さぁ、昨日でリーグ戦の全日程が終了致しました。改めて、ここにその結果を整理してみたいと思います。
【Benjaminカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 勝ち点25
2位: World Team 勝ち点22 (RYUSEI&KOSEI)
3位: Plan Marcet 勝ち点18
4位: Tecnofútbol Barcelona 勝ち点 4
さぁ、そして今日からは、気分一新、カップ戦がスタートします。Benjaminカテゴリーには、この4チームに、新たにAmigos de Barçaと言うチームが加わり、5チーム参戦での大会となります。大会形式は、今日、明日で5チームの総当たり戦を行い、上位2チームが、最終日の決勝戦、20分ハーフのがっつり対決を行います。一方、万が一、3位以下になった場合には、3位、4位、5位決定戦(17分一本勝負の総当たり戦)で決着を付ける形となります。
【Alevinカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 2000 勝ち点31
2位: Plan Marcet 2000 勝ち点24 (TAKUKI&RYO&ITSUKI&KOSHIRO)
3位: Tecnofútbol España 2001 勝ち点23
4位: Valencia 勝ち点16
5位: Madrid 勝ち点13
6位: U.S.A 勝ち点10 (RYUGEN&RYUYA)
7位: Plan Marcet 2001 勝ち点 6
そして、今日から始まるカップ戦は、変則トーナメントと言う形になります。
リーグ2位だったサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000は、リーグ最下位のPlan Marcet 2001と準々決勝。リーグ3位だったTecnofútbol España 2001はリーグ6位のU.S.Aと対戦。それぞれの勝者が、準決勝で対決する形となります。一方、反対側のブロックでは、リーグ4位のValenciaがリーグ5位のMadridと準々決勝を戦います。そして、この勝者が、準決勝で、リーグ戦首位だった、シードのTecnofútbol España 2000と対戦します。万が一、準決勝で敗れた場合、総当たり3回戦の5位、6位、7位決定戦を戦う事になります。
【Infantilカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 1998 勝ち点37
2位: Madrid 勝ち点35
3位: Mexico 勝ち点32
4位: Tecnofútbol España 1999 勝ち点31
5位: Plan Marcet 1 勝ち点28
6位: Plan Marcet 2 勝ち点18 (DAICHI&SHIN)
7位: Mexico 2 勝ち点13
8位: Venezuela 勝ち点12 (TAKAHIRO&SHOKI&KENGO)
9位: World Team 勝ち点 0 (KAISEI&KAZUKI)
そんなInfantilは、9チームを3チームずつの3グループに分けて、総当たり戦を行い、1位通過の3チームと、成績上位のグループAの2位チームが、準決勝へ、2位となったグループBとグループCの2チームが、5位、6位決定戦へ、そして、3位同士となった3チームが、7位、8位、9位決定戦へ進むフォーマットとなりました。
さて、注目のグループの組み合わせが、グループAが首位のTecnofútbol España 1998、4位のTecnofútbol España 1999、そして、7位のMexico 2と言う組み合わせ。グループBは、2位のMadrid、5位のPlan Marcet 1、そして、TAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁する8位のVenezuelaと言う組み合わせとなりました。また、グループCには、リーグ戦3位のMexico 1、DAICHIとSHIN擁する、リーグ6位のPlan Marcet 2、そして、KAZUKIとKAISEIのWorld Teamと言う組み合わせとなりました。
各グループリーグは、今日と明日でそれぞれ2回戦ずつの総当たり戦を行い、それぞれ4試合の成績によって、1位から3位までのグループの順位が決定される形となります。その後、最終日には、決勝を始め、各順位決定戦が行われます。
【Cadeteカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 勝ち点15 (SHUN)
2位: Tecnofútbol Barcelona 勝ち点11
3位: Plan Marcet 1 勝ち点 7
4位: Plan Marcet 2 勝ち点 0
と言う訳で、リーグ戦、サムライ少年の中で、唯一優勝を収めたのはSHUNと言う事になりました。
そして、Cadeteのカップ戦の仕組みはシンプルです。今日と明日で準決勝がそれぞれホーム&アウェイの2回戦制で行われ、最終日には、決勝と3位決定戦が行われます。セミファイナルの組み合わせは、リーグ戦で首位だったTecnofútbol Españaが最下位のPlan Marcet 2と、もう一方のセミファイナルは、2位のTecnofútbol Barcelonaと3位のPlan Marcet 1が対決します。
さぁ、一発勝負のトーナメント戦は、何が起こるか分かりません。すなわち、どこのチームにも、チャンスがあるわけです。果たして、その行方は、、、
【Benjaminカテゴリー】
さぁ、5チーム中、決勝に進む為に、何とか上位2チームに入らなければならない総当たりのグループリーグ。我らがRYUSEI&KOSEIコンビ擁するWorld Teamの初戦は、未知の相手、Amigos de Barçaです。いつものように、中盤の真ん中にKOSEI、右サイドにタマス、左にホセ、2バックにはアルセイとアルテンのロシア人コンビ、GKにはスペイン人のチャビ、そしてワントップにはRYUSEIが入ります。
ところが、このAmigos de Barça、やります。しっかりと繋ぐ所は繋ぎ、ガンガン仕掛ける時は仕掛ける。そんな、メリハリのある展開を繰り出されると、World Teamは防戦一方となります。特に、右サイドから次々と決定機を作り出すAmigos de Barça。シュートを雨あられの如く、GKチャビに浴びせます。これを、名手チャビが横っ飛びファインセーブを含め、一対一を何度も防ぎ、驚異的な守りで相手にゴールを許しません。3~4点失点してもおかしくない展開ながら、スコアボードは0-0。World Team、必死に耐えて、踏ん張ります。一方、攻撃では、タマスが得意の右サイド突破を図りますが、相手の左バックの粘り強い守備を前に、なかなか良い形を作る事が出来ません。一方、ワントップのRYUSEIに対しては、4番の巨漢エリックががっちりマーク。力強く、スピードもそこそこあるエリックに対し、RYUSEI、なかなか一対一で突破する事が出来ません。それでも、何度か遠目から強引にシュートを放つも、枠外や、力なくGKにキャッチされ、ゴールを奪う事が出来ません。KOSEIは、なかなか中盤のカオスを制する事が出来ないものの、相手の攻撃の芽を摘もうと懸命にチェイスします。
試合は、そのまま0-0の引分け、World Teamにとっては、何とか負けゲームで勝ち点1を拾ったと言う内容となりました。Amigos de Barçaの出現により、Benjaminの優勝争いの行方は、益々混沌として来ました。
続いて、この日の2試合目は、ライバルであり、リーグ戦3位のPlan Marcetです。リーグ戦での4試合は、2勝1分1敗と勝ち越したものの、常に接戦を強いられる相手。そして、何と言っても、Plan Marcetと言えば、昨日の1-5の完敗劇を思い出します。しかし、今日は、昨日の試合で不在だったRYUSEIが復帰しており、昨日の二の舞を踏むわけには行きません。
オランダ人と中国人の両親の間に生まれたハーフ、ガイをベンチに、いつものメンバーで試合がキックオフとなります。
試合は、昨日の嫌な流れを引きずるように、World Teamが立て続けに2点を奪われてしまいます。苦しい展開。しかし、この厳しい苦境を救ったのは、右ウイングの快速タマスでした。得意の縦へのスピードを活かした痛快な突破は、相手DFは分かっていてもやられてしまう破壊力。そこから、立て続けに2ゴールを決め、たちまち同点に追いつきます。
ここからは、World Teamのオンパレード!タマス、RYUSEIのホットラインで勝ち越すと、ゴール真ん中でボールを受けたKOSEIが持ち込んでミドルシュート!更に は、縦パスに抜け出したRYUSEIがGKとの一対一をきっちりとゴールへ流し込むなど、終わってみれば7-2の大逆転劇、快勝で、見事、ライバルの Plan Marcetを打ち破りました。RYUSEIは、皆が運んでくれたボールをきっちりと仕上げ、見事、再びハットトリックを達成致しました!
