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2009年8月25日(火)
今日はYukiと共にカンプノウ近くの公園でサッカーです。当初はトラップの特訓を予定していたのですが、偶々居合わせたエリック、その弟のポール、そしておじいちゃんの家族と遭遇、3vs3の試合をする事に。最初はJapón vs Españaでしたが、日本の少年の圧倒ぶりに、最後はメンバーをごちゃまぜで楽しみました。98年生まれのエリックはコルネヤのAlevinAかCの選手。先シーズンまではバルサスクールでプレーしていましたが、カンテラへの道が厳しい事を悟り、強豪コルネヤの入団テストを受けて、合格したようです。今週末から始まるプレシーズンのプレーぶりで、AチームかCチームかが決まるようです。99年生まれのRyuyaがコルネヤの入団テストを受けるとしったおじいちゃん、切れ味鋭いRyuyaのドリブルを見て、「きっとコルネヤのB、少なくともDには受かるじゃろう」とお墨付きをもらいました。「但し、あまりにも自分が、自分がで、時により良いポジションにいる味方が見えていない時がある、そういう部分の戦術眼を学ばなにゃいかんのう」とも。
そんな彼等と再会を約束しました。
投稿情報: 10:17 カテゴリー: 頑張れサムライ軌跡 RYUYA | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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SHOGO
おいしかった食べ物ベスト3
1 パエリヤ
2 朝食べたクロワッサン(毎朝2個食べ、スペイン人に驚かれたそうです)
3 すいか(食べまくってたらおばちゃんにノンノンノン!とおこられた)←このおばちゃんはエスパニョールファンで、旦那さんがバルサの時計をしていたら、取り上げ、ごみ箱にいれたそうです(笑)
他にもめっちゃおいしいもの一杯でいつも腹いっぱい食った!
いい思い出ベスト3
1 スペインでサッカー出来たこと
2 カンプノウ見れたこと
3 エスパニョール対リバプール見れたこと←ありがとうございました。すごく感動していました。子供の世話に一生懸命なあまり時間なくて夕食を食べれなかったんですね。植松銀行の残金なしも聞きました。
結局なにもなくてポテトチップスだったとか・・・。ホントに申し訳ないです。子供の夢を叶えるために色々な苦労があるんですね。頭が下がります。
辛かったこと
1 試合にあまり出れなかったこと
2 みんなとの別れ
3 優勝できなかったこと
通用したこと
点が決めれた。
通用しなかったこと
体のあたり
ドリブル
課題
その時の状況判断によりパスもできドリブルもできシュートもできる選手になりたい、それとあたりの強い選手になりたいです。そのために、まわりを見て練習していきたいです。
目標
世界で通用する選手になりたいです。そしていつかスペインでプレーしたいです。
感想
最初はスペインのことを全然知らないから不安も一杯あった、
だから僕はスペインが大好きになった。
日本では普通道路で歩いてる知らない人にニッコリ笑って挨拶する
ニッコリ笑ってくれる。
サッカーでは、日本と全然違ってあたりがすごく強いし、
日本ではファールになるようなあたりは、
僕は2日目あまり試合に出れなくてすごく悔しかった、
試合に出れない子の分も(気持ちや悔しさ)
スペイン人の心の温かさ、そしてサッカーの厳しさを学んだ、
だからこそ本当にスペインに住みたくなった。
もし住めなくても日本で誰よりも頑張るそして、
忘れずに、僕のサッカー人生の中ですごく大切にしたい、
お金を出してくれたお父さんお母さん、ありがとうございます。
グラシアス
TSUBASA
KYOSUKE
植松さんと高司さんへ
京介です、こんにちは。お元気ですか、ぼくは元気です。
スペインで26日間僕たちの面倒を見てくれてありがとうございま
TAIGA
TATSUKI
KOSHIRO
うえまつさん、ゆうやさんへ
キャンプでねつをだしたときせわをしてくれてありがとうございま
投稿情報: 14:28 カテゴリー: W杯SSトーナメント2009夏 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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さて、最後のBlogになると思います。
今回、選手達ががんばった、バルセロナでの夏を1つのドキュメンタリー風にまとめてみました。
初めて訪れたバルセロナでの出来事
仲間との楽しい思い出
勝利そして敗北
barcelona_memory_2009.wmvをダウンロード(※ダウンロードに時間がかかると思います。)
それらの全てのことをまとめて制作した一本です。
日本で壁にぶつかった時に、このビデオを見て、世界にはさらに上のレベルで闘っている連中がたくさんいるということを思い出し、彼らに負けず、一流の選手になれるようがんばってもらいたいと思います。
Gracias por todos!
Hasta pronto!
Adios!
By Yuya Takaji
投稿情報: 20:29 カテゴリー: W杯SSトーナメント2009夏 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
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さて、NAGOYA便の関係で1人残ったKOSHIRO。
嵐のように仲間が去り、急に寂しくなったことでしょう。
偶然出会った日の出ずる国から来たサムライ達。そうした仲間達の存在の大きさに気づいた事でしょう。
しかし、元々は1人でのスペイン挑戦。KOSHIROは、この1日で、孤独な戦いの本当の現実を体験出来たのかもしれません。
そんなわけで、TAIGAとSHOGOを見送る為にバルセロナ空港まで一緒に来たKOSHIRO。
昼には、日本食料理に舌鼓。
午後には、バルセロナの街、そしてその先の地中海が一望出来るティビダボの丘へ行きました。
白や茜色の家々が立ち並ぶ街と、その向こうに広がる地中海のマリンブルーのコントラストがとても素敵で、清々しい気持ちにさせてくれます。
UEMATSU「KOSHIRO、今回、ワールドカップでは良い成績を収める事が出来た。だけど、本当のトップクラスの選手達、例えばバルサやエスパニョールの同世代がどういう環境でフットボールをしているのか、見たくないか!?」
KOSHIRO「うん!見たい!」
と言うわけで、まずはエスパニョールの練習場、シウダード・デポルティーバ・デ・サン・アンドレウに向かう事に。
ここは、エスパニョールのトップチームからエスパニョールB、フベニール(16~18歳)、カデテ(14~15歳)、インファンティル(12~13歳)、アレビン(10~11歳)、ベンハミン(8~9歳)、そしてプレベンハミン(~7歳)、さらにはエスパニョール・スクール、女子チームなど、全てのエスパニョール関連のチームが練習、そしてトップチーム以外は週末の公式戦を行う場所です。
天然芝2面、人工芝2面、さらには7人制フットボール専用コート、そして、GK専用フィールドなどが設置されています。
と、なんと、ここでこの日、エスパニョールのフベニールA(ユースのAチーム)vsサウジアラビアのプロ1部リーグのトップチーム、アル・ナスルとの親善試合があるとの事。
エスパニョールのフベニールAと言えば、エスパニョールキャンプでコーチをしてくれたジョルディとガビが所属するチーム。そしてチームの監督はエスパニョール・キャンプを指揮したラモンです。
一方、対戦相手の黄色いユニフォーム、アル・ナスルは、サウジアラビアではアル・イテハド、アル・ヒラルと並ぶ名門。そして、チームには韓国代表の李天秀(イ・チョンス)が所属しています。
UEMATSU「KOSHIRO、どうする!?」
KOSHIRO「見たい!!!」
と言うわけで、バルサの練習場やお母さんとお姉ちゃんのお土産を買いに行く代わりに、この興味深い試合を見る事に。(お母さん、お姉ちゃんご免なさい!)
