ブエノス・ディアス!
ケ・タル、トドス!?
さぁ、いよいよ始まりました、地中海国際フットボールカップ、通称MIC。
我らがSAKUYOは、グループCの第一回戦、ブラジルからやって来たCFZ BRASILIA SE戦に挑みます。このチーム、あのジーコが関係しているクラブのようです。今回宿泊している地中海沿岸の町、Lloret de Mar(ジョレット・デ・マル)のホテルSurf Marから徒歩15分の距離にある地元のグラウンドです。
スタジアムに到着すると、小規模ながらも雰囲気のあるスタジアムに、野村監督が「やっぱり日本と違うなぁ!昨日、練習試合を一発かましておいて良かったわ。」と、スペインに息づくフットボール文化を感じ取った様子でした。
試合は、昨日のエジプト代表戦とスタメンは同じメンバー、
GK:SAWADA、
DF:NAKAMURA、KAWAZU、ASADA、GOTO
MF:YAMANAKA、SAKAI、KISHIDA、SUDO
そしてトップ下にTAKEDA、1トップがIWASAKIという布陣です。
25分ハーフということで、お互い、序盤から激しくプレスを掛け合います。そんな中、4-4-2のシステムながら、流動的に動き、巧みなパスワークと、縦への迫力を出してきたBRASILIAが主導権を握ります。それでも、最後の最後で粘り強く守るSAKUYO 。決定的なチャンスだけは作らせません。
一方、中盤で三角形を作り、パス&GOでリズミカルなパスワークを繰り出したいSAKUYO 。しかし、相手の素早く激しい出だしや、自らのイージーミスによって、なかなかバイタルエリアまで運ぶことが出来ません。
そんな中、スピーディーなパスワークで中央から攻めて来るBRASILIAが何度もミドルシュートを放って来ます。
SAKUYO も、流れの中からはなかなかシュートまで持っていけないものの、コーナーキックやフリーキックのセットプレーから、可能性を感じるチャンスを作り出しますが、相手GKをひやりとさせるところまでは辿り着けません。
すると、中盤でボールを奪ったBRASILIAがショートカウンターから一気に3対1の場面を作るも、取り残された5番のASADAが上手くスペースを埋め、コースを限定したシュートをGKのSAWADAがキャッチ。危ない場面でしたが、何とか窮地を凌ぎました。
そうして、BRASILIAが優勢ながらも、試合は0-0でハーフタイムを迎えます。
後半に入っても構図は変わらず、作陽にシュートらしいシュートは生まれません。
一方、BRASILIAが一番チャンスになるのが、中盤でSAKUYOからボールを奪っての一気にスピードを上げてのショートカウンター。それでも、SAKUYO のディフェンス陣が懸命に戻り、寸での所で守っています。全員の粘り強い守備。それが、SAKUYO の一つの持ち味のようです。
試合は一進一退の攻防が繰り広げられる中、BRASILIAが右からのショートカウンターを仕掛ける際、走りこんだ相手FWをオブストラクションでSAKUYO のディフェンダーが反則を取られてしまいます。ゴール正面やや右、ペナルティーエリアの直ぐ外、20mの危険な位置からのフリーキックです。
これを、横にちょこっと動かしたボールに走りこんだ10番が左足でシュート。ボールは、壁で見難かったのか、反応し切れなかったGKのSAWADAの左横をすり抜け、ゴールインしてしまいます。
その後、やや引き気味に布陣を取ってカウンターを狙うBRASILIA。SAKUYO は中盤で前を向いてパスを回すようになりますが、そこから先、バイタルへの仕掛けがなかなか上手く行きません。
1点を狙うSAKUYO は、7番のSUDOに代わってサイドをドリブルで切り崩せるMASUDA、同じく12番のYAMANAKAに代わってKOYAMAを投入します。また、1トップの9番IWASAKIに代わり、一度退いていたSUDOがトップに入り、何とかチャンスを掴もうと懸命にプレーします。
そんな中、3番のボランチSAKAIが中盤から持ち込んで左足のミドルシュート。これが、惜しくもゴール右のポストに直撃します。
この試合、シュートらしいシュートが殆ど無かったSAKUYO 。遠目からでも、思いっきりの良いシュートをどんどん見たいものです。
残り時間僅か。懸命に同点ゴールを目指して戦うSAKUYO イレブンですが、BRASILIAの屈強なディフェンス陣をこじ開ける事が出来ません。
結局、試合はこのままタイムアップ。初戦は0-1の惜敗となりました。
練習試合とは言え、昨日のエジプト戦では中盤での巧みなパスワークから良い形でシュートチャンスを構築していたSAKUYO。この日は、そうした持ち味、狙いを敢えてこだわってトライするシーンが少なかったように思います。中盤の真ん中で高速パスワークを発揮出来る10番TAKEDA、4番KISHIDA、3番SAKAIが相手のBRASILIAのように中央突破を図ったり、そうしておいて相手のディフェンスが真ん中に寄ったところで、7番SUDOや8番MASUDAのサイドからの積極的な仕掛けやシュートという相手を動かし、相手をSAKUYOの術中にはめることが出来なかったのが残念です。
しかし、全員が良く走り、相手がブラジルだからと言って臆する事無く戦っていたプレーに対する姿勢は、非常に頼もしく、好感が持てました。
まだあとグループリーグは2試合。なんとかこれらに勝って、決勝トーナメントに進出したいものです。
頑張れ!SAKUYO!!!
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