MGF 現地レポート

個人留学2012春 JIEI 【エウロパ】

さぁ、いよいよJIEIの挑戦がスタートします。今回、JIEIが練習参加するチームは、EUROPA（エウロパ）と言う古豪です。意味はずばりヨーロッパ！スケールの大きな名前を持つクラブです。

１９０７年に創設されたこのクラブの歴史は１００年以上。そして、１９２８-２９年に１０チームでスタートしたリーガ・エスパニョーラの初代メンバーに、バルサやレアル・マドリー等と共に名を連ねました。

そんな名門クラブに、JIEIは「緊張とワクワクは５０・５０です。」と言う心持ち、初参加しました。

 

この日は、ウォーミングアップの後、ディフェンダー無しでのセンターリングシュートなど、攻撃の形を確認した後、１０vs１０のミニゲーム、そして、最後はペナルティーエリアの縦幅にゴールを置いてのシュートゲームを行いました。

JIEIは、このチームの中では最も小さい部類に入る選手でした。さぁ、彼の初日のプレーぶりはどうだったのでしょうか！？

 

JIEI「まだまだ全然駄目ですね。日本の選手とこっちの選手では、プレーの質と言うか、感覚が全く違う。こっちの人は、ゴールに直結するプレーが上手い。シュートだったり、シュートに持って行く為のコントロールだったり、その為のパスだったり、当たり前の話なんだけど、ゴールを奪い合うスポーツの基本中の基本。それを、こっちの人は当たり前のようにやってのける。これは、日本には無い感覚。改めて、サッカーの本質を感じた気がします。はっきり言って、日本の自分のチームのレベルよりも数段上。でも、もっと慣れてくれば、やれる自信はあります。」

 

自分がこれまでやって来た、学んだプレーの良い所を活かしつつ、異文化で感じた新たな感触を融合させて、JIEIは更なる進化を心に誓ったのでした。

個人留学2012春 JIEI 【スペインでやってみたい】

新たな若者が、バルセロナの町にやって来ました。その名もJIEI、９５年生まれの新高校２年生です。彼は、現在、選手権常連校のサッカー部に所属し、日本ではエリート的な路線を歩んでいます。にもかかわらず、「どうしてもスペインでやってみたかった。」と言う思いは強く、今回、チーム探しの挑戦と相成りました。

「覚悟を決め、退路を断って来ました。やれる自信はある。」と語るJIEIの目は、覚悟と緊張、そして、ワクワクした面持ちが映し出されています。

憧れのフットボールの地に降り立ったJIEIの前に、一体どのような冒険が待ち受けているのでしょうか！？

MGFでは、彼の挑戦を大いにサポートして行きたいと思います！

 

個人留学2012春 ATSUSHI 【バダロナ】

今回、ATSUSHIが挑戦するのは、バダロナと言う強豪チームです。

この日は、ボールポゼションのトレーニングの他、スプリントなど、フィジカルトレーニングも多く行われました。

ドリブルを主体とする個性的な強豪高校のサッカー部に所属している彼。それだけに、“まずは自分が仕掛ける事を考えろ”と指導を受けているだけに、「ボールポゼションの練習は、殆どやった記憶が無い。」との事。“スペインでは、基本中の基本の練習だよ”と伝えると、「これからどんどん吸収して頑張ります！」と爽やかな返事。

 

さて、練習後の感想をATSUSHIに聞いて見ると、、、

「実は、日本でまともに２週間トレーニングが出来ていなかったので、今日のコンディションとしては３０％の出来。それにしても、皆身体能力が高いなと感じました。足も速いし、体もしっかりしている。正直、日本の環境よりもレベルは数段上ですね。これは、相当頑張らないと、と気が引き締まりました。とにかく、求めていた環境なので、これからが楽しみです！」

ただでさえ日本人はここでは外国人。言葉の通じない選手をクラブに欲しいと思ってもらう為には、「こいつが入ったら間違いなくチームは強くなる。」と思わせなければなりません。

決して容易く無いミッション。ATSUSHIの戦いが始まりました。

個人留学2012春 ATSUSHI 【自分の力を試してみたい】

「自分の力を試してみたい」

また、新たな若武者が、海を飛び越えてやって来ました。名前はATSUSHI、９５年生まれの新高校２年生です。彼は既に１年前、スペインのフットボール短期留学を経験しており、今回は、長期留学を視野に入れての挑戦です。果たして、彼の居場所は見つかるのでしょうか！？MGFでは、彼を応援し、そして、その動向を見守って行きたいと思います！

 

