MGF 現地レポート

W杯SSトーナメント2014夏 速報3【巻き返しの兆し】

　Hola buenos días !  ¿Cómo estáis ?

　さぁ、２日目、今日からワールドカップ・スクールトーナメントの試合が本格的にスタートします！

　このイベントのユニークなところは、午前中の練習は、大会のチームでは無く、参加者をシャッフルして、トレーニングするところ。これによって、他のチームとのメンバーとも仲良くなれるきっかけが作れるし、午前中はチーム練習では無く、技術の向上の為に何らかのテーマを常に設けて取り組む為、このような方法が取られます。色んな所から来た、色んな特徴を持ったメンバーと一緒に汗を流し、沢山の刺激を得る事が出来ます。午前中の２部練習が終わった後、昼食後は所属チームに合流し、チームトレーニングが行われます。

　午前中の練習では同じグループで汗を流したYUTOとIBUKI。ここでは、パス練習やハーフコートでポゼッションゲーム、また、局面を打開する為のワンツーを行いました。スペインでは、ワンツーを本当に良く使います。シンプルで、そして局面打開に効率性があるからです。そして、夕方からはワールドカップの予選が始まりました！

　IBUKIはÁGUILA（鷲）チーム、YUTOはTOROS（闘牛）チームにそれぞれ所属する事が決定しました！大会は２００３年生まれのメンバーが６チームに分かれ、総当たりのリーグ戦を行い、その成績によって、最後４日間の決勝トーナメントもしくは順位決定トーナメントへ進むかが決定します。６チームには、上記２チームの他、Selección ２００３（２００３年選抜）、Selección Barcelona（バルセロナ選抜）、Selección Madrid（マドリード選抜）そして、FC Portugal（ポルトガルFC）にそれぞれ分かれ、対決します。

　開幕戦は、いきなり日本人少年対決！ÁGUILA対TOROSです！試合はIBUKIが先発フル出場する一方、YUTOは後半から出場となりました。結果は１－２でTOROSが逆転勝利で開幕戦を制しました！

　両者のプレーは明暗が分かれる形となりました。IBUKIは１−２−３−１の左サイドで出場、ドリブルを仕掛ければ簡単に奪われ、パスミスも連発。次第に、味方からのボールが回って来なくなってしまいます。結局、フル出場するも、試合を通して５回程触ったぐ らいで終了、開幕からIBUKIは悔し涙を見せていました。

　一方、YUTOは０−１で負けてる状態で後半から出場、同じく１−２−３−１のトップの位置で出場します。すると、味方と上手く絡んで裏に抜けり、前線で受けたボールをポストプレーでしっかりと繋いだり、なかなかの仕事ぶり！いい仕事を果たしていました。そんなYUTOからのポストプレーを起点に、同点ゴールが産まれ、本人も満足そうな様子！YUTO自身も終了間際に２回いいシュートを放つも、キーパーのファインセーブでゴールとはならず。３０度を超える暑さの中、４０分間の対決は、TOROSの逆転勝利で決着が付きました！

 

W杯SSトーナメント2014夏 速報2【大会参加者集結！】

　Buenos días !!!

　さぁ、今日からいよいよ大会のスタートです。初日となるこの日は、いつものようにセンターコートに全員が集結し、一緒にトレーニングするメンバーが発表され、チームメイトとのご対面、そして、一緒に１０日間、トレーニングを積む事になるコーチが発表されます。

　ここまで、エスパニョールキャンプ、SPORTバルサスクールキャンプと経験して来たIBUKIにとっては、３つ目の、そして今回の最後のイベントとなるワールドカップ・スクールトーナメント。そして、この大会に参加する為にやってきたYUTO。共に２００３年生まれの小５。仲間であり、ライバルです。

　その２人は、共に同じチームに所属する事が決まりました。午前中の最初の練習が早速スタートすると、初日で緊張したのか、２人共にカチカチで、コーチに注意されてしまう場面が多く見れました。日本ではまずやらないであろう、難しいアジリティーのウォーミングアップで、２人の心は早速折れそうになってました。笑

　いつもは明るいIBUKIもこの日は静か。午前練習が終わって声を掛けた際には、「午後は頑張る！」と。午後の練習は紅白戦！ここで２人は敵と味方に分けられていざ勝負。。。IBUKIは右サイドバックに指名されると、自分のやりたいポジションで無かったのか、一気にやる気を無くしてしまい、ゲームに入れないまま交代させられてしまいます。最後１０分でＦＷで出場するも、今日の彼は心ここにあらずでした。

　一方、YUTOは途中から投入されますが、背や体の大きいヨーロッパ人に対抗できず３回のボールタッチで交代を命じられてしまいます。 相手のプレッシャーが速い為、トラップした瞬間に寄せられて奪われるケースが目立ちました。もっと繊細なるボールコントロールはもちろん、ポジショニングやＤＦとの駆け引きの工夫を身に付ける必要があります。

