Hola buenos dias !
いよいよ大会もクライマックス。今日と明日を残すのみとなりました。
皆がバルセロナに着いた日はつい最近なのに、ずっと前のような気もします。
皆、フットボール尽くしの濃厚な日々を送っています。
この日、午前中は、昨日の雷雨の名残で、小雨がぱらつく天気。
しかし、炎天下でプレーして来た少年達にとっては、恵みの雨とも言えるでしょう。
今日はシュート練習を中心としたメニューが中心に行われました。
ITSUKIは、大分回復して来たものの、まだ鼻の下の出来ものが痛いと言うことで、大事をとって休みました。
一方、まだ少し足に違和感が残るRUNAは、途中、練習を抜けるなど、足と相談しながらのプレーです。
その他のメンバーは、疲れが無いと言えば嘘になるでしょうが、それでも、今日も元気にボールを追っ掛けていました。
午前の練習を締めくくるフットボール・アクティビティーでは、RUNA、HYUUGA、YUTO、YASUKAZU、TSUBASA、GAKU、KAZUKIがボレーシュート、RYOGA、HARUTOがフットバレー、KOTAROがフリーキック、NAOが的狙いキックのコーナーで、それぞれ挑戦していました。
さぁ、大会もいよいよ佳境、Cadeteの大会は準決勝、KOTAROは、ワールドチーム vs セレクション・インターナショナル・マルセⅠの対戦です。
勝った方が、明日の決勝戦に進む重要な戦い。KOTAROはベンチスタートです。
試合は、序盤から拮抗した戦い。中盤での主導権争いが展開されます。
すると、ワールドチームはホセからの絶妙なスルーパスにダニ(仮名)が抜け出してシュート。
これが見事に決まり、ワールドチームが先制点を上げる事に成功します。
すると、ここでマルセⅠにアクシデント、ここ数日の相次ぐ負傷者に加え、この試合でも負傷者が出て、交代メンバーがいません。
そこで、ワールドチームのベンチ入りメンバーの中で、KOTAROに白羽の矢が。
戸惑いながらも、ピッチでプレーする事を優先し、急遽、マルセⅠでプレーする事に。
移籍が盛んなスペインですが、試合中の電撃移籍は異例中の異例です。
赤のユニフォームをまとい、2‐3‐1の1トップの位置に入ります。
KOTAROは初めてのメンバーの中で、1トップという任務を背負い、動き始めます。
周囲の動きを感じ取りながら、バランスを取る形でスペースを見つけ、そこに動きながら手でアピールし、ボールを要求します。
最初はなかなかボールが来ませんでしたが、少し下がってボールを軽やかに捌き、 “自分は君達のパスワークにこうやって入っていけるよ”
とアピールを開始します。仕掛けのドリブル、相手ディフェンスを崩すドリブルは無いものの、そつ無く、ミス無くチームのパスワークに馴染んで行く
KOTAROに対し、徐々にパスが出て来るようになります。
しかし、相手は、一緒にやって来たCadeteのメンバー。フィジカルやパワーでは見劣りするものの、前を向かせると際どいスルーパスを
出せるKOTAROを良く知っているワールドチームのメンバーは、KOTAROに良い仕事をさせないよう、激しいチャージを仕掛けてきます。
それでも、そうした鋭いプレスを掻い潜って、何度か決定機を演出するKOTARO。
そんな中、チームが巧みなパスワークから同点弾を叩き込みます。
その後、試合は一進一退の攻防が続きます。
KOTAROは前線で左右上下にポジションを変えながら、ボールを受けようとするのですが、激しいプレスの上、ちょっとでもトラップがずれると
体を入れられ、奪われてしまう中で、相手ディフェンスの動きを感じながらの、的確なボールコントロールが求められます。
