5月6日
今日は、YUKIとKOSHIROはエスパニョールのカンテラでのトレーニングです。
いつものようにダビッ監督の指示のもと練習が始まりました。
始めは、シュート練習。今日も名前を呼ばれた選手が飛び出してシュートを打つという練習から始ります。近い距離から、遠い距離から、真ん中に立つダヴッ監督をかわしてシュートなど、いくつかの変化を織り交ぜてのシュート練習が行われました。左足で鋭いシュートを放つYUKI。シュートも少しずつよくなってきているように見えます。一方、シュートが課題に挙げられるKOSHIROも力強いシュートを放とうという意識が随分見えてきました。
次に行ったのは、ボールを使っての複合的な練習。3つのグループに分かれてローテーションしながら、パス、シュート、コントロールを組み合わせて回っていきます。こういう練習の中でも鋭い動きを見せるセルヒオ、ビクトル。走り方、ステップワーク、ターンの仕方など細かいところも一つ一つがとてもスムーズな動きをしています。
思い切りのよいシュートを放つYUKI、そして一本一本集中してシュートを放つKOSHIROの姿が見てとれました。
そして、最後は、3チームに分かれて、5対5+GKのゲームが行われました。
1点取られる、もしくはボールを外に出したら交代というルールのもと、ゲームが行われました。
YUKIは3-2の左前に入ってのプレー。相手の裏のスペースにポジションを取り、ボールを受けるというシーンがたくさん目立ち、ゴールを連発します。また、ボールを受けて突破できると判断したら、ドリブルでしかける。相手がいて難しい状況では、簡単にまわりを使って再び裏に抜け出すなど、状況判断のよさも目立ちました。一方、課題はヘディング。サイドから上がった絶好のクロスボールを2本とも同じような形で額の上にあてふかしてしまったシーン。シュートを打つ時に、目をつぶってしまっています。ヘディングの技術、浮き球などの処理を鍛えなければなりません。そして、ディフェンス。ゲームの中でボールを奪いに行き一発でかわされてしまうというシーンが何度か目立ちました。簡単にかわされることがないようなディフェンスの仕方も身につけないといけません。
一方、KOSHIROは、今日も3-2のセンターバックとしてプレーします。まだまだこのポジションで何をしていいかわからなず混乱している様子のKOSHIRO。「へいへいっ!」と声を出す回数が多いKOSHIROも、今日は若干少なめ。そして、「へい!」と呼んでもパスが出てこない。という状況の中で、悪循環に陥ってしまいます。攻撃のポジションに入った時は、ボールを呼んでドリブル、パスというような選択肢がある中でアグレッシブにプレーができるKOSHIRO。しかし、センターバックに入ってここからドリブルをして突破できるほど、エスパニョールは簡単ではありません。そんな状況の中で、ボールを受けても判断が遅れてしまうKOSHIRO。「どうしよう?」と思った瞬間に、相手に寄せられてボールを奪われ、ゴールを決められてしまいます。仲間たちからも「KOSHIRO!!!」と判断の部分において、叱咤されるシーンもしばしばありました。KOSHIROにとって、なかなか味わったことのない経験なのかもしれません。練習後には、悔し涙を流していました。また、ディフェンス面でもハイボール、そして速いFWに対して裏を取られるというようなシーンが目立ち、うまくプレーすることができなかったKOSHIRO。どうやら壁にぶつかっているようです。しかし、こういう経験が自分のプレーの幅を広げる大きなチャンス。この状況から抜け出すために、悩み、考え、練習し、改善してもらいたいと思います。
金曜日は、コルネヤ。そして土曜日は、スクールリーグになります。
By Yuya Takaji