【MGF速報】
Villarreal Juvenil A 3 - 1 SAKUYO
この日はバスで3時間半移動し、ビジャレアルへ。
今は、リーガエスパニョーラの強豪クラブの一つにのし上がった、同クラブのJuvenil Aと対戦です。
この日は生憎の雨。3月下旬とは思えない寒さの中、試合は始まります。
ボールを大事にするトップチームと同様、ビジャレアルは巧みなポジションチェンジと両サイドを幅広く使ったフットボールで、ボールを支配、次々とSAKUYOゴールを襲います。
何度も決定機を作るビジャレアル。しかし、幸運にも、最後のフィニッシュの精度欠き、時にはクロスバーに助けられ、0-0のまま、試合は瞬く間に時を刻んで行きます。
SAKUYOディフェンスは、先の2試合のような、イージーミスからの失点の場面は少なくなったものの、ビジャレアルの巧みなパス交換を前に、完全に崩されるシーンを作られてしまいます。
そして、何とか0に抑えていたSAKUYOですが、遂に、均衡を破られてしまいます。
その後も、粘り強く戦うSAKUYO。雨の中、皆、懸命に走ります。しかし、相手の素早いプレスの前に、なかなか落ち着いた捌きが出来ず、パスミスが目立ちます。
得意のサイドの裏のスペースを突く攻撃も、スリップリーなグランドが影響してか、パスが流れて行ってしまいます。
しかし、相手のプレスが一瞬緩んだ隙を突き、俊足のIKEDAが抜け出して、そのまま、飛び出して来るGKの脇へ流し込むようにゴールを決め、1-1の同点に追いつく事に成功します。
その後、一進一退の展開の中、逆転ゴールを目指すSAKUYO。ダブルボランチのキャプテンTAKASE、KENSUKEを軸に、SUMITA、NAOKI等がゴールチャンスを伺うも、あと一歩のところで、ゴールチャンスまで持って行く事が出来ません。
そんな中、ビジャレアルが右からのファーサイドのクロスをワントラップから見事に決められ、再び勝ち越しを許すと、その後追加点を奪われ、3-1。ビッグクラブへの挑戦は、惜しくも敗退となりました。
SAKUYOに比べ、ビジャレアルは全員がスペースを上手く使って流動的に動き、また、一つ一つのパスが正確で速く、それを受ける側のトラップも的確。そして、一人一人が何よりも落ち着いていて、周囲を良く見ながら、的確な状況判断が出来ている。同世代のスペインのトップレベルの選手達のプレーは、間違い無く、SAKUYOイレブンの心の中に、何かを残したに違いありません。