時には、体を吹っ飛ばす程の圧力を掛けて来るワールドチームのDF陣。KOTAROも、なかなか思うようにプレーをさせてもらえません。
そして、鋭いカウンターからワールドチームはエースのホセが勝ち越し点を決めると、立て続けにワールドチームは3点目を叩き出します。
反撃するマルセⅠ。2点差のリードを有効に使おうとするワールドチームは、マイボールになったセットプレーを急ぎません。焦るマルセⅠ。
時折、反則まがいのプレーや、ダーティーな言葉が飛び交います。言葉の意味は分からないながらも、剥き出しの争いが起こっている現場の荒々しい雰囲気を、KOTAROも感知している様子。
KOTAROのドリブルを明らかに意図的に足を引っ掛け、突破をさせなかった元チームメイトのダビッ(仮名)に対し、怒りを露わにするKOTARO。
結局、そのままワールドチームが逃げ切り、マルセⅠは1‐3で敗れてしまいました。KOTAROは、今大会初黒星を喫した事になります。
明日、マルセⅠの選手の回復具合によって、ワールドチームに戻るのか、マルセⅠで3位決定戦に臨むのかが決まることになりそうです。
さぁ、同じく午後1時に行われたInfantilカテゴリーの5位、6位決定戦。
YASUKAZU擁するワールドチームは、ポルトガルと対戦です。
リーグ戦では惨敗に終わったポルトガル。しかし、リーグ戦後、この新たに始まったカップ戦に向け、若干の補強(移籍)を敢行したようです。
それが功を奏してか、ポルトガルが猛攻を見せ、前半を終わった時点で4‐0とリードを奪います。
先発出場したYASUを含めたワールドチームは、昨日の王者プラン・マルセ1996との試合で燃え尽きてしまったのか、やや全体的に動きに精彩がありません。
そんな中、YASUは奮闘していた一人でしたが、今日は個人技に走り過ぎ、持ち過ぎて取られるシーンが。。。
後半、反撃の1ゴールをYASUが決めたものの、試合は1‐5で敗れてしまいました。
そして、夕刻には試合のオンパレード!
まずはRUNA。
RUNAの対戦相手はテクノフットボール・バルセロナ。
今日はベンチからのスタートとなりました。
キックオフ早々相手に押し込まれ気味のWorld Teamブランコ。しかし、全員で必死にゴールを回します。
たまらずベンチから呼び出されるRUNA。中盤の右のポジ
ションに入ってのプレーとなりました。
右サイドでボールを受けようとするRUNAですが、相手のオフェンスに押されぎみ、自陣でのプレーを
強いられます。
しかし、チャンスとみると一気に前線に攻め上がります。中盤から左サイドに出たボールに対してクロスボールがあがります。中央からペナルティエリアに走り込むRUNA。右足でコントロールすると、そのままシュート!
Goooool de RUNA!
やりました。見事なカウンターからの先制点!怪我をして途中試合に出られなかったRUNA、喜びを爆発させます。
前半押し込まれながらも
1-0で逃げ切ったWorld Team。
後半は頭から出場のRUNA。試合に勝つために攻守に全力で動きます。前半と打って変わって攻勢に出たRUNA。右サイドからドリブルで持ち上がりシュートを放ちます。これはGKに阻まれたもののいいシュートを放っています。調子のよいRUNA。お次は、中盤でパスを受けて、前を向くとドリブルを開始。右、そして左に味方が。そしてドリブルで突破の選択肢も。ここでシュート!!!と見せかけて切り返
し、中央の味方にスルーパス。GKと1対1。シュート。しかし、GKがファインセーブ。絶好のパスを出しただけに悔しがるRUNA。味方に対して「決めろよ!」とゼスチャーを浴びせていました。まるでスペイン人のような熱い振る舞い!いいぞRUNA!