試合は、まだプレシーズンをスタートさせてまだ4日間しかトレーニングをしていないフベニールAに対し、同じくプレシーズンながら、プロチームの意地とよりフィジカルコンディションが整っているアル・ナスルが終始優勢に試合を進め、1-3で快勝しました。李天秀も的確なボールコントロールとパス、スピード豊かなドリブル、球際の強さなどを発揮し、1アシストでゴールに絡むなど、その金髪以上にプレーでも目立っていました。
我等がジョルディは前半センターバックで、ガビは後半ボランチとして奮闘していました。
KOSHIROはハーフタイムに、エスパニョールキャンプで友達になったパウとそのお兄ちゃんと共に、ボールを蹴っていました。
さて、ちょっぴり寂しくも、なかなか楽しい1日を過ごす事が出来たKOSHIRO、明日はいよいよ帰国です。
8月4日(火)
午前8時、エスパニョール寮のチェリーと旦那さんのトニとお別れし、バルセロナ・プラット国際空港へ。
車中では、KOSHIROに色々な事を質問してみました。
Q:この1ヶ月で楽しかった事、良い思い出ベスト5は!?
1位:ワールドカップで優勝した事
2位:エスパニョールvsリバプール戦を見られた事
3位:日本人の皆とフットサルした事
4位:スペイン語を少し覚えた事
5位:最終日に行ったバルセロナの景色
Q:この1ヶ月間で辛かった事、悲しかった事ベスト3は!?
1位:エスパニョールキャンプで熱を出し、練習が出来なかった事
2位:ワールドカップでのいくつかの思うように活躍出来なかった試合
3位:皆との別れ
Q:この1ヶ月間で食べた美味しかったものは!?
1位:サルチチョンのボカディージョ(ぴりりと辛い薄いハムを挟んだサンドイッチ)
2位:大会中に食べた、ひき肉入りのマカロニ、チーズミートソース掛け)
3位:パエリア
4位:生ハム
5位:戦士のスープ(ガスパッチョ)
Q:日本食レストランで食べたうどん、カツどん、にぎり御膳は入らないの!?
「そんなの、日本で幾らでも食べられるし」
う~ん、彼はスペインに住む事が出来そうです(笑)。
Q:日本に帰って、まず食べたいものは!?
「ほくべいのマグロ」
だそうです。
UEMATSU「どうだった!?今回のスペインは!?」
KOSHIRO「うん、楽しかった!あっと言う間だった。また戻って来るよ!」
そんなこんなで、いよいよKOSHIROともお別れです。
1ヶ月間、辛い事も悲しい事もあったけど、涙も沢山流したけど、でも、濃密で楽しい日々を過ごした少年達。彼等は嵐のように過ぎ去り、それぞれの家に帰って行きました。
今回の様々な体験が、彼等の今後の記憶に息づき、彼等のこれからの未来にポジティブな影響をガンガン!及ぼしてくれればと願って止みません。
そして、サッカーの面でも、皆、日本で通用していたプレーが、なかなかスペインでは通用しない事を体験したはず。それは、プレースピード、判断のスピードが違うから。激しさが違うから。今後、彼等はここで得た感触を忘れずに、世界で通用するプレーを目指して、日々精進してくれる事でしょう。
1日1日を大切に、皆が諦めずに、夢に向かって頑張ってくれることを願っています。
最後に、勇気を出して少年達を単独で送り出して下さったご家族の皆様に、aplauso(拍手)を送りたいと思います。彼等は、あの若さで体験したからこそ、大いなる意味があるんだと思います。世界には色んな人がいること。色んな考えがある事。色んなプレーがある事。色んな仲間がいる事。柔軟で無限の頭脳を持つ少年達だからこそ、今回の体験が、彼等に私達が想像も付かない程のポジティブなエネルギーをもたらしてくれると信じています。
そして、素晴らしい少年達と出会わせて頂いた事に、この場をお借りして感謝申し上げます。
彼等から、沢山のパワーと元気をもらいました。
最後に、少年達には宿題を出しています。
それは、今回の感想、楽しかった事、辛かった事、自分の通用したプレー、通用しなかったプレー、課題、これからの目標等を、自由に綴る事です。
それらをメールにて、お送り頂ければ幸いです。
また、こちらからは改めて個別にメールを差し上げます。そこでは、エスパニョールキャンプ、ワールドカップのそれぞれのコーチ達や、植松、高司の感想をまとめ、要約したコメントをお送りさせて頂きます。こちらに公にしても問題無いのですが、忌憚の無い意見を綴る予定の為、時にはシビアな内容も入る事もあるので(怖っ!)、敢えて個別に送らせて頂きます。
また、今回撮影した少年達の写真や、僅かですがビデオ撮影した試合の映像があるので、こちらも後日、お送りさせて頂きます。
また、特別にお電話で直接の意見交換をご希望される場合には、ご都合の宜しい時間帯をお知らせ頂ければ、こちらからお電話させて頂きます。
以上、この度は本当にありがとうございました。
TSUBASA!SORA!KOSHIRO!TATSUKI!KYOSUKE!TAIGA!SHOGO!
皆ありがとう!Muchisimas gracias!!!!!
¡Que tengais mucha suerte !
Y hasta pronto!!!!!
by Yuya Takaji & Keita Uematsu
投稿情報: 13:43 カテゴリー: W杯SSトーナメント2009夏 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)
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8月3日(月)、いよいよ別れの朝です。
東京組は07:50分発AF2149便に乗り込む為、朝5時の起床です。
UEMATSU「大阪組や1日遅い便で帰るKOSHIROは、多分これでお別れになるから今の内にバイバイ言っておけよ」と前夜に言ったところ、
SHOGO&TAIGA&KOSHIRO
「え”~、ちゃんと見送りたいから起こして」
UEMATSU「本当かぁ!?KOSHIRO、起きれるのかぁ!?激しく揺らしてもいいかぁ!?」
KOSHIRO「うん!いいよ」
そんな会話を経た、その翌朝。。。
UEMATSU「KOSHIRO!KOSHIRO!」
激しく揺らしても、全く起きる気配がありません。おまけに、僕の幸福な眠りの世界を邪魔するなとばかりに無意識の肘打ちが飛んで来るではありませんか!
これは危険!
