MGF 現地レポート

★XIP International Cup 2015 FCBarcelona 4 - 0 Willem II

 

　大会第３試合、優勝候補のFCBarcelonaが登場したこの試合、オランダの１部リーグに所属するWillem IIのユースとの対戦は、Willem IIが奮闘するも、要所要所で違いを見せつけたバルサが、４−０で完勝を収めました！

 

★XIP International Cup 2015 RCD Espanyol 6 - 0 Seiwa Gakuen

 

　大会第２戦、前回チャンピオンのEspanyol対 日本から参戦した宮城の聖和学園の対戦は、予想どおり、独自の路線を行く聖和学園がドリブルサッカーを果敢に打ち出して挑みましたが、やはりスペインでも屈指の実力を誇るエスパニョールのカンテラ（下部組織）でした！

　試合は中央で密集した中で、次々とドリブルを仕掛ける聖和学園に対し、最初は見た事のないサッカーに戸惑う様子が見られたものの、直ぐに解決策を見出したエスパニョールが効果的に聖和から得点を重ね、終わってみれば６−０で、エスパニョールが完勝を収めました！

 

【ホペイロ・DAIKIのレポート】

　いよいよ迎えた大会当日。今年で第２回目を迎えるXIP International CUP。スペイン、カタルーニャ地方の強豪、バルサ、エスパニョールを始め、今大会はフランスのボルドー、オランダのウィレムなども参戦し、計８チームで行われる大会です。

聖和学園は、かつて中村俊輔がプレーしたエスパニョール、フランスのボルドー、カタルーニャ地方の強豪町クラブ、コルネジャと同グループです。

　朝８時にバイキング方式の朝食を済ませ、９時１５分にホテルを出発する予定でしたが、トラブルもあり少し遅れての会場到着。試合開始３０分前にウォーミングアップを開始するものの、対戦相手のエスパニョールは一向に現れる気配はなし。スペインのチームはウォーミングアップにあまり時間をかけませんが、なんと現れたのは試合開始１０分前。これは、試合でギャフンといわすしかありません。

　試合前に記念撮影を行い、いよいよキックオフ。スターティングイレブンは、子供達が自ら選んだ１１人。聖和のフットボールは世界に通用するのか！

　試合立ち上がりから、果敢にドリブルでしかける聖和学園。おそらく、このスタイルのチームと対戦したことがないであろうスペイン人達は、最初は戸惑っていた模様。世界的にも技術の高いスペインですが、それを上回るテクニック。なかなかボールを奪えない選手に、エスパニョールの監督がゲキを飛ばす！「お前達！何の為に来ているんだ！！」これでスイッチが入ったのか、プレッシャーのギアが上がる。キャプテンHARUKIの突破もファールでしか止めることができず、イエローカードをもらうエスパニョールディフェンダー。 しかし、最初にチャンスを迎えたのはエスパニョール。前半８分、コーナーキックをヘディングで合わすものの、バーに阻まれる。圧倒的にボールを持つ聖和学園だが、２人、３人交わした後に、ファール覚悟のタックルで潰されてしまい、カウンターを仕掛けられる。スピード、フィジカルが日本のチームとは違い、なかなか止めることができない。シンプルな攻撃だがシュートまで持っていくエスパニョール。前半１２分に、キーパーと１対１の局面を作られるが、ここはキーパーTAKUMIの好セーブ。しかし、１分後に左サイドを割られ、クロスを上げられる。FWがワントラップし、タイミングを外して打ったシュートはゴールに吸い込まれエスパニョールが先制。前半１８分、右サイドからFWにクロス気味のボールを入れ、そのボールをダイレクトで落とし、走り込んだ選手がシュート。エスパニョールが追加点を奪う。前半終了間際には、相手陣内でのFKを奪われ、ドリブルで真ん中を３人かわされ、シュートを打たれるが、ここもキーパーTAKUMIの好セーブ。前半を、０－２で折り返す。

　後半早々エスパニョールがチャンスを迎える。ラインのずれたディフェンスラインの裏をつき、１本平行パスを通し、シュートを確実に決め、０－３。聖和学園も反撃に出る。キャプテンHARUKIがペナルティエリアに侵入し、シュートを放つが、ゴール左にそれる。１０番のRIKIが華麗なテクニックで、中央突破をした際には、スタンドの地元市民からは「まるでマラドーナのようだ、、、」という声も上がっていた。前半７分、ゴール正面やや右からの相手フリーキック。TAKUMIが一度は、はじくものの押し込まれ０－４。その後、聖和学園は２回に分け、ベンチの選手８人を投入する。後半２６分、左サイドを崩し、エスパニョールが追加点。前線で果敢にプレスをかけ奮闘したキャプテンHARUKI。後半３０分には前線でボールを受け、シュートを放つが、ゴールポストに阻まれる。後半ラストには、コーナキックのボールに飛び出したキーパーNOZOMIの上をボールが通過し、押し込まれ失点。０－６で初戦を終えた。