WERDERKING スペイン遠征2012春 【順位決定L vs UTRECHT】

MIC２０１２　Cadete（U１５）大会。順位決定トーナメント準々決勝は、オランダの名門ユトレヒトとの対戦です。ユトレヒトと言えば、かつては藤田俊哉選手が在籍し、現在は元プロ野球選手、高木豊さんの次男、高木善朗選手が所属しているチーム。何故、ユトレヒトが順位決定トーナメントに来てしまったのか！？実はユトレヒトはグループリーグで２勝１分と負けていないのです。にもかかわらず、グループリーグ３位となってしまい、順位決定トーナメントに回る形となったのです。

WERDERKINGとしては、強敵と当たってしまった訳ですが、世界を体感するには、願っても無い相手です！

さて、試合は、WERDERKINGイレブンが奮闘するも、フィジカル、スピードで勝るユトレヒトが、４－０で勝利を収め、WERDERKINGのスペインでの春は、終焉を迎えました。

それでも、大会を通して、小兵軍団ながらも、球際の攻防でビビる事無く挑んでいた戦いぶりは、非常に好感が持てるものでした。

これから日本に帰って、群馬の地で暴れまくってもらいたいものです。

 

WERDERKINGの皆、また会おう！

 

HASTA PRONTO !!!

 

 

（編集後記）

ちなみに、UTRECHTはそのまま、順位決定トーナメントを勝ち抜き、準決勝では湘南ベルマーレを破り、優勝を飾りました。

一方、本戦、決勝トーナメントでは、決勝でエスパニョールを１－０で破ったASPIRE FOOTBALL DREAMS（セネガル）が初優勝を飾りました！

作陽高校 スペイン遠征2012春 【決勝T ベスト8 vs ブラジル代表】

セニョーラス、セニョーレス！皆さん、こんにちは！さぁ、遂にこの瞬間がやって参りました。MIC（地中海国際サッカートーナメント）２０１２もいよいよ決勝トーナメントベスト８。そして、この日は何と、我らが作陽高校対、あのカナリア軍団、ブラジル代表との対戦となりました。優勝候補筆頭のセレソンと、タイトルの掛かった大会でガチンコ勝負が出来る。作陽イレブンにとっては、願っても無い舞台です！

ちなみに、ここまで勝ち上がって来たベスト８の顔ぶれを整理してみると、、、

ブラジル代表、作陽高校、チェゼーナ（イタリア）、SPORT NORTE AMERICA（エクアドル）、CRUZ AZUL（メキシコ）、FARNERS（スペイン）、ASPIRE FOOTBALL DREAMS（カタール）、LOCOMOTIVE（グルジア）と言う海外のクラブがひしめき合う展開となりました。

今シーズンは、EURO２０１２（ポーランド・ウクライナ大会）の関係で、スペインのユースの強豪が出場する事が出来ず、このような結果となった訳です。

 

さぁ、地元LLORET DE MAR（ジョレット・デ・マル）のグラウンドには、黄色のユニフォームをまとった、ブラジルと、お馴染み緑のユニフォームをまとった作陽高校が、相対します。

 

試合は、戦前の予想通り、ブラジルが主導権を握ります。テクニック、スピード、パワー、全てが数段上の実力を持つブラジル代表。作陽も、持ち前のチームワークと、組織力で対抗します。しかし、いくら組織をしっかりと固めても、得てしてその牙城を崩すのは、個の力。ブラジルのセンターフォワードの９番は、この試合で異次元の実力を発揮し、異才を放ちます。

中盤の激しいプレスの中で、作陽がボールを奪われるや否や、一瞬にして素早いパス交換、もしくは一発のキラーパスによって、瞬く間にチャンスを演出し、そしてものにして行くセレソン。

 

作陽は、カナリア軍団を前に、最初はやや圧倒されていた感があったものの、徐々に対処の仕方に慣れて来ると、持ち味の細かいパスワークで、自分達のフットボールを披露します。

その巧みなパスワークに、会場に詰めかけた観客達は、「おぉ～！！！」と歓声を上げます。

スコアボードでは着実にセレソンが数字を上乗せして行く一方、作陽も何度か好機を掴み、奮闘する姿に、いつしか周囲の観客は作陽サポーターに！

「SAKUYO ! SAKUYO ! SAKUYO ! SAKUYO ! 」

 

 

そして遂に試合終了のホイッスル。試合結果は、０－８で、ブラジル代表の圧勝劇となりました。

がしかしながら、点数差程の敗北感を感じないのは何故でしょうか！？それは、０－４になっても、０－５になっても、０－８になっても、１分たりとも無駄にすまいと、気持ちを込めて戦った作陽イレブンの奮闘ぶりが、少しだけ爽快感を味あわせてくれたのかもしれません。

世界はまだまだ遠い。

しかし、日本のいち高校チームが、フットボール大国の代表相手に全力で戦った姿は、試合後の会場に拍手喝采を沸き起こし、この場にいた人達に、感動をもたらした事は、間違いありません。

 

