたが、それまでの呼び込む声がもう少し欲しかったのが1点。さらには、前線からのプレスの甘さが目立ちます。FWのディフェンスが、チームのディフェンスの第1歩目とはよく言われる話。TAKUが動き始めなければ、チームのディフェンスは始まらないのです。また、自分でボールを奪ってやるんだという強い気持ちももっと必要です!

しかしながら、本日の結果には、コーチからも「明日の午後も楽しみだ」と言われ、Muy bien(その調子だ!）と褒められたTAKUなのでした。

続いて、RIKU

こちらは、８人制の３－１－３フォーメーションで中盤を任されます。
こちら、RIKUも負けていません。中盤の位置でパスを受けると、右サイドへのドリブル突破。そのままシュートを放つと、GOOOOOOOLL de RIKU!!!!!　RIKUもまた1得点を挙げます!

こちらRIKUはエスパニョールの練習の中でも、必死に相手を追いかける戦う姿勢がみられました。

そこでの経験を存分に発揮し、相手の前に入り込み、しっかりと身体を張って思い切りのよいディフェンスを何度か見せつけていました。

しかしながら、折角いいパスを出した後に、動きがない。つまりパス＆ゴーの習慣がないという部分の指摘を受けていました。また、欲しいタイミングでの呼び込む声の必要性も感じました。

ちなみに、このゲーム。RIKUとTAKUが対戦相手として戦った試合でした。

結果は、7-1でTAKUチームの勝利。この先の結果がどうなっていくのか楽しみです。

お次は、SHOKEI

こちらは、７人制の３－１－３のフォーメーションでＦＷの左として出場しました。

しばらく痛めていた膝の調子も少しずつ、よくなってきている模様。こちらSHOKEIも普段Cornellaでの経験を存分に発揮します。中央からのパスを左サイドで走り込みながら受けると、そのままゴールへ向かいシュー ト!!!

Gooooooooolll de SHOKEI!!　RIKU&TAKUに負けません。

その後、同じような場面でシュートを放つも、このチャンスはキーパーの正面に蹴り、得点になりません。

普段のリーグの中で、だいぶディフェンスの意識も高まり、相手の前に身体を入れて頑張ってる姿も見られましたが、それでももっとディ フェンスの意識を高くしなければいけないと、お父さんの声。

相手チームは１学年上で、身体も大きかいながら、チームは５－４で勝利しました。

最後は、RYUYA。

こちら、RYUYAも3人に続きたいところでしたが、1日前の試合で足を負傷。ということで、残念ながら試合に参加することはできませんでした。

全員の試合後には、鬼ごっこをしているというシーンも見られたので、明日の試合は大丈夫でしょう!

さて、それでは、4人の活躍に注目していきたいと思います！

Hasta manana!

By Yuya Takaji & Isamu Okada

SHOUKEI & MASATOU &RYU 【バルサキッズキャンプ】

　Muy buenos dias !!!

さて、偶然にも、日本人少年を対象としたバルセロナでの“本場”バルサキッズキャンプが行われるということで、午前中の暇を持て余していたMASATOUは、急遽参加する事になりました。

 

３月２２日～２５日の４日間、場所は、カンプノウの隣にあるミニスタディの更に裏に隣接されている、人工芝のグラウンドです。

 

そこには、１４名のフットボール好きの少年少女達が集まっていました。そして、偶然にもそこには、三重県との交流会で知り合ったお馴染みSHOUKEIや、今度中学からチームメイトになるであろう同級生の姿もあり、MASATOUにとっては２重の意味で楽しみな場となったようです。

そして、RYUも参加です！RYUにとってもこのキャンプは楽しみ。何故なら、日本の夏に行われたキッズキャンプで優秀選手に選ばれた同じ２００１年生まれのTAKEFUSAと再会出来るからです。

 

また、「いつかはスペインでプレーしたい。」と夢を語るMASATOUにとって、SHOUKEIの存在は刺激的に映ったようです。

 

 

 

