7月17日(金)
Muy buenos dias
今日の午前中はアクティビティーからスタート。ロッククライミングとアーチェリーに挑戦です。過去に同エスパニョールキャンプに参加したKYOSUKEとKOSHIRO以外は何もかもが初めての世界。皆「ねぇ、岩登りって怖くないの!?命綱付いてるよね!?ねぇ、これで落っこちて死んだ人いる!?」
皆、びびりまくっています。しかし、いざ始まってしまうと、皆、果敢に頂上目指して登って行きます。好奇心旺盛のTAIGAがガンガン登って行くと、TSUBASAが、SORAが、KYOSUKEが、そして、KOSHIRO、TATSUKIが、最初は恐る恐るながらも、次第にコツを掴み、最後はなかなか様になって行きました。ラモン監督「もう一回やりたいやついるかぁ!?」皆「はい!はい!はい!」すっかり恐怖が楽しさに変わったようです。
続いてはアーチェリー。これも、日本ではなかなか経験出来ないスポーツです。15m先の的(外側の白が1点、黒が2点、青が3点、赤が4点、ど真ん中の黄色が5点、そして、的の上の大きな松ぼっくりに当てると10点)目掛けて皆、矢を発射して行きます。なかなか筋が良いのがTATSUKI、その他、TAIGA、KYOSUKE、SORAも何本かを的に突き刺す事が出来ました。TSUBASAは弦を引く腕力不足で、なかなか矢が的まで届きません。でもとにかく、皆普段やり慣れないスポーツを体験し、大いに満足の様子です。TAIGA「え”~、もう終わり、もっとやりたいし...」と後ろ髪を引かれながら、午前中のアクティビティーを終えました。
その後は皆でプールへ。そこでは、ちょっとした勝負をしました。泳ぎの得意なTAIGAが150m、SORAとTATSUKIが100mの競争です。TAIGAにはやや厳しいハンデですが、「うん、いいよ!」と気前の良い返事。SORAとTATSUKIはまだ100mを完泳したことが無いとのことで、未知の領域へ挑戦です。
結果は、SORAが一着でゴール、二位には大ハンデにもかかわらず、SORAを20mのところまで追い上げたTAIGA、そして、途中で何度も挫けそうになりながらも、100mの完泳を成し遂げたTATSUKIがゴールインです。
その後も、ミニゴルフ、卓球など、思い思いの時を過ごし、充実の!?時間が流れて行きました。
UEMATSU「おいおい、午後の練習が重要なんだから、体力残しておけよ」と釘を刺さなければ行けないほど、子供達は元気に暑い中、動き回っておりました。
さて、午後のトレーニングは夕方5時半から。キャンプも終了に近づき、少し疲れ始めている模様。練習前、TAIGAは「やる気が出ない…」とぼやくシーンも。しかしながら、やる気を出して取り組むも取り組まぬも自分次第。まだまだ、気持ちのコントロールも難しい年代なのかもしれません。
今日の練習は、ボールポゼッション、シュート、ゲームという流れで行われました。1対1の個のボールキープから4対4のグループのボールキープへと発展していきます。一か所のグリッドでのボールキープではなく、4本つないだら次のグリッドへ。そして、6本回したらまた次のグリッドへ。さらに10本つないだらポイントというルールで行われました。なかなかスペースも狭く、難しい練習で、最後までポイントまでは行きませんでした。次に行われたのは1対1からのシュート練習。ワンフェイント入れてから、シュートに向かうという練習でしたが、足もとにボールを入れすぎてつっかえてしまうプレーが見られました。普段土でプレーしている感覚と芝生との感覚の違いが出てしまったのかもしれません。さて、1対1が終わると次はシュート練習。さまざまな形からのシュート練習で、ヘディング、ダイビングヘッド、ボレーシュート、そしてオーバーヘッドへ。体をうまく投げ出し、上手にダイビングヘッドを決めたのはSORA。コーチのラモンからもほめられていました。続いてボレーシュート。体をしっかりとボールにかぶせてシュートすること。アウトサイドを使ってのボレーシュートの仕方を学びました。ここでは、KYOSUKE・TSUBASAが褒めらました。そして、最後にオーバーヘッドです。一番にはじめに挑戦した。TATSUKI。ボールに飛びついた・・・。そして、着地。「ゴーン・・・。」地面に頭を激突。TATSUKI「うーーー・・・」とうなっていました。そして、しばらく地面に横たわり休憩。数分後にすっかり回復しましたが、かなり頭がふらふらしていていたようです。オーバーヘッドはみんななかなか苦戦していました。地面に落ちる部分に恐怖を感じていたようです。しかしガビコーチの見本には、みんなとても感心していました。土では、なかなか挑戦することのできな大技にもみんな挑戦できて楽しそうでした。明日最終日、もう一度挑戦します。
