さぁ、いよいよ、ワールドカップ・サッカースクール・トーナメントも最終日を迎える事となりました。
早速、行ってみましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
今日は、昨日の嵐で流れたグループリーグ最終戦、Tecnofútbol Barcelonaとの試合からスタートです。Tecnofútbol Barcelonaとは、リーグ戦で4度戦い、いずれも勝利している相手、ここは、決勝に進出する為にも、大量得点で勝ちたいところです。ところが、事態は思わぬ方向へ進んで行きます。誰もが、この試合は“鉄板”だと思っていました。選手達の心の中にも、そうした“心の隙”が、あったかもしれません。
試合は、それでも、World Teamがいきなり先制点を上げ、イケイケムードかと誰もが思いました。ところが、Tecnofútbol Barcelonaが何も失う事が無いと言った感じで、ガンガン前に押し込んで来て、World Teamは劣勢に追い込まれます。球際の寄せも一歩ずつ遅く、後手後手の守備に回り、決定機を何度も作られてしまいます。そして、そのチャンスを高確率でものにするTecnofútbol Barcelona。気づいたら、スコアボードが1-3となっています。この日もワントップを任されたRYUSEI。しかし、良い形でボールを受ける事が出来ません。時折、後方から浮き球のボールが飛んでくるも、尽く、相手ディフェンダーに跳ね返されてしまいます。もう少し、相手のマークを外す動き、相手の視野から消える動きをしなければ、屈強なディフェンダーには、簡単に守られてしまいます。俊足のタマスも、通り一辺倒の縦への突破ばかりで、完全に相手に読まれ、あの痛快な突破を一度も見る事が出来ません。また、左サイドの新加入のスペイン人ゴルディート君の頭の中には、パスの選択肢はゼロ。無謀な突っ込みから、ボールを奪われ、逆襲のきっかけになってしまいます。KOSEIは、味方がまずい取られ方で逆襲を喰らうのを止めようと懸命に喰らい付きますが、相手は、パスとドリブルを織り交ぜて来る為、的を絞れず、何度か突破を許してしまいます。
何だかチームはちぐはぐ。数日前の、勢いに乗るチームの姿は、ここにはありません。流れの悪さを感じたフアン監督は、遂に、これまで主力を務めていたRYUSEI、KOSEI、タマスを総取替えします。すると、ここからWorld Teamは猛反撃。相手のメンバーも落ちた事もあり、一進一退の攻防で優位に立つと、そこから、1点、2点と返し、遂に3-3の同点に追い付きます。しかし、少なくとも、あと1点、勝利を収めなければ、ファイナルに進む事は出来ません。World Teamは懸命にゴールを目指しますが、ここで無情にも試合終了の笛。World Team、まさかのグループリーグ3位となり、決勝進出を果たすことが出来ませんでした。
茫然とするKOSEI、RYUSEI、そしてWorld Teamのメンバー達。
がしかし、まだ3位、銅メダルのチャンスが残されています。
World Teamは、3チームによる、総当たりの3位決定戦に挑みます。
まずは、Plan Marcet戦。これまで、幾度と無く、ぎりぎりの攻防を繰り返して来た好敵手。RYUSEIはワントップで先発する一方、KOSEIはベンチスタートとなります。試合は、緊迫した息詰まる攻防が繰り広げられます。そんな中、共に1点ずつを決め、互角の戦いが続きます。この試合でも、RYUSEIは殆どボールを自分の形で持つことが出来ません。理由は3つ。味方が、パスを考えず、ドリブルで突っ込んでばかりな事。そこでもらえば決定的なチャンスになる場面で、タイミング良く声を出して呼び込めない事。ドリブルしか見ていない味方は、逆に周りが見えていないと言えるわけで、そいつが思わず声につられて出しちゃったぐらいの声を発すれば、3度に1度はボールをもらえたかもしれません。そして最後の1つは、ルーズボール、特に浮き球の攻防に対して、強いDFに対峙すると、競り負けてしまう点です。ボールを持って前を向いたら、かなり期待が持てる選手。その為、今後は、如何に、自分の得意な形に持って行く為に、その回数を増やす為のプレーに磨きを掛ける事が肝要となるでしょう。
一方、体を張り、スライディングを繰り出し、体を投げ出してでも相手を止めようと喰らい付くKOSEI。一対一のディフェンスの際の激しさにおいて、少しずつ向上の跡が見られます。一方、攻撃の面では、まだまだ自分の思い通りにはプレー出来ていないはず。一人はかわせても、二人目には引っ掛かってしまう。日本のようにはサクサク抜けない。スペインでもサクサク抜けるようになりたいが為に、まだまだドリブル、自分で行く事に固執しがち。でも、パスを出そうと思えば、出せる選手。そういう意味で、自分の中での葛藤があるのかもしれません。
それにしても、ロシア人達は、日本人に負けない程、自分で行こうとし過ぎです。それが上手く行けば良いのですが、手強い相手にそれが通用しなくなると、途端にチームのリズムが悪くなります。こうしたチームをまとめ上げるのは、なかなか大変です。ね!?フアン監督!?
