MGF 現地レポート

El Diario de YUKI y KOSHIRO ~ チーム爆発 ~

　Hola ! ¿Qué tal?　

  さぁ、続いてはAlevin D、YUKIとKOSHIROの登場です。

　ホームにMartorell を迎えた一戦。

　スタメンは、GKアレックス、DFアドリー、ジェライ、ダニ、MFビクトル、そして2トップがキリアンとYUKIです。

　前半の1stレグの15分、爆発したのはYUKIでした。開始早々に相手の処理がもたつく間隙をぬって得意の左足シュートを決めると、今度は左からのセンターリングをヘディングシュート。更には、スピードを活かして右サイドを突破し、左足のトゥキックでゴール左隅に叩き込み、早くもハットトリック達成です！！！

 

　すると、2レグに登場したKOSHIROも負けていません。ディエゴと2トップを組むと、相手のDFとMFの間に下がってボールを受け、パス、ドリブルとチームの攻撃の起点として躍動します。

　そして、ゴール前でボールを持つと、相手を1人、2人とかわして落ち着いてゴール左に流し込み、自らもゴールを上げます。

 

　この日の相手が3部リーグの相手と言うこともあり、コルネヤAlevin D は圧倒的なプレーぶりを披露。KOSHIROとYUKIも後半に1点ずつを追加し、キリアンのダブルハットトリックなどで、17‐0！！！

　

　2人共に気分上々で週末の試合を終えました。

　by　Keita Uematsu

El Diario de GAKU ~ 弘法は筆を選ばない ~

 Hola ! Muy buenos dias !!!

 この日、朝の8時45分にキックオフを迎えたのはGAKU。クラブの方針により、今シーズンの序盤はAlevin E が主戦場となります。既に木曜日の練習で顔を合わせ、「やっぱり1軍よりレベルが低いっす」とぼやいていたGAKU。3軍となるAlevin E の中で、彼がどのようなプレーを発揮するのかを注目してみました。

　前半はベンチスタートとなったGAKU。先発には、先シーズン、RYUYAが共に戦ったメンバーがずらりと顔を揃えます。GKアドリー、DFにアレックスとセノウ、MFにビクトル、アーレン、エドゥ、そしてFWにアルベルトです。

　誰が2軍に上がり、誰が3軍になるのかと言う決定で、悔しい思いをした彼ら。フットボール11と7と言う違いこそあれ、先シーズンよりも、随分と大人びたフットボールをするようになっていました。

　ビクトルのゴールなどによって、ホームにMartorellを迎え、3‐0とリードしたコルネヤ。

　2ndレグの15分でGAKUの登場です。

　2‐3‐1の右MFに入ったGAKU。中央には、何とAlevin B 所属のウリオールがいます。そして、左MFもAlevin B のマヌ。2000年生まれの2人が加勢しています。

　Alevin A では無理をせず、シンプルに洗練されたプレーを繰り出していたGAKU。しかし、この日の序盤は、やや自分で持ち過ぎる場面が。味方とのパスも意図が合わず、ずれて通りません。なかなか上手くいかない中、右のスペースに走り込んでもらおうと動き出すGAKU。しかし、味方からのパスは後方にずれてしまいます。いけないのはその後。そのボールは、ミスではあるものの、威力が弱かった為、直ぐにターンして戻れば、追い付いたボール。しかし、GAKUはもらいたい場所に来なかった事に嘆くアクションを示すばかりで、そのボールをみすみす相手に渡してしまいます。

　このプレーに怒ったのが監督のアレックス。「GAKU！！！お前のボールだ！追いかけろ！！！」

　

　試合前、彼のモチベーションが気になり、

　“GAKU。レベルは落ちるかもしれないが、Alevin E も直ぐ下の2部リーグを戦うチームだ。油断したらやられるぞ。とにかく、上でやりたかったら、ここで全力でGAKUを出し切って、強烈にアピールしろ！下のレベルに合わせてしまうのか、そこでとことん目立った仕事が出来るのか。クラブはそこを見ているからな。どんな相手にも、全力で襲い掛かれ！”

　と言葉を掛けました。彼の中で、Alevin A に合格と言われながらも、主戦場がまずはAlevin E となってしまうことに、どれほど納得し、目の前の舞台に集中出来るかがポイントでした。

