7月31日(木) 今日で7月も終わりかぁ~、早いなぁ。。。
さて、TAIKIとSOSUKEの2人が参加している大会も残すところ後3日間です。
そして、今日から3日間掛けて新たに行われるのがWORLD CUPアカデミー、つまり、一発勝負のトーナメント戦です。
午前中の練習、昼食を経て、13時からはTAIKI擁するワールド・チームA<インファンティル>の登場です。このインファンティルのカテゴリーには計8チームが出場し、トーナメント戦を行います。が、しか~し、なんと運の悪いことか、抽選の結果、第一回戦の相手はリーグ戦で2度苦杯を味わった相手、リーグ戦の覇者テクノになってしまいました。
相変わらずチームとして組織立ったプレーを展開してくるテクノ。スペースを消し、素早いカバーリングで相手に思い通りのプレーをさせないそのスタイルによって、TAIKIもハビも完全に良さが消されています。そんな中、バックパスの処理をミスったGKがボールを奪われた相手を掴んで倒し、PKに。これを難なく決められ、簡単に先制点を許してしまいました。手強い相手に、痛い凡ミス。チーム内に嫌なムードが漂います。そんな相手の意気消沈に畳み込むように怒涛の攻撃を仕掛けるテクノ。ボールを奪ってから素早い展開でフィニッシュまで持って行く上手さも持ち合わせ、気がついたら0-5に。絶望的な展開です。
しかし、それでも諦めずに懸命にボールを追い駆けるワールド・チーム。コーナーキックからルベンのヘディングシュートで1点をもぎ取り、前半を終えます。
後半に入ると、昨日まで完全に沈黙していたハビエルが大活躍。スライディングで相手ボールを奪ったり、左足で強烈なシュートを放つなど、彼の踏ん張りを機に2点を返します。3-5。周囲にもしやという雰囲気が流れ出します。あと1点取れば、完全に相手も焦るだけに、押せ押せムードです。勇気と自信を取り戻したワールド・チーム7は、体を張ったディフェンスと、懸命の走りでチャンスを何度も構築し、そして遂に4点目を決めます。応援に駆けつけていた父兄や、試合が無く、見学に来ていた少年たちも大盛り上がり。「えっ!0-5から4-5!?うぁお~!」と皆口々に叫んでいます。
この日は2-3-1の新システムで臨んでいたワールド・チーム。それまで右のディフェンダーとして懸命の守備と繋ぎで貢献していたTAIKIですが、ここはリスクを冒してでも上がる時です。時計が刻一刻と経過する中、TAIKIは何度かオーバーラップを見せるも、1点を死守しようとするテクノディフェンス陣の前に、なかなか突破口を見出すことが出来ません。
そんな中、相手のパスを読んでボールをインターセプトしたTAIKIがドリブルで中央突破。相手のセンターバック2枚を引きつけて左のダニへ。ダニは一旦シュート体勢に入るも、右のセンターバックが素早くカバーに寄せて来てシュートコースをブロックした為、もう一度TAIKIへ。そのボールをTAIKIが左足で振り抜くと、ボールは相手ディフェンダーとGKの間を抜けてゴールネットを揺らしました。5-5。信じられないような展開です。もう行け行けです。しかし、ここでタイムアップ。試合は3人制のPK戦に突入です。
先行のワールド・チームの1番手はTAIKI。舞台となるゴールの周辺にはおよそ100人の少年たちが群がっています。そんな独特の雰囲気の中で、やや緊張したのか、表情に力みが感じられるTAIKI。そして蹴りこんだシュートは相手GKが弾きノーゴール。天を仰ぐTAIKI。続いてテクノの選手が難なく決め、ワールド・チームの2番手はエースのハビ。しかし、ハビのシュートはなんとクロスバー。そして、テクノは2人目も難なく決め、万事休す。悔しさのあまり、泣き崩れるTAIKI。チームメイトや、今大会で友達になった多くの選手がTAIKIの下へ駆けつけ、励ましていました。
あの強敵テクノを最後まで追い詰めただけに、何とも悔しい敗戦です。喜びと期待を一瞬にして落胆に変えてしまった勝負の女神のなんと意地悪なことか。
しかし、皆良く頑張りました。数々の真剣勝負を経て、皆一回り逞しくなった気がします。
そして、まだ戦いは2試合残っています。今一番出来る最良の事は、2試合に勝利してCUP戦5位の座を掴むことです。