明日は、決勝進出を懸け、宿敵、Tecnofútbol España戦に挑みます!
【Alevinカテゴリー】
Alevin大会カップ戦、準々決勝、まずはTAKUKI、ITSUKI、RYO、KOSHIROのサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000対、リーグ戦最下位のPlan Marcet 2001の対決です。リーグ戦では、いずれも勝利している相手だけに、きっちり勝利し、準決勝に駒を進めたいところです。先発は、RYO、KOSHIRO、ITSUKIの3人。TAKUKIは、午前中の練習の接触プレーで足を痛め、大事を取って、この日は休むことになりました。
試合は、自力に勝るPlan Marcet 2000が終始優位に試合を進め、ボールポゼションで主導権を握ります。両サイドを広く使い、ボールを繋ぎ、広くなった中盤のスペースを、KOSHIROが自由に動き、攻撃を組み立てます。そこからのスルーパスに、右サイドのRYO、左サイドのマルコス、そして中央のアンヘルが絡んで行きます。
そんな中、左からのコーナーキック、KOSHIROのピンポイントのクロスにアンヘルがきっちりと合わせ、先制点を上げる事に成功します!
毎日ゴールを上げているRYOは、今日も虎視眈々とゴールを狙い、積極的にミドルを放ちます。
Plan Marcet 2001も何度かチャンスを作り、2000のゴールを脅かすものの、GKのファインセーブなどで、何とか失点を免れます。
追加点が欲しい2000。左のマルコスからのボールを中央で受けたアンヘルがループシュートを決め、2-0、ここで勝負を決め、準決勝進出を果たしました。
もう一方の準決勝は、リーグ戦の3位vs 6位対決。Tecnofútbol España 2001対、我らがRYURYUコンビ、RYUYA&RYUGEN擁するU.S.Aとの対決です。
この試合、先発したのはRYUGEN、2-3-1のワントップに入ります。がしかし、リーグで上位を行ったTecnofútbol España 2001は手強い。しっかりしたディフェンスを相手に、RYUGENは良い形でボールを受ける事が出来ません。一方、途中からトップ下で出場したRYUYA。が、ボールへの喰らい付き、反応は相手の方が上。中盤でなかなか存在感を示すことが出来ず、相手に押し込まれていきます。結局、成すすべなく0-3で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。この結果、サムライ少年カルテットのPlan Marcet 2000は、ライバル、Tecnofútbol España 2001と対決、U.S.Aは5、6、7位決定戦に回る形となりました。
続いては、5、6、7位決定戦の第1回戦。今日、明日で、U.S.A、Madrid、Plan Marcet 2001の3チームは、それぞれ3試合ずつの6試合を17分一本勝負で戦い、総合成績での5位、6位、7位を争う事になります。
U.S.AはPlan Marcet 2001とまずは対戦、RYURYUコンビは揃って先発です。リーグ戦での2試合の対戦成績はU.S.Aの1勝1分。分の良い相手に、U.S.Aは勝利を目指します。そんな中、トップ下のRYUYAがドリブルでするすると持ち込み、最後はトップのRYUGENへ。これを、RYUGENがきっちりと決め、RYURYUコンビでゴールを掴み取ります!