しかし、相手も黙ってはいません。右サイ
ドからマイナスに上がったボールをゴール左隅に決められて同点に追い付かれてしまいます。残り時間僅かな中、RUNAもチャンスメイクをします。再びFW
の12番にパス。絶好のチャンスをまたも失敗。
そして、ここでタイムアップ。勝負はPKにもつれ込みます。
一本目を外してし
まったWorld Teamブランコ。痛恨のミス。
1本は返したものの、相手が3本を決め、ここでゲーム終了。
悔しがるRUNA。地面にうずくまり顔をしかめます。
その悔しさを胸に刻み、次の試合に挑んでほしいと思います。
さて、続いてはITSUKI、HYUUGA、NAO、YUTO擁するハポン vs TSUBASA擁するワールドチーム・アスールの準決勝です。
ハポンは3‐2‐1のシステムで、3バックにライラ、アレックス、そしてHYUUGA、MFにはギジェとYUTO、そして、FWにはマルコスが入ります。
一方、アスールは、3‐2‐1の右サイドバックにTSUBASAが入ります。
ITSUKIは鼻の痛みも忘れ、元気にベンチからチームを鼓舞します。
先制したのはハポン。マルコスが個人技から先制ゴールを叩き出します。
しかし、アスールも反撃。
押し込むアスールのクロスボールを右足のボレーでクリアーしようとしたHYUUGA。
しかし、ボールは意図した方と反対に跳ね返ってしまい、最悪な事に、それがゴール前のアスールのエース、ヴーヴァに。
これを難なく決められ、アスールが1‐1に追い付きます。
お昼のボレーの練習でも、あまり上手くミート出来なかったHYUUGA。浮球の処理等、三次元のボールに対するトレーニングが、今後の課題のようです。
信じられないという表情を見せるHYUUGA。
「ノーパサ・ナーダ!(気にするな!)」とすかさずビニシウス監督が声を掛けます。
その後、勢いづいたアスールが、FWのヴーヴァを中心に攻め込みます。スピードがあり、鋭いドリブルを持つヴーヴァに対し、対峙するのはHYUUGA。お互いに譲らない一対一の攻防が繰り広げられます。
しかし、世界のプレッシングは激しい!ボールを奪ったものの、相手の寄せに堪らずバックパスをするHYUUGA。
しかし、これが雑なパスとなってしまい、アレックスが届かず、相手のもう一人のFWがカットし、そのままゴールを決めます。
頭の中が真っ白になったように立ちつくすHYUUGA。
これにはアレックスも、「しっかりとパスしろよ!」と怒ります。
完全に雰囲気が乗ったのはアスール。TSUBASAも、いつものように声を出し、足元に来たボールをそつの無いプレーで、チームに繋いで行きます。派手なプレーこそ無いものの、堅実にチームプレーを繰り出すTSUBASA。欲を言えば、味方がボールを持っている時、ボールを受けやすい、そして、味方がボールを出しやすいポジショニングを感じて動けるようになれればと言うところです。
さて、ここでハポンは満を持してNAOを投入します。
ライラがOUT、ギジェが右サイドバックに入り、マルコスが左MFに下がり、NAOがすっかり定着した1トップの位置に入ります。
徐々にペースを取り戻すハポン。すると、左サイドでボールを受けたNAOが、外側を追い越して行くマルコスへ縦パス。
縦を突破したマルコスが中央へ折り返すと、そこへ走り込んだNAOがシュート!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
ハポン、2‐2に追い付くゴールが決まります。
すると、今度は再び左サイドを突破したマルコスが、今度は自分でシュート!
これも見事に決まり、またたく間に、ハポンが3‐2と逆転します。
更には、カウンターのシーンからNAOが抜け出し、GKと一対一になるものの、シュートは惜しくも枠を外れてしまいます。
YUTOは「昨日は絶好調だったけど、今日は絶不調」と語っていましたが、プレーが通り一辺倒になるきらいがあり、パスコースが無い、味方が良い位置にいない時、切り替えしたり、ターンしたりして、局面を打開する術を身につければ、ぐっとフットボールの世界が広がるのではないかと思います。最初に見えたビジョンの中に答えが見つかれば良いのですが、そうでない時、二枚腰となる幅のあるプレーが出来るかどうか、他のビジョンを見ようとするプレーが出来るかどうかです。
NAOも、ボールを激しく奪ってくる相手ディフェンスに対し、簡単にボールを晒して奪われてしまうシーンが多々あります。
小さいとは言え、だからこそ、もっと自分の体を上手に使い、相手とボールの間に自分の体を捻じ込んで、プレーする必要があるでしょう。
さて、試合はその後、お互いに点を取り合うものの、ハポンが6‐3で勝利、決勝戦に駒を進めます。
悔しがるTSUBASA。しかし、試合後の握手では、ハポンのメンバーに対し、決勝での幸運を激励していました。
ナイスガイ!TSUBASA!!!
RYOGAは、プランマルセ同士の対戦です。
前半はトップに入ってのプレーとなったRYOGA。日に日にプレーの力強さが増してきているように見えます。アプローチに行った相手をなぎ倒すシーンも。相手もこのプレーに抗議をするほど。あくまでもボールを奪いに行くための
激しさ。このプレーはOKです。
前半先制点を挙げたのはRYOGAのプランマルセ。左サイドから中央に切り込んだFWのジュアンが右足でシュート。これが決まります。
RYOGAも先制点に熱くなります!
