いやいやいや、行って来ました。バルセロナダービー!!!本当に凄まじかった。コルネヤ・エル・プラットスタジアム。これはまさに、バルサにとっては“地獄の釜”ですね。あの試合、エスパニョールのサポーターの声援ぶり、野次ぶり、エスパニョールの選手を鼓舞し、そしてバルサの選手にプレッシャーを与えるその様は、まさにパーフェクトでした。
バルサの選手がピッチに登場して来た際の、会場の耳を覆いたくなるようなブーイング(実際はブーイングというより、ピーイングとでも言うような口笛の音)、そして、バルサのボールポゼションになったり、バルサの選手が判定に不服を示すと、そこでも激しいピーイング。決して、”思ったようにバルサの選手にプレーをさせるか”の思いが、90分間を通して、いや、その前のアップの時間を加えた120分間を通して、十分に感じられて来ました。そして、試合の流れの中で、エスパニョールの選手が良いプレーを見せたり、チャンスを作ると、それに呼応するように大声援や、合唱が鳴り響き、まさに、サポーターは12番目の選手なんだということを改めて感じさせてくれました。
とにかく、バルサに対する殺気、モチベーションは凄まじい。このエネルギーを、常に毎試合示すことが出来れば、エスパニョールの成績も相当面白いものになるのにと思う。
そして、戦いぶりも、チャビをマンマーク気味で完全に封じ、ファール覚悟のアグレッシブなプレーと粘り強いプレスによって、全くバルサにらしいプレーを許さない。そして、中盤でボールを奪うや否や、鋭いカウンターでバルサゴールを脅かす。
あのスタジアムが醸し出す、異様な殺気染みた雰囲気と、バルサを倒すという、選手とサポーターのモチベーション。あそこでバルサが勝つのは容易な事では無いなと体感させられました。
先シーズンまでのモンジュイック・オリンピックスタジアムとは異なり、コルネヤ・エル・プラットは、トラックの無い、美しいフットボール専用スタジアム。サポーターとピッチの距離が近く、選手にとっては、サポーターの放つ威圧感が、これまで以上に感じられるはずです。そして、新スタジアムでの初のバルセロナダービーで、何としても勝ちたいという、エスパニョールの気迫が強く感じられました。
バルサは、アウベスが退場となり、残り30分間を10人で戦う事を余儀なくされましたが、流石は王者の意地。その30分間で殆ど試合を支配し、果敢に勝利を目指していました。しかし、エスパニョールの最後まで集中力の途切れなかった粘り強いディフェンスの前に、決定的なシーンは殆ど作る事が出来ませんでした。
結果は0-0。正当な結果だと言えるでしょう。前半はエスパニョールペース。後半はバルサペース。どちらも何度かゴールチャンスはありましたが、緊張感のある、激しく、行き詰る攻防のバトルは、決してスペクタクルなフットボールではありませんでした。が、意地と意地がぶつかり合う”ダービー”らしい対決を、堪能する事が出来ました。
試合後は、“お前等に優勝はさせん”とばかりに、0-0の結果でもタイトルを手にしたかのように、エスパニョールの選手もサポーターも喜んでいたのが印象的でした。
そうそう、スタジアムへ向かう車中、後ろから、バルサの選手を乗せた大型バスが、警察の先導の下、走り去って行きました。スモークガラス越しに、少年達は「あっ!メッシがいた!」「あっ!アンリ!アンリ!」と大興奮。締めはKOSHIROの一言「皆おった。バルサの選手見れた。俺ってすげ~!」
by Keita Uematsu
Uematsu様 TAKAJI様
いつも子どもたちと時間を過ごしていただきありがとうございます。
子どもたちの笑顔の写真を見ると本当に幸せな時間をプレゼントしていただいていることがすごく伝わってきます。
子どもたちも見ていると思いながら私もダービーを家でみました。いつもより熱い気持ち見てしまいました。
遠く離れていてもいっしょに時間を過ごせた気持ちになりました。
ダービーはいつものような最後まではらはらする試合でした。チャビは試合後も、厳しいコメントを出していましたね。
Koshiroの一言「~。俺ってすげ~」ナルシスト発言がでましたか。彼は本当に日本人なのでしょうか。
投稿情報: koshiro papa | 2010/04/19 01:51