 

by Keita Uematsu

MASATOU&SHOUKEI&RYUYA&RYU 【俊輔はいないけど】

　３月２１日（日）

　この日は、コルネヤ・プラット・スタジアムでの、エスパニョールｖｓセビージャの試合観戦です。

　順位ではセビージャが４位、エスパニョールが１４位と、セビージャの方が順当に行けば強いのですが、セビージャはCSKAモスクワ戦で本田圭佑選手の無回転フリーキックの前に沈み、チャンピオンズリーグ敗退が決まったばかり。気落ちしている相手に、エスパニョールはホームで意地を見せたいところです。

　残念ながら、エスパニョールにはもう、中村俊輔選手はいませんが、それでも、今シーズンから出来たばかりの美しいスタジアムと、熱狂的なサポーターのが織り成す空間の雰囲気に、すっかりサムライ少年達は魅了された様子です。

　試合は、ホームのエスパニョールが新加入のオズワルドの２ゴールで２－０の勝利を上げました。

by Keita Uematsu

EL DIARIO DE SHOKEI 「久々の悔しさ」

Muy buenas noches !!!

もちろん行って来ました！久々のSHOUKEIの試合です。

SHOUKEI擁するコルネヤのＩｎｆａｎｔｉｌ E は、ここまで１８試合を戦い、１４勝３分、そして僅かに１敗の勝ち点４５で堂々の２位に就けています。首位を走るLEVANTE LAS PLANASとは僅かに勝ち点差３です。今日の対戦相手、SANT JOAN DESPIは11位の相手、是が非でも勝ち点３を積み上げたいところです。

しかし、この日、SHOUKEIはベンチスタート。聞けば、成長痛で膝や股関節に痛みを覚えているとのこと。しかし、本人はやる気満々のようで、監督に使ってくれと懇願していました。

そんな中、試合はコルネヤが押し気味に試合を進めるものの、なかなか効果的なチャンスを捻出することが出来ません。４－２－３－１的なフォーメーションで、左サイドの頑張りやプリドが、中央からはボランチのキャプテン、ホセがミドルシュートを放ちますが、ボールが枠を捉えません。殆どSANT JOAN DESPI陣内で試合が展開されるも、前半は０－０で折り返します。

後半も同様の展開。１点が欲しいコルネヤは、カルロス監督が遂に、トレーナーの意向を無視し、SHOUKEIの意思を酌んで、ピッチに送り出します。

後半の１０分から出場したSHOUKEIは、しかし、なかなか良い仕事をする事が出来ません。やや持ち過ぎとも思える強引な突破は、尽く相手DFに潰されてしまいます。味方の連動した動きも無く、やや孤立気味。それでも、ゴール前で何度かフリーキックを捻出し、チャンスメークしますが、ホセのキックは、１本がポストに当たるなど、ゴールを割ることが出来ません。

そんな中、SANT JOAN DESPIがコーナーキックからまさかのゴール。この日、彼等にとって唯一とも言えるチャンスが、そのままゴールインしてしまいました。

残り８分。チームは明らかに焦りの色を見せ、前線にボールを蹴りこむばかり。SHOUKEIも懸命にボールを追っかけますが、自陣をがっちり固める相手を崩すことが出来ません。