そんな2人の活躍もあり、試合はU.S.Aが2-0で勝利、5位の座を目指し、上々の滑り出しとなりました。
続いては、リーグ5位の対Madrid戦。リーグ戦2試合は1勝1敗と互角の戦いを演じた相手。それを象徴するかのように、この試合は拮抗した試合展開となりました。Madridがより多くの決定機を作るも、粘り強く守るU.S.A。試合は、1-1のドローとなりました。3チームの中で最も上位へ行く為に、まずは悪く無い結果を手にしました。明日、明後日と、再び各1チームと1試合ずつ戦う事になります。
2人は、もっともっとハッスルプレーを見せて欲しいところです。
さて、お次は準決勝へと参りましょう。我らがサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000対Tecnofútbol España 2001です。リーグ戦では1勝1敗。いよいよ、決着を付ける時です。このセミファイナルは、がっちりとした戦いとなります。すなわち、ホーム&アウェイで2試合を戦う事になります。しかも、1試合はおよそ20分ハーフ。この日は、1stレグ、Plan Marcet 2000にとってホーム戦となる前半の20分のみが行われる事になりました。
Plan Marcet 2000は、KOSHIRO、RYO、ITSUKIが先発出場、TAKUKIも、ベンチから声援を送ります。試合は、トーナメント戦独特の緊張感の中、一進一退の攻防が展開されます。共にチャンスを作り、内容は互角。しかし、決定力に、その差が出る形となりました。KOSHIROの縦パスに抜け出したエースのアンヘル。GKとの一対一で、シュートを枠の外に外してしまいます。更にはその後、再びゴール前でアンヘルが絶好のチャンスを掴むも、これまた枠の外に。拙攻を続けると、いずれはツケが回って来ます。相手にサイドを破られ、センターリングシュートを綺麗に決められると、その後もPlan Marcet 2000のゴール前の混戦からコントロールシュートを決められ、0-2。
これ以上離されたく無いPlan Marcet 2000は、懸命に攻撃を繰り出します。RYOが、アンヘルが、マルコスが、KOSHIROが、果敢にゴールを目指しますが、相手の粘り強い守備を前に、決定的なシーンを作り出す事が出来ません。右サイドからRYOが放ったシュートは、無情にもクロスバーを叩きます。チャンスで焦りからか、精度を欠くPlan Marcet 2000。そんな中、Tecnofútbol España 2001にカウンターを喰らい、ゴール前でファールすれすれで止めに行ったITSUKIのプレーがファールを取られてしまいます。PK。天を仰ぐITSUKI。これをきっちり決めたTecnofútbol España 2001。0-3。2試合の長丁場とは言え、痛すぎる3失点です。
それでも、諦めず、懸命に戦うPlan Marcet 2000。何とか明日以降に繋げる為に、1点でも多く返したいところ。やや強引に遠目からシュートを放つKOSHIRO。しかし、ボールはゴール左に外れて行きます。
そのまま無情のホイッスル。Plan Marcet 2000は明日以降、0-3のビハインドを背負って、戦う事となりました。
【Infantilカテゴリー】
さぁ、お次は、Infantil大会。グループCに入ったPlan Marcet 2が、リーグ3位の強豪、Mexico 1と対決です。
先発したのはDAICHI。1-2-3-1のトップ下で出場します。がしかし、DAICHIを始め、Plan Marcet 2のメンバーは、Mexicoのスピーディーなパス回しに翻弄されます。2度戦ったリーグ戦でいずれも敗れた相手は、やはり強い。特に、右サイドの11番に何度もサイドを突破され、失点を繰り返します。最後は、SHINが左サイドをえぐり、アシストを決めたものの、試合は1-4で敗れてしまいました。
続いては、同じグループCに入ったWorld Team vs Plan Marcet 2のサムライ少年対決です。リーグ戦では勝ち点1すら掴み取る事が出来なかったKAZUKIとKAISEI擁するWorld Team。ゼロからのスタートとなるカップ戦で、気持ちを新たに、初勝利を目指して頑張ってもらいたいところです。
気合いの入るWorld Teamのメンバー達。特に、いつものように、決してめげずに明るく振る舞うKAISEIの目には炎が宿っています!