東京組はすやすやと眠るKOSHIROの寝顔に向かって、皆別れを告げていました。
SHOGOとTAIGAが見守る中、東京組のKYOSUKE、TATSUKI、SORA、TSUBASAの出発です。
TATSUKI「ばいばい!また会おうね!」
SHOGO「また一緒に遊ぼうな!」
TAIGA「いつでも連絡しろよ!」
KYOSUKE「ばいばい!」
TSUBASA「またねぇ~!!!」
そして、車で走る事20分、バルセロナ・プラット国際空港第2ターミナルに到着です。
エール・フランス航空でチェックインを済ませ、アテンドの空港職員のお姉さんと合流。
いよいよUEMATSUともお別れです。
UEMATSU「また会おうな!」
KYOSUKE「俺、絶対また来るし」
SORA「あっと言う間だった。最終的に1ヶ月いられて良かった。これでも短いくらい」
TATSUKI「日本がどれだけ緩かったのか分かりました。日本に帰っても、日本病を無くすよう頑張んないと」
TSUBASA「ねぇ~、俺まだ帰りたくな~い」
KYOSUKE「そりゃ、俺もだよ」
SORA「僕も!」
TATSUKI「僕もあと少なくとも2年はいたいな」
KYOSUKE「俺は10年!っていうか、スペイン語がぺらぺらになるまで!」
TSUBASA「ねぇ、パスポート無くせば、帰らなくていいんだよね」
そんな訳で、4人のサムライ戦士達は、後ろ髪を引かれながら、それでも、日本の家族や友達、そして美味しい物を想像しながら、帰国の途へ着きました。
それから2時間後、今度はLH4451便に乗り込む関空組の姿が、新第一ターミナルにありました。二人はワールドカップ中の夕方の買い物タイムに購入したお揃いのTシャツを着ています。
そこには、FUTURE CHAMPION OF THE WORLD「未来の世界チャンピオン」とデザインされています。まさに、少年達は未来の世界チャンピオン候補達、夢に向かって突き進んで行って欲しいですね。
SHOGO「2週間ありがとうございました。また来たいというか、そのままここに住みたいけど、とにかく今回感じた事を日本でも活かしたいです!僕は日本では当たりが強い方だったけど、スペインだと全然の部類に入るのでびっくりしました。日本だと反則になるようなプレーを、こっちでは平気で普通にやる。そういう戦いの部分が全然違うと感じました」
TAIGA「スペインのディフェンスは強いし、激しいし、巧い。だから、日本で通用していたドリブルとかが簡単に止められてしまう。正直ここまで通用せんと、もうスペインはいいやって思ってしまう。スペインで感じた事を、日本で頑張って活かして、もっと上手くなりたい」
TATSUKIと同様、最後まで苦しんだTAIGA。スペインに住みたいかという質問にも唯一手を上げなかった彼は、日本で通用していた自分のプレーがなかなか通用しなかった事に、自分なりに苦しんだのでしょう。やはり、何事も上手く行っていないと、面白くありません。負けず嫌いで現実主義のTAIGAらしい回答です。しかし、上手くなる為に、今回感じた事を日本で活かすと強く語ってくれたTAIGA。きっと、パワーアップしてくれる事でしょう。
そんなわけで、2人は仲良く機上の人となりました。
by Keita Uematsu
投稿情報: 12:20 カテゴリー: W杯SSトーナメント2009夏 | 個別ページ | コメント (12) | トラックバック (0)
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8月2日
Hola! Muy Buenos dias!
激戦の末に、見事に優勝を有終の美を飾ったWorld team Benjamin!そして、惜しくもゴールデンゴールの延長戦の末に、涙を飲んだWorld team Alevinの選手たち。いよいよ、このキャンプも最終日を迎えます。
最終日ということで、選手たちの親御さんもたくさんきており、それも考慮してのことか、エキシビジョンという形で、これまでやってきたトレーニングの成果を発表すべく練習は行われました。選手一同、一斉に走ってグランドへ入場!! この辺の盛り上げ方もスペイン風!大きな拍手で選手たちは迎え入れられます。グランドいっぱい一列に整列して、手を挙げて挨拶してからトレーニングは始まりました。泣いても笑ってもこれが、最後のスペインでのトレーニング。7人の少年たちも、名残惜しさをにじませながらも一生懸命取り組んでいました。
そして、迎えた閉会式。
チームごとに、監督から修了証書を授与されます。10日間毎日、寝食を共にした監督や仲間たちと固い握手をする子どもたち。同じチームメイトではあるけれども、近い将来、サッカー選手として再びピッチで再開するライバルも中にはいるはずです。それぞれの場所で、個人の力を磨くことを約束して別れたのでした。そして、な、な、なんと。ここで、サプライズ。日本人選手による、歌がここで披露されたのでした!
RCD Espanyol vs Liverpoolの試合です。新しいスタジアムのこけら落としであり、中村俊輔選手のお披露目ともなる注目の試合でした。特にTAIGAは一度中村選手に会ったことあるだけに、
Taiga「ねぇねぇ、俺ら試合見に行けるの?」と以前から、気になって気になってどうしようもない様子でした。
スタジアムのこけら落としということで、Socioからチケット優先販売されるということもあり、ぎりぎりまでチケットが手に入るか入らないかという状況で、はっきりとした回答をすることができなかったのですが、つい3日前ほどにようやく手に入るという確約をもらうことができました。そして、選手たちには、
Takaji「みんなスペイン語ちゃーんと覚えてるよね?テストに合格した人だけ、エスパニョールの試合連れて行ってあげるぞ!!」と話をすると、全員沈黙・・・・。
おとといから慌てて、今まで報告してきた単語をノートに写すSHOGO。
ノートも取っていなかったために、「でけへんわぁ~・・・」とうなだれるTAIGA。覚えられず、しょんぼりするKOSHIRO。みんなサッカーに集中していたために、勉強はおろそかにしていたようです。しかしながら、将来は、スペインでサッカーをしたいという7人にとって、言葉の習得は絶対的に必要な要素です。2日間、集中して勉強する期間を与えて、テストに臨んだのでした。
そして、テスト本番。あっさりと合格したSORAとSHOGO。いち早く試合観戦権利をGETです。
SHOGO&SORA「イエェ~~~~~~~イ!!」
盛り上がる二人を恨めしそうに見る他のメンバー。そして、KYOSUKE&TATSUKIの挑戦。まさかの失敗・・・。勉強をおろそかにしてしまったのか?追試へと回ります。TAIGAは「でけへん、でけへん。」言いながらも何とかパス。念願のチケットを手に入れます。そして、KOSHIRO。1問ほどミスはするも、これまた合格。そして、TSUBASA。クイズ・ミリオネラのみのもんたばりに、プレッシャーをかけると、その圧力につぶされ、へなへなと地面に倒れ込むTSUBASA。「もう、やめてよ~。そういうの。忘れちゃうよ~!」と少し泣きべそをかいておりました。そんなこんなで、追試を無事にパスして、全員合格!無事にチケットをゲットしたのでした!
全員「すげぇ~~~!!でけぇ~~!!写真撮っていい?いいでしょ?」
と質問しながら、すでにスタジアムに走りだす子どもたち。その新しいスタジアムにかなり興奮しているようでした。
そして、中に入るとさらに、ボルテージはアップ。約4~5万人の収容数を誇り、FIFAから4つ星を認定されているサッカー専用のスタジアムがエスパニョールのサポーターで埋め尽くされています。その雰囲気は、エスパニョールのサポーターにも真新しいもので、スタジアムにいるすべてのエスパニョールサポーターが興奮しているようでした。
KOSHIRO「あっ、俊輔だぁ!」TAIGA「ほんまや~!」
TAIGA「ほんとだぁ。本物だよ!いるよいるよ!」
と興奮してる中・・・
「え~、僕リバプールの応援席行きたい・・・。」と、リバプールのサッカーパンツを片手に応援するTSUBASAなのでした。
ヨーロッパでも屈指の強豪チームリバプールを迎えて、どのような試合をするのか、そして、注目の中村選手がどのようにプレーするのか楽しみに観戦しましたが、結果は、3-0とエスパニョールの快勝に終わりました。注目の中村選手も、左サイドから中央にかけて、デ・ラ・ペーニャとともにゲームを組みたて、早くも存在感を見せていました。
そんな勝利にエスパニョールサポーターはもうお祭り騒ぎ!
「カンピーネ・カンピオーネ・オレ・オレ・オレ♪」
と歌っておりました。
いつの間にか、みんなエスパニョールのユニホームを購入しては、すっかりエスパニョールサポーターと一体化して応援しているのでした。帰り際、「Nakamura~Nakamura!!」とエスパニョールサポーターに温かく受け入れられるTeam Samurai。中村選手が及ぼしている影響はとてつもなく大きいものに感じました。
さてさて、楽しい夜はあっという間に過ぎ、本日宿泊のエスパニョール寮についたのは夜中の1時でした。いよいよバルセロナ最後の夜を迎えます。あさって出発のKOSHIROを残して、SHOGO、TAIGAの関西空港組。TATSUKI、KYOSUKE、TSUBASA、SORAの成田空港組の2陣に分かれてバルセロナを出発する予定です。
SHOGO「みんなで一緒の飛行機で帰りたかったなぁ。」と共に闘った仲間との別れを惜しむ少年たち。そして、朝早くに起床しなければならない成田空港組と関西空港組とそれぞれ、日本での再会を誓ってお別れの握手を交わしたのでした。
明日は、空港からのお便りです!