　そして、立ち上がり、ややその嫌な予感がそのまま表れた形となってしまいました。

　今のGAKUには、どんな相手にも全力で立ち向かう獅子になる必要があるのです。

　しかし、GAKUはそこではっと気付いたのか、徐々に本来の自分を取り戻して行きます。

　自陣では無理をせず、シンプルに最適な選択肢を見つけ出し、チームにリズムをもたらして行きます。

　そこに、年下とは言え、先シーズンはエスパニョールでプレーしたウリオール等が上手く絡むようになって行きます。

　すると、右サイドでボールを受けたGAKUは、中に切れ込んで左足でシュート！

　これが、見事に決まり、GAKU、Alevin E でのデビュー戦で早くも名刺代わりの一発を披露します。

　夏のワールドカップ・アカデミーではセンターバックを務め、コルネヤのAlevin A では2トップの一角を務め、そしてここでは、サイドのMFをこなすGAKU。フットボール7なら、GK以外、どこでもやれるスーパーポリバレンテぶりを発揮します。サイドでは、足元でもらう時、裏でもらう時、サイドで開いてもらう時、また、マークがサイドに張り付いているとみるや、中に入って空いているスペースでもらう時と、的確なポジショニングでデスマルケ（相手マークを外す動き）を繰り出し、ボールを持ってからは、ドリブル、パス、シュートと次々と自分のプレーを発揮して行きます。また、ルーズボールでの競り合いでも、ボールの奪い合いで負けません。

　そんな中、右サイドを縦に突破して、逆サイドに右足できっちりとゴールを決め、GAKU、2点目をゲットします！

　3レグ目は再びベンチに下がり、そしてラストの4レグ目に再び姿を現したGAKU。

　2レグの後半と同様のプレーを繰り出し、思いをふっ切ったかのように、ハツラツとプレーするGAKUの姿がありました。

　しかし、右サイドでのチャンス、同じような位置からの45度のシュートをいずれも逆サイドの枠外へ外してしまいます。

　GAKU「あんなに同じ位置から何度も外したのは初めて。」と試合後に悔しがったGAKU。

　それでも、試合終了間際に、やはり同じような位置からチャンスを掴むと、今度こそとばかりに豪快にゴール左隅に打ち込み、ハットトリック。試合は終わってみれば14-2と、コルネヤの大勝に終わりました。

　GAKU「Aに上がる為には、今日はダブルハットを決めなきゃ駄目。」と感想を述べた彼。

　今の彼には、与えられた場所で、必死にアピールを続けるしかありません。

　by Keita Uematsu

El diario de YUTO & KAKERU & SHOGO ~vs Sant Ildefons~

Hola Buenos dias,

今日は、YUTO＆KAKERU＆SHOGOはInfantil Fに加勢して、AWAYでSant Ildefonsとの対戦となりました。

監督はJuan。そして早速3人ともスタメンとして起用されます。

4-4-2のフォーメーション。SHOGOとKAKERUの2トップに、右のワイドにYUTOが入ります。

1stレグ。両チームとも足元ボールが落ち着かずロングフィードによる縦長のゲーム展開。SHOGOとKAKERUもなかなかイメージする場所にボールが来ずに、ゲームになじめない模様。しかしながら、監督に指示されたように、なるべく2トップの間で縦の関係を作って相手を崩そうとチャレンジしている姿が見えました。YUTOは、右サイドから積極的に攻撃参加を見せますが、最後のクロスボールの部分の精度に精彩を欠きます。今日は日中気温も高く、スタミナの面でもサイドを往復できる体力作りが必要そうです。

2ndレグ。徐々にペースを掴んできたSHOGO。前線でボールを受けると、ヒールキックでオーバーラップしてきた左サイドのJaviにパスをつなぎます。少しずつ周りが見えてきた様子。KAKERUも中央でボールを受けると、ペナルティエリアの少し外から思い切りよく右足を振りぬきます。ゴールは枠をとらえましたがこれは相手のGKががっちりセーブ。そして、YUTO。中盤相手との競り合いヘディングでクリア！すると相手の頭と衝突。地面に倒れますが、幸い怪我もなく少したんこぶができた程度で済みました。一瞬冷やりとする場面でしたが、本人も「大丈夫。続けます！と元気よくプレー再開しました。

