8月26日にSHOKEIが来てから、あっと言う間に1週間が経過した。翌日の27日からコルネヤの練習に参加した彼は、1997年のチームでは最も強いInfantilB(インファンティル・ベー)で練習をさせてもらった。春に挑戦した時には、「技術はあるが、如何せんフィジカルが無い」との理由でInfantilBに合格する事が出来ず、その次のInfantilDでの合格を告げられたSHOUKEI。しかし、これは願っても無いチャンスだ!
とは言え、やはりコルネヤのInfantilBはデカイ!SHOUKEIの頭が、皆の胸の位置にあるぐらい。まるで、日本では中学2、3年生と一緒にやっている感じだろう。とにかく、届くと思ったパスが、長い足に止められてしまう。抜けると思ったら、相手の足が伸びて来る。春の時と同様、やや荷が重過ぎる感は否めない。
30日の日曜日には、そのInfantilBの親善試合を見学しに行った。同学年ではバルサ、スパニョールに次ぐ3番手の位置に就ける強豪コルネヤだけあって、対戦相手を4-0で一蹴していた。「スペインでもっと上手くなりたい!」そう心に誓うSHOUKEIは、この光景をどう捉えたのだろう。
そして31日から再びInfantilBの練習に参加。“激しさ”をテーマにして懸命に練習に喰らいつくSHOUKEI。しかし、なかなか自分らしい、得意のプレーを繰り出せず、消化不良気味だ。
翌日の1日も、InfantilBでの練習。最後のミニゲームでは、右サイドを縦に突破して鋭いクロスを中に入れるなど、見せ場はあったものの、キラリと輝く場面が如何せん少な過ぎる。
“自分の中では何%出せている感覚なんだ!?”
SHOUKEI「60%ぐらい」
”うん、見ていてそんな感じだな。でも、それじゃ駄目な事は自分でも分かっているな!?infantilBに入りたいなら、100%を出し切れてもどうかなという状況だ。少なくとも、自分の中では全力を尽くしてやれた、と言えるぐらいにトライしないと!」
SHOUKEI「うん」
コンディションが悪い訳では無いものの、もう一つ動きに切れと冴えが感じられないSHOUKEI。やや気掛かりです。
1日の休養日を経て、遂にクラブからInfantilD行きを告げられてしまいました。体格の面、フィジカルの面でかなり不利だったのに加え、自分の実力をもう一つ発揮し切れずにいただけに、ある意味仕方の無いクラブ側の判断です。それどころか、InfantilDでも本来の力を発揮出来なければ、その下のinfantilFに落とされてしまう可能性だってあります。Fでプレーするぐらいなら、日本の強いチームに入った方が良いと言う事になってしまうだけに、後がありません。
果たして、SHOUKEIのギアーはトップに入るのでしょうか!?
コメント