2011年夏をバルセロナで過ごした皆!元気にやっていますか!?
あの時に経験した様々な思いを糧に、成長し、前進し続けてくれていると思います。
今日は、あの時の思い出の数々を、フォトアルバムとして表現してみました。
【2011年 夏のMemoria その1】
【2011年 夏のMemoria その2】
2011年夏をバルセロナで過ごした皆!元気にやっていますか!?
あの時に経験した様々な思いを糧に、成長し、前進し続けてくれていると思います。
今日は、あの時の思い出の数々を、フォトアルバムとして表現してみました。
【2011年 夏のMemoria その1】
【2011年 夏のMemoria その2】
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<<少年達の感想>>
1:大会を通じて、感じた事、思った事、ベスト3
2:大会を通じて、最終的に自分を何%出せたか!?
3:今後の自分の課題は!?
4:地元に帰ったら何を食べたい!?
【KOSEI】 2002年生 FW ☆チームの為に全力で頑張ったで賞
1: ①RYUSEIが具合が悪くなった試合で、その分も沢山頑張れた。
②あまりゴール出来なかったし、最後の方は勝てなくて悔しかった。
③試合中、RYUSEIにパスを出したけど、あんまり決めてくれなかった。
2: 80%
3: もっと、ドリブル中に回りを見たりして、どこにパスを出せるかとか良く見ながらプレーしたい。
4: ごはん
【RYUSEI】 2002年生 FW ☆大会14得点。サムライ少年中の得点王!
1: ①大会の最後の方は、出場時間も減って、プレーも上手く行かなくなって、チームも勝てなくなって、悔しかった。
②俺がシャワーを浴びている時に、周りのやつが、「トレス・ドス・ウノ」って言って、一斉にオシッコしだした。
③俺がスローインで縦にもらおうとしたら、おならしちゃって、後ろのディフェンダーが嫌な顔をしていた。
2: 85%
3: もっと競り合いとか強くなって、もっと体が強くなりたい。
4: 寿司
【RYUGEN】 2001年生 FW ☆シュートを沢山決めて、チームを助けたで賞。ディフェンスを頑張りま賞。
1: ①チーム内得点王になれた事
②沢山友達が出来た
③負けても、勝てなくても、最後にメダルがもらえた事
2: 90%
3: ディフェンス力
4: 日本ならフグ。ハワイなら、お母さんのごはん。
【RYO】 2000年生 MF ☆安定してゴールを決めたで賞。でも、もっともっと、シュートは枠にぶちこみま賞
1: ①日本では、今まで、試合に負けても悔しいとかあまり思わなかったけど、こっちに来て、そういう気持ちが出て来た。日本でも、そうやって行きたい。
②7点決める事が出来た。
③スペイン語は上手く話せなかったけど、ジェスチャーとかを使って、何とかコミュニケーションが取れた。
2: 75%
3: 日本では、ボールが来てから周りを見たりしてたけど、こっちではそれだと潰されるので、ボールが来る前からしっかりと周りを見て、ボールを受けた瞬間、パスなのかドリブルなのか、もっと良い判断が出来るようにしたい。
4: 生姜焼き
【KOSHIRO】 2000年生 MF ☆サムライ少年MVP 第1位・・・ゴールも決めた、アシストも決めた、良いプレーも沢山あった。勝ちたい気持ちを最も持っていた。トータルの活躍でナンバー1。負けている時、終了のホイッスルが鳴る前に泣くのがたまに傷
1: ①優勝出来ず、悔しい。
②メキシコのチチャリートは、小さいのに、ボールのもらい方とかが上手くて、ディフェンスもしっかり出来てるし、頭使ってやっていたから、いい選手だと思った。
③Tecnofútbol España 2001は、1歳年下なのに、皆体がデカくて、強くて驚いた。
2: 60%
3: 判断早くして、ゴールに絡む仕事を沢山やれるようにしたい。
4: 寿司
【ITSUKI】 2000年生 DF(MF!?) ☆MVP第3位。最もガッツを出して、体を張って頑張ったで賞
1: ①サッカーやっている日本人の子達と日本語で沢山しゃべれた事。
②練習中、スペイン人がヘラヘラし過ぎていたので、もうちょっと頑張って欲しいなぁと思った。
③試合中、相手と当たる時に、当たり過ぎたり、押し合ったりして、怒り合った事。
2: 70%
3: ワンツーとか、素早いプレーを磨く
4: 日本なら、日本食なら何でも食べたい!インドなら、マンゴー!
【RYUYA】 2000年生 MF ☆コンタクトプレーが強くなれば、もっと良い選手になれるで賞
1: ①最後の方で得点を決める事が出来て嬉しかった。
②皆、当たりが激しくて、外国人とかは、ファールされたら痛そうにしたり、熱くなったりしていた。
③スペイン人が、パンツのまんまシャワーを浴びていた。
2: 75%
3: 当たりの強さ
4: 寿司
【TAKUKI】 2000年生 MF ☆落ち着いてプレーすれば、君はもっとやれるで賞
1:①試合で負けた時に泣いたりしたけど、周りの人とかが慰めてくれて、優しかった。
②監督のチャビに怒られて、「日本に帰れ!」って言われた時は辛かった。
③準決勝のPlan Marcet 2001戦でゴール出来た事が嬉しかった。
2: 85%
3: もっと周りを見て、ゴールに繋がるプレーが上手くなりたい。
4: 寿司
【KENGO】 1999年生 DF ☆MVP第2位。大会中、終始レギュラーとして、ほぼ全試合フル出場、チームを支えた。重要なゴールも決め、攻守に奮闘したで賞
1: ①大会中、注目選手として取り上げられ、掲示板に張られた事。
②大会とは関係ないけど、スペインの建物が石とかコンクリートが多かった。
③ゴールを決めた時に、こっちでは抱きついたりして、凄い喜ぶ。日本でもやりたい。
2: 70%
3: ボールを奪う時の激しさ。
4: 寿司
【SHIN】 1999年生 FW ☆少しずつ、力を発揮して、良くなって行ったで賞
1: ①4点しか取れず、悔しかった。
②意外に体の当たりとかが通用した。
③コートが小っちゃくって、裏に抜けるプレーとかが出し辛かった。
2: 50%
3: ファーストタッチをピタッと止める技術と球際の強さを身に付けたい。
4: 和食
【DAICHI】 1999年生 MF ☆君はもっと出来るはず。いつでも自分の力を出せるようになりま賞
1: ①今まで勝っていたKAISEI達のチームに最後0-4で負けて、悔しかった。
②多くは無いけど、3ゴール出来た事は嬉しかった。
③便座が無くて驚いた。
2: 60%
3: パスを出す時に、相手の動きを最後まで見る事。
4: 寿司
【SHOKI】 1999年生 DF ☆失敗を恐れず、もっと勇気を出して戦いま賞
1: ①メダルには届かなかったけど、最後、4位になれたのは嬉しかった。
②シャワールームで、スペイン人達ががんがんオシッコをしていた。
③覚えたスペイン語が現地で通用して嬉しかった。
2: 100%
3: 日本で通じていたフィジカルが世界では全然だったので、もっと沢山食べて、体を強くしたい。あと、体力でもこっちの20分ハーフがきつかったので、もっとタフにならなければと思った。
4: とんこつラーメン
【TAKAHIRO】 1999年生 MF ☆最後まで懸命に走ったで賞
1: ①ドリブルする機会があまり無かったけど、最後の方で、ドリブルとか良いプレーが出来て良かった。
②得点を決められなくて悔しい。
③38.2度の熱が出て、2日も大会を休んじゃった事が残念。
2: 70%
3: 相手よりボールを先に触る事
4: 寿司
【KAISEI】 1998年生 MF ☆なかなか勝てなくても、最後まで諦めずに頑張ったで賞
1: ①ずっと負けてたSHIN達のチームに、最後4-0で勝って、しかも1ゴール、1アシスト決められた事。
②スペイン人やメキシコ人と友達になれた。
③ロシア人に、シャツに記念にサイン書いてって言ったら、めちゃくちゃ落書きされた。
2: 60~70%
3: 判断のスピードを上げたい。
4: 寿司!
【SHUN】 1997年生 DF(MF!?) ☆球際の頑張りが素晴らしかったで賞獲得
1: ①しょうもないんですけど、トイレに便座が無くて、驚いたし、困った(笑)。
②スペインの人達がとても優しくて、気軽に話しかけてくれて、直ぐに友達になれた。
③プールトレーニングがみっちりあって、結構きつかったのはびっくりした。
2: 50%
3: 今回、右サイドバックをやったんですけど、守備からでも、積極的に攻撃参加して、味方をサポートして行きたい。その部分が、今回、上手く出来なかった。
4: 納豆!
投稿情報: 20:21 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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さぁ、あっという間に、10日間に及ぶ大会は終了し、翌日、皆帰国の途に着く事になりました。
予期せぬハプニングの為、空港ではバタバタとしてしまいましたが、若干一名を除いては、無事にバルセロナを発って行きました。若干一名、残る事になったITSUKIは、バルセロナに残って、この地で、フットボールに、勉学に励む事になりました。。。 と言うのは冗談で、ITSUKIのみ、もう一泊、バルセロナで過ごすことになりました。
また、SHUNは午後18時の便で帰国します。
バルセロナの街で、普段出来ない体験を共有した16人のサムライ少年達。皆、日本全土、いや、世界各地(ロンドン、ハワイ、バンガロール)へ、家族の待つ街へ、それぞれ旅立って行きました。
皆、この夏の体験が、これからの彼らにとって、逞しく成長する為の輝ける思い出になってくれたら、嬉しく思います。
皆元気で!そしてまた会おう!!!
Hasta la proxima !!!
投稿情報: 14:52 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
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さぁ、いよいよ、ワールドカップ・サッカースクール・トーナメントも最終日を迎える事となりました。
早速、行ってみましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
今日は、昨日の嵐で流れたグループリーグ最終戦、Tecnofútbol Barcelonaとの試合からスタートです。Tecnofútbol Barcelonaとは、リーグ戦で4度戦い、いずれも勝利している相手、ここは、決勝に進出する為にも、大量得点で勝ちたいところです。ところが、事態は思わぬ方向へ進んで行きます。誰もが、この試合は“鉄板”だと思っていました。選手達の心の中にも、そうした“心の隙”が、あったかもしれません。
試合は、それでも、World Teamがいきなり先制点を上げ、イケイケムードかと誰もが思いました。ところが、Tecnofútbol Barcelonaが何も失う事が無いと言った感じで、ガンガン前に押し込んで来て、World Teamは劣勢に追い込まれます。球際の寄せも一歩ずつ遅く、後手後手の守備に回り、決定機を何度も作られてしまいます。そして、そのチャンスを高確率でものにするTecnofútbol Barcelona。気づいたら、スコアボードが1-3となっています。この日もワントップを任されたRYUSEI。しかし、良い形でボールを受ける事が出来ません。時折、後方から浮き球のボールが飛んでくるも、尽く、相手ディフェンダーに跳ね返されてしまいます。もう少し、相手のマークを外す動き、相手の視野から消える動きをしなければ、屈強なディフェンダーには、簡単に守られてしまいます。俊足のタマスも、通り一辺倒の縦への突破ばかりで、完全に相手に読まれ、あの痛快な突破を一度も見る事が出来ません。また、左サイドの新加入のスペイン人ゴルディート君の頭の中には、パスの選択肢はゼロ。無謀な突っ込みから、ボールを奪われ、逆襲のきっかけになってしまいます。KOSEIは、味方がまずい取られ方で逆襲を喰らうのを止めようと懸命に喰らい付きますが、相手は、パスとドリブルを織り交ぜて来る為、的を絞れず、何度か突破を許してしまいます。
何だかチームはちぐはぐ。数日前の、勢いに乗るチームの姿は、ここにはありません。流れの悪さを感じたフアン監督は、遂に、これまで主力を務めていたRYUSEI、KOSEI、タマスを総取替えします。すると、ここからWorld Teamは猛反撃。相手のメンバーも落ちた事もあり、一進一退の攻防で優位に立つと、そこから、1点、2点と返し、遂に3-3の同点に追い付きます。しかし、少なくとも、あと1点、勝利を収めなければ、ファイナルに進む事は出来ません。World Teamは懸命にゴールを目指しますが、ここで無情にも試合終了の笛。World Team、まさかのグループリーグ3位となり、決勝進出を果たすことが出来ませんでした。
茫然とするKOSEI、RYUSEI、そしてWorld Teamのメンバー達。
がしかし、まだ3位、銅メダルのチャンスが残されています。
World Teamは、3チームによる、総当たりの3位決定戦に挑みます。
まずは、Plan Marcet戦。これまで、幾度と無く、ぎりぎりの攻防を繰り返して来た好敵手。RYUSEIはワントップで先発する一方、KOSEIはベンチスタートとなります。試合は、緊迫した息詰まる攻防が繰り広げられます。そんな中、共に1点ずつを決め、互角の戦いが続きます。この試合でも、RYUSEIは殆どボールを自分の形で持つことが出来ません。理由は3つ。味方が、パスを考えず、ドリブルで突っ込んでばかりな事。そこでもらえば決定的なチャンスになる場面で、タイミング良く声を出して呼び込めない事。ドリブルしか見ていない味方は、逆に周りが見えていないと言えるわけで、そいつが思わず声につられて出しちゃったぐらいの声を発すれば、3度に1度はボールをもらえたかもしれません。そして最後の1つは、ルーズボール、特に浮き球の攻防に対して、強いDFに対峙すると、競り負けてしまう点です。ボールを持って前を向いたら、かなり期待が持てる選手。その為、今後は、如何に、自分の得意な形に持って行く為に、その回数を増やす為のプレーに磨きを掛ける事が肝要となるでしょう。
一方、体を張り、スライディングを繰り出し、体を投げ出してでも相手を止めようと喰らい付くKOSEI。一対一のディフェンスの際の激しさにおいて、少しずつ向上の跡が見られます。一方、攻撃の面では、まだまだ自分の思い通りにはプレー出来ていないはず。一人はかわせても、二人目には引っ掛かってしまう。日本のようにはサクサク抜けない。スペインでもサクサク抜けるようになりたいが為に、まだまだドリブル、自分で行く事に固執しがち。でも、パスを出そうと思えば、出せる選手。そういう意味で、自分の中での葛藤があるのかもしれません。
それにしても、ロシア人達は、日本人に負けない程、自分で行こうとし過ぎです。それが上手く行けば良いのですが、手強い相手にそれが通用しなくなると、途端にチームのリズムが悪くなります。こうしたチームをまとめ上げるのは、なかなか大変です。ね!?フアン監督!?
さて、試合はお互いに得たPKを、Plan MarcetはGKに止められ、World Teamはきっちりとアルテンが決め、2-1でWorld Teamが辛勝しました。
続いては、やはりPlan Marcetに勝利したTecnofútbol Barcelona。すなわち、この試合の勝者が、銅メダルを獲得する事になります。
先程の試合では、決勝進出の夢を断たれた相手、その借りを返したいところです。が、試合は、現在のチーム状態を如実に表すことになります。ここに来て上り調子のTecnofútbol Barcelona。一方、チームが噛み合っていないWorld Team。パスが2本以上通る事は殆どありません。しっかりしたディフェンス、屈強なディフェンスを前にした時に、個人での突破だけでは、無理があります。限界があります。だからこそのフットボール。サッカーは、チームスポーツ。勝負する時はもちろん自分でトライしなければなりませんが、より効率良く状況を打開し、より効率良くゴールチャンスを掴む為には、やはりパスワークが必要です。
こうして、個の力で何とかここまで来ていたWorld Teamは、最後に大きなテーマを突き付けられ、この大会を締めくくる事になりました。試合の結果は0-2。チーム一丸となって戦った来たTecnofútbol Barcelonaに、苦杯を舐める形となりました。
カップ戦、World Teamは、4位となりました。
尚、Benjaminの決勝は、Tecnofútbol EspañaがAmics de Barçaを接戦の末に3-2で破り、見事に優勝を果たしました!
