Hola muy buenos dias !!!
さぁ、サムライ少年達の待望の週末がやって参りましたぁ!
この日、まずはコルネヤのホームにて、Alevin D vs San Ildefons alevin A の親善試合が行われました。
San Ildefons A は、リーグでも同グループに入っており、本番で戦う相手。年齢が1歳年上の、同クラブにとってはAlevinチームの1軍です。また、同じコルネヤ市に在籍する相手、言わば、コルネヤダービーの相手でもあります。
試合は、いつもの3‐1‐2のフォーメーション。GKアレックス、DFが右からアドリー、イヴァン、ダニ、中盤にビクトル、そして、2トップにKOSHIROとディエゴが入ります。
ところが、先制点は僅かに20秒後。選手達が集中し切る前に、あれよあれよの内に先制点を決められてしまいます。
しかし、ここまでの親善試合を全勝して来ている我らがコルネヤAlevin D 、すぐに気持ちを切り替えます。
攻撃では、KOSHIRO、ビクトルが起点となり、左サイドのディエゴとオーバーラップのダニが果敢に攻め込みます。がしかし、ここ何試合でも見られるように、なかなかスムーズなパスワークを繰り出す事が出来ません。個人個人の単発での個人技に走りがち。そんな中、KOSHIROはシンプルに球を捌き、明らかにチームの攻撃をけん引します。
そんな中で得たゴール前でのフリーキック。キッカーはもちろん、KOSHIROです。その彼から繰り出されたキックは、壁を超え、クロスバーに当たって下にバウンドします。このボールに反応良く詰めたのがディエゴ。誰よりも早く先に触り、同点ゴールを叩き込みます。
15分の2本目には、ダニとアレックス以外全て交代、KOSHIROに代わり、YUKIが登場します。ディフェンスは右からラウール、ジェライ、ダニ、真ん中にリキ、2トップがキリアンとYUKIです。
しかし、ここからフィジカルに勝るサン・イルデフォンスが猛攻に出ます。体格とパワーで相手に対抗出来るのはキリアンとジェライのみ。YUKIも懸命に体を当てて対抗しますが、吹っ飛ばされてしまいます。
2ndレグは防戦一方、たちまち、1‐4とリードを広げられてしまいます。
ハーフタイムを挟み、第3レグは第1レグとほぼ同じメンバー。しかし、サン・イルデフォンスの優勢は変わりません。しかし、カウンターから得たフリーキックのチャンスに、キッカーは再びKOSHIRO。ミスキックとなったものの、GKへ向かって飛んだボールは、まさかのファンブル。これをキリアンがきっちりと詰め、コルネヤが一点を返します。
これで息を吹き返したコルネヤ。KOSHIROが、ビクトルが、キリアンが、懸命に走ります。これまでの親善試合とは明らかに格が違う、1歳年上のチーム。しかし、Alevin D が戦う2部リーグは、こうした手強い相手がひしめいています。まさに、リーグ戦の厳しさを想像させる戦いが、目の前で繰り広げられています。
そんな中、キリアン、KOSHIRO、ビクトルと繋ぎ、ビクトルの左足のセンターリングにKOSHIROと相手DFが飛び込みます。すると、相手DFに当たったボールが相手のゴールに吸い込まれます。オウンゴール。3‐4。1点差です。
ここで、最後の第4レグへ。2トップは、何とサムライ少年コンビ。KOSHIROとYUKIです。トップにボールが入ると、2人でワンツーを繰り出し、攻め込みます。10番と11番。まさに、翼君と岬君のようです!
懸命に闘うコルネヤセブン。スタンドの父兄からも、熱烈な声援が飛び交います!「ヴァモース!KOSHIRO!」
「ベンガ!コレッ!YUKI!!!」
しかし、無常にも、新たなゴールを手にしたのはサン・イルデフォンス。3‐5と付き離されます。
ここで2トップは、スペイン人コンビ、キリアンとディエゴに代わります。まだ試合が終わっていないにもかかわらず、ベンチで号泣するKOSHIRO。隣に座っているビクトルが慰めます。
試合後、その理由を聞くと、「第4レグの途中の交代だったから、もうこの試合での自分の出番は終わりだと思った。自分の出来に納得出来なくて、涙が出た。」と語っていました。
KOSHIROの出来は決して悪くは無かったと思いますが、チーム全体の、特に守備の脆さは、確かに気になった試合でした。チームの出来と自分の出来がシンクロし始めているKOSHIRO。常日頃から言っている、「このチームのキャプテンを目指せ!」の自覚が、少しずつ芽生え始めていると言うことでしょうか。
さて、終わってみれば4‐7、Alevin D にとっては今シーズンの初黒星となりました。
今シーズン、これぐらいの相手と30試合を戦えると言うことは、KOSHIROとYUKIにとって、きっと実り多きシーズンとなることは、間違いないようです。
ところで、この日のYUKIは、良く走り、奮闘していましたが、相手のレベルがアップした中で、一つ一つのトラップ、一つ一つのプレーの選択と実行の精度の重要性を学んだ一日となりました。これぐらいの相手になると、ちょっとばかり大きくなってしまったトラップは、もう相手ボールになってしまいます。素早くプレッシャーを掛けてくる相手に対し、その瞬間、その場面に的確なプレーを選択し、実行していかなければ、良いプレーをすることは難しくなります。良い“素材”であるYUKIが、この環境でプレーに磨きを掛け、洗練されて行く様が楽しみです!あとは、“闘う気持ち”もね!
by Keita Uematsu