さて、試合はお互いに得たPKを、Plan MarcetはGKに止められ、World Teamはきっちりとアルテンが決め、2-1でWorld Teamが辛勝しました。
続いては、やはりPlan Marcetに勝利したTecnofútbol Barcelona。すなわち、この試合の勝者が、銅メダルを獲得する事になります。
先程の試合では、決勝進出の夢を断たれた相手、その借りを返したいところです。が、試合は、現在のチーム状態を如実に表すことになります。ここに来て上り調子のTecnofútbol Barcelona。一方、チームが噛み合っていないWorld Team。パスが2本以上通る事は殆どありません。しっかりしたディフェンス、屈強なディフェンスを前にした時に、個人での突破だけでは、無理があります。限界があります。だからこそのフットボール。サッカーは、チームスポーツ。勝負する時はもちろん自分でトライしなければなりませんが、より効率良く状況を打開し、より効率良くゴールチャンスを掴む為には、やはりパスワークが必要です。
こうして、個の力で何とかここまで来ていたWorld Teamは、最後に大きなテーマを突き付けられ、この大会を締めくくる事になりました。試合の結果は0-2。チーム一丸となって戦った来たTecnofútbol Barcelonaに、苦杯を舐める形となりました。
カップ戦、World Teamは、4位となりました。
尚、Benjaminの決勝は、Tecnofútbol EspañaがAmics de Barçaを接戦の末に3-2で破り、見事に優勝を果たしました!
【Alevinカテゴリー】
さて、続いてはAlevinです。5~7位決定戦をMadrid、Plan Marcet 2001と争っているRYUYA、RYUGEN擁するU.S.Aは、この日、それぞれ更に2試合ずつを戦いました。Madrid戦はRYUGENの2ゴールで2-1で勝利、Plan Marcet 2001戦は0-1で敗戦、更には、再びPlan Marcet 2001と戦い、RYUYAが1ゴールを決めたものの、1-4で敗戦、最後は、再びMadridと戦い、再びRYUGENがゴールを決めたものの、1-2で敗戦。
その結果、U.S.Aは残念ながら、最下位と言う結果に終わりました。
さぁ、そして、Alevinの3位決定戦です。Plan Marcet 2000 vs Valenciaです。リーガでは2度の対戦でいずれも勝利している相手です。先発は、KOSHIRO、RYO、ITSUKIの3人です。KOSHIROは怪我したり、ふて腐れた態度を監督に戒められる形でベンチに引込められた以外は、常に不動の中盤の真ん中を務めて来ました。一方、戦いが進むに連れて、監督やチームメイトの信頼感を勝ち取って行ったのがITSUKI。今では、3人のセンターバック、ITSUKI、マノロ、セルジの3人の中では、常にファーストチョイスです。そして、サイドアタッカーとして、主力争いを繰り広げて来たRYO。殆どの試合で、レギュラーの座を勝ち取って来ました。
試合は、緊迫した互角の攻防が展開します。右サイドのRYOは、縦の突破を図ろうと何度も試みるも、粘り強いDFを相手に、なかなか思うようにプレーを実現する事が出来ません。相変わらず、厳しいマーク。相手の潰しに遭うKOSHIROは、シンプルにパスを散らし、再びリターンを走り込んでもらって、ラストパスに繋げようとしますが、Valenciaも懸命の守りで、最後の一仕事をさせません。一方、ITSUKIは、小さい体を惜しげも無く相手にぶつけ、相手に前を向かせない、仕事をさせないディフェンスが板に付いて来ています。あとは、もっとマークしているDFへのパスを読んでカットしたり、時折、マークを疎かにしてしまう集中力の部分、そして、もっと落ち着いてプレー出来るようになれば、もっともっともぉ~~~と良くなるはずです。そして、そうした部分をしっかりと身に着け、余裕が出て来たら、攻撃にも参加出来るようになるでしょう。ある意味、一杯一杯。それでも、自分の出来る事を全力で常に全うしようとプレーしていた姿勢は、本当に素晴らしかったと思います。