キーパーのTAKUMIと、ディフェンダーMOTOKIの試合後の感想。 「相手のレベルは、予想していたぐらいのレベルだった。日本で対戦するチームは、こっちから仕掛けても、見てくるチームがほとんどだが、エスパニョールは、がつがつボールを奪いにきていた。この激しさは初めてだった。」

明日は、朝にフランスのボルドー、そして夜にはコルネジャと対戦する聖和学園。自分たちのフットボールを魅せて、白星を奪いたいところだ！

 

 

★XIP International Cup 2015 ATC Sant Pol 0 - 6 CF Damm

XIP International Cup 2015開幕戦！

 

地元Sant Pol 対、カタルーニャの強豪Dammの一戦は、自力に勝るDammが前半と後半に３点ずつ叩き込み、０−６で快勝を収めました。

 

 

 

XIP International Cup 2015 グループリーグ組合せ

間もなく開幕！！！ XIP International Cup ２０１５

XIP International Cup開幕までカウントダウン！！！

　明日からの８月２１日〜２３日の３日間、スペイン・バルセロナより海岸線を１時間ほど北上した町Sant Pol de Marにて、Under 17　XIP International Cup 2015が開幕致します！！！

　昨年にに続いての今回第２回となる今大会、参加チームには、スペインからFCバルセロナ、前回チャンピオンのエスパニョール、カタルーニャ州の強豪コルネヤとダム、フランスからボルドー、オランダからヴィレムII、そして我らが日本を今回代表してくれるのは、宮城県の強豪聖和学園です！

　さぁ、果たして、真夏のバルセロナ、ガチンコ対決の行方は如何に！！！

 

聖和学園 スペイン遠征2015夏 【到着】

　新たな若者達がバルセロナの地にやって来ました！宮城の強豪、聖和学園の選手達一行です。今回は、第２回XIP International Cup 2015に参戦すべく、６泊８日のスケジュールにて、世界を体感する事になります。

　ドバイ経由で予定通り到着した聖和学園。空港からホテルに向かうおよそ１時間強の道中、最初は興奮し、みんなで景色の写真を撮っていましたが、途中から一転、時差ボケもあってか、多くの選手が眠りにつき沈黙。。 ホテルが近付き、ビーチが見え始めた頃から、再びテンションはピークに！素晴らしい景色と共にホテルに到着。ホテルも街も観光客でいっぱいの Calella（カレージャ）の街。

　少しだけ休憩を挟み、早速明日から大会が行われる会場に移動し、前日トレーニングを行います。 まず、始めに驚いたのが音楽に合わせての体操。東京のトレーナーから取り入れたメニューで、肩甲骨を中心に体をほぐす体操との事。グラウンドを訪れていた地元の人達も珍しい光景に、携帯のカメラでシャッターを押していました。その後は、やはり！ドリブルを中心としたトレーニング。その他、ボール回しや、シュート練習なども行い、およそ３時間弱、みっちりと体を動かして、トレーニングは終了。地元の人達や、大会で同じグループのフランスのボルドーの選手達相手に、自分達から積極的に声をかけるなど、終始明るい雰囲気が漂っていた学園。ホテルに戻り、夕食のバイキング。隣に座っていた観光客から、大会の健闘を称えるエールが送られていました。

　さぁ、いよいよ明日から大会が始まります！

　初戦の相手は、言わずと知れた強豪、エスパニョール。前回のディフェンディングチャンピオンでもあります。聖和学園のテクニックフットボールが世界相手にどこまで通用するのか！楽しみな第１戦目は、10:30 キックオフです！

 

 

 

指導者研修【静岡県サッカー協会西部支部2015】〜到着〜

　サッカー留学は選手だけじゃない！今回、サッカーを愛し、サッカーに関わっている指導者の方々や、未来の指導者を目指す若者達によって構成される１３名のメンバーが、静岡県サッカー協会西部支部のメンバーとして、バルセロナに指導者研修にやって参りました。