それでは、また明日!
Hasta luego!Muy Buenas noches!
By Keita Uematsu & Yuya Takaji
投稿情報: 03:57 カテゴリー: W杯SSトーナメント2009夏 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
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Hola! Muy Buenos dias señoras y señores !!!
月も変わって8月、いよいよ大会もクライマックスに突入です。
今日も暑い!太陽の日差し、ギンギンです!
しかし、子供達は本当に逞しい!連日6時間近い活動を毎日毎日続けているにもかかわらず、表情は実に元気印です!体は当然疲れているのでしょうが、皆、大好きなフットボール三昧の中で、楽しさが何よりをも上回っているのでしょう。ホント!夏の陽光以上に眩しい少年達の笑顔です。
さて、この日は昨日風邪の為に一日休養を取ったTATSUKIが復帰。病み上がりの中、何処までやれるのでしょうか!?また、足の痛みが相変わらず残っているSHOGOですが、「これぐらいで休んだらバチ当たるし」と元気にグラウンドに飛び出して行きました。また、一昨日寝違えてしまい、昨日は首の痛みをこらえながらプレーしたKYOSUKE。今日はすっかり良くなったようです。一方、TAIGAが朝から足の痛みを訴え、午前中の練習を欠場しました。前日の試合での接触プレーで、足を相手と打ちつけたようです。しかし、軽い打撲なので午後は大丈夫でしょう。
一方、Benjamin3人衆はまったくをもって元気印!昨日の優勝という喜びが、多少の節々の痛みなど吹っ飛ばしてしまっているようです。
この日の彼等は、シュート練習やボールコントロール、そして最後は5vs5のミニゲームで締めくくっていました。大一番を終え、ややリラックスした雰囲気の中、それでも最後のゲームでは白熱し、皆必死にボールを追いかけていました。特にKOSHIROは4ゴール2アシストを決めるなど、あくまでも勝負にこだわり、大活躍していました。
さて、そしていよいよこの日はAlevinの決勝戦。我等がWorld Team vs テクノ・スペインです。リーグではホーム&アウェイで2度対戦し、1-3と4-2で一勝一敗。真の決着を付ける時です。
昨日の準決勝では今日のライバルの兄弟分であるテクノ・バルセロナを5-2と快勝劇で破り、波に乗るWorld Team。トリビオ監督は、その昨日の素晴らしい逆転劇を演じた後半のメンバーをそのままそっくり先発にもって来ました。
昨日までとは一転、白いユニフォームに身を包んだWorld Team。しかし、フォーメーションは良く見ると1-3-2の形。すなわち、GKダビッ、1バックがジョルジオス、中盤が右からダニエル、ミゲル、クリスティアン、そして、2トップが昨日ハットトリックを決めたSHOGOと”金髪の日向小次郎”こと、ディミトリです。対するテクノ・スペインは昨日の準決勝でウリオール擁するプラン・マルセ戦を9-1と完勝、波に乗っています。ちなみにそのウリオールは、エスパニョールのカンテラ(下部組織)入団が決まっているようです。
さて、試合は序盤から互角の展開。お互いが激しくボールにアタックし、相手に好きなようにプレーをさせません。テクノはちりちりパーマヘアーの金髪10番フジェがエースストライカー、しかし、どの選手も技術がしっかりしており、手強い印象を受けます。パスワークは普段やり慣れているだけあり、テクノが上。一方、World Teamはテクノ程のコンビプレーを繰り出せず、ましてやテクノの厳しいプレスに、なかなか突破口を見出せない状況です。そんな中、テクノが遠目からシュートを放ちますが、守護神ダビッが難なくキャッチします。
今日は右サイドの中盤に入ったSHOGOは自分に入って来たボールを受けるも、相手の左サイドバックの寄せが早く、なかなか前を向かせてもらえません。それでも、懸命に体を使ってボールをブロックし、味方へパスを繋げます。鋭く、激しいスペインのディフェンスに対し、それまでは簡単にボールを相手に晒し、簡単に奪われていたSHOGOでしたが、徐々に体をフルに使い、その対処法を身に付けて来たようです。しかし、まだまだ激しさがもの足りません。
テクノの10番フジェはスピードとテクニック、そしてゴールへの嗅覚を持っているのですが、立ちはだかるは我等がジョルジオス。なかなか突破を許してもらえません。それならばと10番フジェはトップ下の9番や左サイドの8番と巧みなコンビネーションプレーを見せ、World Teamゴールに襲い掛かります。しかし、ダビッ、ジョルジオス、ダニエル、クリスティアンが懸命にシュートブロックし、簡単にはゴールを割らせません。
そんな、ややテクノ押し気味の展開の中、しかし先制ゴールを上げたのはWorld Teamでした。
左サイド25mのフリーキック。ジョルジオスのキックにゴール前のディミトリスがヘディングで合わせ、ゴールイン。苦しい展開の中、セットプレーから1点をもぎ取るのに成功します。
と、そんな喜びもつかの間、鋭い速攻を仕掛けて来たテクノは、World Team陣内でシンプルにワンツーを織り交ぜてたちまちゴール前まで侵入してくると、最後は鋭いステップワークでクリスティアンをかわした10番フジェが飛び込むダビッの脇へ蹴りこみ、あっと言う間に同点に追いつきます。
昨日もそうでしたが、ゴール直後の一瞬の隙を突かれてしまいました。逆に言えば、テクノはそうした相手の心理を上手く突き、鋭い速攻を仕掛ける辺り、なかなかやってくれます。
試合は1-1のまま、一進一退の攻防が続きます。
World Teamはセットプレーで1点は奪ったものの、流れの中
で効果的な得点チャンスを作り出す事が出来ません。
ディミトリも日向小次郎ばりの強引突破を狙いますが、相手の堅い守りに阻まれます。中盤のミゲルも得意のくるくる回転ドリブルを見せるのですが、判断が遅く、効果的なパスを供給出来ません。テクノの厳しいディフェンスの中では、ミゲルにはやや荷が重いか、ここは、ダニエルを前に上げたい所です。
そんな中、World Teamゴール前でテクノのフリーキック。壁を作ろうとWorld Teamの選手達がゴール前に集まって来たその直前、10番フジェが壁作りに気を取られ、ボールを気にしてい
なかったGKダビッを尻目に無人のゴールへ。審判の判定はゴール。World Teamの選手達やトリビオ監督が激しく抗議する中、しかし、ゴールは認められてしまいました。フリーキックの際は、キック側の動向を良くウォッチしていなければいけません。相手が壁を10m離すよう審判に要求した場合は、審判の笛が鳴ってから再開ですが、要求していない場合は、いつでも好きなタイミングで蹴って良いのです。攻撃側が審判に要求したか、していないか、必ずウォッチしていなければいけません。少なくとも、今回のような失点をしないようにする為にも、審判が下がるよう注意を促すまでは、ボールの直ぐ前に立ってガードしていなければいけません。
とにかく、またあの10番フジェにやられてしまったわけです。
とここで前半終了の笛。何やら不満げな様子のWorld Team。後半に向け、気持ちを切り替えたい所です。
後半に入っても、トリビオ監督は拮抗した展開だけに、あまりメンバーをいじって来ません。
それでも、ポジショニングに変化がありました。
1バックのジョルジオスは変わりませんが、3人の中盤には、右からクリスティアン、真ん中にダニエル、そして左にあのイブラヒモビッチ君が入ります。そして2トップにはミゲルとKYOSUKEが入ります。これまでは右サイドバックを務めていたKYOSUKEが、大一番で初めてトップとして使われます。
後半も展開は一進一退。スピード豊かなダニエルが中盤を走り回り、KYOSUKEやミゲルを走らせますが、相手の2バックの守りが堅く、尽く弾き返されてしまいます。KYOSUKEも久々の攻撃的なポジションに張り切りますが、簡単に前を向かせてもらえません。相手ディフェンダーにきっちりとマークされているなら、それを一瞬外してパスをもらう為の動き、相手との駆け引きなど、もっと工夫が必要です。
息詰まる攻防戦。両チームとも譲らず。相手に好きなようにやらせず。激しい中盤での攻防。ルーズボールの競り合い。
暑さとここまでの長丁場の戦いで蓄積された疲労が、両チームの選手に重く圧し掛かります。そんな状況下では、勝ちたいという気持ち。負けたくないという気持ち。強い精神力が勝負を分けます。
ジョルジオスが何本か蹴り込んだ遠目からの直接フリーキックは、いずれもクロスバーの上を越えて行きます。
そんな中、右サイドを突破したKYOSUKEがセンターリング、代わって入ったディミトリが突っ込みますが、相手ディフェンダーがクリアーします。すると今度はダニエルが中央から右へドリブルで持ち込み、相手をかわしてセンターリング。中央での競り合いのこぼれ球が左サイドにいたクリスティアンへ。これを遠目からミドルシュート。
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
クリスティアンのミドルが見事に決まり、World Team2-2の同点に追い付きます。
まさに白熱した好ゲーム。決勝に相応しい大一番です。
喜ぶWorld Teamセブン、そしてベンチのTATSUKI、TAIGA、SHOGO。
そんな中、再びテクノが素早く速攻を仕掛けて来ます。しかし、ここはジョルジオスが体を張って相手の攻撃をブロックします。
お互いミスが少なく、ぎりぎりの競り合い、粘り合い、ぶつかり合いが繰り広げられ、見ていて息が詰まる程。
この戦いの結末は如何に!?