【Alevinカテゴリー】
さて、続いてはAlevinです。5~7位決定戦をMadrid、Plan Marcet 2001と争っているRYUYA、RYUGEN擁するU.S.Aは、この日、それぞれ更に2試合ずつを戦いました。Madrid戦はRYUGENの2ゴールで2-1で勝利、Plan Marcet 2001戦は0-1で敗戦、更には、再びPlan Marcet 2001と戦い、RYUYAが1ゴールを決めたものの、1-4で敗戦、最後は、再びMadridと戦い、再びRYUGENがゴールを決めたものの、1-2で敗戦。
その結果、U.S.Aは残念ながら、最下位と言う結果に終わりました。
さぁ、そして、Alevinの3位決定戦です。Plan Marcet 2000 vs Valenciaです。リーガでは2度の対戦でいずれも勝利している相手です。先発は、KOSHIRO、RYO、ITSUKIの3人です。KOSHIROは怪我したり、ふて腐れた態度を監督に戒められる形でベンチに引込められた以外は、常に不動の中盤の真ん中を務めて来ました。一方、戦いが進むに連れて、監督やチームメイトの信頼感を勝ち取って行ったのがITSUKI。今では、3人のセンターバック、ITSUKI、マノロ、セルジの3人の中では、常にファーストチョイスです。そして、サイドアタッカーとして、主力争いを繰り広げて来たRYO。殆どの試合で、レギュラーの座を勝ち取って来ました。
試合は、緊迫した互角の攻防が展開します。右サイドのRYOは、縦の突破を図ろうと何度も試みるも、粘り強いDFを相手に、なかなか思うようにプレーを実現する事が出来ません。相変わらず、厳しいマーク。相手の潰しに遭うKOSHIROは、シンプルにパスを散らし、再びリターンを走り込んでもらって、ラストパスに繋げようとしますが、Valenciaも懸命の守りで、最後の一仕事をさせません。一方、ITSUKIは、小さい体を惜しげも無く相手にぶつけ、相手に前を向かせない、仕事をさせないディフェンスが板に付いて来ています。あとは、もっとマークしているDFへのパスを読んでカットしたり、時折、マークを疎かにしてしまう集中力の部分、そして、もっと落ち着いてプレー出来るようになれば、もっともっともぉ~~~と良くなるはずです。そして、そうした部分をしっかりと身に着け、余裕が出て来たら、攻撃にも参加出来るようになるでしょう。ある意味、一杯一杯。それでも、自分の出来る事を全力で常に全うしようとプレーしていた姿勢は、本当に素晴らしかったと思います。
試合は、先制点を奪われ、後半、マルコスが左サイドに開いたアンヘルへの縦パスを走り込んで折り返しを受け、そのまま左足で放ったシュートが入って同点に追い付きます。
更にはこの試合、ワントップのアンヘルに再三再四、決定的なチャンスが訪れるも、この日もアンヘルはゴールの神様に見放されるが如く、ゴールネットを揺らすことが出来ません。
彼にとっては、悪夢のような大会になってしまったと言えるかもしれません。
さて、途中出場のTAKUKI。大会当初は、MFでサムライ少年3人揃い踏みで起用されていたものの、普段の練習中の素行を監督のチャビに咎められ、それが元で、徐々に出場機会を減らして行きました。
そんなTAKUKI。本来なら、もっと“いけてる”プレーを繰り出せる彼ですが、自分で行く所、簡単にパスを捌く所の判断がもう一つ。また、味方へのパスも、狙いとしては悪く無いのですが、味方の状況を判断した配慮が、パスの質に加味出来ず、味方と合わないシーンが多々ありました。TAKUKIなら、もっともっと、相手ディフェンス陣が嫌がる“えぐい”プレーが出来るはず。それを、チームの中で効果的に活かす術を、これからは学んで行って欲しいと願います。
さて、何度もの決定機で決められなかったPlan Marcet 2000。そのツケは、小さくはありませんでした。Valenciaにまさかの勝ち越しゴールを決められ、1-2で敗れる結果となってしまいました。
終盤、まだ試合終了のホイッスルが鳴っていないのに、泣き出すKOSHIRO。相手に何度も踏まれ、削られ、痛みと悔しさで込上げてしまうのは分かりますが、試合では、最後の最後まで、試合終了の笛が吹かれるまで、ベストを尽くして戦わなければなりません。感情を爆発させて冷静さを欠いたところで、泣き顔を見せて、弱みを相手に見せる事で、何の得にもなりません。大いに泣けば良い。でも、それは試合終了の笛が鳴ってからだ。それまでは、どんなに苦境でも、最後の最後まで戦え!!!
と言う訳で、リーグ戦で2位の成績だったPlan Marcet 2000は、決勝トーナメントの結果、4位と言う結果に終わりました。
ちなみに、優勝は大サプライズで、リーグ王者Tecnofútbol España 2000を、弟分Tecnofútbol España 2001が2-1で下し、優勝を成し遂げました。
【Infantilカテゴリー】
さて、まずは、7~9位決定戦に回る事になった、KAISEIとKAZUKI擁するWorld Teamからです。昨日の試合で初勝利を上げたものの、Mexico戦での大量失点が原因で、グループCで最下位となったWorld Team。その為、7~9位決定戦を戦う形となりました。
初戦の相手はPlan Marcet 1。リーグでは9チーム中5位だったチームです。今大会、チームの主力として戦い続けたKAZUKIとKAISEIがこの日も両ウイングを務めます。チーム力では相手が上。しかし、KAZUKIはいつものように、自分でひょいひょいと相手をかわし、攻め込みます。今大会で、サムライ少年の中で、個人技が最も通用した一人かもしれません。また、KAZUKIは決して“俺が俺が”タイプでは無く、自分がシュートを打つよりも可能性のあるポジションに味方がいた場合、そこにしっかりと的確な判断を下す事も出来る選手。球扱いの技術は素晴らしいものがあります。あとは、攻守の切り替えの速さや、ディフェンスの際に、もっと厳しくチャージする事が、彼を更に好選手足らしめる要因でしょうか。
一方、ボール扱いは、KAISEIも負けてはいません。その技術を、もっと試合の中で、チームの中で効果的に繰り出す事が出来るようになれば、もっと出来るはずです。あとは、球際です。如何せん、弱いです(苦笑)。それでも、どんな苦境であろうとも、どんなにチームが勝てなくても、誰よりも元気に、明るく、めげずに戦い続けようとした姿勢は、本当に素晴らしかった。
この試合、残念ながら、チームはいい所無く、0-4で敗れる結果となりました。
また、更にはもう一試合、Mexico 2戦も敗れ、カップ戦の最下位が決定しました。
続いては、5~6位決定戦。SHINとDAICHI擁するPlan Marcet 2は、Madridと対戦です。ところが、このMadridは、リーグで2位だった相手。苦戦は必死です。
しかし、何が起こるか分からないのが一発勝負のトーナメント戦。Plan Marcet 2は、粘り強い戦いを見せ、奮闘します。それでも、チャンスは圧倒的にMadrid。体格の良い選手が揃うMadridは、遠目からでも強烈なシュートを飛ばして来ます。ローテーション制の先発組に入ったDAICHIは、中盤の真ん中でいつものようにプレーします。フリーでボールを受けた際、得意の左足を繰り出し、スピードを活かして攻め込みますが、最後のプレーに正確性を欠きます。一人かわすも、二人目で取られる。ドリブルでボールを前に運ぶも、最後のパスが相手に引っ掛かってしまう。また、相手のフィジカルに圧倒され、ディフェンス面では殆ど何もする事が出来ません。もっと、小さかろうが、相手に対して厳しいディフェンスをする必要があります。また、攻撃面では、持っているスピードを活かす為にも、スペインのディフェンスレベルの中で、“いける”感覚を掴み取りたかった所です。残念ながら、そういう意味では、本人としては、まだまだ不本意だったと思います。
一方のSHIN。大会当初から比べれば、すっかりチームの一員として、効果的なプレーが出来るようになって行ったSHIN。FWとして、ゴールチャンスにも絡み、存在感を示せるようになって行きました。それでも、相手との間合いの中で、自分の得意とする“型”に持って行けないシーンが多々ありました。また、スペインのGKは小さい頃から専用のトレーニングを受けているだけに、皆基本がしっかりしている。そういうGKに対しては、きっちりとゴール4隅に威力のあるシュートを放つ必要があります。でないと、スペインではゴールは入りません。今後、もっともっとゴールゲッターとして、磨きを掛けて行って欲しいと思います。
さて、試合は、何と、緊迫した接戦の中、Plan Marcet 2がコーナーキックからの値千金のゴールによって、1-0で勝利!Plan Marcet 2は5位の座をキープしました!!!
そして、最後はTAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁するVenezuela。カップ戦では驚異的な快進撃で、準決勝に駒を進めました。そして、セミファイナルの相手は、なんと、リーグで首位だったTecnofútbol España 1998。リーグでの対戦も2度とも敗れており、苦戦は必至です。先発には、徐々に監督の信頼を獲得し、出場機会を増やして行ったSHOKI。そして、不動の右サイドとして、最初から最後まで重宝されたKENGOの2人が入ります。がしかし、試合はあっさりとTecnofútbol Españaが2点を奪い、あっと言う間に試合の興味を削いでしまいます。パスワーク、スピード、フィジカル、テクニック、何もかもが全て相手が上。そんな中、Venezuelaは必死に抵抗を見せますが、Tecnofútbol Españaが次々とゴールチャンスを掴みます。TAKAHIROも、途中から出場し、懸命に走り回るものの、相手に闘牛士のようにいなされてしまいます。
結局、0-4で完敗となり、午後には、3位決定戦を戦う事になりました。
その3位決定戦、相手は、Tecnofútbol España 1999です。先発したKENGOは、いきなり絶好のチャンスを掴みます。右サイドから中央に走り込んだKENGOは、タイミング良く入って来たクロスボールをダイレクトで合わせます。がしかし、GKのファインセーブであっさりと防がれています。シュートは、渾身を込めて、そしてゴール隅にきっちりと打たなければ、こっちのGKから得点を奪う事は出来ません。
その後、SHOKI、TAKAHIROが出場するも、終始相手有利の状況を打開する事が出来ず、一進一退の攻防の末、0-2で敗れてしまいました。
これで、Venezuelaはカップ戦、4位入賞と、リーグ戦8位から、大きく躍進しました!!!
【Cadeteカテゴリー】
さぁ、そして最後は我らがSHUN擁するCadeteカテゴリーです。
リーグ戦覇者として、順当に決勝に勝ち上がって来たTecnofútbol España。対するは、Plan Marcet 1です。Plan Marcet 1は、リーグ戦では3位だったチームで、Tecnofútbol Españaは2度の対戦でいずれも勝利を収めた相手。是が非でも、金メダルを勝ち取りたいところです。
がしかし、試合は25分一本の短期決戦。何が起こるか分かりません。
そしてそれは、起こってしまいました。
前半10分に豪快なミドルシュートを叩きこまれたTecnofútbol España。刻一刻と時間が迫る中、懸命に守るPlan Marcet 1を前に、なかなか決定機を掴む事が出来ません。エースの長身15番も不発、何度か決定機を掴んだTecnofútbol Españaでしたが、ゴールネットを揺らすことが出来ませんでした。
SHUNも、すっかり定位置となったポジションで懸命に守備に奮闘します。鋭い寄せで、粘り強くディフェンスするSHUN。もっとも、寄せは速いのですが、そこから相手からボールを奪う力強さは、まだまだもの足りません。まさに、日本でよく言われる、プレッシャーは速いけど、寄って来るだけ。がっつりボールを奪うわけじゃない、と言うディフェンスになってしまっているきらいがあります。こちらでは、その先、腰を相手の腰にぶつけるように体をこじ入れ、相手からボールをかっさらう仕事まで貫徹しなければ、ナイスディフェンスにはなりません。スペイン人は、ある程度のレベル以上の選手は、とにかくボールをもったら慌てないので、ディフェンスが来るぎりぎりのぎりぎりまで、その動きを見て来ます。その為、慌ててミスを誘う事が難しい為、速い寄せだけでは、なかなかボールを奪う事が出来ません。“がっつりとボールを奪う”術を身に付けなければいけません。
一方、この試合のSHUNは、拮抗した展開の中で、リスクを犯せず、堅実な守備に専念していました。
がしかし、試合は0-1で敗れ、Tecnofútbol España、まさかの準優勝となりました。
ご覧の通り、最終日、サムライ少年は皆、尽く悔しい思いをする事になりました。“ la hora de la verdad (真実の時)”、すなわち、真価を問われる舞台で、サムライ少年達は、結果を残すことが出来ませんでした。タイトルの掛かった、今が重要、今が勝負どころと言う頑張りどころで、スイッチをマックスにまで切り替える事が出来るスペイン人等、外国の少年達。彼らは普段の120%の力を発揮し、踏ん張りどころでいつも以上のパワーを発揮していたように思います。一方、サムライ少年達は、重要な場面、重要な時に、いつもの半分しか力が出ない。過度な緊張が、その大きな要因でしょうか。
好パフォーマンスを発揮する上で、ある程度の緊張感は必要ですが、いつもの力を削ぐ“びびり”の緊張は、百害あって一利無し。恵まれ過ぎた環境で暮らす日本の少年達にとって、頼もしく生きる術を身に着ける事は、ある意味、日本と言う恵まれた国が持つ、課題、いや、大きな問題と言えるかもしれません。
もっとも、先日のなでしこの優勝劇を見れば、強い反論を受けそうですが(笑)
さぁ、大会は、最後、エキシビジョンと題し、詰めかけた大勢の家族の前で、トレーニングパフォーマンスを盛大に行い、最後は閉会セレモニーが行われました。
皆、最後は笑顔!笑顔!笑顔!戦い抜いたものだけに与えられる、“勇者のメダル”を胸に!
皆、今回友達になった沢山の異国の少年達と握手や抱擁を交わし、別れを惜しんでいました。
KAZUKIは、ロンドンから迎えに来ていた家族と共に、一足先に、我が家へと旅立って行きました。
夜は、最後の晩餐、皆でバイキング形式のレストランで舌鼓。皆で最後のひと時を堪能しました。
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大会もいよいよあと2日。今日は、明日の決勝に向け、各カテゴリー、準決勝が繰り広げられました。
さぁ、それでは今日も行ってみましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
5チームの総当たり戦で上位2チームが、決勝戦を戦う事が出来るBenjaminカップ戦。昨日の試合を1勝1分としたWorld Teamは、この日、宿敵Tecnofútbol Españaと対戦しました。個々の技術、そしてチームワーク、いずれも相手の方がやや上回るものの、World Teamにも勢いとはまった時の強さがあります。
いつものように、1-2-3-1の中央のMFにはKOSEI、ワントップにはRYUSEIが入ります。右には俊足タマス、左には、カップ戦から合流したルイス(仮名)が入り、後ろをロシア人コンビ、アルセイとアルテンが固めます。GKはチャビ。
試合は、チームの実力を象徴するように、World Team陣内で試合が展開されます。両サイド、中央とパスを散らし、World Teamの守備陣を揺さぶります。しかし、誰よりも速く走るボール。パスワークでWorld Teamを崩し、次々とシュートの形を作って行くTecnofútbol España。World Teamも、GKの再三再四の驚異的なファインセーブに助けられ、失点を許しません。
一方、Tecnofútbol EspañaのDF11番にピタリとマークされるRYUSEI。味方からの楔のボールを尽く11番に弾き返されてしまいます。また、何度もの戦いでWorld Teamの武器をしっかりと把握しているTecnofútbol Españaは、タマスの右からの突破も、2人掛かりでカバーし、何もさせてもらえません。
World Teamがなかなかチャンスらしいチャンスを掴めない中、Tecnofútbol Españaは、遂に試合の均衡を破る先制点を叩きこみます。
ここで負ければ決勝進出が厳しくなるWorld Teamは、気を取り直し、反撃に転じます。がしかし、Tecnofútbol Españaの守備陣は固い。RYUSEIは、今後引出しを増やす為にも、マークしてくる相手DFとの駆け引き、背負った時のポストプレー、相手のマークを外すオフの動きを覚えて行く必要がありそうです。
屈強なディフェンダーを相手にした時、なかなか自分の形に持ち込めないRYUSEI。しかし、それはタマスも同様。KOSEIは、相手の攻撃の芽を積む為に、守備に追われ、なかなか攻撃のフォローまで及びません。打つ手は無しかと思われた時、左バックのロシア人アルテンが相手陣内、やや遠目の位置から思い切ってミドルシュート。これが絶妙なコースへ強烈な弾道で飛び、ゴール左上隅に決まって、World Teamが起死回生の同点ゴールを上げる事に成功します。
しかし、その後も終始Tecnofútbol Españaが押し込む展開。KOSEIも、体を張って、懸命に相手に喰らい付いて行きます。ロシアディフェンス網も、ルイスもガイもタマスも、そして前線のRYUSEIも、懸命に自陣に戻って、守備に奔走します。それでも、次々にWorld Teamゴールに襲い掛かるTecnofútbol España。寸でのところで、GKもゴールを死守。
息詰まる攻防は、そのまま、World Teamが何とか守り切る形で試合終了。1-1の引分けとなりました。
これで1勝2分。決勝進出は、微妙な段階となって来ました。次は、今大会で1度も負けた事の無い、Tecnofútbol Barcelona。きっちりと勝って、あとは神頼み。ライバル達の動向を伺う事としましょう。
ところが、この後、午後に突然の嵐の到来。強烈な暴風雨によって、予定されていたWorld Team vs Tecnofútbol Barcelonaは中止となり、明日の午前に持ち越される事となりました。
さぁ、勝負の行方は如何に!?