試合は、先制点を奪われ、後半、マルコスが左サイドに開いたアンヘルへの縦パスを走り込んで折り返しを受け、そのまま左足で放ったシュートが入って同点に追い付きます。
更にはこの試合、ワントップのアンヘルに再三再四、決定的なチャンスが訪れるも、この日もアンヘルはゴールの神様に見放されるが如く、ゴールネットを揺らすことが出来ません。
彼にとっては、悪夢のような大会になってしまったと言えるかもしれません。
さて、途中出場のTAKUKI。大会当初は、MFでサムライ少年3人揃い踏みで起用されていたものの、普段の練習中の素行を監督のチャビに咎められ、それが元で、徐々に出場機会を減らして行きました。
そんなTAKUKI。本来なら、もっと“いけてる”プレーを繰り出せる彼ですが、自分で行く所、簡単にパスを捌く所の判断がもう一つ。また、味方へのパスも、狙いとしては悪く無いのですが、味方の状況を判断した配慮が、パスの質に加味出来ず、味方と合わないシーンが多々ありました。TAKUKIなら、もっともっと、相手ディフェンス陣が嫌がる“えぐい”プレーが出来るはず。それを、チームの中で効果的に活かす術を、これからは学んで行って欲しいと願います。
さて、何度もの決定機で決められなかったPlan Marcet 2000。そのツケは、小さくはありませんでした。Valenciaにまさかの勝ち越しゴールを決められ、1-2で敗れる結果となってしまいました。
終盤、まだ試合終了のホイッスルが鳴っていないのに、泣き出すKOSHIRO。相手に何度も踏まれ、削られ、痛みと悔しさで込上げてしまうのは分かりますが、試合では、最後の最後まで、試合終了の笛が吹かれるまで、ベストを尽くして戦わなければなりません。感情を爆発させて冷静さを欠いたところで、泣き顔を見せて、弱みを相手に見せる事で、何の得にもなりません。大いに泣けば良い。でも、それは試合終了の笛が鳴ってからだ。それまでは、どんなに苦境でも、最後の最後まで戦え!!!
と言う訳で、リーグ戦で2位の成績だったPlan Marcet 2000は、決勝トーナメントの結果、4位と言う結果に終わりました。
ちなみに、優勝は大サプライズで、リーグ王者Tecnofútbol España 2000を、弟分Tecnofútbol España 2001が2-1で下し、優勝を成し遂げました。
【Infantilカテゴリー】
さて、まずは、7~9位決定戦に回る事になった、KAISEIとKAZUKI擁するWorld Teamからです。昨日の試合で初勝利を上げたものの、Mexico戦での大量失点が原因で、グループCで最下位となったWorld Team。その為、7~9位決定戦を戦う形となりました。
初戦の相手はPlan Marcet 1。リーグでは9チーム中5位だったチームです。今大会、チームの主力として戦い続けたKAZUKIとKAISEIがこの日も両ウイングを務めます。チーム力では相手が上。しかし、KAZUKIはいつものように、自分でひょいひょいと相手をかわし、攻め込みます。今大会で、サムライ少年の中で、個人技が最も通用した一人かもしれません。また、KAZUKIは決して“俺が俺が”タイプでは無く、自分がシュートを打つよりも可能性のあるポジションに味方がいた場合、そこにしっかりと的確な判断を下す事も出来る選手。球扱いの技術は素晴らしいものがあります。あとは、攻守の切り替えの速さや、ディフェンスの際に、もっと厳しくチャージする事が、彼を更に好選手足らしめる要因でしょうか。
一方、ボール扱いは、KAISEIも負けてはいません。その技術を、もっと試合の中で、チームの中で効果的に繰り出す事が出来るようになれば、もっと出来るはずです。あとは、球際です。如何せん、弱いです(苦笑)。それでも、どんな苦境であろうとも、どんなにチームが勝てなくても、誰よりも元気に、明るく、めげずに戦い続けようとした姿勢は、本当に素晴らしかった。
この試合、残念ながら、チームはいい所無く、0-4で敗れる結果となりました。
また、更にはもう一試合、Mexico 2戦も敗れ、カップ戦の最下位が決定しました。
