キャンプ第7日目
フットボールは連続性のスポーツ。攻撃から突然守備に転じ、そして再び攻撃に移る。また、そうした切り替え毎に、様々な局面が起こりうる。今日のトレーニングは、そうした切り替えの速さと、如何にその状況を打開する対人トレーニングが中心に行われた。
各年代に分かれてウォーミングアップ後、トレーニングのスタート。あるグループでは、ゴール脇のポストから送られたボールをペナルティーエリア内でシュートした選手が、今度は後方から攻撃してくる2人に対し、素早く守備に転じて1対2。
あるグループでは、ボールを自陣ゴールに向けて下げたボールが相手に取られたと想定し、素早く戻ってディフェンスする、いわゆる1対1の攻防。それだけでは終わらず、1対1が終わった瞬間、右サイドで別の2対1が繰り広げられ(サイドでの数的優位の展開)、そこに、今1対1をやっていたゴール前の2人が加わって、3対2のセンターリングの攻防へと続く。1プレーで途切れるのでは無く、2つ、3つの攻防が続き、高い集中力と切り替えの速さが要求される。
また、あるグループでは、3人のグループを3つずつ作り、3対3のゴール付きトレーニング。 片方のチームは普通のゴールを目指し、もう片方はセンターラインに数カ所 置いたいずれかのコーンの間にパスを通す。
ゴールに向かって攻めているチームが点を取ったら続けて攻撃が出来る。もし、相手がコーンにパスを通したら、外で待っているチームが普通ゴールを目指すチームとなり、ゴールに向 かっていたチームがディフェンスに素早く変わり、コーンを目指す。
この日も、リズム高く、激しく、濃厚なトレーニングが行われた。
KOSEI・・・ボールを持った際、個人技で相手を何度もかわすシーンが見られ、調子が良さそう。それがシュートまで持ち込めて行けば、尚GOOD!他のサムライ少年同様、やや積極性に欠けるきらいが。
OGA・・・周りをよく見る事が出来ている。 ファーストタッチに意図があるプレーが多くみられた。
相手をよく見ているので、タイミングをずらすプレーが良く出来てい た。
シュートに行ける場面でパスを選択するプレーが多いのが、たまにキズ。
YUSEI・・・1対1で半身でボールを奪う場面が印象的。プレーが終わるとスイッチオフになるクセがあるのは頂けない。特にこの日は連続性と切り替えの速さ。完結するまで、プレー毎に集 中を切らさないようにしたい。
SHOGO・・・ボールタッチの細かさと柔らかさでゴールに向かうプレーが良い。
ファーストタッチの置き所がよくその勢いで相手をかわす。
ボールを持ち過ぎて体の大きな選手に潰されるシーンを如何に解決していくかが課題。また、 他の外国人選手にボールを要求されたら、素直に応じ過ぎる点も要反省。自分で行ける場面は自分で責任を持ってトライしないと。そうした、局面局面での判断の効率性、質を高めたい。
KAZUKI・・・センターリングの精度が高くいいボールを出していた。個人の能力は低くないものの、優しい性格からか、コミュニケーション不足により活かせ ていないのが残念。オフでは優しくても、ピッチ上では鬼にも悪魔にもなれ!この日は、
1対1の対応が軽かったのも反省点。
KOJIRO・・・ボールを受けてからドリブルでシュートの流れがGOOD。 昨日に比べボールに絡めていた。
ドリブルで抜けない状況の時に、他のプレーの切り替えるが遅い。
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