そんなWorld Teamが気持ちのこもったプレーで、Plan Marcet 2を押し込みます。ピッチ上では、KAZUKI、KAISEI、SHIN、DAICHIの4人が、懸命に戦っています。
そんな中、KAISEIが右サイドを突破して、センターリング。これをセンターフォワードのロシア人ニコラウス(仮名)がしっかりと合わせ、先制ゴールを上げる事に成功します!ワンゴール毎に、勝ったかのように喜ぶWorld Team。1点の喜び、1勝の価値を、誰よりも分かっています。
この日も、巧みなフットワークで得意のドリブルを繰り出すKAZUKI。左サイドから中央のエリアを自由に動き、攻撃をけん引します。そんなKAZUKIが相手を1人、2人とかわし、ゴール前でGKと一対一に!KAZUKIのシュートはGKが懸命に体に当てて防いだものの、こぼれ球を味方が押し込み、追加点!今大会初の2点リードまで漕ぎ着けます。もう、ベンチも含め、優勝したような大喜びムードです!!!
こちらとしても、両チームにサムライ少年がいるとは言え、心情的には、World Teamに勝たせてあげたい気分。そして、そのシーンが遂に、いよいよ目の前で展開されようとしています。
まさかリーグ最下位のWorld Teamに負けると思っていなかったDAICHIは、思わず、「やべっ!このままじゃ負ける!」と叫んでいます。
ここからは、Plan Marcet 2の怒涛の攻撃。今大会に参加する為、ラピテンカと言う田舎町から毎日片道2時間半の道のりを通っている左サイドバックのジェラールが、反撃の口火を切る豪快なミドルシュートを叩きこみます。
負け癖が付いているWorld Teamは、ここから冷静さを欠き、プレーが乱れ、防戦一方となります。そんなWorld Teamを尻目に、DAICHIはキレのあるドリブルから左サイドをえぐり、グラウンダーの鋭いセンターリングを中に入れるも、僅かに中とは合わず。続いて、左サイドのクロスにワントップのSHINが飛び込んでボレーで合わせるも、ここはWorld TeamのDFが懸命にブロックします。その後も、再三再四シュートを放つPlan Marcet 2。しかし、GKラファ(仮名)の驚異的なセーブや、相手のシュートミスに助けられ、リードを維持し続けます。
がしかし、勝利の神様は、どこまで無情なのでしょうか!?
遂に、Plan Marcet 2の同点ゴールが生まれてしまいます。それまで、初勝利を信じ、懸命に戦っていたWorld Teamのメンバーの表情は、いつもの悲痛な表情へと変わって行きます。
まだ同点。
しかし、押せ押せムードのPlan Marcet 2の勢いを、今のWorld Teamが止める事は出来ませんでした。再び左サイドのジェラールが果敢なオーバーラップからチャンスメイクをすると、最後は決勝ゴールをPlan Marcet 2にぶち込まれ、万事休す。World Teamの初勝利は、またしてもお預けとなってしまいました。
その後、World Teamはもう一試合、Mexico 1と対戦するも、先程の試合のショックがあまりにも大きかったのか、無抵抗な程に元気が無く、あっさりと0-7で敗れてしまいました。
さぁ、最後はTAKAHIRO、SHOKI、KENGOのサムライ少年トリオ擁するVenezuelaです。
