到着から６日目、ようやく、KOIのトライアウト初日がやって来ました。それまでの間、「あ～、早く蹴りてぇ～！」とうずうずした気持ちを隠し切れずにいたKOIは、「ドキドキとワクワクは５０・５０」と、初練習直前の心境を語ってくれました。
今回、KOIが挑戦するのは、トップチームが３部リーグに所属している強豪、L'HOSPITALET（オスピタレット）です。
この日KOIが参加したチームは、オスピの９７年の２軍チームでした。ここで、際立ったプレーぶりを示す事が出来れば、１軍への道が開かれます。
パス交換等でウォーミングアップを終えた後、ハーフコートでの１１vs１１のミニゲームが行われました。KOIは、右ウイングでスタートし、終盤は右MFの位置でプレーしました。
プレーぶりは、本人が練習後「１０が最大だとしたら、半分も出せなかった。」と言うように、アピールする場でのプレーとしては、やや物足りない印象でした。
それでも、「だんだん、皆とコミュニケーションが取れるようになって、友達にもなれたし、そういう部分では、少し落ち着けたし、良かった。あとは、もっとプレーをどんどん上げていかないと。」と今後に向けて、気合を入れ直した様子でした。
スピードと俊敏性が一つの武器であるKOIは、その片鱗は見せていました。がしかし、ボールの無いところで、細かく動き直して良いポジショニングを取っているにもかかわらず、強い主張でボールを呼ばない為に、ボールが来ない場面が多々ありました。もっと積極的に関わる姿勢が必要です。
２軍とは言え、皆、なかなか良いものを持った猛者達の集団です。この中で、際立ったプレーを見せ続けて行かなければ、上は見えて来ません。
今後、エンジン全開のKOIが見られる事を、期待したいものです！
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