9月27日(日)
昨日に続き、この日も練習試合。プレシーズン、2週間後に迫るリーガ開幕に向け、今は試合感を掴む時。クラブ側の意向がそこに表れています。
この日の相手はCooperativa、コルネヤから車で30分移動した丘の上に、その町はありました。ここにも、最新の人工芝が敷き詰められ、環境としては最高です。
この日は、昨日不在だったチョロのお父さんがいました。チョロとは、コルネヤの左サイドバック、9番のチョロこと、ダニエルのお父さん。このお父さんがとにかく、明るい、明るい。一人大声でチームを鼓舞し、盛り上げてくれます。
試合中は、「チョロ!もっと前に出ろ!」「そうだ!いいぞ、流石わしの息子!」「ほら~、そこでソーケイ(SHOUKEIのこと)にパスだ~!」「よっしゃぁ!!!流石コルネヤ~!!!」
とにかく、体全身で応援し、顔を真っ赤にして声を荒らげています。
そんなコルネヤは、これまでの練習であまり見たことの無い選手が数人加わっています。20番の左ウイングの選手は、切れ味鋭いドリブルやワンツーを使って巧みにゲームメーク。18番や10番も巧みなドリブルで相手のディフェンス陣を切り裂き、そして極めつけはセンターフォワードに入っていた19番。ゴール前での高い得点力でゴールを次々に叩き込みます。
なんだぁ!コルネヤのInfantil Eにこんな選手がいたのかぁ!Infantil E、強いじゃないかぁ!!!
と思わせる戦いぶり。
一方、我等がSHOUKEIはこの日、右のサイドハーフの位置に入り、何度も縦を突破してのセンターリングでチャンスメークします。監督のカルロスは、SHOUKEIが何処のポジションで最も活きるのか、力を発揮するのか、試しているようです。本人は中に切れ込んでシュートが打てる左サイドが一番やりたいようですが、右から縦へ突破しての仕事ぶりもなかなかのものです。この日も、“激しく戦う”“浮き球の処理”を課題に取り組んでいました。前者は大分、昨日の試合から良い感触を見せていたのですが、後者はまだまだです。
それでも、この日全体として、ミスが少なく、繋ぐところはシンプルに、自分で行くべきところは積極的に、十分な好印象を残していたと思います。
昨日70分をフル出場した為、この日は後半55分あたりで、お役ご免となりました。
チョロのお父さん「いいぞぉ~!ソーケイ!カンペオーン!(チャンピオンの意)」
すっかりSHOUKEIは、チョロの親父さんに気に入られたようです。
試合後に分かった事ですが、上述した4人の選手は、Infantil Bの選手で、既に今週から始まった公式戦に出られなかった選手だったようです。つまり、SHOUKEI世代の1997年での1軍のメンバー達です。確かに納得のプレーぶりでした。
“SHOUKEI、目指すはやつらのレベルで戦う事だ。ここから這い上がるしかないぞ!”
SHOUKEI「うん!」
試合は0-8でコルネヤの圧勝。しかし、殆どのゴールがInfantil Bの選手によって上げられたものだっただけに、複雑な大勝劇となりました。
公式戦まであと14日、、、
by Keita Uematsu
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