さぁ、今節、とりを飾ったのはSHOKEI。
スペイン2シーズン目を迎え、1軍入りを目指し、気合十分のSHOKEI。
この日は、アウェイに乗り込んでのCooperativaとの対戦です。
1stレグをベンチから見守ったSHOKEI。2ndレグから4‐4‐2の左ウイングで登場です。
落ち着いたボール捌きで開幕戦の緊張感の中、良い感じでゲームに入ると、その後は精力的に動き回ります。
そんな中、右からのクロスボールを大外で受けると、胸トラップで左へ流し、そのままバウンドしたボールを左足でボレーシュート。しかし、ボールはゴール左上に外れて行きます。
思いっきり感情をむき出しにして悔しがるSHOKEI。
その姿に、コルネヤの父兄は「Venga(頑張れ)!SHOKEI!Vamos(ガンガン行こうぜ)!」と声援を送ります。
この日のSHOKEI、本当に気合が入っていました。相手ボールに対し、猛ダッシュでプレスを掛け、守備にも貢献します。
そんな中、コルネヤはコーナーキックからキャプテンの15番が絶妙なヘッドで先制ゴールを決めます。
一方、ホームのCooperativaもコルネヤの守備の乱れを突いて同点ゴールを叩き込みます。
すると、今度はコルネヤの攻撃。右サイドを崩したコルネヤは、そこからクロスボール。しかし、ボールは相手ディフェンスのところへ。これをすんなりとクリアーするかと思いきや、後方から猛然とダッシュしてくる選手が!
そう、SHOKEIです!これに一瞬怯んだDF、バウンドしたボールに対し、SHOKEIが頭から飛び込んでくると、DFはSHOKEIをブロックするように衝突。宙に浮いていたSHOKEIは体勢を崩して倒れ込みます。
このプレーに主審はPKの判定。
しかし、SHOKEIは倒れ込み、動こうとしません。ゲームは止められ、コーチ陣がベンチから飛び出して来ます。
ピッチ外に運び出され、コーチの一人が様子を見ながら、ベンチの監督に交代のサイン。どうやら、SHOKEIの続投は難しいようです。
それどころか、コーチがこちらに手招きして来ます。
駆け付けてみると、呼吸が上手く出来ない様子。どうやら、着地する際に自分の肘が下に入ってしまい、肋骨の箇所強く打ちつけてしまったようです。
苦しそうなSHOKEI。
急遽、近くの病院へ運びこむ事に。
呼吸をしたり、動いたり、腕を上げたりする度に痛がるSHOKEI。大事に至っていないことを祈ります。
その後、病院でレントゲンを撮り、診察の結果、幸いにして、肋骨に異常は無し。強度の打撲と診断されました。
「2、3日は痛みが続くと思うけど、痛み止めを飲んで、体を適度にほぐしながら安静にしていれば、順調に回復すれば、1週間後にはまた練習が出来るようになるわよ。」ドクトーラの言葉に、SHOKEIも安堵の様子。
まずは、一安心と言ったところです。
それにしても、今日のSHOKEIは本当に気合が入っていました。結果的に、それがやや空回りと言うか、強引に行き過ぎて、アクシデントに繋がってしまいましたが、これ程のSHOKEIは初めて見ました。この日のようなSHOKEIが常時見られるのであれば、今後、更に楽しみです。
そうそう、試合はSHOKEIが得たPKをきっちり決めたコルネヤが1‐2で再びリードすると、その後も加点し、2‐5で勝利を収めました。
by Keita Uematsu