再び右サイドをスピードで抜け出したKYOSUKE。45度の絶好の位置からのシュート。強烈なシュートも、しかし、GK正面でした。KYOSUKEには再三再四言っている事ですが、シュートはただ打つだけではいけません。枠を外すのはもっての他ですが、きっちりとGKを外したゴール隅に強いコントロールされたシュートを打ち込まなければなりません。
しかし、シュートまで持って行く形はなかなかでした。
そんな中、左サイドにミゲルに代わってTATSUKIが登場します。
そして再びKYOSUKE。完全に相手左バックよりもスピードで凌駕するKYOSUKE。右サイドをえぐり、シュート気味の早いグラウンダーのボールをゴール前へ。ファーサイドでディミトリがスライディングで飛び込みますが、僅かに合わず。
チャンスの後にはピンチあり。
今度はテクノが分厚い攻めを仕掛けます。巧みにボールをポンポンと繋ぐテクノ。World Teamはなかなかプレスが決まらず、ボールを奪う事が出来ません。TATSUKIも懸命に走りますが、病み上がりで本調子で無い為か、一昨日のようなガッツ溢れるプレーとは行きません。
そして、テクノが絶妙なスルーパスからGKと一対一の場面を作るものの、飛び出したダビッが体を張ってセーブ。今日もダビッ、効いています!
すると今度はWorld Teamが反撃。左からのコーナーキックを奪います。キッカーはダニエル。ニアサイドに入った鋭いボールを、ディミトリが相手ディフェンスと体をぶつけ合いながらヘディングシュート。
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
3-2!!!World Team、再逆転に成功です!!!
今日はなかなかゴール突破が成功しないディミトリ。しかし、セットプレーから頭できっちり2得点。さすが、スパルタク・モスクワです!
やったぜとばかりに拳を何度も突き上げて喜ぶディミトリ。仲間から手荒い祝福を受けます。
後半も残り僅か、World Team、イケイケムードです。
後が無いテクノは必死の攻撃。TATSUKIも懸命にディフェンスに加わりますが、テクノの気迫とパワーに押し切られてしまいます。しかし、寸での所で、ジョルジオスがカバーに入ってクリアー。相手にシュートをさせません。それならばとテクノはゴール前で得意のパスワークでWorld Teamの守備網を打ち破ろうと試みます。
残り時間あと2分。
しかし、World Teamにはこの2分が長く感じられます。
相手のセットプレーでは、長身のディミトリもディフェンスラインに下がってヘッドでクリアー。しかし、こぼれ球を拾われ、ミドルを打ち込まれます。しかし、GKダビッががっちりキャッチ。
粘るWorld Team。
暑さにも負けず、両者まさに死闘の戦い。
とGKのキックをテクノのディフェンスがクリアーで打ち返します。と、これがクリアーどころか、テクノの10番フジェへの絶妙なパスとなります。一瞬油断したジョルジオス。その僅かに空いたスペースを突いて、フジェが抜け出します。そして得意の左足でシュート。
エドゥ「ゴーーーーーーーーーーーーーーール!ゴール!ゴール!ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!テクノ同点!信じられません!何と言う粘り強さ!何と言う勝利への貪欲さ!3-3、遂に、テクノ同点の振り出しに戻しましたぁぁぁぁぁ」
いつの間にか会場の周りには、3位決定戦を終えたプラン・マルセやテクノ・バルセロナの選手達、応援に駆けつけた家族らで大観衆に包まれています。
喜ぶテクノ。愕然とするWorld Team。
しかし、まだ負けた訳ではありません。
そしてここで後半終了のホイッスル。
試合は、サドン・デスの延長戦にもつれ込みます。
ベンチでは、涙を流すTAIGA。
そう、この50分間で唯一試合に出ていないのがTAIGAだったのです。
今日の午前中、足の痛みを訴え、練習を休んだTAIGA。
徐々に痛みは消えており、午後の練習には参加しただけに、プレーは出来る状態。
しかし、決勝という緊迫した重要な舞台で、万全でない選手を起用し辛い展開である事は確かです。
だが、TAIGAにはチャンスが回って来ました。サドン・デス出場です。
重要な場面で起用されたTAIGA。前線から懸命にプレスを掛け、相手のリズムを乱しに掛かります。
ディミトリもTAIGAに連動し、そしてダニエルもそれに連動し、相手に前から圧力を掛けて行きます。
溜まらずミスパスをするテクノ。ディミトリがボールを奪い、そのままシュートを放つも、テクノのディフェンダーが体を張ってシュートコースに入り、コーナーキックへ逃れます。
ダニエルの左からのコーナーキック。ニアサイドでヘディングで競るディミトリ。そのルーズボールがその後ろへフワリと上がり、その近くにはTAIGAが。懸命にクリアーしようとテクノのディフェンスが飛びつく中、TAIGAは尻を見せて足だけで飛び込みます。結果はテクノのクリアー。そこは、ヘディングで突っ込みたかったシーンです。
TAIGAの今のシーンに象徴されるように、日本人の少年は競り合いの際、足だけでやろうとし過ぎるきらいがあります。それでは、必死に挑んでくる相手には勝てません。もっと、頭から突っ込むとか、体ごと突っ込むとか、体の正面で” 行く " 意識(勇気)を持って欲しいと思います。傍から見ていて” 逃げ腰 ” プレーにしか見えません。トラップでも、相手へのチャージにしろ、もっと体の正面で受ける意識が必要です。
さて、少し熱くなってしまいましたが、試合に戻ります。
そんなTAIGAですが、自らチャンスを作ります。テクノ陣内右でボールを受けると、そのまま強引なターン。しかし、これが相手ディフェンスの逆を付く形となり、体を素早く入れたTAIGAは、ディフェンスを振り切って、シュートチャンス。決めれば、優勝!ウイニングショット!!!