【Alevinカテゴリー】
さぁ、Alevinに目を移しましょう。5~7位順位決定戦に出場する事になったRYUYAとRYUGENのRYURYUコンビ擁するU.S.A。この日は昨日と同様、MadridとPlan Marcet 2001と再び対戦、Madrid戦はRYUGENが1ゴールを決めたものの、2-3で敗れてしまいました。一方、Plan Marcet 2001戦は互角の展開の末、1-1の引分けに終わりました。これで、順位決定戦は1勝2分1敗。明日の2試合に、全てを託します。
そして、もう一つのAlevinチーム、Plan Marcet 2000は、昨日の続き、準決勝の1stレグ、後半からの戦いとなります。昨日の1stレグ前半をまさかの0-3と言う形でリードされたPlan Marcet 2000。果たして、奇跡の逆転はあるのでしょうか。
対Tecnofútbol España 2001との1stレグ後半、1-2-3-1には、GKチャビ、2バックには巨漢マノロが右、左にITSUKI。MFは右から、今日戦線に復帰したTAKUKI、中央にKOSHIRO、左にシュート力のあるマルコス、そしてワントップにアンヘルです。ぷち追加情報ですが、アンヘルは先シーズン、エスパニョールにスカウトされて1年間プレー、しかし、思うような結果が出せず、1年でチームを去る事になったようです。少年世代から、本当に厳しい淘汰が繰り広げられる世界である事を痛感します。
がしかし、一度干されたからと言って、諦める必要はありません。悔しさをバネに、また這い上がれば良いのです。重要なのは、最後にどこに立っているかです。プロセスは人それぞれ。頑張れ!アンヘル!
さて、試合は、後が無いPlan Marcet 2000が気持ちで相手を押し込みます。今回の渡西ですっかり体を張ったプレーが出来るようになったTAKUKI。体をぶつけ、懸命にプレーします。また、後方では、相手の攻撃の芽を積む、いつものITSUKIの奮闘が見られます。監督も、彼の頑張り、堅実なプレーぶりに信頼を置き、最近はスタメンフル出場が続いています。そしてKOSHIRO。ここ数日、相手の執拗なマークに遭い、やや満身創痍状態。全身アザだらけでの戦いを強いられます。
押せ押せムードのPlan Marcet 2000は、ゴール前のこぼれ球をTAKUKIが豪快に蹴り込んで、反撃の狼煙を上げます!
続いてはマルコス。中央で楔を受けたアンヘルからのスルーパスに抜け出したマルコスが逆サイドにゴールを叩きこみ、2点目を上げます。
RYOは、TAKUKIに代わって右サイドに。がしかし、この日のRYOは、もう一つ、キレがありません。球際の勝負でも力負けし、なかなか良い形でボールを持つことも、効果的なプレーを繰り出す事も出来ません。連日の戦いによる疲れがあるのか、それとも、重要な試合を前に、やや硬くなっているのか。
そんな中、再びマルコスが起死回生の同点ゴールを決め、遂に!遂にPlan Marcet 2000は同点に追いつきます。
もうこうなったら押せ押せのPlan Marcet 2000。Tecnofútbol España 2001は、心理的に追い込まれているのか、プレーしながら、泣きべそになっている選手もいます。
この勢いで、何とか逆転したいPlan Marcet 2000。
しかし、ここで試合終了の笛。前後半合わせ、Alevin準決勝1stレグは、3-3の引分けとなりました。午後には再び準決勝の2ndレグが行われます。ちなみに、1stレグはPlan Marcet 2000のホーム扱い。すなわち、アウェイゴールで3点取られた事になり、次の試合、仮に0-0や1-1の場合、Plan Marcet 2000は決勝に出場する事が出来なくなります。すなわち、勝たなければならないのです。
そうして午後、いよいよ決戦の時がやって来ました。リーグ戦では1勝1敗。1stレグは引分け。本当に、決着を付ける時です。それにしても、Tecnofútbol España 2001と言う命名の通り、彼らは全員2001年生まれ。すなわち、1歳年下と言う事になります。恐るべし、Tecnofútbol España。
スタメンは、先程の1stレグの後半と同様、GKチャビ、2バックには右にマノロ、左にITSUKI、中盤は右からTAKUKI、KOSHIRO、マルコス、そしてワントップにはアンヘルと言う布陣です。
0-0のままでは、決勝に進めないPlan Marcet 2000は、先程の試合と同様、積極的に前へ前へと押し込もうとします。がしかし、先程と同じ轍は踏むまいと、Tecnofútbol España 2001は、KOSHIROに厳しいマークを付け、更には、やや自陣に引き気味に構え、そこからのカウンターに出る作戦を引いて来ます。また、Plan Marcet 2000に極力前を向いてプレーさせないよう、ワンプレー、ワンプレーのチャージが厳しくなっています。
それでも、Tecnofútbol Españaのゴールをこじ開けようとするPlan Marcet 2000。KOSHIROが、TAKUKIが、そしてマルコスが強烈なシュートを放つも、ボールはゴールポストやクロスバーに嫌われ、ゴールを奪う事が出来ません。しかし、そのじりじりとした雰囲気を打ち破ったのは、KOSHIROでした。相手陣内、やや遠目からの強烈なミドルロングシュート!これが、見事にゴール右上に突き刺さり、遂に!Plan Marcet 2000が先制ゴールを上げる事に成功します!
スーパーゴールを決めたKOSHIROは、日本に離れて暮らしている、そして今回の大会を応援に来てくれたお母さん、お姉ちゃんの下へ駆け出します!!!
選手達も、会場に詰めかけているPlan Marcet 2000の父兄達も、大いに盛り上がります!
その後、今度は点を取らなければいけない立場となったTecnofútbol Españaが反撃に転じます。パスワークを繰り出そうと思ったら、それがきっちり出来るTecnofútbol España。左右を幅広く使い、素早いパスワークで、次々とPlan Marcet 2000陣内に侵入します。特に、右サイドを何度も突破し、数度決定機を掴むも、GKチャビが驚くようなジャンピングキャッチを含め、Plan Marcet 2000ゴールを死守します。そうなると、追加点が欲しいPlan Marcet 2000。KOSHIROからのスルーパスにアンヘルが反応し、シュートチャンスを掴むも、ゴールは枠を捉えません。チャンスは作るが、最後の仕上げが“甘い”Plan Marcet 2000。その中でも、アンヘルはやや自信を失いかけているのが心配です。
そんな中、なかなか追加点を決め切れないPlan Marcet 2000の一瞬の隙を突き、Tecnofútbol Españaが遂に同点ゴールを手にします。
サイドが変わった後半、再び追い込まれる立場となったPlan Marcet 2000は、ゴールを目指し、果敢に攻め込みます。がしかし、焦りからか、前へ前へと急ぎ過ぎ、無理なプレーが多く、効果的な攻撃チャンスを掴む事が出来ません。刻一刻と過ぎる時間。球際の勝負でなかなか勝てないPlan Marcet 2000。足を痛め、うずくまり、泣き出すアレックスに対し、KOSHIROは「立てよ!泣いてんじゃねぇよ!早く戻れ!」と日本語で激を飛ばしています。
徐々に焦りが焦りを生む展開。そんな、前のめりになったPlan Marcet 2000の裏のスペースを突くTecnofútbol España。ここで、痛い勝ち越しゴールを許してしまいます。2点を取らなければならなくなったPlan Marcet 2000は、TAKUKIが、RYOが果敢に右サイドの突破を試みます。がしかし、Tecnofútbol Españaの守備も負けてはいません。集中したディフェンスで、固いブロックを構築し、Plan Marcet 2000には、遠目からの強引なシュート以外、まともにシュートさせてくれません。焦って先を急ぐPlan Marcet 2000の攻撃も、相手をいなす余裕が無く、簡単に相手に防がれてしまいます。
空は何やらどんよりとした雲。ひと嵐来そうな予感です。
同点ゴールを目指し、必死に戦うPlan Marcet 2000。しかし、焦りからか、冷静さを失い、TAKUKIはボールコントロールを失い、KOSHIROも、局地戦のフィジカル勝負で勝つことが出来ません。そんな中、Tecnofútbol Españaは豪快なミドルシュートを叩きこみ、3-1、決定的なゴールが入ってしまいました。
KOSHIROは節々の痛みと負ける悔しさから、表情が歪み、目には涙が浮かびます。
“まだ終わっていない。最後まで、戦い抜け!” 監督のチャビが、激を飛ばします。
リーグを堂々の2位で駆け抜け、そして、カップ戦の決勝で、唯一、一度も勝てなかったTecnofútbol España 2000にリベンジを果たすべく、対戦する事を楽しみにしていたPlan Marcet 2000。
がしかし、その目標は、嵐の風雨と共に、吹き消されてしまいました。1-3。試合内容では互角だったものの、決定力。最後のフィニッシュの質の差で、Plan Marcet 2000は涙を呑む結果となりました。
【Infantilカテゴリー】
さて、お次はInfantilです。まずはグループC。DAICHIとSHIN擁するPlan Marcet 2 vs Mexico 1の2度目の対決です。これまで3度対戦し、いずれも敗れている相手。中でも、9番を付けた小さなクラック、チチャリートには注目です。
DAICHIは先発で中盤の真ん中、SHINはベンチスタートです。
試合は、実力に勝るMexicoがボールを支配し、巧みなパスワークでPlan Marcet 2陣内を展開します。防戦一方、守備に追われる時間が多くなる中、ピッチの中央に陣取るDAICHIは、もう少し粘り強い、相手を嫌がらせる守備をしたいところ。簡単にひょいひょいとかわされ、その後のしつこい喰らい付きも無い為、味方の守備への貢献度が高いとは言えません。
1点、2点、3点と、Mexicoは2度に1度の決定機を確実に決める決定力で、次々とゴールを奪います。特に、三次元、空中のボールに対し、ヘディングやボレーを次々と決め、ディフェンダーを苦しめます。
一方、途中からワントップの位置に入ったSHIN。左サイドでボールを受け、中に切れ込んで放ったシュートは、形としては良かったものの、ボールが枠を捉える事が出来ません。また、スローインの展開からゴール前でヘディングシュートを放つも、力なく、枠を外れて行きます。また、カウンターから、味方が右サイドを突破してシュートブロックされたシーンでは、左サイドでフリーだっただけに、もっと大声を出して、味方のパスを誘発して欲しかったシーンでした。もしパスが来ていれば、高確率でゴールに結びついていたでしょう。
そんなわけで、それなりにチャンスに絡んだSHIN。がしかし、FWとしては、チャンスに絡んだだけで終わりたくはありません。少ないチャンスを確実にゴールに陥れるゴールへの嗅覚を、磨いていって欲しいと思います。
試合は、0-4で、Mexicoの完勝となりました。
続いては、再びSHINとDAICHIのPlan Marcet 2 vs KAISEI、KAZUKI擁するWorld Team。
ピッチには、4人のサムライ戦士。Plan Marcet 2のSHINとDAICHI、World TeamのKAISEI、KAZUKIが揃い踏みです。昨日の試合で悔しい逆転負けを喫したWorld Team。今日こそ、大会初勝利を目指し、気合が入ります。
そんな気持ちを前面に押し出したWorld Teamは、勢いを武器に、Plan Marcet 2陣内へ攻め込みます。ワントップのニキータ、そして、両ウイングにはKAZUKIとKAISEIが入り、猛攻を繰り出します。ここまで、なかなかシュートチャンスまで行けていなかったKAISEIは、この日は高い位置でのプレーを心掛け、右サイドを深くえぐって行きます。やや落ち着きのないプレーをするKAISEI。軽やかな足技は良いのですが、自ら自爆するようにミスをする事があります。もっと冷静に、もっと落ち着いて、プレーに緩急を付ける事が出来れば、彼のテクニックはもっと活きるはず。相手の体重移動を逆手に取る余裕が出来れば、彼のスピードがあれば、もっと突破力も上がって来るでしょう。やや“もったいない感”が出ているプレーヤーです。それと、球際の力強さが無い。もっと体の芯を使って、力強いディフェンスを身に付けたいところです。殆どのシーンで、力負けし、ふっとばされたり、転ぶシーンが目立ちます。
がしかし、彼の魅力は、どんな苦境でも、決して諦めずに走り、戦う事。その折れない心こそが、彼の大きな武器の一つでしょう。
さて、試合は、KAZUKIのスルーパスを受けたFWのニキータが先制ゴールを奪うと、2点目は、お待たせしました!右サイドをフェイントで突破したKAISEIが渾身の力を込めて放ったシュートは、相手の手を弾き、ゴールイン!遂に!遂に!KAISEIが大会初ゴールを上げました!!!
飛び上がって喜ぶWorld Teamのメンバー達!がしかし、ここで油断しては行けません。昨日も、全く同じ展開、2点をリードしたところから、3点奪われて逆転負けを喫しているのです。
がしかし、この日のWorld Teamは、前日の苦い経験を、しっかりと教訓にしていました。気を緩めず、更に追加点を狙って貪欲に攻めるWorld Team。一方、Plan Marcet 2もワントップのSHINや、2時間半通い男ジェラール等が反撃に出ますが、間一髪の所で、World Teamが粘りのディフェンスを披露します。
そうして、再びKAZUKIのスルーパスを受けたニキータが、3点目をゲットすると、カウンターで飛び出したニキータが、この試合ハットトリックとなるゴールを決め、終わってみれば、4-0で完勝、遂に!World Teamが初勝利を上げたのでした!!!!!!!!
一方、まさかの敗戦に、SHINやDAICHIの目には涙が浮かびます。
初勝利を上げたWorld Team。がしかし、その後のMexico 1戦では完全に力負け。KAZUKI、KAISEI、いずれもいいところ無く、0-7で敗れてしまいました。
そしてInfantilの最後は、昨日、嬉しい驚き、グループBで2勝を上げた、TAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁するVenezuelaの試合です。
初戦はPlan Marcet 1戦。昨日と同様、Venezuelaは気合いの入った、粘り強い戦いを繰り出します。先発には、2バックの左にSHOKI、右サイドハーフにKENGOが入ります。SHOKIは少しずつ、堅実なディフェンスぶりを見せるようになるに比例し、起用時間も増えて来ました。
さて、試合はKENGOが相手GKのフィードを出足良く前に出てカットし、チャンスに繋げて行きます。SHOKIは相手が入れて来るハイボールに対し、堅実にカバーリング、相手FWに仕事をさせません。地味ながらも、効果的なプレーを繰り返す事が出来るSHOKI。しかし、プレーが通り一辺倒で、自分でコントロールして、味方にしっかりとパスを通せるようなシーンでも、ダイレクトでクリアーなのか、パスなのか分からないような中途半端な浮き球を蹴ってしまう事が多いのが気になります。ただ単にクリアーするだけでは、マイボールに出来る確率、味方の攻撃に繋がる確率は上がりません。DFが守備だけしていれば良い時代はもう終わり。後方から、常に攻撃の起点になる意識で、しっかりと攻撃に繋がるプレーを身に着けて行って欲しいところです。
さて、KENGOは右サイドで、足元に入ったボールを内側に入って行こうとアクションを起こし、対峙するDFが中へ重心を移動した瞬間に、縦にボールを流す得意のプレーで相手をかわし、アーリークロスやシュートを狙って行きます。
その後、TAKAHIROがワントップで登場します。この日、対峙したDFは、あの、Alevinの王者Tecnofútbol España 2000の紅一点司令塔ベルタのお兄ちゃんです。TAKAは、いつものように、前線で献身的に広範囲を走ってプレスを掛け、相手DFにプレッシャーを掛けて行きます。
リズムで上回るVenezuelaは、右サイドに流れたTAKAHIROが中央へセンターリング。中央でKENGOがシュートを放ち、それを一旦はキーパーが弾くも、味方が押し込んで、遂にVenezuelaが先制点を叩き出す事に成功します!!!
