MGF 現地レポート

エスパニョール・サマーキャンプ２０１７

エスパニョール・サマーキャンプ2017 序章 【 勇者、集結！】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第１日 【 キャンプ初日 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第２日 【 徐々に適応し始める 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第３日 【 広がるアミーゴの和 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第４日 【 通訳無しでも問題無し！？ 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第５日 【 １週目終了 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第６日 【 新たな週のスタート 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第７日 【 レベルアップを目指して 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第８日 【 掴んできた自信 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第９日 【 成長と進化 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第１０日 【 キャンプ最終日 】

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第１１日 【 レベルアップして、またいつか！ 】

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナ夏キャンプ２０１７ アカデミーW杯② 第６日【 この経験は、必ず活きる！ 】

 

　いよいよ最終日となったワールドカップ・アカデミー大会。グループリーグで最下位となったKOJIRO擁するPORTUGALは、今日はグループ２の最下位チームとの９・１０位決定戦に挑みました。

　KOJIROにとっての、長い長いスペインでの夏の締めくくり。なんとか有終の美を飾って欲しいところ。KOJIROはサイドから積極的に仕掛けて行くも、最後のフィニッシュが上手く行かず、ゴールを奪う事は出来なかったものの、最下位決定戦に臨む中、心なしか仲間が元気無い中、KOJIROは奮起して戦っている様子がとても印象的でした。試合は１−１のドローとなり、PK戦(３ー４)の末に敗れる結果となったものの、最後まで諦めずに戦ったKOJIROを、褒めてあげたいと思います。

 

　大会の優勝は、Selección ２００７でした。

 

　KOJIROは、課題であった、守備意識、球際、闘う魂などなど、この１ヶ月半の間に、少しだけ、成長したと思います。しかし、勇敢なスペイン人少年達に比べると、まだまだです。なによりも、この部分のベースを上げて行かないと、上のレベルではやれません。これからのKOJIROの奮闘に期待したいですね。

 

　KOJIRO！お疲れ！本当に長い間、家族や兄弟と離れても、よく頑張ったね！　HASTA LA PROXIMA ！！！

 

 

KOJIRO

「集中してやれた事と、通用しない事があったので、これから直して行きたいです。パスやドリブルがちょっと通用したのが嬉しかった。」

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナ夏キャンプ２０１７ アカデミーW杯② 第５日【 日本の少年達が劣っている事 】

 

　ワールドカップ、グループリーグ最終戦はドイツから参加しているVIKTORIA、試合は０−４のの完敗。グループリーグを５位で終了、明日の最終日に９・１０位決定戦に挑む事となりました。

　１歳年上の大会に果敢に挑戦している琥治郎ですが、体格やスピードの違うドイツ人に思うようにボールを持たして貰えない試合展開。ボールがきても、フィジカルで吹っ飛ばされてしまう場面が目立つ。KOJIROはスピードがあるので、自分でスペースをみつけてボールを貰える動きがどんどん出来るようになれば、もっと良いプレーに繋がるはず。まだ守備をサボり気味なので、その辺が課題。日本人少年とフットボール大国の少年達の大きな違いは、守備の意識、守備の技術、守備に対する意気込み、迫力。

　KOJIROは、相手にすぐに飛び込んでしまって一発で抜かれてしまう。ましてや、相手のキック（もしくはキックフェイント）にケツを向けるなんてもっての他。もっと、粘り強くディフェンスする事を覚えたい。

 

　午後は１対１、２対１やロンド(鳥かご)の練習に取り組みました。

さぁ、いよいよ明日は最終日。最下位だけはなんとしても避けたい！

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナ夏キャンプ２０１７ アカデミーW杯② 第４日【 日本病をとっとと直せ！ 】

 

　今日からワールドカップ決勝大会がスタート！

朝早くから、チーム紹介やチーム行進などをして、開会式を終えて、ワールドカップ決勝大会の試合開始。グループリーグは５チームずつ、２グループに分かれての総当たり戦。そして、上位１位と２位が決勝トーナメントへ進み、３位位以下のチームは、順位決定戦へ回る大会フォーマット。

 

　KOJIRO擁するPORTUGALは、この日は決勝大会グループリーグ３試合を行い、悔しくも３連敗を喫する結果となってしまいました。１試合目と３試合目は１点差の拮抗した試合展開だっただけに、悔しい結果となりました。２試合目のSelección ２００７は、レベルの差が歴然、ボールを殆ど持てず、一方的な展開となりました。

