続いては、LEVANTEのCADETE A 対作陽FUTURO戦。CADETE Aと言うのは1999年生まれのチームで、日本でいう早生まれの子は同じ学年ながら、殆どが1歳年下という事になります。LEVANTEのCADETE Aは現在、バレンシア州1部リーグで現在バレンシア、ビジャレアルに次ぐ3位に就ける強豪です。レバンテのこのブニョルの総合練習場は、天然芝3面、人工芝4面の充実した広々とした施設。育成に力を入れるスペインを象徴するように、トップトップまでは行かないプロクラブも、素晴らしい施設を有している事を示しています。
さて、19:20からのキックオフとなったこの試合。スタート時から、雨がしとしとと降りしきる中、1歳年下とは言え、体格的には同じぐらいか、レバンテの方がやや大きいと言う印象。試合は序盤、ほぼ互角の展開となります。まだここまでの2試合、作陽FUTUROは無得点。この日は何とか強豪相手に得点を奪おうと、積極的にシュートを打つ事を念頭に取り組みます。そんな中、作陽は17番、左ウイングの藤井 拓海が惜しいミドルシュートやヘディングシュートなど、3本のシュートを放つなど、ゴールの可能性を想起させてくれます。
しかし、年下とは言え、実力的には数段上だったのがレバンテ。的確でスピーディーな技術、局面での“ガチャッ”の力強さ、展開力、強かさ、あらゆる面で作陽を凌駕したレバンテは、前半だけで5点を奪い、豪雨に見回れ、40分弱で切り上げざるを得ない展開となった後半にも2ゴールを奪い、終わってみれば0−7、作陽FUTUROの完敗という結果に終わりました。
それにしても、現在スペイン全土は、地元の人も、「ここ数年ないぐらいの大雨だ。」と言うぐらい、異常気象に見舞われているようです。
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