そしてタイムアップ。

コルネヤは、実に１０月１８日以来となる、２敗目を喫してしまいました。

負けの味をすっかり忘れていたチームは、ショッキングな様子でロッカールームに引き上げて行きました。

一方、2位のチーム相手にアウェイで勝利をしたSANT JOAN DESPIは、まるで優勝したかのような喜びようです。

まだまだ残り３分の１にあたる１０試合が残っています。首位との直接対決もあるし、ここからが勝負です！

by Keita Uematsu

EL DIARIO DE SHOKEI

年末、お父さんとともにバルセロナで過ごしたSHOKEI。
語学訓練学校も残すところ３週間ほど。それが、終わると公立の中学校へ通うことになります。

そして、本日は、２位だったＳＡＮＴＢＯＩＡ　”Ｃ”との一戦。

祥慶はフル出場で結果は１ゴール１アシストで得点は２，

３人をかわし、最後にペナルティエリア内にてファールをもらいＰＫにて得点！
シュートはコーナーのこぼれ球をうまくミートして打つも、相手ＤＦに当たりノーゴール！枠をとらえていただけに、残念！
ＰＫ合わせて本日のシュートは２本。
勝負も仕掛けていたし、スルーパスも数本出してアシストができた部分の判断はよかったと思うけどもっともっと積極的にボールに絡んでイケるシーンがありました。と、お父さんのコメント。

結果は２－０で勝利し、リーグ単独２位になりました。

BY　Padre de SHOKEI

EL Diario de SHOKEI

Hola Muy buenos dias!

12月5日

お父さん試合観戦のもと、MARIANAO POBLET UD Infantil Cとの一戦が行われました。
前半SHOKEIのゴールで1点取ると、後半もさらに追加点！本日SHOKEI２ゴール！
試合は、Cornella Infantil Eが2－0で勝利しました。
試合中、相手との小競り合いでイエローカードをもらいましたが、放ったシュートは２本中２本ともゴール！
コンスタントに活躍を見せるSHOKEI！
チームにも適応を見せ始めています。

お父さんも話しているように、今いるレベルに満足していていてはいけない。
Cornella Infantil Eの上には、同年代で、あと2チーム上のレベルで争うチームがあるのです。
早く上のチームから呼ばれるようにどんどんアピールしてもらいたいと思います。
がんばれSHOKEI！

By　Yuya Takaji

El Diario de SHOUKEI ～決定力の差～

Muy buenos dias señoras y señores !!!
Aquí les ofrezco un partidazo Gavá vs Cornellá, la jornada 2 de liga Cadete de segunda divición, grupo 30.

　さて、開幕戦で８－０と快調なスタートを切ったInfantil E。第１節を終わったばかりですが、１位の順位表を見るのは嬉しいもの。そこで、順位表を眺めると、何と！得失点が＋８のチームがCornella 以外にも２チームあるでは無いですか！？その名もALMEDAとSANT JUST DESVERN、更には、開幕戦を７－０で勝利し、得失点差+７のSANTBOIAが４位に就けています。彼等にとっては、「何で俺等が４位なん！？」と言ったところでしょうか。

　さて、そんなInfantil Eが対するはGava。アウェイでの対戦です。

　試合は序盤からInfantil Eが優勢にゲームを進めます。しかし、なかなかシュートチャンスまで持ち込む事が出来ません。SHOUKEIは４－４－２の左サイドの位置に入り、果敢に突破を狙って行きます。すると、ゴール中央へのパスは相手のディフェンスに当たって止められるも、そのこぼれ球を突っ込んで行ったSHOUKEIがミドルシュート！しかし、惜しくもボールはゴール左のポストに当たり、外側へ外れて行きます。前半唯一とも言える絶好のチャンスに、外野からいつもの「ソーケイ！いいぞぉ！」のチョロの声。

　すると、ここでGKサムエルが痛恨のミス。なんと、キャッチしたボールを前方へ蹴り込む際に、ペナルティーエリアを越えてしまった為、ハンドの判定です。嫌な位置です。SHOUKEI一人を最前線に残し、他のメンバーは壁を中心に守りに徹します。がしかし、無情にもこのフリーキックをゴール右上に壁を巻く様にして決められ、１－０とGAVAが先制点を奪います。ここまでGAVAのシュートチャンスはゼロだっただけに、もったいない失点です。

　そしてここで前半終了。

　前半圧倒的に押していたCornella Infantil Eですが、如何せん、ゴールを決める役割の選手がいません。中盤では、ディエゴとホセのダブルボランチを基点に、左のSHOUKEI、右のプリドがチャンスメークするのですが、２トップのエクアドルコンビ、クリスティアンとバイロンのFW勢が問題です。