続いてはSOSUKEの試合。彼らの属するアレビンのカテゴリーは全6チームの登録による変則トーナメントです。勝てばベスト4に文句無く進出。そして、負けてもベスト4への敗者復活の道があります。SOSUKE擁するワールド・チーム<アレビン>の対戦相手はポルトガルFC。リーグ戦では1勝1敗の相手です。しかし直近の対戦では勝利しているだけに、イメージは良いはずです。
序盤は拮抗した試合展開も、徐々にワールド・チームが押し始めます。ワールド・チームは中盤でルイスがドリブルで持ち込むか、左サイドのジョルジョへ展開するか、右サイドのダニへ展開するか。どこからでも危険な攻撃を繰り出すことが出来る為、ポルトガルFCとしては守り辛いところです。そして、再三の好機を掴む中、遂にワールド・チームが先制します。その後もポルトガルFCの反撃をかわしながら、鋭いカウンターを展開するワールド・チーム。そんな中、2点目の追加点を上げることに成功します。ところで、ここまで2-3-1の常に1トップを張って来たアルゼンチン人の長身ストライカー・エンゾーがやや精細を欠いています。そこで、トビアス監督はいつもより早く、前半の途中からスーパーサブのSOSUKEを投入します。
意気揚々とピッチに飛び出し、チーム戦術である前線からのプレスに貢献するSOSUKE。そして、相変わらず大きな声と手を上げて、チームメートからのパスを呼び込みます。そんなSOSUKEの声に導かれるようにGKがロングキック。これが大きくバウンドして相手センターバックの頭を越え、一気に相手ゴール前へ。裏に走りこんだSOSUKEは、そのまま左足でダイレクトシュート。しかしシュートはミートせず、ゴール左に外れてしまいます。
その後も何度かシュートチャンスを掴むも、この日のSOSUKEはゴールの女神に微笑まれることはありませんでした。
しかしチームはそのまま2-0で勝利し、見事に明後日の準決勝へ進出です。
ところで、SOSUKEの習性として、相手が体でぶつかって来ると、「あぁ~」と大きな声を出して倒れる癖があります。もちろん、本当にファールの場合もあるのですが、微妙なシーンもあります。本人は、「ゴール前でファール取れればチャンスになるし」と確信犯の様子。確かに世界基準で考えれば、良い意味での“マリーシア(ずる賢さ)”は必要です。メッシも結構やっています。しかし、SOSUKEの若さでそれに必要以上に固執するのは頂けません。
「そりゃそうだけど、でも例え足を引っ掛けられても、ユニフォームを引っ張られても、転びそうになっても、“うぉんどりゃ~”とか言って、踏ん張って、粘ってシュートに持って行く方が格好良くない!?」
SOSUKE「う~ん、そうかも。。。」
果たして、明日以降、粘り強いプレーをするSOSUKEを見ることが出来るでしょうか!?
by 植松 慶太
今日のテクノとの試合は、本当に残念でした。PKでの失敗はTAIKIにとって、とても悔しかったでしょうね。それを励ましてくれる友達が出来たことは、とても幸せだと思います。後2日、最後まで、がんばってもらいたいです。
投稿情報: TAIKI母 | 2008/08/01 11:46
TAIKI君、残念な結果で終わってしまいましたが強豪テクノを相手に0-5から同点にまで持っていったワールド・チームは本当に凄いと思います。絶対に諦めない事の大切さを教えてくれた試合だったのではないでしょうか。
なのにSOSUKE・・・日本では吹っ飛んでも素早くに起き上がるのに・・・諦めからか。何とかシュートチャンスを掴みたい思いから悪巧みに走ったのか・・・・。
スピードのある、当たりの強い試合はこの先、そう経験出来るものではないから・・・しっかり向き合って。諦めずに踏ん張って欲しいです。
(植松さん、もっと言ってやって下さい!)
準決勝での活躍を期待しています。
投稿情報: SOSUKEhaha | 2008/08/01 18:08
SOSUKE!ダサいぞ!
しっかりプレーしなかったらデジカメ弁償してもらうから(`□´)/
もっと腰を落として踏ん張れ!
投稿情報: SOSUKE姉 | 2008/08/01 18:40