さぁ、RUIの３週間の冒険も、いよいよ最後の１週間となりました。これまで、日本では体感した事の無いような周囲のレベルに触れ、大いなる刺激を受けているRUI。徐々に、そのリズムに適応し、得意の左足を使った技術を発揮して来ているRUI。一方、ボールを呼ぶ時の“声”、そして、球際の激しさと言う課題は、なかなか克服出来ていません。この１１年間で培ってきた感覚は、そう簡単には覆せないようです（泣）。
でも、RUIには、言い続けたいと思います。フットボールは闘いだ、と。相手とのぶつかり合い、球際の激しい攻防を避けて通る訳には行きません。そうしたボディーコンタクトを恐れる気持ちを、少しでも払拭し、“ファイターRUI”に変貌させる為、僕らはしつこいぐらい、彼に言い続けたいと思います。
それから、この日の練習では、試合形式の７人vs７人の試合が行われ、RUIは２バックの左に陣取りました。しかしながら、適切なポジショニング、カバーリングが全く出来ておらず、監督のキコから怒鳴られていました。スペインでは、少年期から、テクニックはもちろん、ある程度の戦術、セオリーをしっかりと教え込まれます。
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