投稿情報: 21:28 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)
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さぁ、昨日でリーグ戦の全日程が終了致しました。改めて、ここにその結果を整理してみたいと思います。
【Benjaminカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 勝ち点25
2位: World Team 勝ち点22 (RYUSEI&KOSEI)
3位: Plan Marcet 勝ち点18
4位: Tecnofútbol Barcelona 勝ち点 4
さぁ、そして今日からは、気分一新、カップ戦がスタートします。Benjaminカテゴリーには、この4チームに、新たにAmigos de Barçaと言うチームが加わり、5チーム参戦での大会となります。大会形式は、今日、明日で5チームの総当たり戦を行い、上位2チームが、最終日の決勝戦、20分ハーフのがっつり対決を行います。一方、万が一、3位以下になった場合には、3位、4位、5位決定戦(17分一本勝負の総当たり戦)で決着を付ける形となります。
【Alevinカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 2000 勝ち点31
2位: Plan Marcet 2000 勝ち点24 (TAKUKI&RYO&ITSUKI&KOSHIRO)
3位: Tecnofútbol España 2001 勝ち点23
4位: Valencia 勝ち点16
5位: Madrid 勝ち点13
6位: U.S.A 勝ち点10 (RYUGEN&RYUYA)
7位: Plan Marcet 2001 勝ち点 6
そして、今日から始まるカップ戦は、変則トーナメントと言う形になります。
リーグ2位だったサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000は、リーグ最下位のPlan Marcet 2001と準々決勝。リーグ3位だったTecnofútbol España 2001はリーグ6位のU.S.Aと対戦。それぞれの勝者が、準決勝で対決する形となります。一方、反対側のブロックでは、リーグ4位のValenciaがリーグ5位のMadridと準々決勝を戦います。そして、この勝者が、準決勝で、リーグ戦首位だった、シードのTecnofútbol España 2000と対戦します。万が一、準決勝で敗れた場合、総当たり3回戦の5位、6位、7位決定戦を戦う事になります。
【Infantilカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 1998 勝ち点37
2位: Madrid 勝ち点35
3位: Mexico 勝ち点32
4位: Tecnofútbol España 1999 勝ち点31
5位: Plan Marcet 1 勝ち点28
6位: Plan Marcet 2 勝ち点18 (DAICHI&SHIN)
7位: Mexico 2 勝ち点13
8位: Venezuela 勝ち点12 (TAKAHIRO&SHOKI&KENGO)
9位: World Team 勝ち点 0 (KAISEI&KAZUKI)
そんなInfantilは、9チームを3チームずつの3グループに分けて、総当たり戦を行い、1位通過の3チームと、成績上位のグループAの2位チームが、準決勝へ、2位となったグループBとグループCの2チームが、5位、6位決定戦へ、そして、3位同士となった3チームが、7位、8位、9位決定戦へ進むフォーマットとなりました。
さて、注目のグループの組み合わせが、グループAが首位のTecnofútbol España 1998、4位のTecnofútbol España 1999、そして、7位のMexico 2と言う組み合わせ。グループBは、2位のMadrid、5位のPlan Marcet 1、そして、TAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁する8位のVenezuelaと言う組み合わせとなりました。また、グループCには、リーグ戦3位のMexico 1、DAICHIとSHIN擁する、リーグ6位のPlan Marcet 2、そして、KAZUKIとKAISEIのWorld Teamと言う組み合わせとなりました。
各グループリーグは、今日と明日でそれぞれ2回戦ずつの総当たり戦を行い、それぞれ4試合の成績によって、1位から3位までのグループの順位が決定される形となります。その後、最終日には、決勝を始め、各順位決定戦が行われます。
【Cadeteカテゴリー】
1位: Tecnofútbol España 勝ち点15 (SHUN)
2位: Tecnofútbol Barcelona 勝ち点11
3位: Plan Marcet 1 勝ち点 7
4位: Plan Marcet 2 勝ち点 0
と言う訳で、リーグ戦、サムライ少年の中で、唯一優勝を収めたのはSHUNと言う事になりました。
そして、Cadeteのカップ戦の仕組みはシンプルです。今日と明日で準決勝がそれぞれホーム&アウェイの2回戦制で行われ、最終日には、決勝と3位決定戦が行われます。セミファイナルの組み合わせは、リーグ戦で首位だったTecnofútbol Españaが最下位のPlan Marcet 2と、もう一方のセミファイナルは、2位のTecnofútbol Barcelonaと3位のPlan Marcet 1が対決します。
さぁ、一発勝負のトーナメント戦は、何が起こるか分かりません。すなわち、どこのチームにも、チャンスがあるわけです。果たして、その行方は、、、
【Benjaminカテゴリー】
さぁ、5チーム中、決勝に進む為に、何とか上位2チームに入らなければならない総当たりのグループリーグ。我らがRYUSEI&KOSEIコンビ擁するWorld Teamの初戦は、未知の相手、Amigos de Barçaです。いつものように、中盤の真ん中にKOSEI、右サイドにタマス、左にホセ、2バックにはアルセイとアルテンのロシア人コンビ、GKにはスペイン人のチャビ、そしてワントップにはRYUSEIが入ります。
ところが、このAmigos de Barça、やります。しっかりと繋ぐ所は繋ぎ、ガンガン仕掛ける時は仕掛ける。そんな、メリハリのある展開を繰り出されると、World Teamは防戦一方となります。特に、右サイドから次々と決定機を作り出すAmigos de Barça。シュートを雨あられの如く、GKチャビに浴びせます。これを、名手チャビが横っ飛びファインセーブを含め、一対一を何度も防ぎ、驚異的な守りで相手にゴールを許しません。3~4点失点してもおかしくない展開ながら、スコアボードは0-0。World Team、必死に耐えて、踏ん張ります。一方、攻撃では、タマスが得意の右サイド突破を図りますが、相手の左バックの粘り強い守備を前に、なかなか良い形を作る事が出来ません。一方、ワントップのRYUSEIに対しては、4番の巨漢エリックががっちりマーク。力強く、スピードもそこそこあるエリックに対し、RYUSEI、なかなか一対一で突破する事が出来ません。それでも、何度か遠目から強引にシュートを放つも、枠外や、力なくGKにキャッチされ、ゴールを奪う事が出来ません。KOSEIは、なかなか中盤のカオスを制する事が出来ないものの、相手の攻撃の芽を摘もうと懸命にチェイスします。
試合は、そのまま0-0の引分け、World Teamにとっては、何とか負けゲームで勝ち点1を拾ったと言う内容となりました。Amigos de Barçaの出現により、Benjaminの優勝争いの行方は、益々混沌として来ました。
続いて、この日の2試合目は、ライバルであり、リーグ戦3位のPlan Marcetです。リーグ戦での4試合は、2勝1分1敗と勝ち越したものの、常に接戦を強いられる相手。そして、何と言っても、Plan Marcetと言えば、昨日の1-5の完敗劇を思い出します。しかし、今日は、昨日の試合で不在だったRYUSEIが復帰しており、昨日の二の舞を踏むわけには行きません。
オランダ人と中国人の両親の間に生まれたハーフ、ガイをベンチに、いつものメンバーで試合がキックオフとなります。
試合は、昨日の嫌な流れを引きずるように、World Teamが立て続けに2点を奪われてしまいます。苦しい展開。しかし、この厳しい苦境を救ったのは、右ウイングの快速タマスでした。得意の縦へのスピードを活かした痛快な突破は、相手DFは分かっていてもやられてしまう破壊力。そこから、立て続けに2ゴールを決め、たちまち同点に追いつきます。
ここからは、World Teamのオンパレード!タマス、RYUSEIのホットラインで勝ち越すと、ゴール真ん中でボールを受けたKOSEIが持ち込んでミドルシュート!更に は、縦パスに抜け出したRYUSEIがGKとの一対一をきっちりとゴールへ流し込むなど、終わってみれば7-2の大逆転劇、快勝で、見事、ライバルの Plan Marcetを打ち破りました。RYUSEIは、皆が運んでくれたボールをきっちりと仕上げ、見事、再びハットトリックを達成致しました!
明日は、決勝進出を懸け、宿敵、Tecnofútbol España戦に挑みます!
【Alevinカテゴリー】
Alevin大会カップ戦、準々決勝、まずはTAKUKI、ITSUKI、RYO、KOSHIROのサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000対、リーグ戦最下位のPlan Marcet 2001の対決です。リーグ戦では、いずれも勝利している相手だけに、きっちり勝利し、準決勝に駒を進めたいところです。先発は、RYO、KOSHIRO、ITSUKIの3人。TAKUKIは、午前中の練習の接触プレーで足を痛め、大事を取って、この日は休むことになりました。
試合は、自力に勝るPlan Marcet 2000が終始優位に試合を進め、ボールポゼションで主導権を握ります。両サイドを広く使い、ボールを繋ぎ、広くなった中盤のスペースを、KOSHIROが自由に動き、攻撃を組み立てます。そこからのスルーパスに、右サイドのRYO、左サイドのマルコス、そして中央のアンヘルが絡んで行きます。
そんな中、左からのコーナーキック、KOSHIROのピンポイントのクロスにアンヘルがきっちりと合わせ、先制点を上げる事に成功します!
毎日ゴールを上げているRYOは、今日も虎視眈々とゴールを狙い、積極的にミドルを放ちます。
もう一方の準決勝は、リーグ戦の3位vs 6位対決。Tecnofútbol España 2001対、我らがRYURYUコンビ、RYUYA&RYUGEN擁するU.S.Aとの対決です。
この試合、先発したのはRYUGEN、2-3-1のワントップに入ります。がしかし、リーグで上位を行ったTecnofútbol España 2001は手強い。しっかりしたディフェンスを相手に、RYUGENは良い形でボールを受ける事が出来ません。一方、途中からトップ下で出場したRYUYA。が、ボールへの喰らい付き、反応は相手の方が上。中盤でなかなか存在感を示すことが出来ず、相手に押し込まれていきます。結局、成すすべなく0-3で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。この結果、サムライ少年カルテットのPlan Marcet 2000は、ライバル、Tecnofútbol España 2001と対決、U.S.Aは5、6、7位決定戦に回る形となりました。
続いては、5、6、7位決定戦の第1回戦。今日、明日で、U.S.A、Madrid、Plan Marcet 2001の3チームは、それぞれ3試合ずつの6試合を17分一本勝負で戦い、総合成績での5位、6位、7位を争う事になります。
U.S.AはPlan Marcet 2001とまずは対戦、RYURYUコンビは揃って先発です。リーグ戦での2試合の対戦成績はU.S.Aの1勝1分。分の良い相手に、U.S.Aは勝利を目指します。そんな中、トップ下のRYUYAがドリブルでするすると持ち込み、最後はトップのRYUGENへ。これを、RYUGENがきっちりと決め、RYURYUコンビでゴールを掴み取ります!
そんな2人の活躍もあり、試合はU.S.Aが2-0で勝利、5位の座を目指し、上々の滑り出しとなりました。
続いては、リーグ5位の対Madrid戦。リーグ戦2試合は1勝1敗と互角の戦いを演じた相手。それを象徴するかのように、この試合は拮抗した試合展開となりました。Madridがより多くの決定機を作るも、粘り強く守るU.S.A。試合は、1-1のドローとなりました。3チームの中で最も上位へ行く為に、まずは悪く無い結果を手にしました。明日、明後日と、再び各1チームと1試合ずつ戦う事になります。
2人は、もっともっとハッスルプレーを見せて欲しいところです。
さて、お次は準決勝へと参りましょう。我らがサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000対Tecnofútbol España 2001です。リーグ戦では1勝1敗。いよいよ、決着を付ける時です。このセミファイナルは、がっちりとした戦いとなります。すなわち、ホーム&アウェイで2試合を戦う事になります。しかも、1試合はおよそ20分ハーフ。この日は、1stレグ、Plan Marcet 2000にとってホーム戦となる前半の20分のみが行われる事になりました。
Plan Marcet 2000は、KOSHIRO、RYO、ITSUKIが先発出場、TAKUKIも、ベンチから声援を送ります。試合は、トーナメント戦独特の緊張感の中、一進一退の攻防が展開されます。共にチャンスを作り、内容は互角。しかし、決定力に、その差が出る形となりました。KOSHIROの縦パスに抜け出したエースのアンヘル。GKとの一対一で、シュートを枠の外に外してしまいます。更にはその後、再びゴール前でアンヘルが絶好のチャンスを掴むも、これまた枠の外に。拙攻を続けると、いずれはツケが回って来ます。相手にサイドを破られ、センターリングシュートを綺麗に決められると、その後もPlan Marcet 2000のゴール前の混戦からコントロールシュートを決められ、0-2。
これ以上離されたく無いPlan Marcet 2000は、懸命に攻撃を繰り出します。RYOが、アンヘルが、マルコスが、KOSHIROが、果敢にゴールを目指しますが、相手の粘り強い守備を前に、決定的なシーンを作り出す事が出来ません。右サイドからRYOが放ったシュートは、無情にもクロスバーを叩きます。チャンスで焦りからか、精度を欠くPlan Marcet 2000。そんな中、Tecnofútbol España 2001にカウンターを喰らい、ゴール前でファールすれすれで止めに行ったITSUKIのプレーがファールを取られてしまいます。PK。天を仰ぐITSUKI。これをきっちり決めたTecnofútbol España 2001。0-3。2試合の長丁場とは言え、痛すぎる3失点です。
それでも、諦めず、懸命に戦うPlan Marcet 2000。何とか明日以降に繋げる為に、1点でも多く返したいところ。やや強引に遠目からシュートを放つKOSHIRO。しかし、ボールはゴール左に外れて行きます。
そのまま無情のホイッスル。Plan Marcet 2000は明日以降、0-3のビハインドを背負って、戦う事となりました。
【Infantilカテゴリー】
さぁ、お次は、Infantil大会。グループCに入ったPlan Marcet 2が、リーグ3位の強豪、Mexico 1と対決です。
先発したのはDAICHI。1-2-3-1のトップ下で出場します。がしかし、DAICHIを始め、Plan Marcet 2のメンバーは、Mexicoのスピーディーなパス回しに翻弄されます。2度戦ったリーグ戦でいずれも敗れた相手は、やはり強い。特に、右サイドの11番に何度もサイドを突破され、失点を繰り返します。最後は、SHINが左サイドをえぐり、アシストを決めたものの、試合は1-4で敗れてしまいました。
続いては、同じグループCに入ったWorld Team vs Plan Marcet 2のサムライ少年対決です。リーグ戦では勝ち点1すら掴み取る事が出来なかったKAZUKIとKAISEI擁するWorld Team。ゼロからのスタートとなるカップ戦で、気持ちを新たに、初勝利を目指して頑張ってもらいたいところです。
気合いの入るWorld Teamのメンバー達。特に、いつものように、決してめげずに明るく振る舞うKAISEIの目には炎が宿っています!
そんなWorld Teamが気持ちのこもったプレーで、Plan Marcet 2を押し込みます。ピッチ上では、KAZUKI、KAISEI、SHIN、DAICHIの4人が、懸命に戦っています。
そんな中、KAISEIが右サイドを突破して、センターリング。これをセンターフォワードのロシア人ニコラウス(仮名)がしっかりと合わせ、先制ゴールを上げる事に成功します!ワンゴール毎に、勝ったかのように喜ぶWorld Team。1点の喜び、1勝の価値を、誰よりも分かっています。
この日も、巧みなフットワークで得意のドリブルを繰り出すKAZUKI。左サイドから中央のエリアを自由に動き、攻撃をけん引します。そんなKAZUKIが相手を1人、2人とかわし、ゴール前でGKと一対一に!KAZUKIのシュートはGKが懸命に体に当てて防いだものの、こぼれ球を味方が押し込み、追加点!今大会初の2点リードまで漕ぎ着けます。もう、ベンチも含め、優勝したような大喜びムードです!!!