　２人共に厳しい初日でしたが、明日から本格的に開幕する大会で、試合に沢山出してもらえるように、監督からの信頼を勝ち取ってもらいたいものです。

　帰宅し、晩飯もそこそこにすぐに寝てしまった２人。緊張の初日で、体力的にも、心身的にも、さぞかし疲れたのでしょう！しっかりと休養を取り、また明日、いざ出陣です！！！

 

W杯SSトーナメント2014夏 速報1【新たな挑戦者到着！】

　新たな挑戦者がやって来ました。その名もYUTO、福岡から来た２００３年生まれの小５の少年です！YUTOは、昨夏もバルセロナにやって来て、その時はSPORTバルサスクールキャンプに参加してくれました。今回は、「より挑戦しがいのある企画に挑戦したい！」と言う事で、個人参加で参加出来る大会形式の企画、ワールドカップ・スクールサッカートーナメントに参加する事になりました。

　この大会では、ガチンコの戦いを１０日間に渡って繰り広げる事になります。真剣勝負の中で、自分の武器と課題を確認し、次に繋げる事が、その狙いとなります。

　

バルサキャンプ in Barcelona 2014夏 速報１【新たな挑戦者】

　新たな若者が、バルセロナの地にやって来ました。その名もTORA。１９９８年生まれの高校１年生です。中学の時は全国ベスト８まで行った経験のあるTORA。フットボールの本場スペインで、バルサが企画するキャンプに参加する為、遥々海を渡ってやって来ました。

SPORT バルサスクールキャンプ2014速報5【最終日】

　さぁ、SPORTバルサスクールキャンプもいよいよ最終日を迎えます。

　午前中の練習では、軽めの１対１やロンド（鳥かご）で汗を流し、午後は、ドイツ、ブラジル、オランダ、アルゼンチンの４チームに分かれて総当り戦の大会を行いました！

　IBUKI擁するのはアルゼンチン！！！

　IBUKIは３試合に出場して２ゴール！チームの得点王になるも、結果は３位でフィニッシュとなりました。優勝はドイツ！ここでも優勝をしてしまうかぁ！

　今日のIBUKIは、今週の中で１番気合が入っていて、奮闘する姿が見られました。全ては、闘う事から始まる。そんな当たり前の事を、再確認出来たキャンプとなりました。

週末は体を休ませて、来週の大会に備えます。

 

 

SPORT バルサスクールキャンプ2014速報4【不発】

　SPORTキャンプ第４日目。早くも、キャンプも残り２日となりました。今日も、地中海の暑い日差しを浴びながら、子供達は、元気に汗を流します！

　午前中のトレーニングでは、３人１組で手を繋いでリフティングしたり、鬼ごっこをしたり、様々な遊びを楽しんだ後、ポゼッションの練習を行いました。午後の試合は、この日は４試合！全てトップで出場するも、不発に終わってしまいました。他の日より、ディフェンス面での頑張りは見られましたが、攻撃の時に、ポジショニングが今ひとつで、なかなかボールがもらえそうな位置に顔を出す事が出来ません。味方の位置と状況、相手の位置を踏まえ、自分はどこへ飛び出すのか、移動するのか、あるいは少し下がるのか、の判断と決断に課題が残りました。

　さぁ、泣いても笑ってもキャンプは残り１日。最後の日にゴール量産を期待です！

 

 

SPORT バルサスクールキャンプ2014速報3【がむしゃらにやらな！】

　SPORTキャンプ３日目。

　午前の練習では、マーカーを使ってのドリブルシュートや、１対１、そして、数的有利な状況からのシュート練習を行いました。いずれも、常に相手のプレッシャーが掛かる実戦的な要素を盛り込み、単なる練習の為の練習にならない工夫が練られていました。午前の最後は、遊び感覚で、２チームに分かれてのリフティング勝負が行われました。

　午後はこの日は３試合に出場、結果は２ゴールを決めましたが、仲間との息が合わない場面が目立ち、また前線で孤立するシーンも多々ありました。試合の流れを感じ取り、どういうプレーがベストなのかを判断する力を、もっともっと経験し、養って行く必要がありそうです。

　また、昨日の課題として挙げられた、前線からの守備が全く出来ず、この部分には流石に“喝”が入りました。高い位置で相手からボールを奪えば、直にビッグチャンスに繋がる事。相手が攻に転じる段階で素早くボールを奪えば、相手の守備陣形が整っておらず、ゴールチャンスが生まれる事。相手の嫌な事の重要性。IBUKIは、もっと守備の面白さを知る必要があります。

　本来、スピードとハードワークはIBUKIの生命線。その部分をサボっては行けません。今は、上手いヤツでも、守備をするのは当然の時代。もっと、がむしゃらに、もっと貪欲に、激しく闘えるファイターにならなければ、世界には近づけません。

