MGF 現地レポート

個人留学2014冬 RYO 【 最後の1週間、そしてADIÓS !!! 】

　あっという間にRYOの４週間に渡るスペインサッカー留学も、終わりの時を迎えました。週の頭はコンディションをやや崩したRYOでしたが、週中には復活し、Sant Andreuでの練習をきっちりとこなしました。

　今回の体験は、RYOにとってどのようなものになったのでしょうか！？最初の思惑とは違ったと言うRYO。そんな彼の体験をより良きものとするかどうかは、今後のRYOの行動、プレー次第と言えるでしょう。

　この経験が、RYOの将来に少なからず良い刺激となり、今後の彼にいい影響を与えてくれるものと信じています。

　最後に、RYOの感想を記し、彼の冒険の章に幕を閉じたいと思います。

 

“まずは、１ヶ月の感想を！”

RYO「日本とは全く違った環境でサッカーが出来て、また、日本とは体格もフィジカルの強さも球際の強さも全く違うところでサッカーが出来て、いい経験になったなと思いました。自分はスペインに少しでも上手く、強くなれたらなと思って来たんですけど、実際自分は１ヶ月間で成長したというよりも、自分に足りないもの、自分の課題が多く見つかり、凄くいい経験になったなと思いました。」

 

“辛かった事はある！？”

RYO「言葉が通じなかったのと、食事が合わなかった事。それぐらいですかね。サッカーの部分では全然辛いと思った事は無かったので、どちらかと言えば、楽しい思い出しかないですね。」

 

“今度のテーマ、課題は！？”

RYO「フィジカルを強くする事。球際を強くする事。スペインに来て、自分に足りないと思ったことを、これから見に付けて行く事です！」

 

RYO！また会おう！！！

 

 

個人留学2014冬 RYO 【 Camp Nou 】

　この日は今回の留学の楽しみの一つ、リーガ観戦。カンプノウで行われた、バルサvsマラガの試合を観戦しました！そこには、将来、W杯の決勝で笛を吹く男、KAZUYOSHI君も駆けつけてくれました！！！

　RYO「実は僕、メレンゲなんですよね！笑　でも、めっちゃ楽しめました！！！」

個人留学2014冬 RYO 【 未知の境遇 】

　RYOの体験も、早くも半分の２週間が過ぎようとしています。ここでは、折り返しの時点において、RYOの感想を聞いてみました。

“これまで日本でやって来た事と比べて、その違いは！？”

RYO「全然、何もかもが違います。今回、Sant AndreuのJuvenil B（同じ年１９９６年生まれの１軍）とJuvenil D（ユースの２～３軍チーム）の２チームで練習参加させてもらっているんですけど、Dの方でも、自分の日本のチームより、正直上です。やれている部分もありますけど、こっちはフィジカルの強さだったり、球際の強さは日本では味わえないものがあって、自分の力では全く通用しないと言う事が分かりました。こっちの選手は守備が上手いと言うか、守備力が高い。相手からボールを奪うレベルが高いです。それから、テクニックや個人技の部分でも、日本の自分のチームとは全然違いますね。正直、Bの方は、皆背もデカく、体格が良くて、フィジカルが全然違うし、パワー、スピード、全然違いますね。」

 

 

“こっちに来て、浮き彫りになった自分の課題はあった！？”

RYO「今まで、日本では、自分は球際は強く行っている方だと思っていたんですが、それが全然だって事が分かりました。自分の球際は弱いって事が分かりました。トラップも課題。日本では、トラップを足元にしてもあまりプレッシャーもこないし、問題無いんですが、こっちは足元にトラップしていると素早いプレッシャーで狙われてしまうし、ちょっとでもトラップが大きくなったり、相手に晒してしまうと、一瞬にして奪われてしまう。トラップの質にはもっとこだわらないと、こっちでは通用しない。スペイン人は、そんな中、相手に読まれないよう、常に自分の意図するスペースに運んだり、相手が飛び込めない場所にすっと置いたりするのが上手い。それに比べ、自分はトラップも課題だなと痛感しました。」

 

 

