7月28日(月) バルセロナは今日も全開で暑いです!!!
さて、いつものように9時から今日も練習開始です。
朝9時だというのに、早くも日差しは“今日もガンガン行くからな”と気合十分です。
TAIKI「ブエノス・ディアス」
「ブエノス・ディアス。今日でもう大会中日だな」
SOSUKE「え”~、日本に帰りたくないんだけど、、、」
「そんなに楽しい!?」
SOSUKE「楽しい!」
朝から頼もしい限りのSOSUKEの笑顔です。
今日もみっちり3時間、午前中の練習を終えた後、それぞれプールへ。
そして、13時からTAIKI擁するワールドチームAはリーグ第7節、対ポルトガルFC戦です。前回、3-0から大逆転を許し、3-4で敗れた宿敵です。
試合は序盤、互角の戦い。TAIKIは左サイドバックでのスタメンです。現在のTAIKIの課題は“アンティシパシオン(相手のプレーを読んで、インターセプトすること)”
3-3のシステムの左サイドバックに位置しているTAIKIは、相手の攻撃時に右ウイングをマークすることになります。そして、守備の際、TAIKIはこの右ウイングとの距離が空き過ぎて、簡単にパスを通させてしまい、簡単に前を向かせてしまうのです。
ロレンソ監督「TAIKI、もっと相手との距離を測って、相手のパスを読んで、右ウイングがパスを受ける前に体を入れてインターセプトしろ。もし前でインターセプト出来なくても、相手にへばりついて前を向かせるな。もっと、相手が嫌がる、攻撃的な守備をしろ!」
さて、試合はエースのハビ(シャビ)が見事なミドルを決めると、続いてはTAIKIがオーバーラップからハビとのパス交換でゴール前に抜け出し、きっちりとサイドへシュートを決めてゴール。相変わらず、2人がチームの要です。その後、試合はややこう着状態で前半を終了。
後半は前回同様、ポルトガルFCが猛攻を仕掛け、完全にワールドチーム陣内での攻防が続きます。そして、ポルトガルFCの選手の素晴らしいドリブルシュートが決まり、2-1。
さらにポルトガルFCの猛攻は続きます。しかし、何度も決定的なシーンを作られながらも、相手のシュートミスによって助かっている展開。しかし同点は時間の問題のように思われました。そんな中、カウンターアタックから、再びハビとのコンビネーションによってTAIKIがこの試合2点目を決め、3-1と相手にダメージを与える追加点を奪い取ります。
しかし、ポルトガルFCも諦めません。再び猛攻で襲い掛かるブルーのユニフォーム。ワールドチームの選手にとってはあまりにも長く、苦しい時間に感じられたことでしょう。懸命にクリアーするのが精一杯のワールドチーム。しかし、粘り勝ちしたのはポルトガルFCの方でした。2点、3点と立て続けにゴールを奪い、遂に同点です。またしても前回の悪夢が脳裏をよぎりました。
ここでロレンソ監督は勝負に出て、TAIKIを左ウイングに上げます。そしてこれが功を奏しました。左サイドを駆け上がったTAIKIが中央のハビへスルーパス。これをハビがきっちり決めてゴール!4-3と再びリードに成功です。その後、ポルトガルFCは猛反撃を試みるも、ワールドチームが懸命に守り切って試合終了。見事、リベンジ達成です!
見ていても手に汗握る素晴らしい試合でした。
ちなみに、まるでハビとTAIKIだけで試合をしているような書き方ですが、他の皆も本当に良く頑張っています。特に、後方で粘り強く守備をしたガブリやルベン、そしてGKのアドリーは素晴らしかったです。
これで7試合を消化したワールドチームAは、4勝3敗。明日の休養日を経て、明後日は全勝で首位を行くテクノとリーグ最終戦です。TAIKIはここまで7得点!立派の一言です。
そして今日もアイス権を獲得しましたぁ~!(お腹壊すなよ!)