　

SPORT バルサスクールキャンプ2014速報2【決定力を上げろ！】

　SPORTバルサスクールキャンプ２日目。初日の緊張感が取れ、徐々にチームメイトとも溶け込みだしIBUKI。もっとも、その分野に関しては、元々物怖じせず、人懐っこい彼に心配は無用ですが！笑

　午前中の練習では、二人一組で様々なパスをしながら、背後から襲って来るプレッシャーを受けながらのシュート練習。実戦さながらのシチュエーションを想定し、その中で、如何にゴールをネットを揺らすかのトレーニングです。IBUKIはこの練習で、決めたシュートは１０本中４本。野球なら高打率ですが、フットボールの練習では、これを１.５倍にも２倍にも上げて行きたいところ。落ち着いてGKを見ながら確実にゴールネットを揺らす決定力を身に付ける必要があります。その後のボールポゼッションの練習では、オフの動きでスペースを見つけ、ボールをもらう動きなど、なかなか良いプレーを繰り出していました。

　午後は昨日と同様に試合です！果たして、約束の１試合２ゴールは出来るのか、、、！

　結果は、１ゴール！

　目標には達しなかったものの、まずは初日が出て、ホッとした本人。それでも、７人制フットボールで４試合でここまで１ゴールは、決して満足出来るものではありません。この日はトップを務めたIBUKI。前線でただボールを待つだけでなく、攻守に渡って、もっと駆け引きや動きに工夫をする必要があります。特に、攻から守になった際に、ファーストディフェンダーとしてもっとチームに貢献する必要があります。守備力という部分で、今回のW杯で大きく遅れを取った事が明確になった日本。個々の守備力アップは、草の根レベルからグイグイ上げて行く必要があります。

SPORT バルサスクールキャンプ2014速報1【新たな出会い】

　エスパニョールキャンプで寝食を共にした仲間達、そして、日本から一緒に来たHYUGAにも別れを告げ、今週からはSPORTバルサスクールキャンプに参加するIBUKI。１９９２年バルセロナオリンピックが開催された地としても知られるモンジュイックの丘の中腹にあるINEFC（カタルーニャ国立体育学校）にて、キャンプは行われます。スペイン広場で地下鉄を下り、そこから丘を登ること１５分。途中には、カタルーニャ博物館や、オリンピック競技場の壮観な建物を横切ります。

　今回集まった１５０人の少年達は、学年毎に１５人ずつのチーム振り分けられました。IBUKIは今回のW杯でも大奮闘していたマスチェラーノチーム所属が発表されました！同選手のように、闘える逞しい選手になって欲しいものです！このチームには、女子２人もいます。バルサの練習着を貰い、満足そうなIBUKI。あれっ！？でも確か君は、レアルのファンだったはずでは、、、笑

　さて、午前練習はリフティング遊びやロンド（鳥かご）で肩ならし、それから皆は施設のプールで遊んだ後、昼飯へ。そして、昼寝をしてから午後の練習に取りかかりました。日中は３０度を軽く超える真夏日の中、少年達は、元気に走り回ります。午後は、主に試合形式の練習です。今日のIBUKIは右サイドハーフや右サイドバックをやるも、全然ボールが回って来ず、フラストレーションが溜まる展開。シュート０本で終わり、本人は悔しそうな表情を浮かべます。明日から毎日２ゴールを決める！と、約束してくれました。

 

エスパニョール・サマーキャンプ2014速報7【また戻って来る！】

　キャンプ終了から一夜明けたこの日、久々にバルセロナに戻って来たHYUGAとIBUKIは、キャンプで溜まった洗濯物を洗ったり、お土産物買いに行ったりなどして、１日を過ごしました。バルセロナ最大（スペイン最大！？）のフットボールショップ、FUTBOLMANIAでは、いつもながら、テンションが上がっていました！

HYUGAは、アッと言う間に、明日帰国日を迎える事になります。

 

そして、翌日、１０日間という歳月は瞬く間に過ぎ、HYUGAは帰国へ。IBUKIは別の企画に参加する為、引き続き残ります。

 

最後に、２人のエスパニョールキャンプの感想を残し、この章を閉じたいと思います。

 

IBUKI「楽し過ぎてすぐ終わってしまったのが残念です。

　　　　自分の課題は、シュートが下手なので精度を極めたいです。

　　　　自信を持てた部分は、ドリブルが絶好調だったので、そこが通用しました！」

 

HYUGA「サッカー以外の事でも、まわりの子とコミュニケーションが取れたから勉強になった！

　　　　自分の課題は、ドリブルやパスの使い分けができなかった事です！

　　　　個人の１対１とか体の当りは負けなかったとこがよかったです！」

 

HYUGA ！！！お疲れさん！！！また会おうぜ！！！