今シーズンを振り返って
まずフットボール面では、個人的にもチーム的にももっとやれたと思うしもっと上にいけたと思うのでやっぱり悔しい気持ちの方が多い。
具体的にはやっぱり数字として残る得点、アシストが全然少ない。約30試合フルで出させてもらって得点が1、アシストが二桁に及ばないというのは自分的には情けない結果。やっぱりこっちでは内容よりも結果だしそれと同じようにプレーの質も大事だけど数字として残るものの方が評価される。それを身をもって知った一年だったので来シーズンこの経験を生かせるように頑張りたい。
また海外でサッカーをするっていうのは予想以上に難しいことで監督の指示が分からなくてチームコンセプトが理解できなかったり、試合や練習で出た問題が解決できなかったり、守備で前の選手を動かせればもっと上手く守れてたのにとかたくさんの問題を最初は自分自身で解決するしかなくてすごい大変だった。でもそれは日本では決して当たることの無い壁だしそういう意味ではいい経験が出来たなと思う。
その中でシーズン通して怪我なくフルシーズン戦うことが出来たのでそれは良かったと思うし、また合計3人の監督のもとでシーズン戦ったけど3人それぞれの監督の信頼を勝ち得る事ができ出場した試合全試合でスタメンで出ることが出来たのでそこは自信になった。
次に生活面では厳しい寮長さんがいないという状況の中での生活だったので一番年上としてもう少し寮の中での生活を律さなければいけなかったと思う。やっぱり皆より少しだけ長く行きてきているわけだから皆より少し違う目線で物事を見なければいけなかったと思う。けどその中で自分はサッカーに全ての時間をかけたくてスペインに来て今こうして振り返ってみると、まだまだ突き詰めなければいけない部分がたくさんある。けど日本の時よりサッカーに時間を使うことが出来て、また体のケアーなどにもしっかり時間を費やせたのでシーズン通して怪我なく試合や練習をこなせたんだと思う。その部分では良かったと思うし継続していきたい。また、まだ突き詰めていかなければいけないところがあるのでそこは自分にストイックにやって行きたいと思う。
勉強面も一緒。スペイン語の勉強とサッカーはダイレクトに繋がっているし来年も引き続き頑張って行きたいと思う。
言葉面は最初は右も左も分からない状態だったので時にストレスになってしまう時が最初の方はあったしもちろん今も難しくて大変だけど今はある程度わかってきて最近は楽しみに変わっている。
それは良い変化だし前向きに引き続き頑張りたい。
また言葉をしることによってスペインをはじめ色んな国の人柄、文化に触れることが出来たので人として幅が広がり良かったと思う。
けどもっと深いところまで外国人と話したいしスペイン語を習っている以上話さなければいけないと思うので頑張りたい。
最後に一年間お疲れ様でした。
ここスペインで念願の海外でプレーするという目標を達成できとても嬉しい気持ちと共に植松さん、Davidはじめたくさんのお世話になった方に御礼申し上げます。
まだ今季の活躍では恩を返し切れていないので来季必ずもっと活躍して嫌でも活躍が耳に入るように精一杯頑張りたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします!
上村捷太