GINPEIの3週間の挑戦も、あっと言う間に終わりの時を迎えようとしています。序盤、言葉の壁や、消極的な姿勢で、なかなか本来の自分を発揮出来なかったGINPEI。スペインでチームに所属すると言う事は、そのチームにとって、外国人である以上、助っ人的な存在にならなければいけません。しかし、持てる力を発揮出来なければ、到底、“助っ人”と認めてもらう事は出来ません。
あれから2週間。その後のGINPEIは、一体どうなったのでしょうか???
3週間のトレーニングを終え、お世話になった2つのクラブの内、グラマネットの監督に感想を聞くと、「最初は正直パッとしなかったが、徐々に、彼がスピードやテクニックを持っている事がわかって来た。先日、親善試合をやる機会があり、彼を右サイドバックで起用した。そこで、類稀なる身体能力の片鱗が垣間見れた。チームにも馴染んで来て、少しずつ積極性も見られるようになって来たと思う。スペインの厳しい競争を勝ち抜く為には、もっともっと積極的に戦う姿勢が必要だが、もち、彼が来シーズン、スペインに住むと言うのなら、興味深い選手であることは間違いない。」
との事でした。つまり、そうです!彼は、その実力が認められたのです!認められるまでに、自分を出すことが出来たのです。序盤は苦しみ、落ち込んだGINPEIでしたが、「スペインで挑戦したい!」と言う自分の正直な気持ちを支えに、彼は、一つの壁を乗り越えたのでした!menos a más (暗闇から見えた光)。まだ、時期的に、入団テストと言うタイミングでは無いのですが、少なくとも、GINPEIの中に、この国で這い上がって行けると言う微かな自信が芽生えた事は、間違いないでしょう。
来シーズン、「サムライ少年の家」に、また新たな仲間が加わる事になりそうです!