RYOGAも左サイドでボールを受けると中央に切り込み
シュートを放っていきます。ここまでの試合で見せることができなかった積極性が試合の中でも現れるようになってきました。
まだまだボールを
受ける機会そのものが少ないRYOGA。方法は2つ。「相手からボールを奪う!」「味方からパスを受ける」この部分の動きにより磨きをかけていく必要があります。
相手も前半に1点を返し、非常に白熱した試合となりました。
前半を終わり1-1。後半、RYOGAはベンチからのスター
ト。
試合は、両チームともに攻め合う、撃ち合いの展開。しかし、両GKのファインセーブもあり、あと一歩のところで点が決まりません。そして
バルセロナから移籍してきたルイスがバーの跳ね返りをシュート!ゴール!しかし、これはオフサイドの判定。猛抗議をするルイス。しかし判定は覆りません。
救われたRYOGAのチーム。
しかし、その1分後。ついに決勝点が生まれます。ここまでファインセーブを見せたGKでしたが、つい
に点を与えてしまいます。
リードを許したチームRYOGA。後半終了間際再びピッチに投入されますが、同点ゴールを決めることができず。
悔
しい敗戦となりました。
続いては、移籍したKAZUKI擁するバルサ vs リーグ王者のセレクション・インターナショナル・マルセ1998です。
事実上の決勝戦とも言えるこの対決。実際、高レベルの闘いが繰り広げられました。
この試合、名誉あるスタメンに名を連ねたKAZUKI。2‐3‐1の右MFの位置に入ります。
スペースのギャップを突いて、しっかりとぐラウンダーのパスを通そうとするバルサ。そんなスピーディーな
パスワークに、どう動いて良いか戸惑うKAZUKI。彼が今までに体験した事の無い世界が、そこでは繰り広げられて
いるようです。そこでは、味方の動きや、味方が意図している事を察しながら、尚且つ、自分がどういうプレー、
どういう形に持ち込みたいのかをはっきりとアイデアとして持ち、移り変わる局面局面を感知しながらプレーしなければ
なりません。
また、攻守の切り替えを早くし、相手の動きや流れを察知する事も求められます。
しかし、そうこう考えるよりも、とにかく精力的に動くKAZUKI。しかし、レベルの高いマルセ1998を前に、
なかなか見せ場を作る事が出来ません。一人一人の技術が高いバルサ。しかし、マルセ1998もそれ以上の個性
が揃っています。6番のプジョールのような金髪もじゃもじゃのカルロス(仮名)は、力強さとテクニックを併せ持ち、
得意の左足で先制ゴールを叩き出します。
なかなか上手く機能出来ないKAZUKI。ヌノ監督は、この状況を打開する為に、KAZUKIを1トップに配置し直します。
球足の速いパス、それを思い通りの位置にピタリと置くトラップの技術、そして、えぐい所もしっかりと見えている
戦術眼。相手の鋭いディフェンスの戻りに、パスの出し所が無くなると、慌てず、焦らずにボールを下げ、やり直します。
また、局面が良く無くても、すかさずターンや巧みなフェイント、ドリブルなどを駆使し、自ら良い局面を作り出したり、
その間に味方がスペースを有効に使った動き出しを見せ、チャンスを作り出して行きます。
お互いに譲らない好ゲーム。いつしか、周囲の父兄や、大会スタッフの殆どが、この試合を固唾を飲んで見守っています。
試合は前半終了間際、ウリオールが相手のパスを読み切ってインターセプト、そのままドリブルで持ち込み、ゴール右隅に突きさして同点に追い付きます。
後半、白熱した試合はデッドヒート。KAZUKIは目の前に繰り広げられる同年代トップクラスのフットボールに、ベンチからじっと食い入るように見つめています。
前掛かりに攻め込むバルサ。しかし、奪ったボールを効果的に、そして素早く速攻に繋げ、なんとマルセ1998が2点を立て続けにに奪い取ります。バルサで殆ど負けた経験が無いであろうウリオールは、この劣勢の展開に目に涙を浮かべています。
懸命に攻め込むバルサ。しかし、リードした事で気持ちに充実感が生まれているマルセ1998は、激しいディフェンスでバルサに意図するフットボールをさせません。
残り数分となったところで、ヌノ監督は再びKAZUKIをピッチに送り出します。
何とか、この空気の中に自分も入って行きたい。KAZUKIは、必死に走ります。すると、そんな頑張りが通じたのか、右サイドを突破したアルナウ(仮名)からの鋭いグラウンダーのクロスボールに猛ダッシュでゴール前に入って行ったKAZUKIがスライディングシュート!これが見事に決まり、バルサが2‐3と1点差に追い上げます。喜びのあまり、ジャンプして飛び上がるKAZUKI。しかし、他のバルサの選手は、入ったボールをすかさずゴールから取り出し、センターサークルへダッシュで運びます。そう、負けている時のアクションは、こちらですよKAZUKI君。嬉しいのは分かりますが。
結局、試合は2‐3でマルセ1998の勝利。今大会、両者は3度対決しましたが、いずれもバルサは敗れてしまいました。マルセ1998、恐るべし!