 

午後はトレーニング。

 

２人組で細かいステップを中心にボールを使いながらのアジリティートレーニングや、４対１のボール回し、また、１対１の対人トレーニングを行いました。

 

明日は１試合だけですが、最下位は避けたいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

　

バルセロナ夏キャンプ２０１７ アカデミーW杯② 第３日【 待望の初ゴール！！！ 】

 

予選最終日、今日は最下位WOLVESとの一戦は点の取り合いの激しい試合となりました。

ここは負けれない戦い、開始早々に守備のミスから連続失点を許してしまい、２点を追いかける展開。KOJIROは２点ビハインドで投入されます。前線の左に入ったKOJIROは、攻撃に絡んでいき、カウンターからチャンスが訪れるがなかなか生かせない。すると、相手のパスミスでカウンターになり、ゴールマウス左でボールを受けたKOJIROは、右足を振り抜くと、、、

 

 

 

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール！！！！！！！

 

 

 

 

待望の、待望の大会初ゴール！！！

そこからチームは勢いに乗って、同点、逆転に成功するも、同点に追いつかれて、最後は５ー５のドローの死闘となりました。

これで、グループリーグが終了、チームは６チーム中５位となりました。

KOJIROは、攻撃では結果を出せたものの、守備の際、相手とのボディーコンタクトにビビる癖がまだまだ抜けていないのが大きな課題。フットボールは格闘技！体でガツンと挑めるプレーヤーになって行く事が、良い選手になる為には不可欠です。

 

 

 

 

 

 

 

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第１１日 【 レベルアップして、またいつか！ 】

 

　キャンプを終え、バルセロナの街に帰って来た一行は、翌日、ビーチで海遊びしたり、街の散策、ショッピングで、スペイン最後の１日を満喫していました。

　思えば、１週間目の練習では、大人しかったり、日本人だけで集まってばかりで、なかなか外国人に混ざれないでいたサムライ少年達。サッカーでも内気ぶりを発揮し、自分の長所がなかなか出せない日々でしたが、徐々に自分の殻を破り、２週間目では、皆んなとすっかり仲良く接するようになり、メンバーの中には、キャンプの人気者になっていったものも！
　プレーでも、課題であったピッチ上で闘う事、球際の勝負もより激しく挑めるようになり、成長してキャンプを終える事が出来ました。

　今回の貴重な体験が、彼らの今後に役立つ事を願って、この夏のエスパニョール・サマーキャンプの章の幕を閉じたいと思います。

　また会おう！アスタ・ルエゴ！！！

 

　最後に、彼らのキャンプの感想を聞いてみました。

 

【 KAZUKI 】
「キャンプは楽しくサッカーを学べました。最初は緊張してたけど、徐々に慣れ、日本に帰りたくないと思ったほど楽しいキャンプでした。キャンプで学んだ事やスペインで学んだ事を自チームや自分に取り込んで、サッカー頑張ります。またバルセロナに来たいです。」

【 YUSEI 】
「キャンプで感じた事は、スペインの人たちみんなは最後までやりきっているなと思いました。例えばもし１対１で抜かれたとしても、ファールしてでも奪うと言う強い気持ちが伝わって来ました。もう一つ感じた事は、ピッチ内とピッチ外での違いがハッキリしてると思いました。スペイン人とサッカーができた事で、また目標ができました。いい経験が出来ました。」

【 OGA 】
「キャンプに参加してみて、スペインの強さ、サッカーがわかりました。生活面でも学ぶところが多く、日本では絶対経験できない事がありました。自分のレベルがわかり、スペインでサッカーしたいと感じました。最初はコミュニケーションができなくて大変でしたが、２週間目は慣れて、いろんな選手やコーチ等も話しかけてくれて、そこから自分の長所が発揮できました。来年もスペインに行きたいです。」

【 KOSEI 】
「ぼくが、エスパニョールキャンプを通じて思った事は、みんな自分の意思をもったプレーをしている事です。自分もそういった気持ちの部分でまだまだだなと感じました。スペインでは早い判断と強さも加わってくるので。今回のキャンプで今の自分と世界の同世代との差を感じました。日本で１年がんばって、来年また挑戦したいです。」