こちらとしても、両チームにサムライ少年がいるとは言え、心情的には、World Teamに勝たせてあげたい気分。そして、そのシーンが遂に、いよいよ目の前で展開されようとしています。
まさかリーグ最下位のWorld Teamに負けると思っていなかったDAICHIは、思わず、「やべっ!このままじゃ負ける!」と叫んでいます。
ここからは、Plan Marcet 2の怒涛の攻撃。今大会に参加する為、ラピテンカと言う田舎町から毎日片道2時間半の道のりを通っている左サイドバックのジェラールが、反撃の口火を切る豪快なミドルシュートを叩きこみます。
負け癖が付いているWorld Teamは、ここから冷静さを欠き、プレーが乱れ、防戦一方となります。そんなWorld Teamを尻目に、DAICHIはキレのあるドリブルから左サイドをえぐり、グラウンダーの鋭いセンターリングを中に入れるも、僅かに中とは合わず。続いて、左サイドのクロスにワントップのSHINが飛び込んでボレーで合わせるも、ここはWorld TeamのDFが懸命にブロックします。その後も、再三再四シュートを放つPlan Marcet 2。しかし、GKラファ(仮名)の驚異的なセーブや、相手のシュートミスに助けられ、リードを維持し続けます。
がしかし、勝利の神様は、どこまで無情なのでしょうか!?
遂に、Plan Marcet 2の同点ゴールが生まれてしまいます。それまで、初勝利を信じ、懸命に戦っていたWorld Teamのメンバーの表情は、いつもの悲痛な表情へと変わって行きます。
まだ同点。
しかし、押せ押せムードのPlan Marcet 2の勢いを、今のWorld Teamが止める事は出来ませんでした。再び左サイドのジェラールが果敢なオーバーラップからチャンスメイクをすると、最後は決勝ゴールをPlan Marcet 2にぶち込まれ、万事休す。World Teamの初勝利は、またしてもお預けとなってしまいました。
その後、World Teamはもう一試合、Mexico 1と対戦するも、先程の試合のショックがあまりにも大きかったのか、無抵抗な程に元気が無く、あっさりと0-7で敗れてしまいました。
さぁ、最後はTAKAHIRO、SHOKI、KENGOのサムライ少年トリオ擁するVenezuelaです。
グループBに入ったVenezuelaは、リーグ5位のPlan Marcet 1、リーグ2位のMadridとそれぞれ対戦です。Plan Marcet 1とは、リーグで2度戦っており、いずれも敗れている嫌な相手。この試合、KENGOとSHOKIが先発で出場します。徐々に、先発の座をもらえるようになって来たSHOKI。練習を真面目にこなす姿に、監督も応えてくれているようです。普段の日本よりもスピード、パワー、テクニック、全てにおいてレベルが高いと言うこの大会は、SHOKIにとっては、なかなか挑む気持ち以上に、心のどこかで、気後れしてしまっていた面が強かったようです。分かっていても、なかなか体が動かない。彼なりに精一杯やっているものの、体が反応してくれない。そんな、ジレンマの中で、彼なりにもがいているのかもしれません。
試合は、グループBの中では理論上、最も格下となるVenezuelaが奮闘、粘り強いプレーと、前からの懸命なプレッシングにより、相手に好きにプレーをさせない形で、互角の戦いに持ち込みます。KENGOは右サイドで、チームのバランスを考えながらプレーし、任務を全うします。
お互いに相手に好きにさせないと言う、カップ戦らしい戦い方で、息詰まる接戦が展開されます。そんな中、左サイドからのクロスに抜け出したVenezuelaのFWが、一度はGKに弾かれながらもゴールを奪い、遂に!Venezuelaが先制ゴールを上げる事に成功します。
その後はカッとなったPlan Marcet 1が猛反撃。そんな中、TAKAHIROが投入され、前線を駆け回ります。が、TAKAHIROの頭が相手の胸の所に来るような体格差のあるDFを相手に、TAKAHIROはなかなか自分の形でボールを受ける事が出来ません。小さい選手の生命線は、ボールの置き所の技術の習得。常に、相手とボールの間に自分の体を入れ、相手から遠い方の足でボールを保持する持ち方をし続けなければなりません。また、どんなボールであろうが、瞬時に、ファーストコンタクトで次に繋がるプレーが出来るような位置にボールをコントロールするトラップの技術。試合中は、優しい丁寧なボールばかりが飛んで来るわけではありません。相手のプレスを受けながら、苦し紛れに飛んでくる雑なパスが来る事は、十分にあり得ます。また、味方のシュートが自分のところに飛んで来たり、相手のクリアーミスがバウンドして自分のところに跳ねて来る事だってあります。ありとあらゆるボールを、瞬時に自分のものにする技術。特に、小さい選手には、そうしたプレーにより高性能の技術が求められます。TAKAHIROに所にも、何度かボールが来ているものの、浮き球だったり、咄嗟に飛んで来たりと、優しく無いものばかり。がしかし、それを自分のものにする技術を身に着けていれば、次の瞬間には、ドリブルやシュートが出来ていたかもしれません。どんなに速いボールでも、どんなバウンドをして来るボールでも、TAKAHIROの周辺に飛んで行ったら、次の瞬間にはTAKAHIROが自分のボールにしている。そんなシーンを見せてもらいたいものです。相手のプレッシャーを受けながらも、ファーストコントロールで瞬時にマイボールにするトラップの技術は、リフティングを1万回出来る事よりも、遥かに重要な事だと思います。
さて、試合は、一点を巡る激しい攻防。白熱した試合が展開されます。こうした生きるか死ぬか、負けたら終わりのトーナメント戦は、リーグ戦には無い醍醐味があります。ドラマがあります。あと1点取れば、生き延びられる。あと1点取らないと、全てが終わる。そのせめぎ合いは、戦っている本人達はもちろん、見ている人達も引き込んで行きます。1つのミスが致命的になる。1つの好プレーで、勝負が決まる。そのぎりぎりの戦いの空間に入り込んだ時、選手達の表情は、輝かしいものになります。KENGOも、TAKAHIROも、そしてSHOKIも、勝利を目指し、戦い、いい表情をしています。
そして遂にホイッスル!Venezuela、格上のPlan Marcet 1を1-0で下します!!!
続いては、グループBの更なる強豪、リーグでは2位の座を獲得したMadridとの対戦です。しかし、リーグ戦では1勝1敗と、星を分け合っている相手。決して、不可能な相手ではありません。
KENGOはいつものように右サイドで先発、SHOKIとTAKAHIROはベンチスタートです。試合は、先程の試合と同じような展開。互いに譲らず、互いに、相手に好きにさせず、拮抗した試合展開となります。KENGOは、スピードこそさほど無いものの、それ故に、味方を上手く使い、また、ファーストコントロールの置き所など、相手を考えた上での的確なプレーを選択します。また、得意の右サイドからのクロスボールで、ワントップや左サイドへ展開して行きます。ここ数日、不調にあえいでいましたが、今日は、以前のはつらつぶりが少し戻って来たようにも映ります。
一方、徐々に出場機会を増やしているSHOKI。競り合いの際、手を使ってしまう為、ファールが多いのは気になりますが、それでも、対峙する相手を止めようと、懸命にプレーしています。また、ヘディングでは、次々と相手のボールを弾き返します。あとは、相手がそれ程寄せて来ていない時などは、落ち着いてコントロールし、ボールを落ち着かせ、チームに“ため”をもたらすプレーや、ただクリアーするのでは、ボールを受けられる体制の味方を冷静に見つけ、そこにびっしとパスを突ける余裕のあるプレーを心掛けたい所です。また、相手をうっちゃるディフェンスとしての足技テクニックや、前が相手いる場面での果敢なオーバーラップ、マークしている相手のパスを読んで、事前にインターセプトする駆け引きや間の取り方など、今後、マスターしなければならない課題は山積みです。そして、何よりも、“どんな相手でも止めてやる”と言う、自信と強い気持ちを持つことが、今のSHOKIに最も必要な事でしょう。
さて、試合は、上昇気流のVenezuelaが、終了間際にKENGOのゴール前の混戦からのシュートにより、1-0で勝利!何と、グループBでVenezuelaが首位に躍り出る事に成功しました。明日、再び対戦するPlan Marcet 1とMadridとの戦い次第では、準決勝進出も夢では無くなってきました!!!
【Cadeteカテゴリー】
最後のおおとりは、いつものようにSHUN。リーグ戦を見事優勝したTecnofútbol Españaは、今日から、決勝トーナメントの準決勝に入ります。相手はリーグ戦で最下位だったPlan Marcet 2。同相手に対し、2度のリーグの対戦では、いずれも4-2で勝利している相手だけに、この相手をきっちりと仕留め、決勝進出と行きたいところです。
1stレグ、アウェイでの戦いとなったこの試合、SHUNは、元気に右サイドバックで出場します。格下の相手に対し、ボールポゼションで主導権を握るTecnofútbol España。センターフォワードの15番ジョルディ(仮名)を中心に、次々とシュートを繰り出します。Tecnofútbol Españaの前線のメンバーと、Plan Marcet 2のディフェンスのメンバーとの力関係で、殆どTecnofútbol Españaがシュートまで持って行く事が出来てしまう為、なかなか“炎の”右サイドバックのオーバーラップを必要としません。
それでも、相変わらず、球際で精力的なプレーを見せるSHUN。強いて言えば、マークしている相手にボールが入る前に、そのパスを読んで、パスカットするプレーにもっと挑んで欲しいところです。そうすれば、そのままドリブルで持ち上がるチャンスとなり、攻撃に絡める機会が増えるはずです。
試合はあまりドラマチックな展開は無く、自力に勝るTecnofútbol Españaが、4-1で勝利、1stレグで幸先の良い勝利を収めました。アウェイゴール4点は、2ndレグに向けて、大きなアドバンテージとなる事でしょう。
こうなったら、多少リスクを冒してでも、SHUNにはゴールに絡むプレーを望んで行きたいですね!
投稿情報: 20:57 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
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さぁ、今日でリーグ戦は最後です。
早速、行ってみましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
この日の初戦は、昨日、苦しみながらも大逆転勝利を収め、ここまで3戦全勝と結果的に“お得意さん”にしているTecnofútbol Barcelona。いつものように、KOSEIはトップ下、RYUSEIはワントップで先発です。序盤からペースを掴んだのはTecnofútbol。World Team陣内で次々と猛攻を仕掛けます。寸での所で粘ってはいるものの、Tecnofútbol の勢いが続きます。そんな中、相手のDFに遠目から豪快なミドルシュートを叩きこまれ、World Teamが先制点を許してしまいます。この日は、快速タマスの右サイド突破が影を潜め、World Teamはなかなか効果的な攻撃を仕掛ける事が出来ません。右サイドに攻撃が偏る事を、流石にどこのチームも把握しており、相手の布陣が気持ち左寄り。その為、タマスには常に2人掛かりでディフェンスをされてしまいます。そんな窮地を救ったのは、我らがサムライ少年コンビです!ショートカウンターからフリーで抜け出したRYUSEIが相手との競り合いで上手く体を入れて突破すると、GKとの一対一を見事に決めてゴール!美しい飛行機ポーズが今日も飛び出します!
その後も、押せ押せムードのWorld Team。最後の一仕上げ、チームに勝利をもたらす決勝ゴールを決めたのは、KOSEIでした!相手陣内でボールを持つと、空いた前のスペースをするするとドリブルで持ち込み、ミドルシュート!これが見事にゴール隅に突き刺さり、World Teamが2-1で勝ち越します。相手の鋭いチェックになかなか思うようなプレーが出来ていなかった今大会のKOSEI。しかし、彼にフリーでスペースを与えては行けません!
そんな2人の活躍により、World Teamがそのまま2-1で勝利を収めました。
さて、第二試合、Plan Marcet戦を前に、ハプニング。RYUSEIが「頭がくらくらする」と訴え、医務室へ。Doctor「暑さによる疲れが出たのだろう。でも、大した事なさそうなので、少しベッドで休ませれば大丈夫。」 その言葉通り、午後には、RYUSEIは復活し、いつものケロっとした表情を見せていました。
がしかし、このリーグ最終戦、Plan Marcet戦はエース抜きで戦わなければなりません。もっとも、リーグ戦の順位には影響がありませんが、、、
さて、この試合、これまでも再三再四、好敵手となって来たPlan Marcet。ここまで、3戦して、World Teamの2勝1分で来てはいるものの、実は、チーム力では相手が上。しかし、World Teamはここまで、彼ら相手に驚異的な粘りと、ちょっとの幸運を手に、好成績を収めていたのでした。
しかし、やはりエース抜きでの戦いは痛かった。殆どの時間をWorld Team陣内で展開され、次々と雨あられのシュートを浴びせるPlan Marcet。いままでは、GKのファインセーブや相手の拙攻に助けられた場面が多かったものの、この試合に限っては、シュートをビシビシと枠に飛ばして来ます。一方、攻撃では、やはりタマスが封じられ、決定機すら作れません。
結局、5ゴールを叩きこまれ、完敗となりました。
これでBenjaminリーグの試合が全て終了、我らがサムライ少年コンビ擁するWorld Teamは、12戦を戦い、7勝1分4敗の勝ち点22で堂々の2位の座に収まりました。
【Alevinカテゴリー】
さて、続いては、RYUGEN、RYUYA擁するU.S.Aです。この日の初戦はValencia戦。前回は4-2で勝利した相手です。途中出場した2人は、1-2-2-2の布陣で、RYUYAが右のMF、RYUGENが左FWで出場します。既に0-2でリードされていた場面、2人が入ると同時に、3失点目を喫してしまう苦しい展開。それでも、RYUGENの縦パスから味方のFWがゴールを決めて1点を返すと、立て続けにアメリカ人のジョニー(仮名)がゴールを決め、たちまち1点差まで詰め寄ります。更には、ゴール前でボールを受けたRYUGENがシュート、相手DFが弾いたボールを詰めて来たRYUYAがシュート。しかし、ボールはゴール右に外れて行きます。相手ゴール前で何度もボールに絡み、Valenciaゴールを襲う2人。一方、相変わらず、相手からボールを奪うと言うディフェンス力が大きく欠乏している2人。「相手からボールを奪い取る事は、1ゴールと同じぐらい価値がある」と試合前に発破を掛けたのですが、まだまだ、2人の心には響いていない様子です(泣)。
試合は、結局2-3で、U.S.Aが敗れる結果となりました。
続く2試合目、対戦相手はTecnofútbol España 2001戦。この試合、RYUGENが先発します。ところが、U.S.Aのディフェンスの隙を突いて、相手が立て続けに3ゴールを決め、いきなり劣勢の展開。すかさず、RYUYAが左MFとして登場します。すると、パスワークの中心にRYUYAを据えた形で、U.S.Aがペースを掴み始めると、そこからU.S.Aが2連続ゴール。その後も、何度も決定機を掴むも、絶好機をものにする事が出来ません。RYUGEN、RYUYAも共にシュートチャンスがあったものの、決め切れず、勝ってもおかしく無かった展開は、残念ながら、2-3で敗れてしまいました。
こうして、U.S.Aは12試合を戦い、3勝1分8敗の勝ち点10で、7チーム中、6位の結果となりました。また、チームの全22ゴール中、およそ3分の1を、日本人コンビ、RYUGENとRYUYAで叩き出しており、毛結果的に、チームに大きく貢献したと思います。また、相手6チームの内、4チームとは、互角の戦いを演じた試合があった為、明日以降の決勝トーナメントでは、ダークホースになれる可能性は十分に秘めています。
続いては、TAKUKI、ITSUKI、RYO、KOSHIROのサムライ少年カルテット擁するPlan Marcet 2000です。司令塔のKOSHIROも1日の休養を経て、元気に復帰です。昨日から、お母さんとお姉ちゃんがバルセロナに応援に駆け付けており、更なるハッスルが期待出来そうです。
さて、初戦はTecnofútbol España 2001戦。前回は、まさかの敗戦を喫した相手であり、2位争いの直接のライバルです。先発したのは、左MFのRYOと、2バックの左に陣取ったITSUKI。しかし、最初から集中して試合に入って来たTecnofútbol Españaに対し、Plan Marcet 2000は先制ゴールを献上してしまいます。焦るPlan Marcet 2000は、懸命にプレーするものの、なかなか思うように決定機を作り出す事が出来ません。RYOはサイドから再三再四、チャンスメークやシュートを放ちますが、相手のブロックを崩すことが出来ません。一方、後方で奮闘するITSUKI。小さい体をフルに使い、相手の攻撃の芽を摘み取ります。がしかし、過ぎるのは時ばかり。監督のチャビは、怪我から復帰したKOSHIROを投入します。
怪我の後遺症を感じさせないフットワークで、中盤でリズムを作るKOSHIRO。チームは徐々に、Tecnofútbol España陣内に攻め込んで行きます。すると、ゴール右45度の位置から、マルコスが得意の左足で豪快なシュートを決め、Plan Marcet 2000の押せ押せムードに火を点けます。そんな中、右バックの褐色の巨漢君が、恐らく!?今大会初ゴールとなる豪快ミドルシュートを叩きこみ、Plan Marcet 2000が遂に逆転に成功します。
そのまま2-1で逃げ切ったPlan Marcet 2000が、前回のリベンジを達成しました。この試合、左サイドでRYOに代わって入ったTAKUKI。開いた状態でフリーで受けたシーンで、前にスペースがあるにもかかわらず、最初からパスを探すあたり、ややちぐはぐ感が漂います。本来持っている、迫力あるドリブルを、積極的に見せてもらいたいところです。
続いての試合、リーグ最後の試合は、対Valencia戦です。今度は先程と変わり、KOSHIROとTAKUKIが先発で出場します。KOSHIROは怪我開けとは思えない、切れのある動きを見せ、的確なプレーで、ドリブル、パスを繰り出して行きます。しかし、序盤にチャンスを掴んだのは、先程の試合で番狂わせ、Tecnofútbol España 2000を破り、勢いに乗るValencia。がしかし、Plan Marcet 2000は必死の守りで、ゴールを許しません。左サイドに入ったTAKUKIは、やや調子を落としており、プレーに精度がありません。ドリブルで運ぶべき時、パスを叩く時の判断も出来ておらず、直ぐにRYOと交代を命じられます。一方、少しずつチーム内で存在感を発揮しているのが左利き、黄緑のスパイクを履くマルコス。そのマルコスからの折り返しに対し、Valenciaゴール前に走り込む2人の影が!そして、見事にゴールを決めたのは、エースのアンヘルでした。もう一人、ゴール前に走り込んでいたのはKOSHIRO。チームの先制点以上に、自分のゴールをかっさらわれた気持ちが上回り、歪んだ表情を見せます(笑)。
一方、守備では、すっかり頼れる存在になりつつあるITSUKIが、危険な場面を察知し、要所を締めます。守備面の安定感、能力が増したITSUKI。あとはゴールか!?