さて、続いては、HARUTO擁するワールドチーム vs GAKU擁するセレクション・インターナショナル・マルセ1999の対決です。
2‐3‐1でGAKUは先発出場、一方のHARUTOはベンチからのスタートです。
試合は序盤、マルセ1999が優勢にゲームを進めます。GAKUは相変わらずの安定した、そして落ち着いたプレーで、後方からゲームを組み立てます。そして、時折タイミング良く攻め上がり、味方にラストパスを供給する位置まで攻め込みます。
先制したのはマルセ、しかし、ワールドチームも前線に運動量のある選手を揃え、果敢にマルセを攻め立てます。GAKUも、スピードに乗った一対一を迫られると、やや対処に手こずっている様子が伺えます。
そして、遂にワールドチームが同点ミドルを叩き込みます。
が、自力に勝るマルセは、前半終了間際に見事なカウンターを決め、2‐1でハーフタイムを迎えます。
大会を通して勝ち星の無いワールドチーム。今度こそとばかりに粘り強く闘って来ます。
その一人がHARUTO。派手なプレーこそ無いものの、当初に比べ、激しく闘えるようになったHARUTO。懸命にプレーします。すると、左MFの位置でボールを受けたHARUTOが、前線にするすると抜け出したFWにスルーパス。これを、味方が見事に決めて、遂に、ワールドチームが同点に追い付きます。HARUTO、値千金のアシストを決めました!
試合はここで終了。2‐2のまま、PK戦に突入します。
お互いに1本決め、1本ずつを外した3人目、GAKUが登場します。
これをゴール隅に豪快に決め、飄々とチームメイトの所へ戻って行くGAKU。
しかし、4人目のマルセ1999の選手がGKに止められ、逆にワールドチームの4人目が見事に決めて、試合終了!
なんと、HARUTO擁するワールドチーム、ここに来て初勝利を上げました!!!
がっくしの表情のGAKU。
HARUTOの満面の笑みと対照的でした。
そして、最後はKOTARO。
今日は、黄色のユニホームポルトガルチームにて出場。
9
番をつけて、左の中盤の位置に入ります。今日も中盤から前でボールの出し入れをしながらリズムよくゲームを組み立てるKOTARO。FWの6番ホセと絶妙なコンビを見せます。先制点は、ホセ。重心が低く早いドリブルで相手を突破すると豪快に右足でゴールします。相手のDFもホセを止めることができません。
ホセに気を取られると今度はKOTAROが突破を開始。ホセにパスを預け、DFの背後を取ると、そこにホセからスルーパス。このボールに走り込み右足で逆サイドネットにしっかりとゴールを決めます。この二人のコンビをプランマルセDF陣は止めることができません。そして、3点目もKOTARO。フリーキックのチャンスにもキッカーはKOTARO。フェイントを入れながらキックに入り右足でサイドネットを狙いますが、これは曲がりきらず。すると今度はホセが
ゴールを決めて、前半4-1で折り返します。
後半も積極的に攻撃をしかけるボルトガル。KOTAROも細かいボールタッチで相手DFを翻弄します。相手に寄せられては、パスをシンプルにはたき、再びスペースで受ける。チャンスとあらば積極的にシュートを打つ。いいリズムで攻め込みます。しか
し、攻めながらもGKのファインセーブに阻まれゴールが奪えない時間が続きます。ホセもシュートを放ちますが、前半のようにうまくいきません。
し
かし、最後にはKOTAROのパスから再びホセ。さらに10番が追加点をダメ押しし、終わってみれば6-1で快勝となりました。
さぁ、長かったようで、あっという間だったワールドカップ・アカデミーも、いよいよ明日が最終日です!
by Yuya Takaji & Keita Uematsu