【 SHOGO 】
「ぼくが、エスパニョールキャンプに参加して思った事は、スペイン人はデカくて速い人が多いと感じた事です。スペインのレベルがわかりました。日本よりレベルが高くて、通用する部分もあったけど、そうでない部分がありました。通用しない部分を無くして、通用する部分を伸ばしていきたいです。」

 

 

 

 

 

 

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第１０日 【 キャンプ最終日 】

 

　キャンプ１０日目

　いよいよ、２週間のキャンプも、最後の日を迎える事となりました。

　この日も、午前のトレーニングと午後の試合の２部セッション。最終日のトレーニングは、遊び感覚満載の楽しいメニューが行われました。コーナーエリアの少しゴール側からスピンをかけてコントロールキックゲーム。コーンを6つ並べてのサッカーボウリング。ペナルティーエリアからのバー当てゲーム。１０メートルほど離れた場所からリフティングでボールを運び、バスケットゴールにシュートを決めるゲーム。ゴールエリアから４〜５メートルづつ５箇所にコーンを置き、その位置からシュート。シュートを決めれば次のエリアに進むことができるゲーム等、みんなそれぞれ、ゲームに興じていました。

　午後の最終日は突然の強い雨の為、午後の試合は、途中で切り上げる展開となりました。

 

　最後はキャンプ閉会式。

　ここでは、一人一人にキャンプ終了証書が送られ、キャンプ隊長のDavid Fernandezと２ショットの写真撮影をしました。

　また、OGAがキャンプ期間中、最も真摯に取り組んだ”優等生賞”に選出され、副賞のボールをゲットしていました！Davidからは、ピッチでもピッチ外でもナイスガイ！と高評価を得ていました。

　また、KOJIROが、キャンプ１番人気者賞という特別賞をゲット！笑。皆んなからスタンディングオベーションで迎えられ、盛り上がっていました！

 

　そして、お別れの時。キャンプで出会った仲間達と再会を誓い、皆、キャンプの地を後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第９日 【 成長と進化 】

 

　キャンプ第９日目

　通常は、そろそろプールでリフレッシュするところですが、この日は午前中もトレーニング。

　まずはトレーニング前に、全体写真を撮影。

　そのあと、いつものグループに分かれてのトレーニング。まずは、ウォーミングアップがてら、昨日と同様、センターサークルにボールを置き、ゴール前のディフェンスの頭を超えるループシュートゲーム。ディフェンスは手を使わずに、クリアーしなければならない。シュートを打った選手はそのままディフェンスへ素早く攻守を切り替え、後ろの選手のシュートを防ぎに行く。ここでは、距離感を踏まえたキックの精度、そして素早く切り替えて守備を行う切り替えの速さが求められた。

 

　一方、下の年代のグループは、鬼ごっこでウォーミングアップ。３人の鬼が１５人を追い回す。ボールが２つあり、ボールを持っている選手は、鬼がタッチ出来ない為、危険な仲間にボールを通す必要が有るという、なかなか難易度の高いルールが！笑

 

　その後、ゴールを目指しての１対１、ロンド（鳥かご）のトレーニングと続く。ロンドでは、外が８〜１２人でワンタッチ制限。鬼は２人で、手を繋いでボールを奪いに行かなければならない。これは、奪いに行く時は味方同士が連動して、効果的に奪う為の伏線のトレーニングでもある。

 

　続いて、５対５プラス３フリーマンのトレーニング。片方のチームがハーフラインからゴールに向かって攻める、その時攻撃側は５本パスを回さないとペナルティーエリアには入れない。守備側はボールを奪ってから５本パスを回すと、ゴールを目指す攻撃の権利を獲得出来る。

 

　その他、５人のグループに分かれ、２グループ対１グループでのボールポゼッション。全ての選手がマーカーを持ち、パスを出すと下にマーカーを置く。ボールを回している全ての選手がマーカーを置くとシュートを打て、チーム毎で得点を競う、お馴染みの練習が行われ、前回よりもルールを理解している分、サムライ少年達はすんなりとプレーする事が出来ていた。

 

 

OGA・・・昨日までの練習に比べ自分でいける場面は積極的にチャレンジしていた。１対１の練習の時、オフェンスが有利な状況でスタート出来る中、そのメリットをわざわざ反故にするシーンが見られた。もっとずる賢くなろう！