一方、今大会でコンスタントな活躍を見せているRYO。この日もやってくれました!中盤でドリブルしながら、右サイドを疾走するRYOへKOSHIROが絶妙なスルーパスを通すと、これを受けたRYOがきっちりとゴールを決め、Plan Marcet 2000が追加点を上げる事に成功します。
Plan Marcet 2000はリーグ戦、12試合を8勝4敗の勝ち点24の好成績を収め、7チーム中、堂々の2位の座を確保しました。明日以降の決勝戦、金メダルを目指し、牙城Tecnofútbol España 2000崩しを狙います!
【Infantilカテゴリー】
続いてはInfantil。まずは、DAICHIとSHINのPlan Marcet 2です。この日の初戦、Tecnofútbol España 1998戦では、DAICHIが先発出場し、1-3-1-2のトップ下の位置に入ります。しかし、本人が、「駄目のまぁまぁの中間」と言うプレーは、なかなか思うように行っていないようです。一際小さいDAICHIの活路は、精密なトラップ、ボールコントロール、ボールの置き所、そして俊敏なプレーです。ちょっとでもボールを相手に晒してしまうと、足の長い相手の範囲に入ってしまいます。そんな、厳しいボールコントロールが出来ておらず、相手にボールを引っ掛けられてしまう事が多い展開。また、疲れからか、何でも無いシーンでバランスを頻繁に崩しており、やや元気がありません。
一方、2トップの左の位置で登場したSHIN。こちらは、前線でボールを受けるタイミングを探し続け、ここだと言う場面では大きな声と手振りで、ボールを呼び込もうとします。がしかし、味方からなかなか良いパスが入らず、相手ディフェンダーに何度もカットされてしまいます。
結局、2人は殆ど何も出来ないまま、試合は1-3で敗れてしまいました。
続く第2試合は、対Madrid戦。DAICHIもSHINも、いずれも途中出場します。試合は、先制され、追い付く、拮抗した展開。SHINは前線で体を張ってポストプレーをしようとするも、体格に勝るDFを相手に、なかなか思うようにプレーをさせてもらえない。一方のDAICHIも、中盤の真ん中で自由を与えられているものの、カバーする範囲が狭く、やや機動力に欠ける。また、周りの体が大きいのを鑑みても、ややコンタクトプレーで逃げ腰の感あり。声は良く出ていて、味方に指示を出したり、味方の不甲斐ないプレーに怒りを露わにしたりしている点は良し。
この試合、終了間際に決勝ゴールを奪われ、Plan Marcet 2は1-2で敗れてしまいました。
これで、Plan Marcet 2は16試合を戦い、5勝3分8敗の勝ち点18、9チーム中、6位と言う成績となりました。
一方、どうしても一勝が欲しい、KAISEIとKAZUKI擁するWorld Team。まずはサムライ少年対決、SHOKI、TAKAHIRO、KENGO擁するVenezuelaと対戦です。TAKAHIROは、2日間の休養を経て、元気に戦線に復帰しました!!!
さて、試合は是が非でも勝ちたいWorld Teamが意地を見せ、Venezuelaの攻撃を必死に防ぎます。一方、攻撃では、ワントップの頑張り屋アドリー(仮名)と、左サイドのKAZUKIが中心となり、ゴールを目指します。KAISEIはいつものように、右サイドで、攻守に走り回ります。右サイドをえぐるようなプレーも何度か試みるものの、Venezuelaの守りを打破する事がなかなか出来ません。が、とにかく、World Teamの勝ちたい気持ちがひしひしと伝わってくる、非常に緊迫したゲームです。一方、Venezuelaでは、KENGOが先発、右サイドで、いつものように、チームプレーに徹します。また、途中から、SHOKIとTAKAHIROも投入され、それぞれ、2バックの左、ワントップに入ります。SHOKIは自分なりに頑張ってはいるものの、来たボールを繋がず、蹴ってクリアーするばかり。また、相手の攻撃を体を張って止めようとする厳しいディフェンスが足りません。更には、自分のマークする相手のパスを読んで、相手の前でカットする術も覚えたいところです。一方のTAKAHIROは、病み明けで全開モードでは無いものの、いつものように懸命に走ります。彼の場合、どうしてもフィジカルの差が、彼のプレーにおいて、大きく影響を及ぼしているようです。ちょっとでもボールコントロールを間違えれば、瞬く間にボールを奪われてしまう状況の中で、狙ったプレーを繰り出せない、やらせてもらえない展開が続きます。
試合は、互角の展開のまま、ロスタイムへ。World Team、初の勝ち点獲得かと思いきや、最後の最後でVenezuelaのヘディングシュートを許し、0-1で惜しくも敗戦となってしまいました。
初の勝ち点、初の勝利を目指して、最後まで戦ったWorld Team。それだけに、無念の気持ちがこみ上げたのでしょう、皆、泣き出す選手もありました。
続く、Tecnofútbol España 1998では、開始早々に失点を喰らうWorld Team。先程のような緊迫した場面では、緊張の糸が続いたものの、失点を喫した途端、選手達は意気消沈の表情を浮かべます。それでも、一人気を吐くKAISEI。自分が失敗しても、味方が失敗しても、チームを鼓舞し、声を出し続けます。
一方、マイペースタイプのKAZUKIは、黙々と自分のプレーをします。がしかし、彼のドリブルは、相手チームの脅威に成り得ます。あとはフィニッシュの精度か!
結局、試合は0-5で敗れ、World Teamは無念の12戦全敗、最下位でリーグ戦を終えました。
ところが、試合後、思わぬ展開が!何と、KAZUKIが、Tecnofútbol España 1999の監督、ダビッ・カステジャーノにスカウトされたのです。「来シーズン、俺たちのチームと一緒に、リーガを戦わないか!?君は素晴らしい選手だから、是非来て欲しい!」
彼らは、1998~1999年リーグ、Infantilリーグの2部に属します。4部まであるカタルーニャ州の2部リーグは、なかなかのレベルがあります。そこで活躍すれば、バルサやエスパニョール等が属する1部リーグの舞台への進出も夢ではありません。
その事を、KAZUKIに伝えると、「ホント!スペインに住みたいけど、親と話してみます。」との事でした。さて、この展開は今後如何に!?
さぁ、最後はVenezuela。先程のサムライ少年対決を制したVenezuelaは、第2試合でMexico 1と、第3戦ではMexico 2とそれぞれ対戦、Mexico 1戦は0-5で完敗、Mexico 2戦は0-0のスコアレスドローとなりました。 Mexico 1戦ではKENGOとSHOKIが先発、Mexico 2戦ではKENGOが先発出場しました。
Mexico 1戦で最も輝きを放っていたのは、チチャリート。Infantilカテゴリーの中では、一際小さなその9番は、誰よりも大きく見えます。小柄ながら、その体を最大限活用し、ドリブル、シュート、パス、ボールコントロール、全てにセンスを感じさせてくれます。TAKAHIROよりも小さいだけに、やはりフットボールは、それぞれのフィジカルコンディションに合ったプレースタイルを追求出来る、万人に平等なスポーツである事を再認識させてくれます。
そんな訳で、チチャリートが5点中、4点に絡む大活躍を見せてくれました。
最終戦は、Mexicoの2軍に当たる、Mexico 2。試合は、お互い、集中力を持って、緊迫した1点を争うゲームとなる。ここ数日、頑張ってはいるものの、体のキレを欠いているKENGO。しかし、頑張ろうとする姿勢は、プレーを通して伝わって来ます。がしかし、如何せん、踏ん張りが利かず、球際での競り負けが目立つようになる。SHOKIは、表情からは伝わりにくいものの、プレーに焦りが出ているのは明らか、もっと落ち着いてプレーする為には、気持ちと技術に自信を掴む事が肝要か。そしてTAKAHIRO。なかなか重ようなプレーが出来ず、苦しんでいる選手の一人であるTAKA。タッパのハンディは否めないが、それでも、チチャリートのような選手を見ていれば、言い訳は出来ない。小さいだけに、より全身を使ったプレーが必要で、トラップ、パスと言った一つ一つのプレーをまずはきっちりと成功させて行きたい。
そんなVenezuelaは、12戦を3勝2分11敗の成績で、9チーム中、8位の成績となりました。気持ちを切り替えて、決勝トーナメントに臨んで欲しいところです。
【Cadeteカテゴリー】
最後は、SHUNの属するCadete大会。昨日、発熱で1日休養を取ったSHUN。この日は元気に復活を果たしました!
この日の対Plan Marcet 1戦、“定位置”の右サイドバックで先発です。病み上がりで、前半はややふわりとした感触の中、プレーしていたSHUN。ややプレーに精彩を欠いた感がありました。
その間、前半終了間際にこの日誕生日を迎えたGKアレックス(仮名)が、チームが得たPKを蹴らせてもらい、これを見事に決めて、Tecnofútbol Españaが先制点を手にします。
後半に入ると、精気が徐々に戻って来たSHUN。果敢にオーバーラップを見せ始めます。右からゴール前に上げたクロスボールは、あと寸での所で、味方には合いません。が、この後も何度も右サイドを駆け上がり、攻撃に積極的に参加する姿が見られました。
いつものような、精力的なディフェンスは、体がやや重いのか、少し自粛気味ではあったものの、守備では無難なプレーで、チームの勝利、2-1での勝利に貢献していました。
これでリーグ戦は6戦5勝1敗の勝ち点15、堂々の首位となりました!!!
さて、6日間に渡って展開されたリーグ戦が終わりました。16人のサムライ少年達のフットボールにおける心境は千差万別です。その殆どが、スペインでの激しいプレー、ボディーコンタクト、プレスの厳しさ、そうした、相手のディフェンス力に手こずっているようです。スペインでは、土のグラウンドが禁止され、必ず、天然か人工芝でなければいけないと言う、スペインサッカー協会のルールがあります。そうした環境では、スライディングをしても、激しいチャージで転び合っても、怪我をし辛い為、それが、こうした“ディフェンス力”に繋がっていると思います。日本では、まだまだ、土のグラウンドが主流で、それだけに、スライディングタックルを仕掛け、受ける事は非常に少ないと思われます。それどころか、激しいチャージに、過保護なまでに笛を吹く、ジャッジ基準が設けられていると聞きます。これは、こうした世界の流れ、“激しいボディーコンタクト”の流れに逆行するものです。
日本代表の選手の試合後の感想に、「球際で負けた」と言う言葉を良く耳にします。つまり、日本では、いつまで経っても、このテーマに悩まされ続けているわけです。世界に出た途端、常に“球際”に苦しむ訳です。それは、育成世代から、ボディーコンタクトを重視しない、世界と逆行する環境を持ってしまっているからです。フットボールは局地戦では、ある意味、格闘技です。戦争です。それが、世界基準です。
また、そうした激しいボディーコンタクト、激しいチャージを奨励していかないと、球際に強い、屈強なディフェンダーが育ち難くなります。その結果、そうした屈強なディフェンダーに立ち向かい、それを乗り越えようとする頼もしいストライカーも、比例して育たなくなります。日本に、世界的なディフェンダー(特にセンターバック)、世界的なストライカーが生まれないのは、こうした部分に起因する事が少なくないと思います。
話は戻りますが、そうした激しいボディーコンタクト、深いタックル、厳しいチャージに慣れてない少年達は、皆、“速い寄せ”にテンパり、焦り、苦しみ、本来の自分の得意なプレーがなかなか出せなくなってしまいます。世界に追いつく為には、こうしたハイテンポの激しい空間の中で、それでも如何に、落ち着いて、自分のプレーをスピーディーに繰り出せるかどうかに掛かって来ると思います。“攻撃力を上げたかったら、それと対峙する守備力のレベルを上げろ” そうした環境を築いていかない限り、日本とサッカー先進国との差はなかなか埋まって行かないでしょう。
もう一つ、今回の少年達の中で、なかなか思うような活躍が出来ていない少年達の傾向として、“周りが見えていない”と言うのがあります。“判断力・洞察力”と言い変える事も出来るでしょうか!?フットボールでは、相手があり、そして、味方のポジショニングも含め、コンマ何秒の単位で、刻々と場面が変化します。そうした周囲の状況をインプットし、的確なタイミングで、的確なプレーを、如何に状況に応じて繰り出せるか!?その判断力が欠如している選手が多い気がします。自分の得意なプレーを、状況に関係なく繰り出そうとし、なかなか上手く行かない。そうしたプレーの判断力が、的確に働いていない気がします。フットボールは、判断力が決定的に重要なスポーツです。それ無しに、良いプレーは出来ません。「持ったら、まずは自分でドリブルして行け!」と言う指導方法では、判断力は身に付きません。今は自分で行くべきか、それともパスか!?そうした瞬間的な判断力を伴った形で、プレーを選択して行く実行力を、小さい頃から体得して行く必要があると、日本のサムライ少年達を見て、考えさせられます。
投稿情報: 00:18 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
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さぁ、大会もいよいよ折り返し、第5節目を迎えました。
それでは、今日も行ってみましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
この日の対戦相手はPlan Marcet。過去の対戦成績は、1勝1分と分が良いものの、常に接戦となる好敵手です。ところが、この試合は意外な幕開けを迎えます。Plan Marcet のDFのバックパスを、GKが一瞬、何を思ったか、躊躇してキャッチせず、これがゴールインし、World Teamが“棚ぼた”の先制ゴールを手にします。その後、互角の展開も、World Teamが得意のパターン、右サイドをタマスが豪快に突破し、右足シュート。GKが弾いた所を、詰めていたRYUSEIが押し込んでゴール!2-0とリードを広げます。その後、1失点を喫するも、World Teamが逃げ切って、勝利を収めます。KOSEIは中盤の密集地帯でなかなか思うようなプレーが出来ず、苦戦。また、ゴール右、15mのフリーキックのチャンスでは、キッカーを主張するも、ロシア人との主張のし合いの中、結果的には譲る結果となり、そのキックがミスキックだった為、試合後も不満の様子で、ロシア人に食って掛かっていました。次は、意地でも蹴りましょう!