“逆に、こっちでも通用するなと思えた、自信になった部分はある！？”

RYO「決定力とドリブルですね！決定力という部分では、日本でもしっかり決めるところは決められていたんですけど、スペインに来ても、そういう部分は出来ているので、通用するかなと。あと、ドリブルは自信がつきましたね。」

 

 

“最後に、残り半分へ向けての意気込みを！”

RYO「本当に、日本では味わえない体験が出来ていて、毎日が刺激の連続です。この１ヶ月を今後に繋げられるよう、少しでもレベルアップ出来るよう、取り組んで行きたいと思います！」

 

個人留学2014冬 RYO 【 順応と課題 】

　この日の練習で、Sant AndreuのJuvenil DとJuvenil Bの練習を３度ずつこなしたRYO。この日は、３度目の練習とあって、Juvenil Dの選手達と会話を交わし、楽しそうな様子も見せるRYO。１週間が経ち、大分バルセロナでの生活リズムを掴み、余裕が出て来た様子です。フットボールのレベルとしても、このチームでは十分にやれています。

　一方、昨日で３度の練習を終えた同じ年の１軍、Juvenil Bでの練習では、状況が一変します。周囲の選手は体も大きく、体格もがっしりしており、速く、そして強い選手が沢山おり、RYOはなかなか良いプレーを繰り出せていません。Juvenil Bの中で、どれだけ自分の力を発揮出来るようになるのか、それが、今回のRYOの最大のテーマとなるでしょう。

 

個人留学2014冬 RYO 【 同じ歳の１軍 】

　練習参加２日目。この日は、Sant AndreuのJuvenil B、すなわち、同じ歳の１軍での初練習となります。

 

辛口スタッフJulio

「今日はJUVENIL.Bとの練習。昨日と違ってレベルがグッと上がりました！最初は簡単な練習内容で進んで行って、そこまでは余裕に出来ていたけど、いざ紅白戦になったとたん、みんなの表情が変わる！

　補欠チームの１トップに入ってスタートするも、一回もシュートを打たしてもらえずに終わる。フリーでもらえるんだけど、相手ディフェンダーの寄せの速さにRYOはややタジタジの様子。このチームでどこまで成長できるか、これからが楽しみです！」

個人留学2014冬 RYO 【 新たな挑戦者 】

　新たな若者が、スペインの地に乗り込んで来ました！その名もRYO、福島の強豪校からやって来た１９９６年生まれの高校２年のチャレンジャーです。今回は４週間、みっちりと本場の強豪クラブに潜り込み、フットボール的にも、人間的にも、成長を目指します！！！

　今回、RYOが練習参加するのはカタルーニャ州の強豪の一つ、Sant Andreu。このクラブは、下部組織の規模は、カタルーニャのクラブの中でも最大級で、ユースチームもAからEの５軍まであります。

　トップチームが現在はSegunda Bと呼称される３部リーグに所属、最近では、国王杯（Copa del Rey）のベスト３２まで勝ち進み、Atletico Madridとホーム＆アウェイで対戦し、話題を呼びました。

 

　今回、RYOは同じ歳が中心となるユースの２軍、Sant AndreuのJuvenil Bで月、水、金とトレーニングし、練習の無い火と木はJuvenil Dでトレーニングする事になりました。本来なら、火と木はJuvenil Cでやりたいところですが、クラブ曰く、「CとDの力はほぼ同じ。今はDの方が調子が良く、強い」との事。

　さぁ、この日は練習参加初日、Juvenil Dでの練習です。

 

辛口スタッフJulio

「RYOの初日練習レポート！！ JUVENIL,Dとの初練習でした。 練習前は楽しみってかなり気合があったRYOでしたが、いざ仲間と対面したらみんなが大きいのにビックリしてた！練習内容が簡単だったから問題なく入り込めていたが、ただ、体の当りや玉際はまだまだ。ちゃんといってるんだけど勝てない！チャレンジは良い...パスやシュートはいいものをもっている。監督からも..いいぞ！RYO！って言われてました。初日と言うこともあってかちょっと硬いかな。。。明日からガンガンいってもらいましょ！」