昼食やプールでのんびりした時間を過ごした昼。
食堂では、チームメートとじゃれあうTAIKIの姿がありました。劇的な勝利、そして少しずつチームメートともコミュニケーションを取り合うようになり、TAIKIの笑顔係数も急上昇中です!
さて、17時からはSOSUKEの出番。対戦相手は前回13vs1で大勝したテクノ。テクノはTAIKIがプレーするインファンティルのカテゴリーでは全勝なのに、SOSUKEのアレビンのカテゴリーでは全敗と、対照的です。
前回はアイス権をゲットした相手だけに、今日も意気込むSOSUKE。今日も前半はベンチスタート。前半はエースできのこカットが特徴の7番ルイスの活躍で、4-0でリードするワールドチーム。そしていよいよSOSUKEの登場です。今日は3-2-1の中盤の左でプレーしたSOSUKE。相手のボールの時は積極的に前からプレスを掛け、自分達のボールの時はシンプルにパスコースを見つけてボールを繋ぎ、攻めて行くスタイルを定着させた同チームの中で、SOSUKEもまずまずのプレーを見せています。
現在のSOSUKEの課題は“ボールへの執念”です。ルーズボールに対する動きに、“絶対自分のボールにしてやる!”と言う意気込みが足りません。そして、競り合いの時はもっと体を使って、相手とボールの間に自分の体を入れ、しっかりキープすることが必要です。
一方、彼の良い所は、大きな声を出して、「ヘイッ!ヘイッ!」とボールを呼び込む姿勢です。物怖じする事無く、ガンガン自分を表現する姿は素晴らしいの一言。チームがフリーキックを得ると、監督に向かって「はい!はい!俺蹴りたい!」と猛アピール。
そんなSOSUKEに最初のビッグチャンスが。相手陣内でボールを受けると、トップの見方とワンツーで抜け出し、そのままシュート。しかし無常にもボールはポストを叩きました。しかし、シュートまで持って行ったプロセスに対し、トビアス監督や周囲の応援に来ていた親達からは「ムイ・ビエン!(いいぞ!)」と声が飛び交っていました。
また、彼の役割はコーナーキッカー。ファーサイドで待ち受ける長身のルイスに合わせろと指示を出すと、その通り、きっちり彼に合わせ、見事ルイスのヘディングシュートをお膳立てしました。そんなルイスの6得点の活躍もあり、試合は7-1でワールドチームが勝利しました。
SOSUKEもアイス欲しさにエゴに走らず、よい良いポジションに見方がいる時はきっちりパスを出し、フォア・ザ・チームでプレーしていた姿は好感が持てました。
もっとも、アイスを逃した悔しさは相当あったようですが(笑)。
そんなわけで、SOSUKE擁するワールドチーム<アレビン>は4勝2敗で全勝のプラン・マルセBに続く堂々の2位に就けています。
ところで、少年たちは毎日“お題”をこなしています。それは、毎日最低2つの言葉を覚えると言うものです。これを怠ったら私にアイスを奢らなければいけない為、彼らは忘れることなくこのお題をこなしています。そして、今日から新たなお題が加わりました。それは、仲間に言いたい、聞きたい事をスペイン語のフレーズとして覚えることです。そしてそれを実際に何人もの仲間に実践すると言うものです。覚えたいフレーズは少年たち自身が考えます。
TAIKIは「ケ・エキーポ・テ・グスタ・マス!?(好きなチームはどこですか!?」という、実に模範的なフレーズ。早速周囲の少年たちに実践していました。
一方、SOSUKEは「ティエネス・ノビア!?(彼女いますか!?)」という文章。なかなかのませガキです!早速覚えたてのフレーズを周囲に乱用!?調子に乗って、1人のコーチにもそれを使ったのですが、偶然かわざとか、ティエネス・ノビアスと最後にスを足してしまい、(彼女沢山いますか!?)のような聞き方になってしまった為、そのコーチにちょっと恐い顔をされてしまいました。。。
そんなこんなで!?2人は楽しそうに過ごしています。
by 植松 慶太
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