が、しかし、シュートは不発。ニアサイドに外れてしまいます。う~ん、残念!
しかし、World Team、攻勢です。
が、次の瞬間、テクノ得意の速攻です。World Team陣内でボールを受けた10番フジェが、ジョルジオスの素早い寄せに対し、横の9番に素早くパス。と同時にジョルジオスの裏へ抜けます。そこへタイミング良く9番がパスを送り、”ギリシャの神殿”を打ち破ります。前に出るGKダビッ。シュート体勢に入る10番フジェ。体の正面でシュートブロックに行くダビッ。
ズサッ!!!!!
エドゥ「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
ケ・ゴラッソ!!!テクノの10番は最後まで止まりませんでした!優勝!!!テクノ・スペイン!!!」
呆然とするWorld Teamの選手達。
その脇では、大喜びで抱き合うテクノ・スペインの選手達。
3-4、激闘の決勝戦は、なんと10番フジェが1人で4点を叩き込む大活躍を見せ、テクノ・スペインが見事優勝を飾りました。聞けば、フジェはバルサでもエスパニョールでも無く、グラマネットの選手との事。グラマネットは、バルセロナのビッグ2の次に来る強豪クラブの内の1つ。スペインはやはり、フットボールの懐が深いです!!!
涙を見せるKYOSUKEとTAIGA。この1ヶ月間、唯一涙を見せた事の無かったKYOSUKEが、この日初めて涙を見せました。
暫くは皆、声が出せない様子。
しかし、皆良く頑張りました。どちらが勝ってもおかしくない展開。悔しいけど、胸を張ろう。
この悔しさを明日へのバネにすればいい。
世界には凄いヤツがごろごろいる事が分かっただろう。
彼等に追いつき、追い越す為に、また明日から頑張ろう。
君達にはまだ、その時間が残されている。
by Keita Uematsu & Yuya Takaji
投稿情報: 02:27 カテゴリー: W杯SSトーナメント2009夏 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)
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7月31日
Hola! Muy Buenos dias!
今日の見所は、リーグ戦を首位で通過したBenjamin。昨日準決勝4-3で競り勝ち、勝ちとったファイナリストの座。その結果はいかに。そして、ついに、長いトンネルから脱出しつつあるAlevinチーム。昨日引き分けたために、リーグ戦は2位通過でトーナメントに挑みます。
今日のカードは
World team vs テクノ・エスパーニャ(Benjamin)
World team vs テクノ・バルセロナ(Alevin)
まず、最初は、準決勝のAlevinのゲームから。
さて、昨日はTATSUKIの初ゴールも生まれ、勢い的には上昇気流に乗りつつある、World team。残念ながら、勝利は奪えなかったものの、SAMURAIたちの活躍を期待したい!!あれっ??TATSUKIがいない・・・。グランドにもベンチにも・・・。そうなんです。昨日のゴールで興奮しすぎたのか!?いえいえ、どうやらクーラーの効きすぎた部屋で布団をかぶらずに寝たため、風邪をひいてしまい、本日はまさかの欠場です。しかしながら、試合の時はみんなを応援するためにピッチに元気な顔で駆けつけました。残念TATSUKI。
今日の布陣は、いつものように、3-2-1。GKのダビィ。右にKYOSUKE。中央にジョルジオス。左には、なんと、昨日、Benjaminチームを苦しめた、イブラヒモビッチがWorld teamに参加しています。どういう経緯かははっきりとつかみかねますが、1999年生まれの彼は、実は本来ここにいるはずの選手だったのかもしれません。裏を返せば、KOSHIRO・TSUBASA・SORAは彼を引っ張り出さざるを得ない状況に追い込んだという証拠とも取れます。そして、中盤真ん中には、ついに帰ってきましたダニエル。帰ってきて早々、中心を任されるあたりかなりの力の持ち主とみられます。そして、中盤やや右サイドにはTAIGA。左の前目にミゲルが入ります。ここに入ってきた情報によれば、注目のジョルジオスはついに、FCバルセロナも着手したようです。そして、日向君こと、ディミトリもまたロシアの名門スパルタク・モスクワの選手だったのです。素晴らしいメンバーの中でプレーするSamuraiたち。注目の準決勝です!
さて、前半キックオフ。えっ、ゴール!!早い!!キックオフ直後のちょっとした油断を突かれ、ワンツーで簡単に崩されたWorld
team。いきなり相手の10番に先制ゴールを許してしまいます。あっけにとられるWorld team。しかし、失点のショックは0。切り替えてゲームを組み立て直します。立ち上がりからKYOSUKEも攻撃に積極的に参加します。
すると、前半2分。イブラヒモビッチの左足が炸裂します。ゴール!1-1!立ち上がりか
ら点を奪いあう、激しい展開。今度は、テクノ・バルセロナが反撃に出ます。左から右に、右から左へとボールを動かし、World teamのディフェンスを揺さぶり、一瞬できた中央のスペース、11番がバイタルエリアにドリブルで侵入すると、強烈なミドルシュート!ケ・ゴラッソ!!相手ながらあっ
ぱれ、ゴール左上に突き刺さるスーパーミドル!再び、World teamを突き放します。
その後、中盤のダニエルを中心に攻撃を繰り返すWorld
team。前線のTAIGAからダニエルへ。それをダイレクトでKYOSUKEへパス。勢いよく上がったKYOSUKEはそのまま右足を振り抜きますが、これはGKの正面。セーブされてしまいます。続いては、イブラヒモビッチに代わって左サイドに入ったクリスティアンも強烈なミドルシュート。これは、惜しくも枠の上。TAIGAもボールを追いかけますが、動きに精彩を欠きます。なかなか出場機会も少なく、うまくいかない壁と戦っているTAIGAですが、ゲームへの集中を欠きます。
そして、前半終了。結局TAIGAシュートを放つことは、できずにディミトリと交代となってしまいました。そして、ここで、SHOGOが投入されます。逆にKYOSUKEはベンチへ下がります。まだ足に少し痛みを抱えるSHOGO。昨日冷たい氷でアイシングし続けた効果がでるかどうか?
後半キックオフ。開始直後、攻勢に出る、World team。右サイドからダニエルが深く切り込み、クロスを上げると、中央に走り込んだクリスティアンの強烈なヘディングシュート!ゴール!クロス、走り込むタイミングもしっかりと合った完璧なゴール。2-2と同点にします。 この同点ゴールに「Vamos!!!!!」と雄たけびを上げる、ジョルジオス。チームに活気を与えます。そして、相手へのディフェンスもますます激しさを増します。
そして、迎えた後半6分。右サイドからダニエルがスローインを入れます。そのボールをディミトリ後ろにすらすと、そこにはSHOGOが・・・
GOOOOOOLLLLLLLLLLLL!!!!!! SHHHHOOOOOOOGGGGGGGGGGOOOOOOOOLLLLLL!!!!!!!!
前に来たボールをしっかりとヘディングでゴールへ押し込みます。この大会これまで唯一ゴールを奪うことのできなかったSHOGOがついにゴールを上げます。しかも、値千金の勝ち越し弾!!仲間たちからの祝福を受けます。攻撃はさらに続きます。右サイドに開いたSHOGOボールを受けると、前へとボールを運び、中央のダニエルにパス。そのダニからまた中央へ出された先に走り込んだのは、ディミトリ!ゴール!会心のゴールにディミトリも吠えます!