グループBに入ったVenezuelaは、リーグ5位のPlan Marcet 1、リーグ2位のMadridとそれぞれ対戦です。Plan Marcet 1とは、リーグで2度戦っており、いずれも敗れている嫌な相手。この試合、KENGOとSHOKIが先発で出場します。徐々に、先発の座をもらえるようになって来たSHOKI。練習を真面目にこなす姿に、監督も応えてくれているようです。普段の日本よりもスピード、パワー、テクニック、全てにおいてレベルが高いと言うこの大会は、SHOKIにとっては、なかなか挑む気持ち以上に、心のどこかで、気後れしてしまっていた面が強かったようです。分かっていても、なかなか体が動かない。彼なりに精一杯やっているものの、体が反応してくれない。そんな、ジレンマの中で、彼なりにもがいているのかもしれません。
試合は、グループBの中では理論上、最も格下となるVenezuelaが奮闘、粘り強いプレーと、前からの懸命なプレッシングにより、相手に好きにプレーをさせない形で、互角の戦いに持ち込みます。KENGOは右サイドで、チームのバランスを考えながらプレーし、任務を全うします。
お互いに相手に好きにさせないと言う、カップ戦らしい戦い方で、息詰まる接戦が展開されます。そんな中、左サイドからのクロスに抜け出したVenezuelaのFWが、一度はGKに弾かれながらもゴールを奪い、遂に!Venezuelaが先制ゴールを上げる事に成功します。
その後はカッとなったPlan Marcet 1が猛反撃。そんな中、TAKAHIROが投入され、前線を駆け回ります。が、TAKAHIROの頭が相手の胸の所に来るような体格差のあるDFを相手に、TAKAHIROはなかなか自分の形でボールを受ける事が出来ません。小さい選手の生命線は、ボールの置き所の技術の習得。常に、相手とボールの間に自分の体を入れ、相手から遠い方の足でボールを保持する持ち方をし続けなければなりません。また、どんなボールであろうが、瞬時に、ファーストコンタクトで次に繋がるプレーが出来るような位置にボールをコントロールするトラップの技術。試合中は、優しい丁寧なボールばかりが飛んで来るわけではありません。相手のプレスを受けながら、苦し紛れに飛んでくる雑なパスが来る事は、十分にあり得ます。また、味方のシュートが自分のところに飛んで来たり、相手のクリアーミスがバウンドして自分のところに跳ねて来る事だってあります。ありとあらゆるボールを、瞬時に自分のものにする技術。特に、小さい選手には、そうしたプレーにより高性能の技術が求められます。TAKAHIROに所にも、何度かボールが来ているものの、浮き球だったり、咄嗟に飛んで来たりと、優しく無いものばかり。がしかし、それを自分のものにする技術を身に着けていれば、次の瞬間には、ドリブルやシュートが出来ていたかもしれません。どんなに速いボールでも、どんなバウンドをして来るボールでも、TAKAHIROの周辺に飛んで行ったら、次の瞬間にはTAKAHIROが自分のボールにしている。そんなシーンを見せてもらいたいものです。相手のプレッシャーを受けながらも、ファーストコントロールで瞬時にマイボールにするトラップの技術は、リフティングを1万回出来る事よりも、遥かに重要な事だと思います。
さて、試合は、一点を巡る激しい攻防。白熱した試合が展開されます。こうした生きるか死ぬか、負けたら終わりのトーナメント戦は、リーグ戦には無い醍醐味があります。ドラマがあります。あと1点取れば、生き延びられる。あと1点取らないと、全てが終わる。そのせめぎ合いは、戦っている本人達はもちろん、見ている人達も引き込んで行きます。1つのミスが致命的になる。1つの好プレーで、勝負が決まる。そのぎりぎりの戦いの空間に入り込んだ時、選手達の表情は、輝かしいものになります。KENGOも、TAKAHIROも、そしてSHOKIも、勝利を目指し、戦い、いい表情をしています。
そして遂にホイッスル!Venezuela、格上のPlan Marcet 1を1-0で下します!!!