続いては、宿敵、Tecnofútbol España。ここまでは3度戦って、いずれも敗れている相手。なんとか、なんとか一矢を報いたいところです。
試合は、「今度こそ」と気持ちの入ったWorld Teamが、粘り強い守備をベースに、奮闘します。それでも何度かディフェンス網をこじ開けられ、突破を許すも、GKのファインセーブや、相手の拙攻に助けられ、何とか失点を免れます。
すると、徐々にWorld Teamが攻撃でペースを掴んで行きます。特に、やはり右サイドのタマスは、強烈なチームの武器です。相手の監督が、左サイドのDFに、「縦を切れ、中へは行かせてもいい!」と叫んでいますが、一旦中へかわして、そして再び縦へ強引に割り込んで行くタマス。相手DFは、懸命に体をぶつけてクリアーします。すると、そんなスローインの展開から、ゴール中央でボールを受けたRYUSEI。と同時に外側から反転し、間髪入れずに左足でシュート。これが見事に決まり、World Teamが先制ゴールを上げる事に成功します。それにしても、見事なゴール!RYUSEIは飛行機ポーズで、喜びを表現します。日本人少年は、ゴールを決めても“のほほん”としている事が多いのですが、彼はインターナショナルです(笑)!ゴール後、喜びを爆発させる事は、チームを勢いづけ、と同時に相手の落胆を助長させます。何よりも、自分自身が感情を爆発させ、快感を覚える絶好のチャンス。もっともっと、皆、喜びを表現して欲しいものです。
さて、試合は、その後、Tecnofútbol Españaが意地を見せ、猛反撃を繰り出そうとします。しかし、今日のWorld Teamは一味違います。皆、懸命に体を張ってディフェンス、KOSEIは、ファールにこそなったものの、強烈なスライディングタックルを見せ、相手を止めようと懸命にプレーします。監督のフアンも、「Muy bien ! KOSEI !!!」と手を叩きます。そんなKOSEI、中盤の真ん中で、相手のチェックが激しい事もあり、得意のドリブルを良い形でさせてもらえないものの、守備では、走って、走って、奮闘します。きっと、このスピード感、激しい攻防が繰り広げられる空間に慣れてくれば、もっともっと良いパフォーマンスが出来るはずです。そんなKOSEIも、得点に意欲を見せ、RYUSEIが後ろで絶好の位置にいるKOSEIにパスを出さず、強引にシュートして相手にブロックされたシーンでは、「RYUSEI!パスぅ~!!!」と声を荒らげます。それでも、混戦の中、左足で強烈なミドルを打つなど、攻守に気合いを見せてくれたKOSEI。
一方、RYUSEIに再び絶好機が訪れます。例の如く、右サイドを疾走するタマス。彼からの絶妙のセンターリングを、ゴール前でRYUSEIがダイレクトでシュート!がしかし、これはしっかりと当たらず、コロコロと転がったボールは、それでも惜しくも、ゴールポストに当たり、外れて行きました。
決定的なシーンを外すと、得てしてそれが高く付いてしまうもの。試合は、自力に勝るTecnofútbol Españaが、執念の同点ゴールを叩きこみます。
“やはりこの相手にはなかなか勝てないのか” と言うのは、頭の固い大人の寂しい想像。。。
そうです!またしてもやってくれました!RYUSEI!相手陣内中盤でボールを受けると、詰めて来た相手をひょいとかわし、そのまま左足でミドルシュート!これがずばっと決まり、何と、Tecnofútbol España相手に再びリードを奪います!
その後、猛攻を重ねて来るTecnofútbol España。World Teamは全員が自陣に戻り、守備に奔走します。Tecnofútbol Españaも、流石に小さい少年達。時間が経つにつれ、焦りからか、プレーに精度を欠いて行きます。
そして、遂に試合終了の笛!World Team、遂に、2-1でTecnofútbol Españaから初勝利をもぎ取りました!!!
喜ぶWorld Teamの選手達!日本人2人、ロシア人3人、スペイン人3人で構成されたWorld Teamは、皆一つになって、喜びを分け合っていました。これで、昨日の脅威の逆転劇から3連勝、チームは上昇気流に乗っています!
【Alevinカテゴリー】
さて、続いては、Alevin。まずは、日本人対決、Plan Marcet 2000 vs U.S.Aの対決です。
昨日の負傷により、この日は司令塔のKOSHIROが欠場、アンヘルが中盤に下がり、TAKUKIがワントップの大役を命じられます。左にはいつものようにRYO、そして、ITSUKIが2バックの左に配されます。一方、この試合では、RYUYAが1-3-1-2のトップ下で先発です。Plan Marcet 2000は中盤でのリズミカルなパスワークが無くなったものの、サイドを起点に、攻撃を展開します。ここで、切れ味のある動きを見せていたのはRYO。俊敏性のあるRYOは、スピードと、テクニックを駆使し、再三再四、サイドを突破し、チャンスメイクします。相手からボールを奪う際の激しさも、徐々に身に着けて来たRYO。日々、安定した活躍を見せていましたが、ここに来て、大会のリズムに慣れて来たのか、落ち着いて、自分の持ち味を発揮するようになって来ています。この日も、相手のクリアーミスをごっつぁん気味に相手ゴールに流し込むゴールで、5日連続、6ゴール目をゲットします。昨日の途中交代で今日のプレーが心配されたITSUKIも、元気にプレー、相変わらず、守備面でのハードワークに精を出します。また、この試合では、途中からセンターフォワードに大抜擢、チーム全体で、まだゴールの無いITSUKIに点を取らせようと言う配慮の采配が見られました。それでも、キャラクターからか、強引にシュートに行かないITSUKI。そんな姿に、外から応援していたKOSHIROが、「ITSUKIぃ!そこはパスじゃなくて自分で打っていいよ!」と鼓舞します。そんなITSUKIは、ゴール前で、得意の左足を振り切るシーンがあったものの、相手の懸命のディフェンスに弾かれてしまいました。
さて、一方のU.S.A。日に日に、チーム内での信頼と出場時間を増やしているRYUGENとRYUYAが頑張ります。RYUGENは、まだまだコンタクトプレーに厳しさがありません。また、この日のPlan Marcet 2000のような強い相手、上手い相手に対し、なかなか自分のプレーをさせてもらえません。
そんな中、この日一番のサプライズを与えてくれたのがRYUYA。徐々に、自分の能力を発揮し始めていた彼が、この日、いきなり周囲を驚かせるプレーをやってのけました。相手陣内、中盤でのルーズボールを鋭い出足で拾うと、寄せて来る相手ディフェンダーを鋭い、スピードに乗ったドリブルでスルリとかわし、得意の左足を振り抜くと。見事なシュートがゴール右に突き刺さったのです!素晴らしいドリブルシュート!一瞬、それをやってのけたのが、RYUYAだとは分かりませんでした。それ程、それまでのRYUYAと、たった今そのプレーを繰り出した少年との間に、ギャップがあったのです。でも、間違いなくRYUYA。“なんだぁ!君、持ってるじゃないかぁ!!!” ようやく、本性を現わし始めたRYUYA。“何故もっと早く、そんな自分を出さないんだぁ!!!”と言う気持ちは抑え、これからのRYUYAの変貌ぶりに期待して行きたいと思います。どうやら、今が買いの“株”を見つけたようです(笑)!
もっとも、試合は自力に勝るPlan Marcet 2000が5-1で勝利を収めました。
さて、続いては、Plan Marcet 2000 vs Madrid。前回の試合では7-2で破っている相手だけに、ここはきっちりと勝ち点が欲しいところです。先発には、右にTAKUKI、左にRYOが入ります。ところが、試合はあっさりとMadridが先制点を手にします。右サイドのTAKUKIは、得意のスルーパスを何度か試み、決定機を演出しようとしますが、微妙にずれ、なかなか合わせる事が出来ません。RYOも、左サイドを再三再四崩すも、中央を固めるMadridからゴールを奪う事が出来ません。それでも、左利きのマルコスが値千金のゴールを決め、同点に追いつくことに成功します。がしかし、その後が続かない。攻めあぐねるPlan Marcet 2000。エースのアンヘルも、やや調子を落とし気味で、決定力がありません。また、RYOが2度、決定機を掴むも、シュートをふかしてしまう。ITSUKIもコーナーキックのチャンスでヘディングシュートを放つも、決まらず。そんなもたつきを尻目に、Madridが決勝ゴールを掴み取り、Plan Marcet 2000、まさかの1-2での敗戦となってしまいました。
一方、再びU.S.AはPlan Marcet 2001と対戦。この試合はシーソーゲームとなり、RYUGENのアシストで一時はリードを奪ったU.S.Aだったが、試合終了間際に同点に追いつかれ、3-3で引分けとなる。RYUGEN、RYUYA共に頑張っていただけに、最後の失点は悔やまれる。
Plan Marcet 2000はPlan Marcet 2001と対戦。この相手とは、前回、14-0で勝っているだけに、きっちりと勝ち点3を取りたいところ。ところが、相手の粘り強い抵抗を前に、意外にも拮抗した展開に。しかし、最後はマルコスのゴールなどで2-0で勝利、一方、同じくこの日3試合目となったRYUYA&RYUGEN擁するU.S.Aは、ここまで全勝のTecnofútbol España 2000相手に1-5で良い所無く、完敗。
【Infantilカテゴリー】
さぁ、Infantilでは、SHIN&KAISEI擁するPlan Marcet 2が3試合、Mexico 2、Mexico 1、そして、サムライ少年3人が所属するVenezuelaと対戦、それぞれ、1-1で引分け、1-5で敗戦、2-1で勝利と言う、それぞれ結果となりま した。
SHINは、Mexico 2戦で、ゴール中央で楔のボールを鋭いターンでコントロールと同時に右へ抜け出すと、そのままのステップから右足を一閃。このミドルシュートが見事に決ま り、値千金の同点ゴールを叩き出しました。一方、Mexico戦ではいずれも先発出場したDAICHI。3-1-2のトップ下の位置で、小さな司令塔の役 割を期待されます。まだまだ、小さい体ゆえに、ボディーコンタクトに逃げ腰な点は気になりますが、得意の左足を武器に、すばしっこいプレーを繰り出す DAICHI。やや、プレーの正確性に欠ける部分があるので、もう少し、簡単なプレーを確実にこなして行って欲しいと思います。
いずれにせよ、SHINもDAICHIも試合中、しっかりと声を出し、味方からのボールを要求している姿勢は頼もしく映ります。
一方、KENGO、TAKAHIRO、SHOKI擁するVenezuelaは上述のサムライ少年対決を1-2で落とした他は、 Tecnofútbol España 1998戦を0-2で落とし、2試合ともに敗れてしまいました。この日もTAKAHIROは体調が完全に回復せず、大事を取って休みました。もっとも、昨 日よりも大分顔色が良くなり、なんとか、明日以降、復帰してくれればと思います。一方、SHOKIはPlan Marcet 2戦で先発で起用されるなど、少しずつ出場機会を増やしているものの、まだまだ思いっきりの良いプレーが見られません。明らかに自分のボールに対しては、 しっかりと反応するものの、自分のエリアかどうか微妙なボールに対しては、反応が遅くなるか、他の選手に任せてしまう消極的なプレーが続きます。恐らく、 これまで味わった事の無い、周囲のスピード感、パワー、迫力に、体が反応しないのでは無いでしょうか!?しかし、態々海を渡って来た誰もが、井の中の蛙、 小山の大将から、もっと上の世界、違った世界がある事を知る為に、来たはずです。当たって砕けろ!ミスしても良い!ミスしないように縮こまったプレーに終 始するより、ガンガントライしてミスし続けた方が、遥かに増しだ!他の皆は、実力差、体格差、人それぞれだけど、皆戦っている。皆、一生懸命頑張ってい る。純粋に、サッカーが好きと言う気持ちで夢中でボールを追いかけている。皆、サッカー大好きのサッカー少年達ばかりだ。君も、出来るはずだ!
さて、一方のKENGO。昨日から、ややパフォーマンスを落としているように映るKENGO。本人は懸命に頑張ってはいるのですが、体に切れが無 い。球際に力強さが無く、踏ん張れない為、何度も突破を許してしまいます。KENGOの体格は、日本では普通か、普通よりも大きい方かもしれませんが、 こっちでは、やや華奢に見える方に入ってしまいます。その為、パワープレーの際には、全力で挑んでいかないと、なかなか勝つことが出来ません。その踏ん張 りが利かないだけに、一対一の場面で勝つことが出来ません。それでも、開幕からずっと先発で起用され続けているKENGO。Venezuela戦では、カ ウンターの展開から、右サイドから前線に2本、素晴らしいクロスを通し、味方のチャンスを演出するシーンや、左からのセンターリングを、フリーでシュート する決定的なシーン(結果はGK正面で、悔しいシーンとなった。)を得るなど、随所に好プレーは見せてくれています。KENGO!もうひと踏ん張りだ!
最後は、KAZUKIとKAISEIのWorld Team。すっかり負け癖が付いてしまっているWorld Team。しかし、KAZUKIとKAISEIは常に勝利を目指して頑張っているだけに、何とか、勝利の味をこの大会で体感して欲しいところです。
試合は、この日3試合を戦い、Madrid戦 0-3、Plan Marcet 1戦 1-4、そして、Tecnofútbol España 1999戦 1-8と、この日も勝利を味わう事が出来ませんでした。
右サイドのKAISEIは、ポジションにかかわらず、縦横無尽に動き回り、精力的にプレーするのですが、肝心要のゴールに直結するプレーがなかなか 出来ません。「自分のドリブルが通用しない」と言うのを今大会最も感じている一人でしょう。それでも、ミスしても、上手く行かなくても、相手に防がれて も、走り続けるKAISEI。本当に、ナイスガイです!なかなかシュートチャンスまで持って行けていないKAISEI。その無尽蔵の体力で、ゴール前で チャンスに絡み、そして守備ではチームを助ける動き。両立させて奮闘するしかありません。
一方のKAZUKI。自分のドリブルは今大会、ある程度通用しているKAZUKI。それだけに、一人、二人とかわし、チーム内で、ゴール前に迫る シーンを最も多く掴んでいる選手の一人です。あとはフィニッシュ、もしくは味方へのラストパス。ここの精度の率を上げなければなりません。あとは、まだま だ攻→守への切り替えが遅く、守備への貢献が物足りません。武器を磨き、そして、足りない点をもっともっと身に着ける。Tecnofútbol España 1999のダビッ・カステジャーノ監督に、「あいつは良いものを持っている。」と評価された彼は、もっともっと良い選手になれる可能性を秘めているので す。
そんなKAZUKIが、昨日に引き続き、今日もやってくれました!
対Plan Marcet 1戦。センターライン付近から、1人、2人、3人と巧みなステップワークでひょい、ひょいと相手を抜き去ると、飛び出して来るGKの脇をきっちりと通す シュートを決め、見事なドリブルシュートを叩きこみます!周囲も驚く、スーパーゴールです!!!
【Cadeteカテゴリー】
この日、昨夜から熱を出したと言うSHUNは、熱を下げる薬を飲んで、1日休養する事になりました。この日、彼の様子を見る限り、食欲もそこそこあり、昨日よりも楽になって来たと言うので、ゆっくり休んでもらい、明日以降、復帰出来るのを願いたいと思います。
投稿情報: 23:55 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (7) | トラックバック (0)
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さぁ、開幕してから4日目、日差しも強いですが、負けずに、今日も張り切って行きましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
この日の相手は、3度目となる強豪Tecnofútbol Españaです。ブルーのユニフォームに身をまとったチビッ子軍団に、果たして我らがKOSEI&RYUSEI擁するWorld Teamは一矢を報いる事が出来るのでしょうか!?
がしかし、やはりTecnofútbol Españaは強い!体格では決してWorld Teamは負けていないものの、当たりの強さ、体を張ってのディフェンス力は向こうの方が上。また、取ってからの守→攻の切り替えが早く、ショートカウンターから何度もWorld Teamのゴールを脅かします。自分で勝負するところ、それ以上に良い状況に味方がいる場合のパス、その判断力も、的確で、まるで、小さな、そして精密な“maquina(ロボット)”達のようです。RYUSEI、KOSEIも懸命に奮闘するのですが、多くの局面で、地団太を踏む展開となります。
World Teamは快速右ウイング、ロシア人のタマスが一矢を報いるものの、試合は1-5で完敗と言う結果に終わりました。
続く試合はTecnofútbol Barcelona戦。過去の2試合はいずれも勝利しているだけに、この試合はきっちりと勝っておきたいところ。ところが、試合は思わぬ展開となります。World Teamの攻守の切り替えの遅さのまずさを突かれ、あれよ、あれよと言う間に失点を重ねてしまいます。先程の試合で精力を使ってしまったのか、気落ちしているのか、World Teamに元気がありません。スコアーは1-3。しかし、ここからWorld Teamが奮起します。チームの突貫boy、ロシア人のタマスが次々と右サイドをスピードでぶっちぎり、シュートやセンターリングで好機を演出します。その彼のお膳立てを中央できっちりと待ち受けるのがRYUSEI。まさに、チームの得点源となるホットラインが次々とさく裂します。その後、追い付き、追い越されのシーソーゲームは、何と、RYUSEIのハットトリックもあり、World Teamが大逆転勝利、6-4で勝利を収めました。KOSEIも中盤の真ん中で懸命に攻守に奮闘し、1アシストを決めるなど、存在感を示してくれました!