前半終わって0-0。

3rdレグは、SHOGOのみの出場。「トップ下もやってみたいです」と希望していたSHOGOの要望が通り、中盤でのプレーをします。しかしながらチームも後ろからのビルドアップに苦しみ、中盤でボールを失うと、相手にドリブルを許し、止めに入ったPauのスライディングが相手にかかりPKを与えてしまいます。これを決められ1-0と先制されてしまいます。すると、立て続けに左サイドからのクロス、CKから得点を許し、一気に3失点。3rdレグで崩れてしまいます。なんとか挽回したい日本人オフェンストリオでしたが、決定的な形を作り出すことができません。

4thレグではKAKERU、YUTO、SHOGOが再び出場しますが、チャンスは作れず。

残念ながら試合は3-0と、ダービーマッチに敗れてしまいました。

今日のチームのメンバーの中では、実力ともに上に出ている3人。もっとゲームの中での自己主張。そして積極的なプレーが見たかったです。明日は、所属のInfantil Eでのホームゲームです。

先週のゲームではPlat相手に大勝しているだけに、ここでもう一活躍みせてもらいたいところです。

そして、KAKERUにとっては、このゲームがスペイン留学最後のゲームとなります。

活躍を期待したいと思います。

Hasta luego

W杯サッカースクール・トーナメント

 

 

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個人留学2010秋 KAKERU 【Camp Nou !!!】

　前回はまさかの敗退を喫したバルサ。

　この日はホーム、Camp Nou にスポルティング・ヒホンを迎えての試合です。

　メッシが故障で不在の中、チャビ、イニエスタを中心に、圧倒的なボールポゼションで攻め立てるバルサ。

　しかし、自陣で守備を固めるヒホンの牙城をなかなか崩す事が出来ません。

　それでも、オフサイドぎりぎりで抜け出したビジャが値千金のゴールを決め、バルサが1‐0で勝利しました。

　試合を見学したKAKERUとSHOGOも興奮した様子で、バルサの試合を堪能していたようでした。

 

 

　by Keita Uematsu

El Diario de GAKU ~ 10/11シーズンのスケジュール~

 ようやくGAKUもチームが決まり、そして早速スケジュール表を手にしました。

　Alevin A とEとの2足の草鞋を履く事になったGAKU。

　もちろん、Alevin A と共に、1部リーグに専念したいところですが、まずはEが主戦場。そして、Eも2部リーグを戦う為、決して簡単ではありません。

　

　コルネヤAlevin A が所属する１部リーグ・グループ２の日程表は こちら

　コルネヤAlevin E が所属する２部リーグ・グループ３の日程表は  こちら

　※尚、試合開催日時は、直前に変更になる場合があるので、あくまでも予定です。

個人留学2010秋 GAKU 【まずはおめでとう！】

　Hola !  Buenos dias !!!

  さぁ、今日の最大のニュースは、何と言っても！そうです！GAKUが1999年の1軍、Alevin A に合格したのです！！！おめでとう！GAKU！！！

　但し！すっきり素直に喜べる内容ではありません。

　以下、クラブ側からの回答を記します。

　「GAKUは素晴らしい選手だ。基本的に、クラブとしては、1軍の選手として、獲得したい。但し、今シーズン、Alevinはフットボール7を戦う事になり、各試合毎の出場可能登録数は、12名となっている。そして、既に、Alevin A にはGAKUを除いて15名の選手がいる。つまり、既に3名オーバーしている。既に6月に、元々のAのメンバーを何人か2軍に行かせている。つまり、既に、ある程度絞り込んだ後だったのだ。だから普通はこれ以上の入団テストは受けない方針だった。しかし、KEITAがしつこく、駄目もとでも良いから見てくれと言うので、特別に練習参加させた。そして、実際に、君は素晴らしい選手だった。だが、今も言ったように、既に、6月の段階で、15人の選手で今シーズンを戦うと言う意向を既に表明してしまっている。その為、ついこの間来た君を、いきなり1軍に入れるのは簡単な話では無い。

　そこで、クラブの提案としては、今シーズンから、AlevinのAとBは週3回トレーニングをする事になった為、月と火はAlevin A でそのまま練習してもらう。が、木曜日だけは、Alevin E でやってもらう。何故Cでは無いかと言うと、既にCには12人の選手がいる為、これ以上はやはり受け入れる事が出来ないんだ。幸いにして、Eも今シーズンは2部リーグを戦う事になる。まずは週末の試合は、Eで出場してもらう。