続いては、5~6位決定戦。SHINとDAICHI擁するPlan Marcet 2は、Madridと対戦です。ところが、このMadridは、リーグで2位だった相手。苦戦は必死です。
しかし、何が起こるか分からないのが一発勝負のトーナメント戦。Plan Marcet 2は、粘り強い戦いを見せ、奮闘します。それでも、チャンスは圧倒的にMadrid。体格の良い選手が揃うMadridは、遠目からでも強烈なシュートを飛ばして来ます。ローテーション制の先発組に入ったDAICHIは、中盤の真ん中でいつものようにプレーします。フリーでボールを受けた際、得意の左足を繰り出し、スピードを活かして攻め込みますが、最後のプレーに正確性を欠きます。一人かわすも、二人目で取られる。ドリブルでボールを前に運ぶも、最後のパスが相手に引っ掛かってしまう。また、相手のフィジカルに圧倒され、ディフェンス面では殆ど何もする事が出来ません。もっと、小さかろうが、相手に対して厳しいディフェンスをする必要があります。また、攻撃面では、持っているスピードを活かす為にも、スペインのディフェンスレベルの中で、“いける”感覚を掴み取りたかった所です。残念ながら、そういう意味では、本人としては、まだまだ不本意だったと思います。
一方のSHIN。大会当初から比べれば、すっかりチームの一員として、効果的なプレーが出来るようになって行ったSHIN。FWとして、ゴールチャンスにも絡み、存在感を示せるようになって行きました。それでも、相手との間合いの中で、自分の得意とする“型”に持って行けないシーンが多々ありました。また、スペインのGKは小さい頃から専用のトレーニングを受けているだけに、皆基本がしっかりしている。そういうGKに対しては、きっちりとゴール4隅に威力のあるシュートを放つ必要があります。でないと、スペインではゴールは入りません。今後、もっともっとゴールゲッターとして、磨きを掛けて行って欲しいと思います。
さて、試合は、何と、緊迫した接戦の中、Plan Marcet 2がコーナーキックからの値千金のゴールによって、1-0で勝利!Plan Marcet 2は5位の座をキープしました!!!
そして、最後はTAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁するVenezuela。カップ戦では驚異的な快進撃で、準決勝に駒を進めました。そして、セミファイナルの相手は、なんと、リーグで首位だったTecnofútbol España 1998。リーグでの対戦も2度とも敗れており、苦戦は必至です。先発には、徐々に監督の信頼を獲得し、出場機会を増やして行ったSHOKI。そして、不動の右サイドとして、最初から最後まで重宝されたKENGOの2人が入ります。がしかし、試合はあっさりとTecnofútbol Españaが2点を奪い、あっと言う間に試合の興味を削いでしまいます。パスワーク、スピード、フィジカル、テクニック、何もかもが全て相手が上。そんな中、Venezuelaは必死に抵抗を見せますが、Tecnofútbol Españaが次々とゴールチャンスを掴みます。TAKAHIROも、途中から出場し、懸命に走り回るものの、相手に闘牛士のようにいなされてしまいます。
結局、0-4で完敗となり、午後には、3位決定戦を戦う事になりました。
その3位決定戦、相手は、Tecnofútbol España 1999です。先発したKENGOは、いきなり絶好のチャンスを掴みます。右サイドから中央に走り込んだKENGOは、タイミング良く入って来たクロスボールをダイレクトで合わせます。がしかし、GKのファインセーブであっさりと防がれています。シュートは、渾身を込めて、そしてゴール隅にきっちりと打たなければ、こっちのGKから得点を奪う事は出来ません。
その後、SHOKI、TAKAHIROが出場するも、終始相手有利の状況を打開する事が出来ず、一進一退の攻防の末、0-2で敗れてしまいました。
これで、Venezuelaはカップ戦、4位入賞と、リーグ戦8位から、大きく躍進しました!!!