 

KOSEI・・・上手く相手をひきつけて、隙を見てまた抜きをし、相手選手、コーチから拍手をもらう。笑

ミスやボールを奪われた時の切り替えが遅いので、もっと激しく奪いに行くプレーを要求されていた。

 

SHOGO・・・１対１の練習のとき、ほぼ全ての相手を置き去りにしていた。スタッフから良い技術を持っているとの声が。一方、持ちすぎて奪われる事も多々あったので、一番の目的である、ゴールに繋げるプレーに、もっとその技術を活かしたい！

 

YUSEI・・・今日の練習では無理をせず効果的なパスを何本も出していた。しかしプレッシャーがかかった場面でのミスが目立っていた。フィジカルが弱いので、もっと飯をいっぱい食べよう！笑

 

KAZUKI・・・ディフェンスの時、無理に飛び込まず、しっかりと相手との距離を図ってディフェンスをしている。

以前までに比べ、少しコミュニケーションが取れてきている。しかし、サッカーはチームプレーなので、自分の実力を発揮するためにも、もっともっとコミュニケーションが必要。

 

KOJIRO・・・今回、キャンプに来ている日本人全ての選手の中で、１番、他の外国人選手達とコミュニケーションが取れている。そのキャラクターから、スタッフを含め全ての人から可愛がられている。以前まで泣き虫だったが、練習中プライベートにおいて年上のお兄ちゃんに立ち向かって行く姿に成長を感じた。

 

 

夕方は、練習がオフとなり、みんなで湖遊びでリフレッシュしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第８日 【 掴んできた自信 】

 

キャンプ第８日目

オープニングは、グループに分かれてのウォーミングアップ。

どのブロックもロンド（とりかご)を行うも、年代別に分けられた上のグループになればなるほど、条件付けがあり、難易度を上げてのトレーニング。

 

その後、センタラインから、ゴール付きの３対３プラス１フリーマンのトレーニング。

センターサークル横に小さいゴールを２箇所作り、守備側も奪ったらそこにパスを通すと攻守交代。

 

続いて、５人ずつ３つのグループに分かれ、２グループ対１グループでのボールポゼッショントレーニング。全ての選手がマーカーを持ち、パスを出すと下にマーカーを置く、ボールを回している全ての選手がマーカーを置くとシュートを打つ事が出来、チーム毎で得点を競う。そこでは、視野を広く持つ事、局面局面の目的の為に如何に選手同士が連動すべきか、攻守の切り替え等の要素が盛り込まれた。

 

その後、全員で手を繋いで１タッチでボール回しや、２チームに分かれ、マーカでコートを作り、各チームビブスを３枚ずつ持ち、１人１枚ずつ順番にドリブルでマスにビブスを置き、先にビンゴを作ったチームの勝ちとするゲーム感覚のトレーニングなどを行い、選手達は楽しみながら、しかし真剣に、頭と体で汗をかいていた。

 

最後は、センターサークルにボールを置き、シュート、その時ゴールエリア少し前にディフェンスがおりその選手を越してループシュートでゴールを決める。ディフェンスは手を使わずクリア。シュートを打った選手はそのままディフェンスに行くというトレーニングで午前の練習を締めくくった。

 

昼食後、休憩等をはさみ、午後からはいつものようにチームに分けたリーグ戦が実施された。

 

 

KAZUKI

練習のポゼッションで、ボールを奪われることはほぼなく、技術と、周りを見る能力の高さを感じさせられた。

しかし今日もコミュニケーションに関しては消極的。日本人にありがちな遠慮するプレーの改善が課題。

 

KOSEI

今日の練習では全体的にプレッシャーが速い中、判断を速くし、１、２タッチで相手のプレッシャーを上手くかわすプレーが良かった。

まだまだ、所々スイッチオフになるとこがあるものの、徐々に改善されてきてはいる。ピッチ上の僅か９０分は、常に全てをピッチ上で出し切る覚悟で！

 

SHOGO

ボールを持った時に顔があがって周りを見れている。その状態でプレーできるので相手の隙をつけていた。

覚えたスペイン語を使い、ボールを要求している姿は素晴らしい。発音も悪くない！笑  あとは、自分でフィニッシュまでもっていけたら、尚よし！

 

