ムイ・ブエノス・ディアス!!!
KOSHIROとYUKIの挑戦も、いよいよ5週目に突入です。
この日はエスパニョールのカンテラ。練習前、今週の目標を1つだけ上げてもらうと、2人とも声を揃えて、「闘う気持ちを出す!」と言う事でした。「闘う気持ちがあれば、声も自然と出るし、激しくプレー出来るから」と力強く答えたのはYUKI。
さて、この日の練習は、いつものようにドリブルでのウォーミングアップの後は、グラウンドを覆う壁にぶつけての、壁当てです。バウンドしてくるボールを正確なキックで打ち返します。キックミスをすれば、正確なボールは再び自分の所へは返って来ません。
その後は、10m間隔に2つのゴールを寄せ、シュートゲーム。そこでは、2vs2+フリーマン2人の構成で、GKの守るゴールにシュートを蹴り合います。ここで必要な要素は、「ゴールが見えたら打つ」「相手をかわして打つ」「瞬時にフリーの味方にパスする」など、一瞬の判断。そこでは、目まぐるしい攻防が激しく展開されます。また、ディフェンス側は、相手のシュートを打たせまいと必死のブロック。そして、こぼれ球を逆にシュートします。そこでは、奇麗事など言っていられない、カオスの中で、状況を打開、決着を付ける判断力、決断、実行力が求められます。
激しく、ダイナミックに、体と体のぶつかり合いも厭わずにプレーするエスパニョールのカンテラ軍団に対し、やや乗り切れない2人。相手のシュートに対し、2人は必要以上に尻を向けてしまい、キックフェイントにも簡単に引っ掛かってしまいます。見ていて、「弱っ!」という印象が多々あり。球際の激しさや、体の入れ合い、相手をねじ伏せてでもシュートをぶち込むという執念。全てに置いて、カンテラ軍団とくっきりと差が出てしまっています。
本人達も自分達の課題は分かっている。それが、冒頭の彼等の目標発言にも繋がった訳ですが、まだまだ、それが実行に結びついていません。
見ていて、もどかしさを覚えます。
「ボールは友達。いや、大好きなフットボールのボールなら、例え顔面に当たっても全然問題無し!」
そんなオーラを出しまくるカンテラ軍団のように、早く彼等も、真の戦闘モードを、スペインで通用する戦闘モードを身に付ける必要があります。
先日、Takajiがバルサのカンテラ(カデテ/U14~15)を見に行った際、そこには、入団テスト中の韓国人がいたそうなのですが、
「彼の激しさ、闘う闘争心は凄かった。退路を断って、身一つで勝負しに来ているというハングリーさがそこにはあった。ああいう迫力は、日本人少年には無い。」
との事でした。少年世代も含め、世界進出では日本の上を行く韓国。アジアのライバルは、今後も、日本にとって、高き壁となりそうなエピソードです。
恵まれた、裏を返せば世界に比べると「ぬるま湯」的な環境の日本。そんな中では、どうしてもそうしたハングリー精神が身に付きません。しかし、それでは、永遠に日本がフットボールで世界の上位に食い込む事は不可能でしょう。
折りしも、ワールドカップ南アフリカ大会に向けた代表23名が発表されました。
世界の壁は相当に高く、厳しいと思われますが、選ばれた彼等には、是非、日本の代表として、奮闘して欲しいですし、是非、将来の明るい日本サッカーに繋がる闘いをして欲しいものです。
by Keita Uematsu
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寄せきれないKOSHIROは、相手のキックに対し一番怖く感じる距離となってしまうケースが多いです。一歩速く、深く勇気をもって寄せてしまえば、ボールは足にしか当たらないのに。
動き出しの速さ、全体のスピードのなさがここにも影響しています。
なんとかエスパニョールのカンテラ軍団に少しでも追いつき追い越す気持ちで闘ってほしい。
このままでは終われないと思って最後の最後まで襲いかかってほしいです。
トップクラスの雰囲気を味あわせてくれたエスパニョールカンテラ軍団に対し目標ではなく、ライバル心を持て。これからのライバルは誰なのかしっかり心に刻み込め。
投稿情報: koshiro papa | 2010/05/12 02:21
tt
一列前でゲームさせてもらっているみたいだね。
エスパニョールはリーグ今シーズンの結果がでたのかな?
投稿情報: koshiro papa | 2010/05/12 02:25