月:グラマネット
火:ダム
水:グラマネット
木:ジュピテル
金:ダム
と連日のトレーニングを繰り返し、とうとうこの日、ダムでの最後の練習に臨みました。
最初はフィジカルの差に手こずっていたKAZUKIでしたが、もともと持っている技術では、この強豪ダムの中でも、通用するところを見せていました。
3週間の滞在で、すっかり溶け込んだ仲間達とも、時折じゃれ合う姿も見られました。
陽気なスペイン人達に囲まれ、そして、フットボール文化が根付くこの国で、「いつかプレーしたい!」そう、心に刻み込んだKAZUKIでした。
“最初の頃は、「自分を10%程度しか出せてない」と言っていたけど、今はどのくらいの感触なの!?”
「60%ぐらいですかね。」
“おっ!上がったね!”
「はい。最初の頃は、様子見と言うか、慎重に、ミスしないように無難にやっていた部分もあったし、単純に、フィジカルの差や、プレッシャーの圧力の強さ、速さに自分が戸惑っていた部分があったんですけど、大分このスピード感に慣れて、その中でシュートまでの意識も高く持ってやれるようになって来たので、それくらいの感覚ですね。でも、ここから100%に近づけるには、やはりフィジカルの部分を鍛えなければ行けないし、あとはシュートですね。こっちのヤツは本当にシュートが上手い。キーパーとの1対1なんかは、5回中4回は決める印象がある。僕は、2回ぐらい。その部分は、もっと上げないと、こっちでは通用しないですね。」
少しの手応えと、そして、今後への課題が明確になったようで、それが、今回の留学の意義だったと語ってくれました。
さぁ、KAZUKIの冒険も、いよいよフィナーレが近づいています。