完全に勢いにのったWorld team。最終ラインで必ず、相手を仕留めるジョルジオスから前線のクリスティアンへパスがつながります。左サイドクリスティアンがサイドを深くえぐると、中央へセンタリング。そこに待つのは、再びSHOGO。タイミングよくジャンプすると、そのボールを頭で合わせます。GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOLLLLLLL!!!
これまで、シュートミスを繰り返したSHOGO。思い切りのよいシュートで2ゴールをマーク!4-2と相手を引き離します!しかし、今日はこれだけでは、終わりません。中央ダニエルから、左サイドへボールが出されます。その瞬間相手の背後から右サイドへ動き直すSHOGO。オフザボールで完全にフリーの状況を作り出します。しかし、シュートはGKにセーブされます。そして、最後の最後に再びチャンスが訪れます。右サイドをえぐった、ミゲルからのゴール前のゴロのパスが中央に入ります。そこへもつれ込む、SHOGOと相手ディフェンダーとGK。その競り合いに勝ったのは、SHOGO。体ごと、ボールをゴール押し込む魂のゴールでハットトリック完成!!!ついに、SHOGOが爆発です。あまりにもうまくいかない状況に一度は一人涙も流したSHOGO。現状を素直に受け止め直し、一歩一歩真面目に取り組んだSHOGO!ここで、結果が出ました!そして、試合終了!チームもSHOGOのハットトリックで終わってみれば、前半の苦戦もなんのその。5-2で完勝です。そして、決勝に駒を進めた、World team。
今日出られなかった、TATSUKI。結果を残せず苦戦中のTAIGA。再びゴールの欲しいKYOSUKE。そして、決勝前にピークに近づきつつあるSHOGO。Samuraiたちの活躍を見守りたいと思います。
さて、Benjamin大会決勝トーナメントは本日、いよいよファイナルです。
イブラヒモビッチ君の加入で一気にグレードアップしたプラン・マルセを相手に、準決勝で苦しみながらも、サムライ3人揃い踏みゴールの活躍で決勝進出を果たしたWorld Team。今日の決勝の相手は、リーグ戦で2-4と敗れているテクノ・スペインです。
あの時の借りを返し、真のチャンピオンを懸けて戦います。
いよいよ雌雄を決する時です。
ピーーーー!!!灼熱の太陽の下、すっかり日焼けした少年達が、緑の芝の上の白いボールを目掛け、いざ、キックオフです!
KOSHIROは意欲満々。
キョトンとしたSORA、そしてTSUBASAも、内に秘めた勝気を発揮してくれる事でしょう。
試合は序盤からテクノ・スペインの攻勢。リーグ戦でやられた1トップの10番イニゴ、そしてトップ下でゲームを組み立てる12番アリエルがチームの要です。
一 方、ジュリアン監督はいつものように2-3-1を採用。GKはギジェルモ、彼は、1年前に突然「GKをやりたい」と言い出したそうで、特に専用トレーニン グを殆ど受けた事が無いそうです。それでも、テレビでリーガの試合を見たり、所属クラブのお兄さん達のプレーを独学で吸収し、今に至っているとの事。今大
会も再三再四ピンチを防ぎ、World Teamの躍進を支えています。2バックは右にTSUBASA、左に大柄のセバスチャン、中盤は右からラウール、KOSHIRO、イバン、そして1トップ
にルイスです。SORAはベンチスタートです。
さて、試合は殆どWorld Team陣内で展開されます。優勝を目指す迫力、意気込みはテクノがリード。12番のスルーパスにスピードのある10番が抜け出し、シュートを連発。しか し、再三再四の決定機もシュートミスや、GKギジェルモの堅い守備で防ぎます。僅か2分間に5度のコーナーキックを掴むテクノ。右から、左から中へ入って くるクロスボールに対し、背の高いKOSHIROがヘディングでクリアー、そのこぼれ球を詰めてきたテクノの選手がシュート。しかし、これも KOSHIROが懸命にヘディングで弾き返します。
この日はディフェンスの仕事を任されたTSUBASA。相変わらず敵のパスコースに積極的に入っていく
読みと、小さいながらも当たり負けのしない粘り強いディフェンス、そして相手のスルーパスに対してもスピードでカバーリングするなど、実に” 効いて ” います。ジュリアンの好采配です。一方、攻撃面ではそれまで攻撃の核を担っていたTSUBASAがいない分、KOSHIROに負担が掛かります。しかも、 そこに立ちはだかるのが相手の12番アリエル。KOSHIROとほぼ互角の身長の彼は、中盤でKOSHIROと主導権争いを演じます。ドリブルでアリエル
を抜きに掛かるKOSHIRO。しかし、アリエルもなかなかKOSHIROの突破を許しません。2回に1度は抜けるのですが、1度はドリブルを止められて
しまいます。それでも、奪われたら直ぐに戻って、体を入れて奪い返そうとするKOSHIRO。中盤の攻防を見ているだけでも、嫌が追うにも周囲は盛り上が
ります。突破に成功したKOSHIROは、両サイドのラウールやイバンにパスを供給するのですが、2人はテクノのディフェンダーの前になかなかチャンス
メークする事が出来ません。それならばとKOSHIROが遠目からミドルシュートを放ちますが、シュートは枠を外れて行きます。しかし、徐々に流れを呼び
込むWorld Team。ラウールに変わってSORAもピッチに入ります。すると、コーナーキックのチャンスを掴んだWorld Team。右からのコーナーキックをKOSHIROが中央へ蹴りこむと、ゴール前のテクノの選手がクリアー、と、これがミスキックとなり、ルーズボールと
なってテクノのゴール前へ。これを素早くボールに詰めていったイバンがシュート。
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
World Team先制点を上げる事に成功します。
いよいよ尻に火が付いたテクノは、そこから猛然とWorld Teamゴールを襲います。スルーパスに抜け出したテクノの10番が突破してGKと一対一に、GKを左にかわして、無尽のゴールへ。となんと!決定的なチャンスにシュートが枠を外れて行きます。
力んだのか、相手のエースらしからぬミスです。助かったのはWorld Team。しかし、その後のテクノの圧力ある攻撃が続きます。
テ クノにとっては、リーグ戦で勝った相手。おまけに最終的には得失点差でリーグ戦で敗れている。今度こその思いが、テクノにはあるはずです。World Teamは防戦一方、なかなか相手陣内へボールを運べません。しかし、カウンターから久々にチャンスを掴むと、左サイドのSORAがドリブルで中へ切れ込 んだ所で相手の激しいチャージに遭い、倒されてしまいます。ファール。ゴール左20m、チャンスです。昨日スーパーゴールをフリーキックで決めた SORA。しかし、素早くボールをセットしたのはKOSHIRO。蹴りたそうなSORA。しかし、あまりアピールしている様子はありません。昨日のゴラッ ソを見ているチームメイトも、「SORA蹴れよ」と言ってくれていますが、SORAはちらちらと監督の方を向いて、指示を仰いでる雰囲気です。ジュリアン
は、「話し合って、お前達で決めろ」と指示。結局、蹴る気満々のKOSHIROにSORAは譲ってしまいました。勝負どころでの強い自己主張。スペインで
は、誰もお膳立てはしてくれません。待っていても誰かが何かをしてくれるわけではありません。自分自身でアピールし、チャンスを掴み取って行く事が求めら れます。
しかし、KOSHIROのシュートはクロスバーの上を外れて行きました。
その後、一旦退いていたTSUBASAが投入されます。ポジションは左MF。SORAが左バックに入ります。
すると、攻め込まれていたボールを自陣で拾ったTSUBASAが一気にドリブルで前方の空いたスペースに持ち込みます。
追いついて来た相手DF2人にペナルティーエリアやや外で囲まれながらも巧みなドリブルで中央突破。抜けたと思いきや、相手に足を引っ掛けられて倒されます。
しかし、こぼれ球がルイスの足元へ。それをルイスが持ち込もうとしたところで、ピーーーーー!