【Alevinカテゴリー】
さて、お次は2000~01年のAlevinカテゴリーです。まずは、KOSHIRO、TAKUKI、RYO、ITSUKI擁するPlan Marcet 2000 vs Tecnofútbol España 2001の対戦です。相手はその名の通り、皆年下の軍団。優勝争いに喰らい付く為にも、ここは絶対負けたくありません。しかし、戦績を聞いてみると、彼らも、赤のユニフォーム、全勝のTecnofútbol España 2000に負けた以外は、全て全勝しています。すなわち、2位争いの直接のライバルと言う訳です。
スタメンには、日本人カルテットがいずれも登場します。がしかし、Tecnofútbol España 2001だてに、ここまで1敗で来ていません。小さいながらも、巧みなパスワークと隙の無いポジショニングで、チームとして、巧みな攻撃を繰り出して来ます。また、強いチームに共通して言える、攻守の切り替えが早く、奪われたらすぐにハードなチェックでボールを奪い返して来ます。思うようにボールを回せないPlan Marcet 2000。また、チームの司令塔であるKOSHIROには、きっちりとマークが付き、中盤のキーマンを抑えに来る、戦術の徹底ぶり。相手の術中にはまる中、隙を上手く付いたTecnofútbol Españaが、ゴールを奪います。Plan Marcet 2000も懸命に抵抗し、RYOのパスからアンヘルがゴールを返します。がしかし、チャンスを確実にものにして行ったのはTecnofútbol España。終わってみれば、まさかの4失点、1-4で敗れてしまいました。
続いては、昨日敗れたTecnofútbol España 2000と、早くも2巡目の対戦となりました。先程の敗戦のショックを忘れ、この試合に全身全霊を傾けなければなりません。試合は、ITSUKI、TAKUKI、KOSHIROがスタメンで登場です。試合巧者のTecnofútbol Españaがボールポゼションで上回るものの、Plan Marcet 2000も自陣で相手のパスワークに対し、しっかりとブロックを作って、相手をハードにチェックします。今大会で、かなりハードワークが身に着いて来たTAKUKI。腰の低いチェックで、力強いディフェンスを見せます。また、ITSUKIも、すっかり板について来たハードチェックで、小柄ながらも、相手にとって嫌なディフェンスを繰り出し、相手に好きにプレーをさせません。2バックの一角を務める為、なかなか攻撃参加のチャンスはありませんが、守備面では、彼なりに全力で仕事をこなしています。
がしかし、総合力で勝るTecnofútbol Españaは、コーナーキックからヘディングで先制点を許してしまいます。しかし、Plan Marcet 2000のメンバーの表情を見ると、気持ちが入った、良い顔をしています。皆、戦っています。声を掛け合い、チーム一丸となって、戦っています。KOSHIROは相手の7番、紅一点ながら、チームの司令塔として君臨するベルタとやり合います。残念ながら、体格ではベルタの方が上。中盤のマッチアップは、相手に大仕事をさせていない一方で、KOSHIROも殆ど何もやらせてもらえません。恐るべし、ベルタ。しかし、中央でKOSHIROが抑えられている分、Plan Marcet 2000はサイドから好機を掴みます。そのサイド攻撃を担うのは、左のRYOと右のTAKUKIです。特に、RYOは左サイドを縦に突破して左足でセンターリングを上げたり、中へ切れ込んで右足でシュートを放ったり、果敢に攻撃を繰り出します。また、エースのアンヘルが何度かスルーパスに抜け出すも、GKの攻守もあり、なかなか決定機を結び付ける事が出来ません。そんな中、KOSHIROが競り合いで足を捻挫し、ピッチを後にします。更には、Tecnofútbol Españaが得意のショートカウンターから、長髪のアルナウがスピードを活かして抜け出し、追加点を叩き出します。金髪のアルナウは、何と、バルサからオファーが来ているとか。
司令塔を失い、また、王者相手に2点のビハインド。絶体絶命のピンチです。ところが、Plan Marcet 2000のメンバーの表情は、依然として、戦う炎を宿しています。強い相手にも、体を張り、懸命に仕掛け、味方へ繋ぎ、そしてシュートへ持ち込みます。こうして、Plan Marcet 2000は、相手を自陣へ追い込み、怒涛の攻撃を仕掛けます。そんな中、相手陣内のこぼれ球をRYOが叩きこみ、遂に、1点を返すことに成功します。押せ押せムード!反撃に出るTecnofútbol España。相手の得意のショートカウンターでピンチになりかけた時、相手のFWに怒涛の如く襲い掛かった選手がいます。相手FWとその選手は、激しくぶつかり、もんどり打ってふっとび、2人共にグラウンドに倒れました。相手FWは程なくして立ち上がりましたが、Plan Marcet 2000のその選手は、痛そうにうずくまって、立ち上がれません。良く見ると、そこにはITSUKIの姿がありました。そうです、これ以上失点は許されないと言う場面で、ファール覚悟で相手の決定機を体を張って阻止したのです。去年のITSUKI、プレーが軽かった彼からは想像もつかないようなプレー。今年の彼を象徴するような、シーンです。ITSUKIは、そのまま監督に抱えられ、ピッチの外へ。
そんなITSUKIのプレーに鼓舞され、Plan Marcet 2000は懸命に同点ゴールを目指します。そして、何度か決定的なシーンを掴みます。ITSUKIが強烈なミドルシュートを放てば、RYOが左サイドをえぐって、角度の無いところから強襲。しかし、ボールはゴールポストを叩き、外へ外れて行きます。
そして、無情にも試合終了の笛。Plan Marcet 2000は懸命に戦ったものの、僅かに及ばず、1-2で敗れました。しかし、少年達の奮闘ぶり、心熱くなるファイトぶりには、感動させられました。
その後、KOSHIROとITSUKIはメディカルチェックを受け、KOSHIROは軽度の捻挫の為、全治24時間、ITSUKIは、軽い打撲で、大事には至りませんでした。
さて、もう一方のAlevinカテゴリーの試合、我らがRYUYA&RYUGEN擁するU.S.Aの試合です。 この日の初戦は、Plan Marcet 2001との対戦です。先制されたこの試合、何と、爆発したのはRYUGENでした。3-1-2のトップの左で先発したRYUGEN。右からのセンターリングをワントラップし、相手が寄せて来る前に素早くシュートを放つと、これが見事に突き刺さり、すぐに同点に追いつきます。が、まだまだこれだけでは終わりません。今度は、左サイドのスローインを受け流すようにトラップし、そのまま右足を一閃。型にはまると強烈なシュートを放つRYUGENの、真骨頂、ミドルシュートが見事に決まり、あっと言う間に逆転に成功します。一方、左サイドバックとして登場したRYUYA。日に日に、少しずつ存在感を見せ始めている彼は、大会のリズムに慣れて来たのか、彼なりの落ち着いた捌きで、的確なプレーを繰り出し始めます。まだまだ、ディフェンス面でのひ弱さが気になるものの、それでも、華奢ながら、懸命に走り、頑張っています。試合は再び同点に追いつかれたU.S.Aが、反撃に転じます。そして、またしてもやってくれたのがRYUGEN。右からのコーナーキックをファーサイドで受けると、やや遠目から、強烈なミドルシュートが突き刺さり、U.S.A、再びリードを広げます!と言うか、RYUGENのハットトリック!もう、喜ぶ仲間によって、もみくちゃです!!!凄い!凄いぞRYUGEN!君は持っている!!!
試合はその後、両チーム1点ずつを加えたものの、4-3で勝利、特にRYUGENにとっては嬉しい、嬉しいナイスゲームとなりました!
続いては、vs Madrid戦。RYUGENとRYUYAが揃って先発です。RYUGENは2トップの左、そして、RYUYAは1-3-1-2のトップ下の位置に入ります。
すっかり自信の付いたU.S.Aは、日に日に、チーム全体として、良い戦い、粘り強い戦いが出来るようになって来ています。特に、結果を残せているRYUGENは、自信がみなぎり、動きが数段良くなったように見えます。また、RYUYAもRYUGENに触発されるように、少しずつ持ち味を発揮して来ています。相手チームの激しいチェックに対し、無理をせず、かわす時はかわし、厳しいと判断したらきっちりとパスを繋ぎ、チームの中で、機能性を持ち始めています。
そんな中、試合はシーソーゲーム。そして、U.S.Aのゴールをお膳立てしたのは、見事な縦パスを繰り出してRYUYAによるものでした。こうして、2-2。互角の展開に決着を付けたのは、この日の“ラッキーボーイ”RYUGENです。相手ゴール前での混戦のこぼれ球が、RYUGENの足元に。これを豪快に蹴り込み、3-2、U.S.Aが見事な勝利をまたしても掴み取りました!
【Infantilカテゴリー】
さて、お次はInfantilです。
まずは、Venezuelaから行ってみましょう。TAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁するVenezuelaは、Tecnofútbol España 1999、Madrid、Plan Marcet 1と3試合を戦いました。しかしながら、TAKAHIROは疲れからか、発熱により、この日はお休みとなりました。
試合は、Tecnofútbol España 1999戦が1-3で敗戦、Madrid戦が0-4で敗戦、Plan Marcet 1戦が1-3で、いずれも敗れる結果となりました。KENGOはいずれも先発出場したものの、昨日までのはつらつ感がやや影を潜め、終始低調なパフォーマンスに終始しました。本人曰く、「ちょっと疲れがあるかも。全然ダメでした。」との弁。明日以降の奮起に期待したいところです。一方のSHOKIは、Madrid戦、Plan Marcet 1戦で今大会初先発に起用されるも、試合のスピード感になかなか乗り切れず、チーム全体の低調感に引きずられるように、目ぼしいプレーを見る事が出来ませんでした。
出来ない事を要求するつもりはありませんが、出来るのに、出来そうなのに、それを出していない、出そうとしない、出すことが出来ないSHOKI。ここまで、静観して見て来ましたが、“もったいない感”を感じさせる選手として、私にマークされてしまった可哀想なSHOKI。このままのペースで時間を過ごしても、彼自身、そして私自身も悔いが残るので、そろそろ“劇薬”を投じようと思っています。
さて、続いては、KAISEIとKAZUKI擁するWorld Teamです。ここまで、唯一、勝利に恵まれていないWorld Team。戦力的に厳しいと言う面もありますが、大黒柱として期待されるサムライ少年2人が、勝利に直結する働きが出来ていないのも事実。何とか1勝を!2人の厳しい格闘が続きます。
この日の初戦はMexico 2。このチームには、小柄ながら、センス抜群の9番、チチャリート君がいます。センターフォワードとしてのゴールの嗅覚、ボールコントロールのセンス、パスのセンスは、大会でも際立っています。この試合でも、KAISEIとKAZUKIの表情を歪ませたのは、チチャリートの巧みなゴールによるものでした。
一方、KAISEIとKAZUKIは共に頑張っています。特に、KAISEIはどんなに負けが混んでも、どんなに試合が劣勢になっても、常に全力で、一生懸命にプレーします。彼のプレーぶりには、本当に好感が持てます。疲れ知らずの献身ぶりは、チーム随一です。がしかし、ボールを持った時に、慌ててプレーしてしまう為、ドリブルで自滅したり、パスがずれたりする事が多いのも事実。寄せが速い、チャージが激しくて強いスペインの中で、普段、日本でドリブル系の選手程、間合いの違い、スピードの違いに、そのプレースタイルから、苦しむのかもしれません。その為、なかなかシュートまで持って行く事が出来ていません。
一方、より効果的にパフォーマンスを発揮出来ているのがKAZUKI。シュートチャンスも何度か掴み、また、ラストパスまでのシーンまで漕ぎ着けるのですが、最後の一仕事の精度が悪い。そこまで行って一安心してしまっているのか、最後の最後の重要な仕事で、やや間の抜けたプレーをしてしまいます。最後まできっちり、仕留めるまでやり抜く。今の彼に必要なのは、その部分。そして、攻守の切り替えをもっと早くして、味方や自分が奪われたら、素早く“守”へ気持ちを切り替え、激しいチャージで相手ボールを奪う姿勢を見せる事も彼が更に良い選手になる為に、必要な事です。
試合は、0-4で敗れました。
続いては、強豪、Mexico 1と対戦、良い所無く、0-8で大敗を喫しました。
そしてこの日の最後の試合は、SHINとDAICHI擁するPlan Marcet 2との日本人対決となりました。
SHINとDAICHIはこの日、それまでの試合をPlan Marcet 1を1-2で落とし、Tecnofútbol España 99戦を1-1で引き分けています。
そしてこの試合、World TeamはKAZUKIとKAISEIが不動の先発、一方、Plan Marcet 2はSHINが先発します。この試合、計7ゴールが飛び交いましたが、その内の5ゴールが、サムライ少年によるものとなりました。まずは今大会初ゴールとなったSHIN。左サイドからのセンターリングを合わせてゴールを決めると、味方が蹴ったフリーキックがクロスバーに当たり、バウンドしたところをきっちりと押し込んで、2ゴール!一方、昨日初ゴールを上げたDAICHIも、SHINの左からえぐったセンターリングをゴール前で走り込んでゴールを決めるなど、2ゴールの活躍を見せてくれました。
そして、もう一人が、これまた初ゴール、KAZUKIです!得意のドリブルで相手をスルスルとかわし、今度こその20度目の正直(笑)!?で、見事なドリブルシュートを決め、この試合で一矢を報いた形となりました。
試合は、1-6で、自力に勝るPlan Marcet 2が勝利を収めました。
【Cadeteカテゴリー】
さぁ、最後は我らがSHUN、Tecnofútbol Españaの登場です。すっかり定着した右サイドバックで、今日も元気に登場します。対戦相手はPlan Marcet 2、大会初戦で4-2で勝利した相手です。対峙する相手が皆長身の巨漢ながら、相変わらず、SHUNは体を張って食い下がります。ここまで、ハードワークを惜しまずに繰り出す選手は、スペイン人の中でもなかなか見当たりません。恐らく、日本でもそうかもしれません。これは、SHUNが絶対に失ってはいけない、彼の強み、長所です。プレーには、やや不器用な感は否めませんが、この長所、彼の武器を持ち続ければ、そして、彼が持っているフットボールへの情熱があれば、もっともっと良い選手になれるはずです。
さて、彼のテーマは、如何に「速い、強い、高い」周囲の環境の中で、サイドバックとしてのまずは守備の任務を全うし、尚且つ、攻撃に参加して行けるかです。攻撃力の無いサイドバックは魅力がありません。ブラジルでは花形ポジションであるサイドバック。日本人の少年も、長友や内田の活躍で、今後、サイドバックをやりたがる少年が増えて来るでしょう。そして、日本人選手が、世界で最も通用しやすいポジションの一つが、このサイドバックだと思います。小柄でも、ハードワークが出来、賢く、献身的なプレーが出来、スピードがあり、精力的な上下運動を繰り出す持久力があれば、このポジションは務まります。守備にも、攻撃にも参加出来るサイドバックは、とてもやりがいがあり、面白いポジションだと思います。ここに、ピンポイントのクロスの精度が加われば、素晴らしいサイドバックになれます。マイコンやダニ・アウベス、カフーやロベルト・カルロスと言った素晴らしいサイドバックが、日本からもどんどん出て来る事を期待しています。勤勉な日本人だからこそ、俊敏性のある日本人だからこそ、世界屈指の選手が出て来る可能性が高いポジションだと思います。
さて、話が脱線しましたが、SHUNがサイドバックを目指しているかどうかは別として、彼は、与えられた任務を、一生懸命全うしようとしています。
この日、何度か、ボールを持ってドリブルで持ち上がるシーンや、相手陣内深くのスローインからの展開で、右サイドを縦にドリブル突破してのセンターリングを繰り出すシーンを見せてくれました。徐々に、攻撃に転じる余裕が出て来たようです。また、素早く、激しくボールを奪いに来る相手を想定しながら、如何にボールを捌いて行くか、SHUNは試行錯誤しながら、そこにトライしています。
そんなこの試合、4-2でSHUN擁するTecnofútbol Españaが勝利、4試合を終え、3勝1敗で首位に立ちました。
投稿情報: 11:42 カテゴリー: W杯SSトーナメント2011夏 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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