　もちろん、普段の練習やEでのプレーぶりは、Aの監督ルイスを含め、常にチェックする。

　クラブとしては、1999年生まれのベストの12人が、1軍であるAに入るべきだと思っている。だから、GAKUがしっかりとこちらの文化、言語、フットボールに適応して、そして、我々が明らかに君がベスト12に入るべき存在だと思えば、シーズン途中からでも、徐々にAの試合にも出られるように、配慮して行く。

　とにかく、監督のルイスは君の事を非常に気に入っている。監督としては、今すぐにでも欲しいと言っている。だから、GAKU、しばらくはそういう形で頑張って欲しい。今のように実力を発揮し続ければ、必ず完全に1軍でフルでやってもらう日は来る。

　とにかく、君はコルネヤの1軍の選手だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」

　

　と言う事でした。諸手を上げて喜べる内容ではなかったかもしれませんが、GAKUはこのクラブからの提示に納得した様子で、気持ちを新たにしていました。とにかく、クラブはGAKUの事を好評価しており、GAKUにもそれは十分に伝わったようでした。

　

　どたばたで決まった今回のスペイン移住劇。最後までどたばた的な結末でしたが、それでも、GAKUは自分の力を存分に発揮し、そして、今回のような、クラブに「特別な措置」を提示させるまでにこぎつけたのでした。

　素直に、おめでとう！と言うべきでしょう。

　まだまだ、GAKUの冒険は続きます。

　サムライ少年の皆とお互いに切磋琢磨し、刺激し合い、高め合い、頑張って行って欲しいと思います。

　by Keita Uematsu

La Casa de Samuraiitos ～YUTOの誕生日～

個人留学2010秋 KAKERU 【 ちょっぴり復調】

　Hola ¿Qué tal ?

　さて、この日最後の試合は、KAKERU。コルネヤ・ダービー、アウェイでの対San Ildefons 戦に挑みます。

　昨日は病上がり、3日間の休養を経てのぶっつけ本番で臨み、精彩を欠いたKAKERU。今日はどこまで復調しているのでしょうか！？

　1stレグをベンチから見守ったKAKERUは、2ndレグから右サイドバックで登場です。

　俊足とバネのあるKAKERUは、相変わらずも、経験不足の右サイドバックを、荒削りながら、こなして行きます。現代フットボールでは非常に重要な役割をこなすサイドバック。スピードと持久力が求められ、上下動を繰り返して攻守に貢献出来るこのポジションは、非常にやりがいのある仕事です。ブラジルでは、花形ポジションの一つとして、近年、ロベルト・カルロス、ダニ・アウベス、マイコンなど、次々とサイドバックの名手を排出しています。

　そんなポジションに、少しずつ魅力を感じ始めているKAKERU。しかし、戦況を見ながらの相手のボールをパスカットする駆け引き、オーバーラップのタイミングなど、まだまだ勉強が必要です。

　が、このポジションで試してみたい素地が、KAKERUにはあることも事実。

　さて、この日のKAKERUは、空中のボールを被ってしまったり、一対一で簡単にファールを犯し、相手にフリーキックのチャンスを与えてしまうなど、やや安定感を欠いたものの、一方では、タイミングの良いパスカットから味方に良い形でスルーパスを供給し、チャンスメイクしたり、低空の球筋の良いサイドチェンジのボールを蹴り込んだり、相手ディフェンスの裏に絶妙なクロスボールを放り込んだりと、プラス面でもかなりのプレーを見せていました。

　後半はフル出場したKAKERU。4thレグ目には、途中から1トップに入り、前線を駆け回りました。なかなか良い形でのシュートを放つ事が出来ませんでしたが、本来のポジションで、スピードを活かしたプレーを何度か見せていました。

　「病上がりでまだまだ本調子からは遠い。1日でも休むと、体がなまるので、来週は頑張りたい。」とKAKERU。

　あとはそろそろ、ゴールに絡むプレーが欲しいところです。

　by Keita Uematsu

El Diario de SHOGO, YUTO y MASATOU 【 スペイン人ってでかい!? 】

　Hola ! ¿Cómo estás ?