なんと、ファールの判定。流していれば、ルイスがGKと1対1になった場面だけに、頂けないジャッジとなってしまいました。
しかし、判定は覆りません。
今度はSORAが素早くボールの位置に走って来ます。控えめながら、俺が蹴りたいと主張しているようです。
TSUBASAは昨日のゴラッソを知っているだけに、あっさりとSORAへボールを託し、ゴール前へ走って行きます。
昨日とほぼ同じ位置に期待が持たれましたが、SORAのシュートはGKの正面でした。
今度はキーパーからのロングフィードが一気にテクノの前線へ。
スペースに走り込んでいた10番に絶妙なGKからのキック。一気にWorld Teamはピンチを迎えます。
しかし、そこはKOSHIROが素早く体を張ってカバー、イニゴの強烈な左足のシュートを足を出して防ぎます。
と、ここで前半終了のホイッスルです。
リードしてはいるものの、いつ同点にされてもおかしくない展開に加え、決勝という大舞台ということもあり、場内は緊迫した雰囲気に包まれています。今日はギャラリーも相当来ています。
後半、TSUBASAは2バックの右、KOSHIROはいつものように中盤の真ん中、そしてSORAは左ハーフの位置に入ります。
と、 いよいよテクノの猛攻が始まります。前線の高い位置から全員でプレスを掛けて来るテクノ。そんな中、パスワークを駆使する余裕はWorld Teamにはありません。クリアーするのが精一杯。しかし、それを相手に拾われ、再びWorld Team陣内に攻め込んで来ます。右からのクロスボールにファーサイドで10番のイニゴが飛び込むも、僅かに合いません。続いては12番アリエルが KOSHIROをかわし、再び10番へスルーパス。しかし、これはTSUBASAが懸命に足を出して、クリアーします。
今度は相手の左のバックから逆サイド右のオープンスペースへ大きなフィード。これを、飛び込もうとしたSORAが突然アクションを止めてしまいます。 KOSHIROはSORAが行くと思っただけに、お互いが譲り合う形となり、ボールは右サイドを抜けて行きます。抜け出した相手の7番がそのままシュー
ト。しかし、ボールはゴール手前の外側のサイドネットに突き刺さりました。
ジュリアン「声!声!お前ら言葉が通じ合うんだろうがぁ!」と今のプレーに監督もおかんむり。お互い譲り合わずぶつかり合うならまだしも、譲り合って今のようなシーンを作ってしまうのは頂けません。
今度は右サイドからのテクノのフリーキック。ギジェルモに負けないくらい、KOSHIROも指示を出し、壁に付くのか付かないのか迷っていたTSUBASAを壁に誘導します。テクノに負けないくらい、KOSHIROも気合が入っています。
そのフリーキック。左利きの10番の強烈なキックは、しかしGKの正面で事無きを得ます。
続いては久々にWorld Teamが押し上げます。右からのスローインが中へ流れて来た所を、SORAが絶好の形で走り込んでシュート。
と思いきや、後ろに下がってボールをコントロールしようとした味方のルイスと衝突してしまいます。
ルイスにはSORAが見えていなかっただけに、SORAが「俺が蹴る!」「Voy voy」と叫べば、SORAは絶好のシュートが打てたシーン。
ここでも、一声無かった為に、折角のチャンスを逃してしまいました。
普段、比較的大人しいSORA。しかし、フィールドの上では変貌しなければいけません。普段温厚なジヌディーヌ・ジダンや、アンドレス・イニエスタだって、ピッチの上ではファイターと化します。
フットボールは特に瞬間、瞬間の際どいやり取りの際には絶対に声が、コミュニケーションが必要なスポーツ。
SORAの最大の課題は、ここにあるかもしれません。
すると今度はカウンターからテクノがチャンスを掴みます。左のオープンスペースに蹴りこまれたパスに俊足の10番イニゴが走りこみます。抜ければシュートまで持って行かれる絶体絶命のピンチ。
しかし、そこには全速力でイニゴと競り合うTSUBASAの姿が!一回り大きいイニゴ相手に怯まず体をぶつけて行くTSUBASA。激しくも、ファール無しの見事なタックルで、イニゴを倒し、インターセプトです!!!
実況のエドゥも、「Muy bieeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen Tsubasa !!!
Eres Yamaha, eres Honda, eres Sony~!!!」
「君のそのスピードは何なんだ!モーターを2つ付けているのかぁ!!!」という大絶叫が、会場のスピーカーから響き渡ります。
Sonyは関係ないだろう!と心の中で突っ込みつつ、試合はいよいよデッドヒート。
両チーム共に、必死の粘り強いディフェンスを披露し、非常に引き締まった素晴らしい展開です。
Koshiroもしつこい12番アリエルのディフェンスをかわし、強引にドリブルで2人のディフェンスを抜きに掛かります。
一度は跳ね返されるも、素早くボールを奪い、強引に左足でシュート。しかし、これはゴール左に外れて行きます。
息詰まる攻防戦。試合のない大会参加の他の大勢の少年達も、この試合を取り囲み、「TSUBASA~!」「SORA~!」「KOSHIRO~!」
と声援を送ってくれます。
ピッピッピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
ゲームセット!!!
試合終了!World Team、優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Campeoooooooooooones ! Campeoooooooooooooooooooooones ! Ole ! Ole !
Oleeeeeeeeeeeee!!!
Campeoooooooooooones ! Campeoooooooooooooooooooooones ! Ole ! Ole !
Oleeeeeeeeeeeee!!!
カンペオーーーーーーーーネス!カンペオーーーーーーーーーーーネス!オレ!オレ!オレーーーーー!!!
やりましたぁ、World Team Benjamin 、見事チャンピオンに輝きましたぁ!!!
喜ぶSora!ルイス!Tsubasa!ギジェルモ!ラウール!イバン!セバスチャン!セルジ!そしてKOSHIRO!!!
皆ピッチ上でもみくちゃになって喜び合います。
ジュリアン「おい!最後相手チームとしっかり握手しろ!」
横では泣きじゃくるイニゴやアリエル。テクノ・スペインも良く戦いました。敵ながらあっぱれです!
KOSHIRO「優勝出来て良かった。決勝は難しい試合だったけど、勝てて嬉しい!!!」
SORA「このチームで優勝出来て良かった!」
TSUBASA「最後点取りたかった」
TSUBASAは今日はディフェンスばかりやらされてややご不満のご様子。
UEMATSU「何言ってるんだ!TSUBASAが今日、相手のエースの10番を頑張って抑えたから優勝したんじゃないか!TSUBASAがディフェンスじゃなかったら、負けてたかもしれないんだぞ!TSUBASAがディフェンスで頑張ったから、皆優勝出来たんだぞ!」
そう言われても、やや複雑そうな表情のTSUBASAでした。
とにかく、World Team Benjamin、優勝おめでとう!!!Felicidades !!!
World Teamというチームの中核を担った3人のサムライ選手達。本当に皆大活躍で、本当に頼もしかった!!!
それでは、明日は、AlevinのFinalの様子をお伝えします。
それでは、また明日!
Hasta manana! Muy buenas noches
By Keita Uematsu & Yuya Takaji
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