【Cadeteカテゴリー】
さぁ、そして最後は我らがSHUN擁するCadeteカテゴリーです。
リーグ戦覇者として、順当に決勝に勝ち上がって来たTecnofútbol España。対するは、Plan Marcet 1です。Plan Marcet 1は、リーグ戦では3位だったチームで、Tecnofútbol Españaは2度の対戦でいずれも勝利を収めた相手。是が非でも、金メダルを勝ち取りたいところです。
がしかし、試合は25分一本の短期決戦。何が起こるか分かりません。
そしてそれは、起こってしまいました。
前半10分に豪快なミドルシュートを叩きこまれたTecnofútbol España。刻一刻と時間が迫る中、懸命に守るPlan Marcet 1を前に、なかなか決定機を掴む事が出来ません。エースの長身15番も不発、何度か決定機を掴んだTecnofútbol Españaでしたが、ゴールネットを揺らすことが出来ませんでした。
SHUNも、すっかり定位置となったポジションで懸命に守備に奮闘します。鋭い寄せで、粘り強くディフェンスするSHUN。もっとも、寄せは速いのですが、そこから相手からボールを奪う力強さは、まだまだもの足りません。まさに、日本でよく言われる、プレッシャーは速いけど、寄って来るだけ。がっつりボールを奪うわけじゃない、と言うディフェンスになってしまっているきらいがあります。こちらでは、その先、腰を相手の腰にぶつけるように体をこじ入れ、相手からボールをかっさらう仕事まで貫徹しなければ、ナイスディフェンスにはなりません。スペイン人は、ある程度のレベル以上の選手は、とにかくボールをもったら慌てないので、ディフェンスが来るぎりぎりのぎりぎりまで、その動きを見て来ます。その為、慌ててミスを誘う事が難しい為、速い寄せだけでは、なかなかボールを奪う事が出来ません。“がっつりとボールを奪う”術を身に付けなければいけません。
一方、この試合のSHUNは、拮抗した展開の中で、リスクを犯せず、堅実な守備に専念していました。
がしかし、試合は0-1で敗れ、Tecnofútbol España、まさかの準優勝となりました。
ご覧の通り、最終日、サムライ少年は皆、尽く悔しい思いをする事になりました。“ la hora de la verdad (真実の時)”、すなわち、真価を問われる舞台で、サムライ少年達は、結果を残すことが出来ませんでした。タイトルの掛かった、今が重要、今が勝負どころと言う頑張りどころで、スイッチをマックスにまで切り替える事が出来るスペイン人等、外国の少年達。彼らは普段の120%の力を発揮し、踏ん張りどころでいつも以上のパワーを発揮していたように思います。一方、サムライ少年達は、重要な場面、重要な時に、いつもの半分しか力が出ない。過度な緊張が、その大きな要因でしょうか。
好パフォーマンスを発揮する上で、ある程度の緊張感は必要ですが、いつもの力を削ぐ“びびり”の緊張は、百害あって一利無し。恵まれ過ぎた環境で暮らす日本の少年達にとって、頼もしく生きる術を身に着ける事は、ある意味、日本と言う恵まれた国が持つ、課題、いや、大きな問題と言えるかもしれません。
もっとも、先日のなでしこの優勝劇を見れば、強い反論を受けそうですが(笑)
さぁ、大会は、最後、エキシビジョンと題し、詰めかけた大勢の家族の前で、トレーニングパフォーマンスを盛大に行い、最後は閉会セレモニーが行われました。
皆、最後は笑顔!笑顔!笑顔!戦い抜いたものだけに与えられる、“勇者のメダル”を胸に!
皆、今回友達になった沢山の異国の少年達と握手や抱擁を交わし、別れを惜しんでいました。
KAZUKIは、ロンドンから迎えに来ていた家族と共に、一足先に、我が家へと旅立って行きました。
夜は、最後の晩餐、皆でバイキング形式のレストランで舌鼓。皆で最後のひと時を堪能しました。
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