  Infantil E の3人組は、日曜日は、アウェイでのVilassar de Mar 戦に挑みます。

　地中海に面した、開放的な町。昨日までの大雨が嘘のように、昼には灼熱の太陽が降り注ぎます。

　この試合、コルネヤから父兄の車にそれぞれ乗り込んで列を組んで30分の道のりのはずが、何処をどう逸れたのか、後の3台が道を間違え、海では無く、山の方へ向ってしまうハプニング。その3台の中には、我らがサムライ少年が乗り込んだ車も！

　しかし、何とか試合開始の20分前に到着し、ちょうどアップに出ようとしていたチームに辛うじて合流する事が出来ました。

　そんなアクシデントはあったものの、チームのストライカーを目指すYUTOは、先発に名を連ね、2トップを形成します。

　試合前には、カルロス監督から、SHOGOとYUTOが今シーズン、このチームの一員としてプレーする事を受け入れる旨の報告がありました。所属チームを掴み取り、喜ぶ2人。しかし反面、もっと上のチームでやりたかった思いも同時に胸中に過ったようで、複雑な表情も見せていました。

　先シーズンのSHOUKEIがそうだったように、この1シーズンを前向きに取り組めば、必ず来シーズンには報いが来るはず！そう信じて、SHOGOが「親に、自分のチームに誇りを持て！って言われました。」と言うように、一試合、一試合、一回、一回の練習でどれだけ入魂出来るかが、勝負の分かれ道です。

　ところで、2人の間で揉め事勃発！2人に用意された背番号は8番と11番。2人共に11番が欲しいらしく、譲りません。「バルサではイニエスタ、スペインではチャビだぞ！」と言っても、「何番でも、自分が背負った番号をビッグな番号にすりぁいい。」と言っても、効きません（苦笑）。果たしてこの背番号紛争の行方は如何に！！！

　さて、試合に改めて目を向けてみると、YUTOもSHOGOも周囲とは一回り小さく見えます。YUTOにとっては同年代、SHOGOにとっては僅かに1年上なだけなのですが、スペイン人は大きいやつは本当にでかい！もちろん、YUTOやSHOGOと同程度の体格の選手もいるのですが、大きい相手と対峙する時は、2人とも、大人と子供のような差にも見えてしまいます。

　この日浮き彫りになったのは、そんなフィジカルが屈強な相手に、如何にプレーして行くかという課題。YUTOは味方のGKからのゴールキックに対し、殆ど全ての空中戦で競り負けていました。それどころか、競ろうともしない、最初から諦めているようなシーンが何度も見られ、相手のセンターバックに軽々とヘディングさせているシーンが見受けられました。体格の大きい相手に対し、競り勝てないながらも、もっと体を張って、相手にプレーさせにくくする術を身に付ける必要があります。あそこで踏ん張れるかどうかで、相手の5度のチャンスを、味方の5度のチャンスに変える事が出来るはずです。スルーパスに抜け出し、俊足で勝負する型を、チームの中で確立しつつあるYUTOだけに、他の面でも良い仕事が出来るようになれば、もっとチームに貢献出来るはずです。

　一方、体格差で今日はかなり苦しんだのがSHOGO。「日本では、当たりが強い方なんです。」と語っていた彼も、この試合では大人の中に混じった子供のように映る程。それでも、何度かドリブルでかわし、ユニフォームを掴まれたり、吹っ飛ばされながらも強引に持ち味を出そうと奮闘していたSHOGO。がしかし、大きい相手に対し、もっと自分の体をフルに使った身のこなしを体得する必要性があります。

　また、2人共に、寄せが速い展開の中で、周囲を瞬時に察知し、素早いプレーを心掛ける必要がありそうです。

　一方、後半から出場したMASATOU。昨日、チームに帯同して直ぐに結果を出した彼でしたが、この日は相手の素早いチャージに得意のドリブルも引っ掛けられてしまうことしばしば。それでも、時折巧みなボール捌きでチームにリズムを与えていました。

　試合は前半、YUTOの右サイドの突破を起点に奪った先制点と、後半に得た3得点によって、コルネヤが1‐4で勝利を収めました。

　一ヵ月後の開幕に向け、これからチーム力と個人力を着実に上げて行くことになります。

　by　Keita Uematsu