　そんな中、GAVAは左利きのドリブラー、さながらセビージャのディエゴ・カペル的な１０番を軸に、前半よりもCornelláを押し込みます。
　そして、左からのコーナーキックのチャンスを見事にヘディングシュートで決め、２－０とリードを広げます。
　Cornelláも負けじと反撃。SHOUKEIが左サイドのペナルティーエリア内で縦パスを受けると、相手を背負いながら中へボールコントロールして右足でシュート。至近距離からの反転シュートは、しかし、ゴール右へ外れて行きます。さらには、２トップの位置にポジションチェンジしていたプリドがスルーパスに抜け出してGKと一対一、GKを避けるようにしてゴール右隅を狙ったシュートは、なんと外れてしまいます。そして再びプリド、再びスルーパスに抜け出したプリドは、今度はGKも左へドリブルしてかわし、無尽のゴールへ。が、しかし、左足で蹴り込んだシュートはまたもやミスキック。なんと、ゴール左へ外してしまいます。
　何と言うことでしょう！
　そして今度はバイロン。体格の良いバイロンは、ゴール前でのルーズボールの競り合いを制し、至近距離からシュート。しかし、これがまたもや枠を外してしまいます。

　これだけの決定機を手にしながらゴールを決めなければ、勝てるものも勝てません。
前掛かりになったCornelláを尻目に、GAVAがカウンターアタックを見事に決め、３－０。

　その後、左サイドを縦に突破したSHOUKEIからの左足のセンターリングも、バイロンには合わず、試合終了。３－０でCornelláは敗れてしまいました。

　勝てる試合を落としたCornellá。悔しさ一杯に、ロッカールームへ引き上げて行きました。チャンスは限られている。その僅かに訪れたチャンスを活かすか活かさないか。３度のチャンスを全てものにしたGAVAと、全体的に優勢に試合を進め、７、８度のチャンスに１度も決められなかったCornellá。その差が結果となって表れてしまいました。

　さて、ここでSHOUKEIは一度、長期滞在のVISAを取得する為、日本へ帰ります。次節は欠場します。きっと、久々の日本で旧交を温め、英気を養ってくる事でしょう。

by Keita Uematsu

El Diario de SHOUKEI ～開幕戦～

10月11日

スペインに来て1か月、コルネヤの中でチームを転々としたSHOKEIもいよいよ開幕を迎えます。開幕までで、3試合しかゲームをこなしておらず、決して準備万端という状態であるとは言えない状況ですが、ここのところ試合を見るたびにその存在感を見せることもできるようになってきているだけに、リーグの中でさらに高いパフォーマンスを見せてくれることに期待が募ります。

 

SHOKEIが所属するコルネヤInfantil Eはセグンダ・ディビションのグループ30というリーグに入っています。この中にひしめく15チームの対戦相手とホーム＆アウェイで年間30試合の公式戦をこなします。勝てば昇格。そしてチームで活躍をすれば、Infantil Eから上部のチームへとステップアップできる可能性があるだけに、このリーグでのSHOKEIの爆発を期待したいところです。

今日は、ホームでCAN VIDALET Cとの対戦です。
14:45キックオフ。そして27℃を超える気温の中でのゲームに、
SHOKEI「今日は、くたばるだろうな～。」

と体力面について不安の声が漏れます。
しかし、開幕を迎えるにあたっての緊張はとくになく、いつもと同じような表情で試合を迎えました。

さて、いよいよ開幕！
背番号22をつけて、今日は2トップの左としてスタメンで登場します。
名物おやじチョロも
チョロ「ソウケイ～！ソウケイ！」
と、今日も応援をしています。

キックオフ！
対戦相手CAN VIDALETよりも体格面で上回るコルネヤは、前半立ち上がりからゲームのペースを握ります。SHOKEIも左サイドに開いて、中盤からのボールを呼び込みます。SHOKEIが開いたスペースをうまく利用し、21番相棒カルロス（仮名）が斜めにダイアゴナル・ラン。裏に抜ける動きから幾度となくチャンスを迎えますが、なかなかゴールを決めることができません。そんなSHOKEIも前半7分。左サイドからドリブルで強引に突破にかかり、シュートを放つもののボールは相手にあたり、コーナーキック。積極的にゴールを狙う姿勢を見せます。