さぁ、この強烈な体験を糧に、今後、彼らが大きく成長する事を、願って止みません。

 

 

（編集後記）

MIC２０１２ Juvenil（Ｕ１８）大会は、準決勝でブラジルを０－０のPK戦の末に破ったエクアドルのSPORT NORTE AMERICAを、カタールのASPIRE FOOTBALL DREAMSが１－１からのPK戦の末に勝利を収め、初優勝を果たしました！

 

 

 

 

 

 

作陽高校 スペイン遠征2012春 【決勝T 第1回戦 vs SANT FELIU】

さぁ、いよいよ大会は決勝トーナメントに入ります。

グループリーグで２勝１敗とし、見事に２位で決勝トーナメントに進出したSAKUYO。ベスト１６では、SANT FELIUと対戦です。同チームはカタルーニャ州の３部に属するチーム。しかし、グループBを１位通過で上がって来ているだけに、予断は許されません。

しかし、そんな懸念もどこへやら。昨日のチェゼーナ戦は落としたものの、試合毎に持ち味を発揮して来ているSAKUYOが、見事に５－２で勝利！準々決勝進出を決めました！

そして、何とベスト８で対戦するのは、セレソン。そう、あのブラジル代表です！！！

HAJAXS スペイン遠征2012春 【決勝Tベスト32 vs FC PORTO】

さぁ、今日からMIC２０１２（Infantil／U１３）大会も、決勝トーナメントのスタートです。全６４チームの内、グループリーグで２位以内に入った３２チームが、今日から負けたら終わりの一発勝負、トーナメント戦方式で頂点を目指します。

我らがHAJAXSの対戦相手は、何と、ポルトガルの雄、FC PORTOです。出来れば、もう少し先で当たりたかった相手ですが、こうなったら、失うものは何もない。全力で戦い切るのみです。

が、やはりポルトはポルト。昨日のバルサに負けず劣らずの強さ。

試合は、０－４で敗れる結果となりました。

 

こうして、HAJAXSの２０１２、MICへの挑戦は終わりを告げました。

思えば、戦った４試合の内、３試合は世界的にも名門のチーム。コリチーバ（ブラジル）、バルサ（スペイン）、ポルト（ポルトガル）でした。

これ程の世界的クラブと対決し、世界を肌で感じた事は、間違いなく、彼らの今後の肥やしとなる事でしょう。いや、そうしなければ行けません。

岡山の雄から、中国地方、そして全国の雄へ。そして、世界的なフットボーラーが出て来る事を期待し、今後とも、HAJAXSを応援して行きたいと思います！

 

 

HAJAXS FUTURO スペイン遠征2012春 【順位決定T vs ROTHERHAM UNITED】

残念ながら、３２チームによる下位トーナメントへ進む事になったHAJAXS FUTURO。こうなったら、ノックアウト方式のトーナメント戦において、一つでも上に行くしかありません。

対戦相手は、イングランドのROTHERHAM UNITED。

試合は、１点を巡る拮抗した好試合となります。大会を通じ、少しずつ環境になれ、地に足付いた戦いが出来るようになっていたHAJAXS FUTURO。しかし、この日は決定力に欠き、なかなかゴールを奪う事が出来ません。そんな中、僅かなチャンスをものにしたROTHERHAM UNITEDに１点を奪われ、これが、この試合の唯一のゴールとなってしまいました。

悔しがるHAJAXS FUTUROイレブン。

もう少し上に行きたかった。もっと試合をしたかった。

この悔しさをバネに、また岡山に戻って、一から新たなスタートです。

 

埼玉連盟選抜U12 スペイン遠征2012春 【順位決定L vs BAIX TER】

さぁ、今日からは順位決定リーグのスタートです。１６チームによるノックダウン方式のトーナメント戦。一つでも多く勝って、戦い続けたいところ。

我らが埼玉選抜U１２は、地元カタルーニャ州のBAIX TERと対戦です。

この試合も、生き詰まる攻防、白熱した戦いとなりました。そして、お互いに１点ずつ取り合い、決着が付かず、そのままPK戦までもつれ込みました。

結果は、着実にキッカーがゴールネットを揺らしたBAIX TERの勝利。残念ながら、埼玉選抜のMIC参戦は、ここに終結を迎えました。

大会を通じて、イレブンの心の中には、悔しさの方が多く残ったかもしれません。勝ちたかった。しかし、これが世界の壁。日本は、もっともっと世界から学び、追い付く努力をしなければなりません。

 

陽光輝く地中海の海を背景に、キラキラと輝く少年達の目を見て、きっと彼らならいつか、と希望を持ったのでした。

 

 

 

（編集後記）

ちなみに、MIC２０１２　Alevin（U１２）大会は、決勝でアトレチコ・マドリーを破ったバルサが、見事に優勝を飾りました。