続いては、グループBの更なる強豪、リーグでは2位の座を獲得したMadridとの対戦です。しかし、リーグ戦では1勝1敗と、星を分け合っている相手。決して、不可能な相手ではありません。
KENGOはいつものように右サイドで先発、SHOKIとTAKAHIROはベンチスタートです。試合は、先程の試合と同じような展開。互いに譲らず、互いに、相手に好きにさせず、拮抗した試合展開となります。KENGOは、スピードこそさほど無いものの、それ故に、味方を上手く使い、また、ファーストコントロールの置き所など、相手を考えた上での的確なプレーを選択します。また、得意の右サイドからのクロスボールで、ワントップや左サイドへ展開して行きます。ここ数日、不調にあえいでいましたが、今日は、以前のはつらつぶりが少し戻って来たようにも映ります。
一方、徐々に出場機会を増やしているSHOKI。競り合いの際、手を使ってしまう為、ファールが多いのは気になりますが、それでも、対峙する相手を止めようと、懸命にプレーしています。また、ヘディングでは、次々と相手のボールを弾き返します。あとは、相手がそれ程寄せて来ていない時などは、落ち着いてコントロールし、ボールを落ち着かせ、チームに“ため”をもたらすプレーや、ただクリアーするのでは、ボールを受けられる体制の味方を冷静に見つけ、そこにびっしとパスを突ける余裕のあるプレーを心掛けたい所です。また、相手をうっちゃるディフェンスとしての足技テクニックや、前が相手いる場面での果敢なオーバーラップ、マークしている相手のパスを読んで、事前にインターセプトする駆け引きや間の取り方など、今後、マスターしなければならない課題は山積みです。そして、何よりも、“どんな相手でも止めてやる”と言う、自信と強い気持ちを持つことが、今のSHOKIに最も必要な事でしょう。
さて、試合は、上昇気流のVenezuelaが、終了間際にKENGOのゴール前の混戦からのシュートにより、1-0で勝利!何と、グループBでVenezuelaが首位に躍り出る事に成功しました。明日、再び対戦するPlan Marcet 1とMadridとの戦い次第では、準決勝進出も夢では無くなってきました!!!
【Cadeteカテゴリー】
最後のおおとりは、いつものようにSHUN。リーグ戦を見事優勝したTecnofútbol Españaは、今日から、決勝トーナメントの準決勝に入ります。相手はリーグ戦で最下位だったPlan Marcet 2。同相手に対し、2度のリーグの対戦では、いずれも4-2で勝利している相手だけに、この相手をきっちりと仕留め、決勝進出と行きたいところです。
1stレグ、アウェイでの戦いとなったこの試合、SHUNは、元気に右サイドバックで出場します。格下の相手に対し、ボールポゼションで主導権を握るTecnofútbol España。センターフォワードの15番ジョルディ(仮名)を中心に、次々とシュートを繰り出します。Tecnofútbol Españaの前線のメンバーと、Plan Marcet 2のディフェンスのメンバーとの力関係で、殆どTecnofútbol Españaがシュートまで持って行く事が出来てしまう為、なかなか“炎の”右サイドバックのオーバーラップを必要としません。
それでも、相変わらず、球際で精力的なプレーを見せるSHUN。強いて言えば、マークしている相手にボールが入る前に、そのパスを読んで、パスカットするプレーにもっと挑んで欲しいところです。そうすれば、そのままドリブルで持ち上がるチャンスとなり、攻撃に絡める機会が増えるはずです。
試合はあまりドラマチックな展開は無く、自力に勝るTecnofútbol Españaが、4-1で勝利、1stレグで幸先の良い勝利を収めました。アウェイゴール4点は、2ndレグに向けて、大きなアドバンテージとなる事でしょう。
こうなったら、多少リスクを冒してでも、SHUNにはゴールに絡むプレーを望んで行きたいですね!