今日のコルネヤ。相手のゴールキック、そして高く保った相手DFラインの裏のスペースをどんどんついていきます。そして、相手を深い位置に押し込んで得たコーナーキック、14番プリドのあげたボールを25番中盤ダニ（仮名）が、ヘディングで先制！すると、そこからコルネヤのゴールラッシュが始まります。その2分後、FKのこぼれ球を14番プリドが右足でシュート！ゴール！

さらに前半17分。今度はコーナーキック、混戦からこぼれたボールを7番（ホセ）がニアポストにきっちり流しこんで３－０。その2分後、再び得たコーナーキックから14番プリドが右足でシュートし、４－０とし、前半でほぼ試合を決定づけます。あとは、SHOKEIのゴールに期待がかかります。
すると、23分左サイドからドリブルで突破しますが、シュートを打ち切ることができません。そして、25分監督のカルロスに交代を告げられてしまいます。
何度かチャンスに絡むものの、決定的な仕事をすることができません。

そして、後半に入ります。
後半開始すると、まだまだ攻撃の手を止めないコルネヤ。後半3分、前半点をとることのできなかった21番カルロスが裏に抜け出し、はずんだボールにちょこんと右足で合わせてGKの頭を抜くループシュートを決めます。これで、火がついた21番カルロス。その2分後、右サイド14番プリドのクロスを足で合わせて2点目をGET！大量得点にお父さんお母さんも大満足！スタンドからも声援が飛び交います。

そして、後半20分。再びSHOKEIがピッチに戻ってきます。今度は、左サイドのポジションでプレー。左サイドでのプレーの方が、SHOKEIにあっているのか前半以上にプレーに絡めるようになります。
左サイドに開いてフリーでボールを受けると、そこから1対1をしかけます。ペナルティエリアの角あたりから縦に抜け出すと、そのまま左足を振り抜きシュート！強烈なシュートは惜しくもクロスバーの上。小さな体からの強烈なシュートにスタンドからもどよめきの声。ＳＨＯＫＥＩも惜しいシュートに地面を叩いて悔しがります。
その1分後。再びコーナーキックからコルネヤがチャンスを迎えます。左サイドからのコーナーキック、ファーに位置したＳＨＯKEIの足もとにボールが転がると、これを右足でシュート！しかし、ボールは中央にいた味方の18番の足もとへ。そのボールを流し込みコルネヤ７－０とします。が、ＳＨＯＫＥＩのゴールはなかなか生まれません。仲間の中で喜ぶものの、点が欲しそうなＳＨＯＫＥＩ。

後半30分。再び、左サイドペナルティーエリア角でボールを受けたＳＨＯＫＥＩ、縦から内側へと相手ＤＦを揺さぶり、突破すると右足でシュート。ボールはＧＫの左手の先をすり抜けサイドネットへ一直線！ゴール！ゴラッソ！体いっぱいガッツポーズをするＳＨＯＫＥＩ。もみくしゃにされるSHOKEI。スタンドからの歓声にも指を上げて応えます！初公式戦初ゴール！８－０とします！

試合はこのまま終了し、８－０とコルネヤホームでの開幕戦を大量得点で勝利します。

ＳＨＯＫＥＩも今日のゴールと試合結果には満足しているようでしたが、まだまだ、個人のプレーでは、課題もたくさん残った模様。
「惜しかった左足のシュートを決めたかった・・・」
と、突破の後のシュートを課題としたようでした。

さて、来週は初のアウェイでのゲームを迎えます。
このチームで活躍し、上に引っ張られるようがんばってもらいたいと思います！

Ｂｙ　Ｙｕｙａ　Ｔａｋａｊｉ