そして、最後に6対6、GKありのゲームが行われました。ボールの競り合いみんな必死。激しく体を寄せてプレーしていました。また、絶対絶命のピンチという瞬間に、危険を察知して現れるTSUBASAをコーチ陣もみな誉めていました。そして、回復したKOSHIROも持ち味のドリブルを発揮。まだまだ、全体的にどこでドリブルをして、どのタイミングでパスをするのかという判断が少し遅い面はありますが、どの選手を見ても、ディフェンス面での粘り強さはかなり見られるようになってきました。少しずつスペインのサッカーに適応してきた証拠かもしれません。
さて、キャンプ地Club Aire Libreで迎える最後の夜。コーチ陣の食事の場所にみんな顔を出し、総監督のチャビと記念撮影をしたり、コーチたちと個人個人楽しい時間を過ごしました。
さて、明日は最終日を迎えます。午前中のトレーニングを終えた後、一向バルセロナへと向かいます。次なるステージに向けて、エスパニョールキャンプを良い形で締めくくってもらえればと思います。
P.S.:もはや、チーム・エスパニョールでアイドル的な存在となったTSUBASA。コーチたちの大のお気に入りとなっています。アレックス・ラモンも「うちに来るか?TSUBASA?」と質問しています。
そういうわけでスタッフ2名でTSUBASAに質問。
UEMATSU「みんなスペインに残らないかと言っているけどどうする?」
TAKAJI「スペインに残ったら?」
TSUBASA「うーん。どうしよう。でも、スペインにいたいなぁ。」
UEMATSU「じゃあ、日本に帰ったらお父さん、お母さんと相談だな。」
TSUBASA「日本に帰らないとだめなの?」
UEMATSU「そうだな。お父さんたちと話さないと。」
TSUBASA「えー、やだ。日本に帰るの、めんどくさ~い。」
UEMATSU・TAKAJI「わっはははは~!。」
ということで、もはや、スペイン人になりつつあるTSUBASAなのでした。
それでは、明日エスパニョールキャンプ最終日。選手達にとってよい締めくくりの日となりますように!
それでは、また明日。
Muy Buenas Noches!!!
By Keita Uematsu & Yuya Takaji
皆さんのおかげでもう一度スタートラインに立てたようです。ありがとうございました。今回の体調不良を通じて、生きるにあたって自分だけの力でなくいろんな人が助けてくれていることに感謝する気持ちに気づくきっかけになってくれれば。
不安からまだ精神的な疲労もあると思いますが、充電しながら本人が一番楽しみしていたワールドカップに臨んでほしいです。
日程があきますので、スペインの日常生活を堪能する時間の合間にできるだけボールを触る時間を与えてください。ストリートで逞しさを身に着けてほしいです。
子供たちが望めばよろしくお願いします。
ドリブル中心にプレーしているときはコンディションが悪いときなので、なんとかベストに回復して持っている力を出し切ってくれることを祈っています。
投稿情報: koshiropapa | 2009/07/18 01:38
おはようございます。日本は今日から45日間の夏休みにはいりました。
昨日たつきの宿題とあゆみ(通知票)をもらいました(^-^)(帰ってからのお楽しみ)
スペインに行く前に、パパの友達で今年3月までスペインにいた友達から「スペインのサッカーは華麗に見えるけど、実は痛いよぉ!!」と教えてもらっていましたが、違う意味で「痛い」を経験しましたね(^^)
トランポリンの一回転のようにはいかなかったみたいですね。
エスパニュールキャンプももう後1日ですかぁ。多くのことを実体験のなかから学ぶことが出来たのではないかと思います。
まだまだ、スペイン生活は序盤戦なので、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿情報: Tatsuki 母 | 2009/07/18 02:34
エスパニョールキャンプもいよいよ、残り半日です。親に頼れない環境で積極的にチャレンジし、皆楽しそうですね。
SORA君とも仲良く慣れたのに、もう直ぐお別れになるので、寂しいですね。
投稿情報: Tsubasa papa | 2009/07/18 06:18
Tsubasa Papa さん
(昨日の速報に追加があります)
SORAはみんなと一緒にワールドカップ参戦となりました。
妻から成田の様子を聞いて、もうこれは10日間は短すぎるっ!と思って、勢いそのままに植松さんにお願いし、追加メンバーに滑り込ませてもらいました。
その分Sora papaはもっと働く事になりました・・・(笑)
・・・ということで、もうしばらく、よろしくお願いします。
後半もみんな充実したスペインライフになりそうですね。毎朝の速報アップが楽しみです。
投稿情報: Sora papa | 2009/07/18 14:25