　エミレーツ航空を利用しての５泊８日の旅程。その間、エスパニョール強化部のスタッフによる講習と実技の研修、U１７の国際大会、XIP International Cup 2015の観戦、プロのリーガ観戦等の他、様々な交流が図られるなど、盛りだくさんの内容で、フットボール大国スペインから、多くの刺激と学びを得てくれたら！と願っております。

 

　初日は１３：３５にUAEのドバイより到着。バスで宿舎のホテルにチェックインした後、カタルーニャ州の強豪クラブ、コルネヤの練習見学に行きました。

　その後、スペイン広場の旧闘牛場を改装したモールにあるバルでウェルカムディナーと続きました。

　明日から、本格的な研修メニューがスタートします！！！

 

 

個人留学2015夏 ISAMU 〜 Juvenil A 〜

　この日はJuvenil Bの練習が休みだった為、特別にJuvenil A（ユースのトップチーム）で練習させてもらいました。スペインのユース１部リーグを戦うチームだけに、昨日とは大きくレベルが違い、驚きと戸惑いの空間だった様です。トレーニングの雰囲気も、ピリピリしており、ISAMUは、緊張からか、思う様にボールをさばけていない様子でした。GK無しのゲームでは、ボランチに入るも、ポジショニングが上手く取れず、コーチに何度も注意を受けていました。そのあとのシュートゲームでは、まだ周囲から信頼されていないこともあり、なかなかボールに絡めずに終わってしまいました。

ISAMU「昨日と雰囲気が違って自分も全然ダメでした」

 

結構やれるかも！と感じた初日から、一気にスペインの洗礼を浴びた様子のISAMU。どんどん積極的にチャレンジして、スポンジのように色んな事を吸収してもらいたいですね！

 

 

 

 

 

 

個人留学2015夏 ISAMU 〜 初練習！！！ 〜

　この日はバルセロナに来てからの初練習参加！今回は、Sant Andreu（サン・アンドレウ）という強豪街クラブに２週間、お世話になることになりました。

　ISAMUが練習参加するのは同じ年のユースBチーム（Juvenil B／フベニール・べー）というチーム。１〜５部まである３部リーグを戦うチームです。

　ウォーミングアップの後、この日は主に５vs５のシュートゲーム。ピッチの縦４分の１、横も３分の２程のスペースの中、大きなゴールを２つ設置し、お互いプレスを掛け合う中、素早く正確なパスワークや、ゴールが見えたら果敢にシュートを狙う事が求められます。ISAMUは、初日の緊張感で固くなるかと思いきや、積極的に声を出し、ボールを呼び込もうという姿勢を見せています。プレー面でも卒なくやれていて、初日としては、まずまずでは無いでしょうか。

　本人も、「かなり楽しい！」とニヤリ。「英語を使って、結構コミュニケーションも取れた。」と清々しい表情を浮かべていました。

 

個人留学2015夏 ISAMU 〜 新たな若武者登場！ 〜

　新たな若者がバルセロナの地にやって来ました！その名もISAMU。１９９８年生まれの高校２年生です。今回は２週間、フットボール大国スペインを体感すべく、彼はやって来ました。

 

　土曜日の夜に到着したISAMU。翌日の日曜日は、既にスペインで長期挑戦中の先輩、１９９５年生まれのAOZORAのトライアウトを兼ねた練習試合を見学、その後、時差ぼけのコンディションを整える為、長期で来ている若者達、JIEI、GINPEI、DAISUKE、DAIKI等と一緒にボールを蹴り、汗を流しました。

　翌月曜日、JIEIと一緒にランブラス通りやサグラダ・ファミリアを市内観光したISAMU。夜は、本来今回初の練習参加を予定していましたが、同じく観戦予定だったカンプノウでのスペインスーパーカップ、FCBarcelona vs Atheletic Club Bilbaoの試合と時間が被ってしまった為、今回唯一にして、憧れのカンプノウでの試合観戦を選ぶ事にしました。

　試合は何と２２時キックオフ！

　既にアウェイで４−０で試合を落としていたバルサは、ホームで奇跡の逆転劇を信じ、満員近い観客が詰め掛ける中、戦いましたが、ピケのまさかの退場もあり、１−１の引き分けとなり、Athleticがタイトルを獲得しました。バルサはネイマールの不在と、メッシの不調が響き、２００９年以来の６冠の夢が断たれました。

　しかしながら、初のカンプノウの雰囲気に、ISAMUはフットボール大国の文化を堪能した様子でした！