YUSEI

ゲーム時、プレッシャーが速く、ボールを奪うまで激しく、しつこくディフェンスにいけていた。今日は守備意識が高い！その激しさゆえに、相手の肘が顔に入り鼻血を出す場面も。名誉の負傷！

 

OGA

ゲーム時、攻守において目立つプレーが多く、１３歳にして集中力の高さを感じさせられた。技術面においても素晴らしい。コーチ陣からも良いプレーヤーと褒められる、課題はもっとワガママになってもいい。

 

KOJIRO

昨日と比べ少し元気がなく、キャンプの疲れがでているように感じた。

でも練習になった時には持ち前のスピードを生かし、高学年の選手達に挑んでいた。何度も転かされてもチャレンジを続ける気持ちの強さは素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エスパニョール・サマーキャンプ2017 第７日 【 レベルアップを目指して 】

 

　キャンプ第７日目

　フットボールは連続性のスポーツ。攻撃から突然守備に転じ、そして再び攻撃に移る。また、そうした切り替え毎に、様々な局面が起こりうる。今日のトレーニングは、そうした切り替えの速さと、如何にその状況を打開する対人トレーニングが中心に行われた。

　各年代に分かれてウォーミングアップ後、トレーニングのスタート。あるグループでは、ゴール脇のポストから送られたボールをペナルティーエリア内でシュートした選手が、今度は後方から攻撃してくる２人に対し、素早く守備に転じて１対２。

 

あるグループでは、ボールを自陣ゴールに向けて下げたボールが相手に取られたと想定し、素早く戻ってディフェンスする、いわゆる１対１の攻防。それだけでは終わらず、１対１が終わった瞬間、右サイドで別の２対１が繰り広げられ（サイドでの数的優位の展開）、そこに、今１対１をやっていたゴール前の２人が加わって、３対２のセンターリングの攻防へと続く。１プレーで途切れるのでは無く、２つ、３つの攻防が続き、高い集中力と切り替えの速さが要求される。

 

　また、あるグループでは、３人のグループを３つずつ作り、３対３のゴール付きトレーニング。片方のチームは普通のゴールを目指し、もう片方はセンターラインに数カ所置いたいずれかのコーンの間にパスを通す。

ゴールに向かって攻めているチームが点を取ったら続けて攻撃が出来る。もし、相手がコーンにパスを通したら、外で待っているチームが普通ゴールを目指すチームとなり、ゴールに向かっていたチームがディフェンスに素早く変わり、コーンを目指す。

 

　この日も、リズム高く、激しく、濃厚なトレーニングが行われた。

 

 

 

 

KOSEI・・・ボールを持った際、個人技で相手を何度もかわすシーンが見られ、調子が良さそう。それがシュートまで持ち込めて行けば、尚GOOD！他のサムライ少年同様、やや積極性に欠けるきらいが。

 

 

OGA・・・周りをよく見る事が出来ている。ファーストタッチに意図があるプレーが多くみられた。

相手をよく見ているので、タイミングをずらすプレーが良く出来ていた。

シュートに行ける場面でパスを選択するプレーが多いのが、たまにキズ。

 

YUSEI・・・１対１で半身でボールを奪う場面が印象的。プレーが終わるとスイッチオフになるクセがあるのは頂けない。特にこの日は連続性と切り替えの速さ。完結するまで、プレー毎に集中を切らさないようにしたい。

 

SHOGO・・・ボールタッチの細かさと柔らかさでゴールに向かうプレーが良い。

ファーストタッチの置き所がよくその勢いで相手をかわす。

ボールを持ち過ぎて体の大きな選手に潰されるシーンを如何に解決していくかが課題。また、他の外国人選手にボールを要求されたら、素直に応じ過ぎる点も要反省。自分で行ける場面は自分で責任を持ってトライしないと。そうした、局面局面での判断の効率性、質を高めたい。

 

KAZUKI・・・センターリングの精度が高くいいボールを出していた。個人の能力は低くないものの、優しい性格からか、コミュニケーション不足により活かせていないのが残念。オフでは優しくても、ピッチ上では鬼にも悪魔にもなれ！この日は、

１対１の対応が軽かったのも反省点。

 

KOJIRO・・・ボールを受けてからドリブルでシュートの流れがGOOD。昨日に比べボールに絡めていた。

ドリブルで抜けない状況の時に、他のプレーの切り替えるが遅い。