ベンハミンの新たな敵、アミーゴスは強敵です。
センターバックのエリックは黒人でりゅうせい君を大きく上回る体格。
お兄ちゃんたちが苦しんでる体格差のあるマッチアップを強いられます。
またタマスの調子もいまいち。組織がしっかりしたディフェンス陣に
ワールド自慢のジャックナイフも鞘をぬけない。
それより、昨日りゅうせい君がめまいを起こして退場した試合で見せた
ベンハミンチームの微妙なバランスというか(笑)りゅうせいがいないんだから
トップは俺でしょ!と2バックのロシア人たちまで上がってしまったりした
崩壊状態からあまり立ち直ってなく、そこに新たな不安分子登場。ベネズエラの
子が最終日までたぶん家族旅行かなにかでいないため、あたらしくちょっと
小太りのスペイン人が加入。俺様軍団がチームになっていたのに、左サイドハーフ
に入りました。「パーサ、パーサ」と俺に出せ、出せとさけぶ彼に預けると
なんというかちょっとゆったりモードのキープのあいだに取られてしまい
俺様たちがブーイングして空中分解しかけてしまいます。
ゴールキーパーの神がかりなセーブで奇跡的に勝ち点1を拾った第1戦。
第2戦でも新しいチームメイトとなにやらバックスロシアコンビ、こうせいが
ギクシャクしてる間に、あっというまに2失点。
大会中黙って観戦してよう、と思って何も口を出してこなかったんだけどたまらずに
大きな声で
「こうせい、りゅうせい!このまま負けて日本へ帰るのか!!」
と激を飛ばしてしまいました^^>
ここでコーチもたまらずに新人君をベンチにさげる。
すると同じように猛烈な激を飛ばすロシア人親父に発破をかけられ
タマスが爆発!タマスシフトをものともしないジャックナイフ炸裂で
ドリブル突破からの連続シュート。同点にすると
タマスのシュートをキーパーがはじいてもしっかりりゅうせいがきめる。
こうせいのミドルシュートもきまり、結果的には大差で勝ちました。
今日の第1戦、宿敵エスパーニャ戦が決勝への大一番です。
エスパーニャは年下ではなく全員が2002年生まれの同学年でした^^
逆にワールドは2002年と2003年の混成だそうです。
エスパーニャはどのカテでも1位を取ってるように、基本的にこのメンバーで
1年リーグを戦ったしっかりしたチームらしいです。
新たな敵、アミーゴスもまたリーグ戦を戦っているチームのようです。
こうせいもりゅうせいもあまり、大会の仕組みがわかっておらず、
「今日からの試合で金メダルが取れるんだよ。」
と教えても
「じゃあ、昨日までのは何?2位じゃないの?トーナメントって勝ち抜けなのに
なんでまたリーグ戦やるの?」とちんぷんかんぷんの様子^^>
「とにかくここから全部勝てばいいんだよ!」
とシンプルに教えておきました。
今日は13時台にエスパーニャ戦。17時台にバルサ戦とあいだが開くのも
これまでと違うのでどうなることやら。
今日のりゅうせい君、うちのママと娘にくっついてすこし日本恋しいモード。
「スペイン人って、泣き虫なんだよ!合宿から電話してママーって泣いてる。
あいつも泣いた、あいつも。」
うちのママが
「りゅうせい君、泣かないの?」って聞いたら
「最初のキャンプでいっぱい泣いた。泣いてもどうにもならないってわかったから
もう泣かない!。」
とけなげな強いりゅうせい君でした。
上のカテではインファンティのサムライ3人チーム、ベネズエラがいいですね^^
けんご君が決勝点を気合であげるなどダークホースの勢いです。
たかひろ君もしょうき君もがんばってるしいま一番勢いがある感じです。
今日が楽しみです。
投稿情報: こうせい父 | 2011/07/30 09:03
アミーゴスはかなり厳しそうですね。GKのチャビ君がいなかったら負けていたんですかね。GKはローテーションするとのことでしたから、相手方にチャビ君が入ったらさらに厳しい結果となりそうな予感。巨漢エリックとのマッチアップはりゅうせいにとって良い経験となったのでは…、さらなる強敵との闘いは、個人にとってもこのチームにとっても成長を促進してくれるので大歓迎です!!!植松さん、こうせい父様の人間模様レポートのおかけで、さらに物語みたいになってきました。ハッピーエンドで終われれば言うことなしですね。
こうせい父様、りゅうせいのけなげな発言にぐっときましたが、くっつきたいだけたったのではと、すこしの疑念が持たれます(笑)
SHUN父様、子供に対する愛情はコメントからよくよく伝わってきております。SHUN君は私の息子のようなまだ駆け出しの年齢ではないため、親として様々な思いをし、悩んだりしてきたことだろうと推察されます。ある意味大先輩ですので、こちらこそよろしくお願いいたします。
植松さんへ
ベンハミンの写真だけについて言わせていただきますと、いままでわからなかった選手間のスペース感が出ていて、ムイビエンだと思います。
投稿情報: りゅうせい ちち | 2011/07/30 17:21