Guillermoクリニック 2016 in 静岡
昨日までの3日間、静岡西部でのクリニックを終え、この日から3日間は、東へ移動し、静岡中西部、藤枝市の静清高校を中心に、同校の選手に対し、そして、その指導ぶりを見学し、その後、座学の講義を行う形で、指導者の方々に対する同時進行型のクリニックを実行致しました。
静清高校は、名門藤枝明誠高校を25年間率い、2年前から同校に就任した田村監督を擁し、ボールポゼッションのフットボールを志向する新興勢力。バルサとビジャレアルで指導し、ボールポゼッションを掲げるGuillermoの方向性と一致し、今回のクリニック実現へと至りました。
静清高校生相手の実技クリニックでは、常にポゼッション系のトレーニングが行われ、人数や負荷が徐々に増し、最後はゲーム形式に移っていく中で、激しくボールを奪いに来る相手に対し、如何に良いポジショニング、空いたスペースの認知、状況判断、コントロール・オリエンタード、パススピードなどの質が問われました。
また、見学に来ていた指導者陣は、2〜4種の指導者層と多彩。そんな中、ただ単に、トレーニングメニューを学ぶだけでなく、チームとしての哲学、育成年代を指導する立場の人間として、結果と同様、将来に繋がる育成の重要性が改めて問われました。そして、個々の選手と細かくコミュニケーションを取り、個人として、そしてチームとして成長して行く為のアプローチや、日々の細かな課題克服の積み重ね、その為の分析とフィードバック等の重要性も語られました。
詰めかけた熱心な指導者達にとって、今後の育成に向け、大いなるヒントが散りばめられていたかと思います。